3回
2017/10 訪問
アイム・ア・ケチャラー 第四十七回 ー東京ロメスパ勢と互角?それ以上かも・・・ー
東京都心のオキニ店の中じゃ、かなり上位のリピート数を誇る焼きスパのお店である。大阪ではちょっとだけ知られた一派なんだが、単身東京に乗り込んできたこの店舗は、B食的味レベル高さの割りには知名度が低いのは何故だ?以前の店長さんと茹で置きスパについて話した時、ウチは焼きスパ、ロメスパ(路面スパ)とは言わないの。なんて、妙に関西拘りがあったような・・・そのニュアンスがもしかして邪魔してる?私にはそんなのどっちでもイイんだが。旨ければ。
【塩バジル(べらぼ~)】550+400=950円
デフォルト価格プラス400円でほぼ倍量になるところがミソ。とは言っても、仕上がり量でたかだか850gオーバーなので、私的にはあくまでランチ量。夜メシだったらこれじゃチョイ足りない。豚、しそ葉、小松菜、椎茸、玉葱、トマトを具材に、バジルと塩で味付けされて、中々アッサリ、サッパリで爽やかな一皿、それでいてローマ軒の十八番のシッカリ火入れされた焼き麺の逆デンテ(麺面サバサバ、麺芯モッチリの逆アルデンテ状態のこと)も相変わらずで、あくまでB級な趣だけれど、このラシサは関東ロメスパ店よりも・・・旨いんだよなぁ。
【まとめ】
この手の非イタリアン・スパゲッチの中では、相変わらずかなり気の入った調理。このお店の美点はソコじゃなかろうか。素材の良さと言うよりも煽りのひつこさ。あるいは時間を許す限りの火入れ。実は素材よりもソッチの方が大事だと思ってる。で、この気合煽りを試したければ昼時はNG。回転させるため、流石に煽りが弱めになる。14時以降、バータイムが始まる17時迄にアタックされたし。
2017/11/25 更新
2017/04 訪問
アイム・ア・ケチャラー 第四十七回 ー相変わらず逆デンテを供する数少ない一店ー
何度目かは失念したが、とにかく久しぶり。今回もアイム・ア・ケチャラーと言いつつも、既に全100回の修行を経て解脱後の再訪なので、脱ケチャップメニューを心おきなく楽しみたい。のだが、八重洲の昼時店内は、ロメスパファンのオッサンぎゅうぎゅう状態。とても落ち着いて喰えたもんじゃないのが玉に瑕。ま、自分も大概オッサンなのだが・・・
【ミートカルボ(べらぼ~)】1050円
そもそもロメスパ(路麺スパゲッチの略、立ち食いスパゲッチ的な意味合い)のメッカは関東であるのだが、このお店は大阪発祥。なのでロメスパ店と言うにはお店としてもちょっと抵抗があるらしく、訊けば自称、焼スパなのだと。ま、私にとってはどうでも良くて、茹で置き極太麺を予め強火鉄鍋でガンガン炙ってから、初めて具材と合わせるという所作はやはりロメスパなんである。この事前煽りってのが極めて肝で、この手順により茹で置き麺の表面だけ水分が飛ぶから麺面はカサカサ、麺芯はモッチリのまま。これを、アルデンテの真逆であるので逆デンテと言う。誰が言ったか知らないが。私的には何処まで逆デンテに持って行くかがロメスパの良否を左右するポイントの一つだと思っている。
さて今回の皿。メニューにはミート・クリームチーズ味で、具材はミートソース、ベーコン、牛乳、卵、チーズ、小松菜、椎茸、玉葱とクレジットされる。べらぼ~ってのはこのお店の最大盛りの呼称で、茹で上がり麺量で850g。なので今回のメニューだと、具材やソース込みの仕上がり両は推定1.2kgほどだろう。この量自体は、某ムチャクチャ・ロメスパ店の星人盛り2.4kgの半分でしかないが、一般人にはここら辺りが関の山量。そもそもカルボナーラにミート掛けなので、この麺量でも結構なパワフルさではある。喰い始めれば、ミートソースだがカルボナーラだか味不明の超B級ワールドで、嫌でも胃袋に喝が入る。前半喰いでミートソースが果てた後は、かなり緩めの楽勝カルボナーラが残る。ま、残ると言っても、それでもなお普通盛り以上のボリュームだが。とにかく一皿で2度旨い。しかもお腹はパツパツ。絵に書いた様な1000パツ皿(千円でお腹一杯の意)は極めて優等生な庶民の味方。
