2回
2017/11 訪問
ジロリアンへの道 第二十五回 -やはり鉄板二郎インスパイア。旨い-
触発二郎の草分け的存在、駒場の千里眼からスピンオフした用心棒一派。知る人ぞ知る浅草開化楼謹製のボキ太麺と、豚骨&ゲンコツ&多分モミジをガッツリ煮出した乳化豚骨汁の組合せをプラットフォームとし、そこに神豚と称賛される豚塊を惜しげもなく盛った千里眼譲りの鉄板レシピは、本物二郎とは明らかに方向性を異にするにも関わらず、本物二郎と比肩され得る存在なのである。
【ラーメン大+豚1枚増し(そのまま)】830+90=920円
野菜山はデフォルトだとご覧のように可愛いもの。マシマシコールで初めてドッカ~ンと来る。のだが、最近はそんなデフォルト盛りで十分って境地に到った。そもそもラーメン喰いに来てるんだから、野菜で粉飾するくらいなら麺マシすりゃイイのだ。しかし豚の盛りだけはさに非ず。コイツは譲れぬ。久しぶりにやって来て、かなり悲しかったのは豚の盛り。厚みはちゃんと用心棒してるのだが、ご丁寧に丸肉棒を2本に両断された結果、何と面積が1/2に。そりゃあ豚肉高騰って事情は分かるけれども、何も半カットすることはなかろ?苦しい台所事情を察してはあげたいが、これじゃまるで用心棒じゃなくて貧乏素浪人だ。お主の腰にあるのは刀じゃなくて竹光か!?武士(二郎系)の命たる、刀(豚)を質入れしちゃ身も蓋もなかろう。
それでも、アイコンである浅草開化楼特製麺をモゴモゴ手繰れば、と言うより噛みこなせば、やっぱり脳髄に染みわたるこの快感。一時の持てはやされぶりが影を潜めた感のある浅草開化楼麺だが、やはり用心棒と言えばこれしかあるまい。あの千里眼ですらとうとう自家製麺にスイッチした今となっては、用心棒が浅草開化楼麺を看板に掲げる、ほぼ唯一のメジャー二郎系となってしまった。で、この極麺に組合わされる豚汁、と言うか豚骨汁も、相変わらず実にエクセレント。本物二郎とはほぼ違うけれども。う~ん、やっぱり良く仕上がってるよなぁ。この喉越しのスムースさ。二郎的な範疇ではあるが、凄く上質。
【まとめ】
豚だけは勘弁して。値上げしてイイからド~ンと載せてよ。それ以外は完璧に旨い。実に良く出来てる。よくよく考えてみれば、本物二郎中でも一際人気の高い八王子系とは、ある種の共通項があるのだ。そうであるならば、千里眼や用心棒のエッセンスを、逆に本物二郎が取り込んでつのではないかしら。互いが影響し合った結果、本物二郎と触発二郎の狭間に生まれ落ちた、コイツはある意味至極の二郎系。
ラーメン大+豚1枚増し(そのまま)
そのままコールだとかなり地味盛
神豚が半分になちゃった
久々の開化楼麺は旨かろう麺
茹で前300gジャスト
触発二郎豚汁としてはトップクラスか
今夜は激寒!!それでも並ぶジロリアン達
2017/12/26 更新
2013/11 訪問
ジロリアンへの道 第二十五回 -いよいよ赤丼にステージアップ、ジロリアン解脱を目指して-
皆様、2014年明けましておめでとうございます。本年も、不肖ミニミニを何卒宜しくお願い申し上げますm(- -)mさて、新年一発目は景気付けにガッツリ二郎で参ります。本年もジロリアン解脱を目指して、益々進する所存であります。
ジロリアンへの道・・・数えて二十五回戦目。最初の頃は、小ラーですら体調と相談しながら、おっかなびっくりでズルズルと。完飲したなら、もう当分二郎なんて見たくもない的な、異(胃)文化世界だった(- -;)だがしか~し!!大ラー豚ダブル全マシマシ完飲してこそ上がりの、ジロリアン巡礼。終局のジロリアン解脱を目指すならば、何時までもそんな悠長な微温湯ワシリが許されよう訳もないのである。ミニミニよ、そろそろステージアップじゃ!!
