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昼の点数:4.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
ジロリアンへの道 第百九回 -捨て去ることなどできぬ非二郎な遺伝子-
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雷そば(大、濃厚、ヤサイマシ)
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盛りのニュアンスが何気に理性的
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好き嫌いが分かれそうなベーコン豚
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とみ田傘下店用の専用工場製麺
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茹で前280gでジャスト量
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非二郎な秀逸豚骨汁
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丼底にはザラリと豚骨カス
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自信の程が迸るデカ看板
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2017/02/18 更新
結局、二郎系100杯斬りを終わってみたところで二郎系中毒症状は治まる兆し無く・・・
結局、気がつけばGoogle chromeのブックマークは二郎系のお店ばかりになり・・・
結局、出張の度に何処でサボって二郎系を喰うかせっせと予習をする有様で・・・
結局、NAVITIMEのブックマークは二郎系店への最短経路で埋め尽くされ・・・
うがぁ~ヽ(゚◇。)ノ(心の奥底からの、焦りを伴う意味不明な叫び・・・)
2015年4月8日
日本で最も行列するラー屋「中華蕎麦とみ田」、その直系子分である二郎系のお店である。そのデカ看板は、二郎系としては比類なき程に大きく、まるでどこぞの国のプロパガンダ看板の如き迫力で迫ってくる。自信が張り裂けて迸り出てるかのような「カミナリ本店」の極大ロゴはどうよ。こりゃ入る前から非二郎な臭いがプンプンである。う~ん、楽しみ。
【雷そば(大、濃厚、ヤサイマシ)】780円
そもそもラーメンじゃなくて、そばと名乗る所からして非二郎。だけど見た目は明らかに二郎。でも何気に漂う理性的な雰囲気に、既に僅かな違和感を感じるところ。ヤサイはマシコールのおかげで400g程とタップリ盛られる。今日のは少し青臭さが残るモヤシだが、カエシが掛かってるし、シャキ喰いできるからまずまずの味。一方、豚が大層面白い。ごく標準厚みにスライスされた、かなり標準じゃない大判サイズの巻きバラチャーシューなのだが、その膨大な脂身の比率、そのガチリと締まったような硬い食感は、まるでベーコンの醤油煮込みを噛み締めてるようだ。好き嫌いが別れるかも知れないが、これだけ二郎豚から隔絶された世界になると、逆に新鮮で旨いなぁ・・・
中華蕎麦とみ田の血筋を引くこの極太麺、本家とみ田を除く、とみ田グループ全般の製麺を担っている、株式会社心の味食品製である。この会社、要はとみ田グループで供されるラーメンの品質維持を目的とした、セントラルキッチン的役割を担っている。流石にここまで来るともう立派な企業形態。少しザラリとした舌触りの極太麺、基本はズル系なのだがちょっと麺芯がクニッと残る感じの歯応え。そのせいもあってか手繰れそうで手繰らず、結局はボキボキ麺のように噛んで往なす感じの面白い仕上がり。茹で前麺量280gの設定も実に絶妙で、喰い終わってもう二手繰りしたい感の残るドンピシャ量。あくまで過ぎたるは及ばざるが如しって事なのだろう。麺の風味、食感、量とも、工場製の規格物とは言え、決して侮れない出来栄え。これじゃ本物二郎もタジタジちゃうかなぁ・・・
豚汁もかなり個性があって秀逸だ。二郎豚汁とは完全にシマが違う。相当量のゲンコツをブチ込んだだろう濃厚豚骨出汁に、ガツンとしたカエシの存在、更にネギ系だろうか独特の野菜の甘味が舌に届く。多分、結構なカエシ量だろうと思うのだが、豚骨出汁が全く負けていない。これだけ両者が張り合ってくれると、啜ってる方も気合が入るってもんだ。そこに結構な量の流氷背脂も浮いてて、醸し出される濃厚にして分厚い味わいは二郎豚汁とは隔絶の世界。九州の極濃豚骨出汁がフト頭を過ぎる。こりゃあ旨いわ。二郎系行脚を始めてからと言うもの、このタイプにはお目にかかってないんじゃないか?こうなると完汁を堪えきれず一気に飲み干し、丼底に豚骨カスのみぞ残れり・・・
【まとめ】
量だけ二郎、あるいは見た目二郎の典型例。だがこいつはそうだからこそ、つまり二郎じゃないからこそ存在価値がある。中華蕎麦とみ田スピンオフ組として、キッチリと自己味が完成してるところが、なんちゃって真似二郎とは決定的に違うところ。当たり前に二郎じゃないが、二郎を期待しなくても良い。そんな必要はきっと全く無いのだ、富田さんって流石の事業家だよなぁ・・・