【まとめ】
それにしてもだ。時間と腕力を要する逆デンテ技を、このクソ忙しい昼時でも辛うじて維持する努力は買いだ。今や、大阪から単身乗り込んで来られた店主殿はお店から姿を消し、若い店員殿が店を切り盛りしてるようだが、それでも麺煽りの作法は一応標準化されて受け継がれている。惜しむらくは昼時の混雑故、麺の焼き入れにムラがあるところ。なのでお勧めは昼時を外した14時以降。落ち着いて煽ったローマ軒らしい焼き麺が味わえるから。
ミートカルボ(べらぼ~)
パルメザン大雪山
今日は箸喰いで
ロメスパ必須の具材、小松菜
ミート部分を喰った後半はカルボナーラを楽しむ
逆デンテの証、オコゲ麺
ロメスパ系ではトップクラスの魅惑的ラインナップ
昼はロメスパ、夜は居酒屋
2017/05/25 更新
2013/06 訪問
アイム・ア・ケチャラー 第四十七回 -抗し難きは不倫ナポの魔力-
【はじめに】
今回は相当キッツイです。夏バテ気味、あるいはアッサリ草食系の方は、読まれてる途中で、もしかしたら気持ち悪くなるかも知れません。ちょっとヒツコ過ぎる爆ナポ三連荘、酷暑の真っ只中だっちゅうのに、暑っ苦しくて誠に相済みませんm(- -)m
【大阪モンの意地は八重洲で炸裂する!!】
このお店、実はアイム・ア・ケチャラー第三十一回、八重洲「ハラペコ」の後に居抜きで入った焼きスパ屋。特記すべきはその出自。本店は大阪天神橋なのである。ここでチェックしとかなきゃイケナイ「焼きスパ」なる定義。大阪ビトは決して「ロメスパ」とは言わぬのだ。あくまで「焼きスパ」であって、これはある種、大阪食文化の意地であろう。茹で置き極太麺を炒める、そのフォーマット自体は、ロメスパと何ら変わらないのである。
料金体系は実にシンプル。どの炒めも共通で、「並」は総量400gがワンコイン\500、次が「大盛」で総量600gの\700、最後の「べらぼ~」が総量850gの\880。後はトッピング次第で追加料金となる。しかしよくもまぁ大阪から、今をトキメク東京ロメスパ界に単身殴り込んで来たものだ。見上げたチャレンジ・スピリット。大阪から単身赴任して来たと思しき、関西訛りの大将の、焼きスパに対する想いはこうだ。
大将:東京モンは麺の茹で置きやいうて、酷いトコは前の日から茹でて置いてるんですわ。あれじゃダメなんよ。麺ふやけて腰砕けになってまうんですわ。うちトコは、茹でたら必ず二時間以内に炒めるんです。茹で置きいうんは、フライパンで炒めれる迄、麺表面の水気を飛ばすいう事。ダラダラ何時までも置いててもアカンのですわ。
ミニミニ:オッチャンすごいなぁ、こりゃ~俄然楽しなってきよったで~(^w^)
2013年5月28日
【焼きナポリタン(べらぼ〜)】\880 画像①~⑤
総量850g。なので、ほぼグラム\100の、スーパーCPナポである。茹でて二時間内に炒めると言う極太麺は、なるほどの説得力。少し注意して味わうならば、東京爆盛系ロメスパの平均的な麺質に比して、表面にハリがあって、しかもツルツルしている。シュビン♪ツリン♪、とフォークに絡みたがる麺質は、中々素晴らしい。一方、ケチャは若干少なめ、なんで~!?と食後に問えば、麺の量が多くて飽きちゃうとイケナイから、並や大盛より少し少な目に、だと。ちょっと待って~な!!オレにそんな小細工しやんといて!!ケチャラー・ミニミニの辞書に、ケチャに飽きるなんて言葉は無いのよ。具材は、エビ、小松菜、椎茸、玉ねぎと、コレはロメスパ老舗、有楽町「ジャポネ」と完全に被ってる。海老のおかげでアッサリしてて、ケチャ麺をたらふく飲み込むには、誠に好ましい具材アンサンブル。これだけ上質な出来だと、850gなんて全然多くない。サラリと完食でお代わりほすい。味☆4.0
