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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
いけめんスイーツ大作戦 第三十七回 -ザ・トップ・オブ・マンジュウ-
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2013年饅頭の旅(これ解って下されば、相当嬉しい)
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日本饅頭界、最強の紅白コンビ
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天下御免のブランド裏紙
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ひたすら上品な淡桃薯蕷皮
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手亡餡と小豆餡の何の変哲も無い極上フォーマット
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2014/09/01 更新
ウチの会社、創立記念日には全従業員に紅白饅頭を配布する。これほど怖い話は無い。正に「まんじゅうこわい」である。いや、決して毒饅頭じゃあないのだが、安月給で働かせてる割には、恩賜される饅頭は超ブランド品ってのが怖いだけである。
2013年3月2日
京菓子界に燦然と輝く至高の屋号、鶴屋吉信。この京菓匠がこさえる慶弔用の薯蕷饅頭は、ある意味日本饅頭群の頂点にあると思っている私には、高評価しちゃうのは必定なのだ。確かに、たかが饅頭にして一個税込み\525って値段は、旨くて当然と思われるやも知れないが、コレより高価な洋菓子は、そこいら中にゴロゴロしているのだ。なので甘モノ全般を俯瞰するなら、その極上の饅頭度からして至極妥当な値付なのである。
【薯蕷饅頭 紅白二個入】\1050
Appearance:
今回は慶事饅頭なので、プロットは崩して紅白ニコイチでレビュー。包装フィルムから剥き出した饅頭は、そのふくよかで、柔らかい質感を伴う、得も言われぬ丸みが素敵だ。ツンムリした薯蕷皮の張りも、並みの饅頭じゃああり得ない。仄かに生成った微妙な白、赤色3号で消え入りそうに染められた紅、どちらもニコイチにした時に、相乗的にお互いを引き立てあう。和菓子はホンマに美しい。何時までもボケ~っと眺めていたい。
Structure:
薯蕷皮の厚みは厚すぎず、薄過ぎずのベストな厚み。その皮で手亡餡(白)と小豆餡(黒)が仲良くも、これまたベストバランスで包まれる。極めて無変哲な構成ではあるが、そもそも饅頭に妙なトリックは不要なのだ。これが和の美と心得たい。しかして、その絶妙なバランス、重量感は、永年の歴史を経ることで練り上げられた、饅頭の黄金比率であろう。
Taste:
つくね芋(京都製薯蕷饅頭で常用される長芋)を含む米粉でこさえられる皮は、そのしっとり、ふんわり、もっちりした質感で、そこいらの薯蕷饅頭の追随を許さぬ、圧倒的な上質さ。包含される白餡と黒餡も、下品にならぬギリギリまで十分に練られたネットリ感。甘味だって濃過ぎず、薄過ぎずのドンピシャ具合である。食感、風味、甘味共に、私が知る限りの二十余年間、微動だにしない抜群の安定感。これが京菓子の歴史を背負うと言う事なのだろう。恐れ入る限り。
Summary:
その、包装材さえも含めた京菓子としての品位と迫力。これ以上無いような繊細さを迸らせる外観と、手にした時のズシリとした密度感の対比。いざ食んでみれば、その濃密な柔らかさと、絶妙な味わい。もう完璧じゃないか!!と思わせる素晴らしいバランス感は、これぞザ・トップ・オブ・マンジュウだと言いたい。創立記念のタダ饅頭が故の、過剰評価では断じて無いと思うんだけどなぁ・・・