この口コミは、ミニミニ大作戦さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
モンブラン大作戦 第六十一回 -モンブランのアイコン的存在。その想像を絶する甘さと量に悶絶せよ!!-
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モンブラン一夜干しの如き
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相当甘いです
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干からびストリング
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今時紙カップなんてココだけ
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シンプル極みの断面
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モンブラン始祖のロゴ
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2017/02/10 更新
ANGELINA Paris・・・勿論のこと、アンジェリーナの総本山。その起源は実に1870年、現在の本店サロンは、1903年にパリ・リヴォリ通りに開業した。言わば、フランスの老舗中の老舗カフェ。この生きた化石カフェの名物が「アンジェリーナモンブラン」なのだ。そう考えると、オーストリアはホテルザッハーの「ザッハートルテ」に比類し得る、歴史に裏打ちされたモンブランということになる。「モンブラン大作戦」の終局目標、モンブランというケーキの起源を辿る上で、必ずマイルストーンになるはずの一個である。私はこう言うのにめっぽう弱い。なので、独断的☆4.5の総合評点については大目に見て頂きたいm(- -)m
話は少しばかり逸れる。崇拝対象としての偶像=イコンが転じて、シンボライズされた物や事柄=アイコン。アイコン化されたものに、ほぼ無条件で敬意を払う私は、従って、バイクならハーレーだし、死ぬまでLevi's501を履くだろう。ある意味、考えることを放棄して、アイコンなモノを受け入れる単純脳細胞の私。そんな身の上なので、この「アンジェリーナモンブラン」が気にならない訳がない。
さて、話を戻して、いよいよ実食へ・・・
【モンブランオリジナル】
デカい。ホンマにデカくて重い。これがパリサイズ。パリ本店で提供されるのと、同一レシピ&サイズである。後述するように、ボリュームと甘さが余りに強烈なので、日本仕様として「モンブランデミ」も併売される。この日本仕様には、色んな味がラインナップされており、如何にも細やかに見える??工夫が上塗りされた日本専用レシピらしい。だが、今回は無視。あくまでアイコン男のミニミニは本国仕様で勝負したいのだ。
そのアピアランスは、既に逝っちゃってる。マロンクリームストリングは、ニュルニュルと盛られた後、明らかに表面にプレスがかかって、押し固められている。その多量のパウダーシュガーが、麺の打ち粉のように機能し、柔らかいはずのストリングは、切れたり、乱れたりすることなく、ギュッとつぶれ気味だ。何だか、モンブランの干物を見ているような気分になってきた。一夜干しモンブラン。
マロンクリームストリングは甘党の私が、「相当に」、と評するくらい甘い。虫歯があったらズキンチョ確定だ。その食感は粘る粘る、相当にコッテリ。但しひつこいわけではない。ある意味ネットリ甘いだけ。従って栗の風味も影が薄い。またその量も凄い。何たってこのサイズに惜しげもなくマロンクリームをタップリ盛っているので、食べるに際し容赦は無用。何だか噛り付きたくなる錯覚に襲われる。これじゃあ今川焼かジャンボおはぎみたいだ。内側はこれまた甘目のホイップクリーム。ふかふかとひたすら軽め。ベースは真っ白メレンゲ。しかも、これまたデカいし甘い。一個食べたら大満足の生きた化石モンブラン。
まとめ:
これはモンブランのアイコンだ。その味わいは、繊細なジャパニーズモンブランとは隔絶した世界のもの。極めてヨーロッパチック。というか、食べながらパリにプレイススリップしたのでは!?と錯覚ちしゃうぐらい、大味なヨーロッパ臭がプンプンする。とにかくこの甘さは今の日本では一般受けはされぬだろう。読者諸氏には、それじゃあ何故、かほどに評価が高いのか??という疑問の声もおありかと思う。確かに味わいは極上ではないのだが、この一個が主張している、いにしえの風情は、私の好奇心を刺激して止まない。現に、今一番再食したいのは、他ならぬこの一個なのである。