2013年5月31日
【焼きナポリタン(べらぼ〜、ケチャ増し、ミートソース掛け)】\980 画像⑥~⑩
三日前の焼きナポに、心を鷲掴みされたミニミニ。ケチャ中毒患者の駆け込み寺に、またもフラフラと引き寄せられて・・・今日の一皿は推定総量1kg。だって850gのべらぼ~の上に、ドップリミートソース掛けだもの。遂にグラム\100を割り込んだ、ウルトラCPナポだ。前回の素ヴァージョンでは、しなくても良いケチャ・カットをされちゃったので、今日はケチャ・マシ。そのガッツリ濃い味の味わいもさることながら、ミートソースでドロンと強烈に粘る麺質は、こりゃあ相当の破壊力。天晴れ大阪モン!!並み居る東京ロメスパを、たった二発(二食)で殴り倒してTKO。サクッと完食して、まだ食べたい。コイツ魔人か!?味☆4.5
2013年6月25日
【焼きナポリタン(べらぼ〜、ケチャ増し、カレーソース掛け)】\980 画像⑪~⑮
まだまだ続くケチャ地獄。とうとうカレーソース掛け。も~わやくちゃな世界・・・今日の一皿も推定総量1kg。ウルトラCPナポの上にドップリ掛かるのは、スパイシー・キーマ風のカレーソース。その粘度は、前回のミートソースに比して一層ドロリン系。従い、張りのある極太麺に絡め時の、フォークに絡み付く迫力は、それこそ超絶B級で、もはや言葉も無し。ケチャ&カレーの味が醸し出す、極限的ヒツコさも天晴れと唸るのみである。コレを喰って、初めて感じる溜息交じりの恍惚満足感。しかしまぁ、何処まで食べ手を喜ばすのだろう。アンタエライ。エラ過ぎる!!味☆5.0
【まとめ】
コレは邪道だろう!?まあ、百歩譲ってナポにミートはアリにしても、ナポにカレーはあるまいて。そう思われる方が大勢なのは分かってる。それでもなお、断固として、コレまでのナポで最高☆を付けたい。ナポ&カレー。頭では邪道と分かってても、踏み越えてはイケナイ不倫の世界は、誠に効し難い、甘美な魔力に満ち満ちている。暫定でベスト・オブ・マイ・ロメスパとしたい。
① 焼きナポリタン(べらぼ~、2013年5月28日)
② エビコマツナナポはジャポネ流(2013年5月28日)
③ タバスコ・オン・ザ・コナチー(2013年5月28日)
④ マ~キマキして・・・(2013年5月28日)
⑤ アゲ~る!!(2013年5月28日)
⑥ 焼きナポリタン(べらぼ~、ケチャマシ、ミートソース乗せ、2013年5月31日)
⑦ ナポミートは邪道か!?旨けりゃヨシ!!(2013年5月31日)
⑧ 山岳写真か!!(2013年5月31日)
⑨ ナポ天地返し(2013年5月31日)
⑩ 何が何だか分らない喰いモノと化した(2013年5月31日)
⑪ 焼きナポリタン(べらぼ~、ケチャマシ、カレーソース乗せ、2013年6月25日)
⑫ ナポカレーは邪道か!?旨けりゃヨシ!!(2013年6月25日)
⑬ 天地返しで湯気噴き上げるナポ(2013年6月25日)
⑭ 粘って重くてマキマキできん(2013年6月25日)
⑮ ナポカレーアゲ~!!(2013年6月25日)
西軍の最強布陣はコレだ!!(2013年5月28日)
スパヲタオヤジのパラダイス(2013年5月28日)
旧ハラペコ跡に居抜で入る、難波の旋風ロメスパ屋(2013年5月28日)
2013/07/26 更新
屈指の麺煽り。自称焼きスパに嘘偽りなし!!
2017/11/19 更新