2回
2017/06 訪問
アイム・ア・ケチャラー 第十二回 ー準和風な牛スジ煮込みスパゲッチの誘引力ー
ホント、毎度々々こんなんばっかで申し訳ない。自分の書いた皿をスクロールして振り返るなら、良くもまあ、こんなワンパターンな外食生活が続けられるもんだと、我ながら呆れてしまうのだけど。それでも繰り返すのはサルのアレか?きっと死ぬまでヤッてる、いや喰ってるんじゃないかしら・・・て事で、今日も腹一杯の出張リーマン昼メシ。お前、仕事する気あるんか!?
【ぼっかけ(メガ盛り)】1200円
牛スジとこんにゃくの煮込みトッピングされたスパゲッチ。嗚呼、何て誘引力のあるレシピなんだろう。メガ盛りだと、茹で置き極太プニ麺を火鍋でガンガン煽ってオコゲを入れた通称逆デンテ麺(麺面サラサラで麺芯プニプニの真逆アルデンテの意)が大盤振る舞いの1000g。コイツに前述の準和風トッピングが載るから、仕上がり量は1200g程か。相手にとって不足なし、と言うか丁度量。仕事の合間の昼メシにか!?と突っ込まれようが、豚の耳に念仏なんじゃ。
この麺、画像の通り火入れは上々なんだけど、茹で置き時に恐らく油を絡ませているのだろう、普通の逆デンテとは言い難い、妙な麺の油馴染み感が微妙である。う~ん、ロメスパ元祖の有楽町某店もタジタジの仕上がり。具材のぼっかけ(牛スジとこんにゃくの煮込み)も大当りであった。おおよそスパゲッチの具材としてはあり得なさそうな取り合わせだが、麺にうっすら転写された煮込み独特の甘辛味が実に具合良し。ガッチリ煮込まれた牛スジも食肉感がバッチリで、麺だけじゃなく肉々しさも堪能出来て、こりゃあ嬉しい誤算。それでいて全体としてかなり薄目の味付けも実に好み。これでこそロメスパ必須具材の小松菜が活きると言うもの。机上の粉チーやタバスコを振るよりも、辛子パッパの方が断然似合う。10分で成敗。旨いと一気だ。
【まとめ】
仕上がり推定量1200gで1200円。つまりちょうどグラム100円。これは私が勝手に決めている、B級グルメの最終到達地点の一つなんである。そう言う観点でも、このお店の皿達は庶民食ロメスパの鑑かも知れぬ。もちろん、安けりゃイイってのとは違う。キチンとグラム100円に見合った味を、行き過ぎずに伴ってる所が素敵なのだ。
ぼっかけ(メガ盛り)
牛すじとこんにゃくの煮込みがドテンと載る
グルグルトルネード
麺オコゲもバッチリ
ボタンだらけだが選びやすい配列の券売機
メニューはグッと絞り込んで効率追求
カウンターのみの店内もロメスパ系のお約束
ロメスパを屋号に名乗るお店はこの一派だけ
2017/08/03 更新
2012/02 訪問
アイム・ア・ケチャラー 第十二回 -ロメスパ系踏破第一弾、ガッツリケチャで随喜の涙-
ロメスパ・・・ロメ(路麺)+スパ(スパゲッティ)の事である。要は非高級、屋台ノリでガッつくBなスパゲッティ、と言う定義になるのだろう。今、静かなブームになっている、このロメスパに肩までドップリ浸かっているのだ。ケチャラー心を鷲掴みにされてしまった。嗚呼、愛しのロメスパちゃ~ん。
既報、アイム・ア・ケチャラー第八回、新橋「むさしや」は、スパゲティー以外のメニューが豊富なのでロメスパ系とは言えないのだろうが、その実、あの爆盛ナポリタンはキッチリロメスパしている。今回は、名実共にロメスパの代表格として認知される、その名も「ロメスパバルボア」ケチャラーミニミニにとっては、一つの聖地である。
【ナポリタン特盛】\850
麺750g・・・この日は二月最終日、東京では早朝からの積雪で寒々しい一日だった。オマケに風邪を引いてしまい体調悪し。とか言い訳めいた性根が、メガ盛(麺1000g)ボタンを押すのを許さない。みじめ~妥協の産物、特盛(麺750g)をポチッと(- -;)
画像を見ても、さほどの盛りには見えない。新橋「むさしや」の方が、麺量は大して変わらぬのに無言の圧力がある。ちなみに、画像背景のタバスコ瓶との対比で、なお更錯覚しそうになるが、この瓶、味ポンの瓶よりぶっとい特大タバスコ。まあ、腐っても麺量750gという事ではあるのだ。
麺は、ロメスパナポリタンではお約束の茹で置き麺。これを、どうやらひと炒めして下ごしらえしているようだ。多量の麺が入ったアルミ製のバットから、丁寧に上皿天秤で麺を秤量している。こいつを、既に具材が入っている、テフロンコーティングバリバリの軽そうなフライパンにバッサリ。その後、電磁調理器の上で静かにまぜまぜ・・・あんまり迫力ないなぁ。後半でいよいよケチャの登場だ。見た目、普通のケチャップには見えない。何かザラッとしていて、色合いも暗い。ソースか何かをブレンドしてるのだろうか。コイツを小さいおたまで、一杯、二杯、三杯、来たァァァ~、身震いする位のケチャップ地獄。もう、食べる前からワクワク、武者震いしてくるぜ。
「お待たせしました~」、ドスン。目の前に置かれた皿は・・・さして名峰には見えぬ。ダラーッとすそ野が広がっていて、高さが足りないじゃんか。しかし、冷静に見てみると皿がデカイ。薄めに広盛り。騙されてはいけないのだ。さぁ、喰うぞ!!この手のロメスパ、決して味見しようなんて上品にチマチマ巻いてちゃあダメダメ。とにかく、フォークで巻けるだけ巻いて、団子状の麺を、グバッと口に押し込む。噛まない。飲み込む(これは冗談だが・・・)。
その麺は、もう涙チョチョギレのプニプニ茹で置き麺。コシもへったくれも断じて無い。ロメスパにうっとりのミニミニは一口目から胸がジーンとしちゃう。具材は珍しい小松菜、しかも火入れが絶妙で、玉ねぎ共々、生々しいシャキシャキ感が大変よろしい。お肉はベーコンに非ず、豚もも肉のスライスのようだ。かなり薄く、かつ硬い豚肉で、個性的な食感。これらの具材、妙にスパ具材らしくない雰囲気である。まるで焼きそばではないか!?ちょっとばかり個性的ではある。肝心のケチャップは相当に下品。単にケチャップだけではない、ソースな風味がすると共に、ケチャップの酸味が相当飛ばされているので、より泥っぽい仕上がりだ。いずれにしても、プニプニ麺がドロンドロンになってる様は、もう参りました!!
まとめ:
750gは風邪でボヤリンとした私の胃袋に10分足らずで難なく収まった。あ~麺1000gにしときゃ良かった。後悔先に立たずで、次回は絶対に1000g!!これで120%満足できるだろう。しかし、何ともケチャラーキラーな一皿。拙者、最高に幸せでござる。
2012/11/02 更新
ほぼグラム100円の値付けはロメスパの鑑だ!!
2017/09/03 更新