ミニミニ大作戦さんが投稿したレストラン メイジヤ (長崎/観光通)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

ミニミニ大作戦の庶民的食文化に関する調査報告書

メッセージを送る

ミニミニ大作戦 認証済

この口コミは、ミニミニ大作戦さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

レストラン メイジヤ 観光通、浜町アーケード、西浜町/洋食

1

  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

アイム・ア・ケチャラー 第七回 -引き算レシピの美学、トルコライス編-

前報に引き続き、二年ぶりの再食。とにかくこの一皿は絶対に外せなかった。画像をご覧頂くと、これってケチャ皿!?と感じられる事と思う。確かにケチャ物は完全具なしのナポリタンのみ。この一皿は、ケチャラー御用達、というより、あくまで私にとっての頂上トルコライスなのだろうが、このナポリタンの清さ、渋さ、なんだか達観しちゃったような唯我独尊的ケチャップ味に敬意を表して・・・

詳細は、下記、既報分もご参考下されば幸いなのだが、言いたいことはただ一つ。「引き算レシピの美学」。トルコライスとして極限までシンプリファイされたそのレシピ。今回は、色気を出して、豚カツに更にハンバーグがONされた「よくばりトルコライス」と、基本の「トルコライス」を試してみたのだが、はっきり言ってハンバーグはどうでも良い。無い方が清いかも。

完全に具が無いドライカレー(カレー味炒めご飯)とナポリタンスパゲティー(ケチャップ味炒めスパ)の取り合わせの妙。騙されたと思って一度お試し頂ければ。マジで旨いです。喉がギュィ~ンと唸る、カレー粉とケチャップの波状攻撃。薄めの深揚げ豚カツをおかずにしながら頬張るこの一皿。不要な物は何も無いけど、トルコライスの全てがそこにある。とは、ちょっとほめ過ぎだろうか。

まとめ:
モンブラン、お好み焼き、ラーメン。普段私が食している、全てのジャンルのB級安物食物を見渡しても、トップクラスでお気に入りの一皿。誰でもできるレシピだろっ!!と突っ込むのは自由。だが、それを現実にやるには勇気がいるのだ。ココのシェフには本当に敬意を表したい。観光客の長蛇の列で賑わう、人気トルコライスの陰で、目立たぬが飄々と地元に密着している逸品。もう満点☆アゲル。

----------
以下、既報分

「トルコライス」・・・B級グルメらしい、なんと甘美な響き。長崎県が誇る、門外不出のスーパーB級。このトルコライスに関しては、知る人ぞ知る、「トルコライスマニアックス」なる偉大なHPがある。ここの管理人殿は、メタボまっしぐらのこの一品を、事もあろうに、優に1000食以上も食している兵だ。有名人だ。雲上のお方だ。

「トルコライス」の起源、名づけの諸説紛々については、大首領のHPに譲るとして、このHPの膨大なデータベースから、「絶対ココに行きたい!」と思った一軒が、ここ「メイジヤ」だ。

「トルコライス」=ナポリタンスパゲッティ+ドライカレー+トンカツを基本フォーマットとする、大人のお子様ランチ。これが大皿にデンと盛られたその有様は、「カロリーなんてくそ喰らえ!!、食べずに死ねるか!!」という、圧倒的迫力で迫ってくる。あぁ・・・死の香り。

山口県から長崎市内まで、早朝出発して昼前には到着した。まず、駆け込んだのが、この「メイジヤ」。商店街の普通のパーラーor喫茶店orレストランの風情、客も疎らで涼しげな佇まい。「ト・ト・トルコライス・・・下さい!」緊張でろれつが回らぬ。

出された一品は、これまでで唯一の経験である、「期間限定ほっかほっか亭のトルコライス弁当」(注:現ほっともっと)とは比べ物にならない、本物の迫力で私に迫ってくる。但し、その量は、平均からすると少なくて小ぶりだ。

ドライカレー:具が無い。ほぼカレー粉炒め状態、カレー風味が最高に生きている・・・渋すぎる。
ナポリタンスパゲッティ:具が無い。ほぼお弁当の付け合せスパ状態、・・・渋い、渋すぎる。
トンカツ:殆ど具が無い。じゃなかった、ペラペラ、もはやハムカツに近い・・・渋い、渋い、渋すぎる。

言っておくが、決して揶揄しているのではない。このシンプル極まりない三品が、皿に共盛りされている美しさ、「薄黄」、「薄赤」、「薄茶」の同系色のアンサンブル・・・ケッチャプとカレー粉とラードの香り・・・余分なモノが全く無い、そぎ落とされた美。引き算レシピの美だ。味わいも、その姿を忠実にトレースしている。くどくなく、この取り合わせを、逆にあっさりと食べさせる技巧・・・素晴らしすぎる。

実は、ここのトルコライスは、彼の地で食される、平均的なトルコライスからは、相当に離れたポジションにいるようだ。ある意味、のっけから「キワモノ」で初体験ということになった。ややもすると、コッテリオンリーになるレシピを、この風情に仕上げた職人は、相当にへんくつか、相当に天才だ。

まとめ:
1ラウンドでKO。参った。長崎に住みたいと思った。文句なし5.0点!

  • トルコライス

  • 本気で惚れた偉大な一皿

  • 堪らぬケチャ感

  • 信じ難いのだが、これが旨し

  • 完全具無しドライカレー

  • 冗談のようだが、これも旨し

  • お約束の薄い豚カツ

  • よくばりトルコライス

  • ハンバーグもチープ感が良し

  • 商店街のレストラン風情

2011/10/24 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