注)ワシリ:ワシワシ二郎剛麺を手繰る場合に用いる擬態語
2013年11月14日
赤丼・・・大ラーの証である赤いドンブリ。ジロリアンとしてのステータス。コイツをワシリきって、最後は蓮華なんぞは一切使わず、両掌で赤丼をうやうやしく頂き、淵に口を添えたらズズズ~ッと乾杯する。これが、ジロリアン終局の姿と、勝手に決めている。これを目指すしかないのだ。周りの二廻りは年の違う若造が、ちゅるちゅる蓮華啜りしてる脇で、五十路のオヤジがコレをやる。こりゃあ、仮面ライダー凱武よりカッコイイぜ。
注)赤丼:殆どの直系二郎及び一部のインスパイア系では、小または中ラーは白丼、大ラーは赤丼と言う不文律が存在する。
【豚ラーメン大(ウスメ、そのまま)】\950
そのままコールだとヤサイの量は可愛いもの。ほぼ生のもやしはさっさと片付けて豚へ。今日の豚は用心棒らしくない、ガシンと硬い肉質。繊維が歯に挟まるくらい。ガシガシ豚は決して嫌いじゃないのだけれど、流石にこの厚みになると、噛み砕くのに顎力を要する。かなり男気満点のガシガシ豚塊。
大ラーの麺量は500g前後との事だが、果たして生麺重量なのかは微妙なトコロ。とても茹で上げで750gあるようには思えぬ。用心棒二階(高田馬場)は日清オーションの自家製麺だけれど、ココのは用心棒本郷と同じで、暦とした浅草開化楼麺。有名な千里眼の特製開化楼麺に比して、ちょい細めの仕上がりである。従ってワシワシ感も心持ち大人しいけれど、これでもかっ!!と手繰れる浅草開化楼麺には、胃袋も大喜び。シアワセいっぱいだわよ(T T)
ウスメコールのの豚汁は、ハッキリとゲンコツとモミジ入りの爆乳二郎系で、用心棒各店の定型フォーマット。完飲すれば、丼底にはドロドロとカスが溜まる。ニンニクも入らず、醤油が少な目のウスメコールの豚汁は、爆乳系(ソッチの意味とちゃいまっせ!!)のマイルドさも手伝って、スルスル喉を通る心地良さ。何とも妖怪度の低めの、フレンドリー豚汁である。いつ啜っても、飽きる事無く旨い汁だ。
【まとめ】
元々麺量大目の用心棒、ちょっと弱気になって豚ダブルは躊躇してしまったが、完飲してみたらまだイケた。くっそ~ヘタレじゃ~(- -;)同じ用心棒の本郷、高田馬場に比べれば、ココのは若干ラフさが漂う男気系。この辺りは作り手のキャラが転写されているのかしらん。乳二郎系としては、千里眼には及ばないものの、直系二郎と選ぶ所のない出来の良さ。誠にケッコウなお味、ご馳走様。
豚ラーメン大(ウスメ、そのまま)
ほぼナマでしょう・・・
見た目ヤワ気だが肉はガシガシ迫力豚野郎
豚厚OK!!噛み応え満点
湯気上げ剛麺
ちょいと細めの浅草開化楼麺
インスパ系ではメジャーの爆乳化系豚汁
キッチリ残る、乳二郎の証
不敵にも道を挟んだ向かいには・・・
かの名店カンジが・・・ジロリアンには極楽浄土か!?
2014/01/03 更新
今や二郎インスパイアの顔、ベテランの極み味
2017/12/24 更新