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和栗や 谷中店千駄木、日暮里、西日暮里/スイーツ、カフェ、ジェラート・アイスクリーム
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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
いけめんスイーツ大作戦 第三十六回 -和カフェに非ず、マロクリ屋なり-
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栗薫モンブラン
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ルックスはきっぱりイケスイじゃないし・・・
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構成も特段凝って無いのだけれど・・・
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それでも、この味わいに抗うのは不可能なのだ
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正にマロクリを舐める為の和スイーツ究極のカタチ
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2014/09/01 更新
やられた。くやしい。
何故にくやしいのか?
理由1:どうしてモンブラン大作戦でこのお店を取り逃したか、と言う自責
理由2:密かに温めていたモン専門店起業構想が、既に実在していたと言う現実
いきなり何なんだ!?と思われたであろうが、事実私はこの日、そんな想いに苛まれ、お店を後にした谷中銀座の凸凹歩道で、地団駄を踏んだのだ。栗臭オヤジのド下手タップダンスか!?
2013年2月28日
若きマスターとその盟友で仕切られるお店。その出自は茨城県笠間市。そう、出荷量にして実に40%弱の和栗を生産する、日本のクリ・メッカ、笠間市。伺えば、そもそもは笠間で開業されるお積りだった由。それが、東日本大震災で敢え無く頓挫、ならばいっそのこと都内で、という経緯なのだそう。
【栗薫モンブラン】\650
Appearance:
注文してから創られる一個。その瑞々しいマロクリ・ストリングに目を奪われる。一見しただけで、中まで全部マロクリなのがまる分かりの最高質感。確かに全体のデザインはちっともイケメンじゃあない。そりゃそうだ、エルメでも、エヴァンでもないのだ。紛れも無く笠間である(失礼!!)。しかしながら、それでもなお、全体から迸る、「オイラ旨いぞ~」と言いたげな怨念的なアピールが心を揺さぶる。
Structure:
見たまんま。トップには贅沢なほどの量を誇る、笠間和栗の剥き身マロクリ・ストリング。その下、殆ど甘さを感じないホイップ・クリーム層を挟み、再度マロクリが。だが今度は、渋皮入りのこげ茶マロクリ。ベースは、もう和菓子と言って良い程に、枯れた感じのスポンジである。一切の技巧を無視したような、シンプル極まりない構成は潔い事この上無し。
Taste:
一口舐めれば誰でも分かろう。分からなきゃ栗がお嫌いなだけ。それほど説得力が暴発する和栗の素晴らしさ。ラム酒等の香りモノを一切排除した味わいは、剥き栗と渋皮栗、二種マロクリのコントラストが繊細にして鮮烈。中間のホイップ・クリームが両者を邪魔せぬ様に、ひたすら黒子に徹してる所など、涙が出そうになる。ベースのスポンジに至っては、もはや伝説の京菓子「松風」にも似た、枯れ切ったテクスチャー。これをスポンジだと言い切れる、このお店のセンスは非凡である。この一個、もはや和風モンブランなどと言う、陳腐な言葉では言い表せるものじゃない。断固として、これはマロクリそのものを味わう一試行であって、それを実現しているマスターは、有名パチシエでは無くとも、笠間からやって来た天才と言ってしまいたい。
Summary:
モン専門店起業構想・・・サーティーワン・アイスクリーム宜しく、栗産地毎のマロンクリームを店頭に並べ、お好きなベースにお好きなマロクリの組み合わせで、メイドbyオーダー提供するマロクリ専門店。仮想屋号は「ミニモン屋」だったのだ。開業資金をコツコツ貯め始めた矢先だったのに。起業三年目にして都内三店舗、ミニミニ年収三千万円の中期計画「トリプル・スリー」。黄緑色のランボルギーニを転がす、バラ色の余生プランよ!!あ~何処へ行く~(ToT)
Postscript:
実は、この日もう一個食べた、一日二十個限定の「春のモンブラン」も相当凄かった。こちらは一転して洋風。朝摘み女峰苺に相盛りされる、マロクリとマスカルポーネチーズクリームのコンビネーションは、未経験の味わい。こちらも痺れる程の旨さであった。マジでこのお店、天才的なセンスである。