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みうけんのヨコハマ原付紀行
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みうけん (40代後半・男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:5.0
2023/02 訪問
港区西麻布の「The INNOCENT CARVERY」でシェフズテーブル - みうけんのヨコハマ原付紀行
本日は乃木坂へやってきましたヽ(´▽`)/目指すは乃木坂駅から徒歩5分の「TheINNOCENTCARVERY」さん。 ここ、前から気になっていたのよ!!なにしろ、食べログ百名店 2021・2022と連続受賞という実力派です。 西麻布の中でもグルメたちの集まる、屈指の名店とな。そんなオトナな空間に紛れられるとは、なんとも嬉しいことです(人´▽`) まず、お店に到着するとそのスタイリッシュさに目を奪われますよね。一見して欧風の雰囲気がある外観、シックな灯りの下に輝く店名。 そして、ガラスの中には特注のセラーの中でまったりと寝かされているお肉たち。そのお肉を外から眺めているだけで、「今からこの子たちを食べられるのね・・・」とワクワクもひとしおです(ノ∀`) さっそく店内へ。スタッフさんは実に礼儀正しく、さすが高級店といった雰囲気です。 キッチンは全体が見渡せるフルオープンなのが、まさに自信のあらわれですよね。清潔に保たれたキッチンで調理しているお姿も眺められるというのは、まさに至福です。 店内にはテーブル席や半個室のような席もあるのね。恋人や夫婦でしっぽりと、または仲間たちでワイワイと。 いろんな使い方が出来そうです。この日の予約は「シェフズテーブル」(28000円)というプレミアムなコースにしました!!シェフは明石さんという方なんですが、お話の要所要所から滲み出ているお肉に対する愛はさすがです。 そして、この明石さんの説明が実に丁寧で分かりやすく、しかも終始ニコニコされていて感じがすごく良いのです。高級店にありがちな行きすぎた緊張感もなく、リラックスしてお料理を楽しめるのは良いですよね。 「シェフズテーブルの明石前」とは、この明石さんが目の前で食材や調理法の説明をしてくださりながら、フルオープンキッチンのカウンターでお料理を楽しめるというプレミアムなコース。 これは必見ですよー!! いますぐ予約だ!! そう、ただ「出てきたものを食べるだけ」ではないのです。目の前でおっきな牛タンを解体するのを眺めたり、肉の切り方の説明などを受けながらいただく料理というのは、また格別なもの。 この日は結婚記念日のおデートという事で、食通の妻ちゃんのためにあえて「明石前で!」予約させていただきました。 ▼「苺のシャンパンカクテル」(2000円) みうけんは運転もあったし、味わいを邪魔しない「黒ウーロン茶」(700円)で。妻ちゃんはお酒を。フルーティで絶品だったそうです。 ▼自家製熟成生ハム 旬のフルーツとマスカルポーネチーズ まずお披露目されたのは、栃木県の「とちあいか」ちゃん。プリッとした形がよくて、まさにベスト・オブ・ザ・いちご(ノ∀`) 山形牛のモモ肉は、2ヶ月のあいだ塩漬けし、熟成させたそうです。ほんのり燻製の香りが香ばしく、牛の生ハム自体が日本にはあまりないので珍しいなぁ!! まるでパティシエが作ったかのような可愛さ(ノ∀`)マスカルポーネチーズがあまりくどくなく、栗の花をもとにしたフランスのシャテニエという蜂蜜がかかっています。 チーズも蜂蜜も、実に後味がまろやか!!生ハムの塩気と、甘さが綺麗にコラボレーションをしています。 それぞれを別々に食べて素材の味を確かめてから、いろいろ組み合わせて食べるのが実に楽しい!!▼和牛と北海道産雲丹のお刺身 まずババンと並んだのが、巨大な箱雲丹と松坂牛!!この日は松坂牛でしたが、雲丹との相性を考えていろんな牛さんを使うそうです。 見ていると、とっても丁寧にお肉を切っていきます。雲丹の食感に合わせた切り方や、噛んでいく咀嚼の回数を合わせる事にこだわっているんだとか。 料理に合わせた切り方、厚みにこだわっているなんて、さすがです。九州・熊本は天草から直送された、甘い醤油でヅケのようにして雲丹を巻いていく芸術よ(ノ∀`) 添えられたのは、お肉の力強さにまけない西洋わさび。しっかりと茎も入っておりシャキシャキで、これだけでお酒飲めるわ(ノ∀`) うーむ、お肉やわらか!! コクのあるお醤油がいい!そして、この雲丹さんとすごく合うんです。まさに一体化です。 柔らかなお肉に、こってりした雲丹。奥があるお醤油の味わい、箸休めのワサビ。 雲丹も肉と一緒に食べる時と、そのままで食べる時と、全然感じが変わります。牛肉と雲丹の組み合わせって、ここまで美味しいのか! と新発見でした。 ▼和牛ヒレカツ 揚げたてざっくさくのヒレカツ。お肉にはしっかり下味がついているそうです。 席まで香ってくる揚げたての香りがすごくいい!! 続いて出ましたるは、パルミジャーノ・レッジャーノ。パルメザンじゃないです。パルミジャーノ・レッジャーノ。これ大事。 ヒレカツをザクザクっと切って、このパルミジャーノ・レッジャーノを豪快にけずっちゃいました!!やー、チーズの香りがすごくいい!! カツも赤身の旨味をしっかりと感じて美味しく、脂の加減がしつこくないのがいいです。チーズとの相性も最強で、さすが明石さん。 一品一品が凝っており、まさに芸術そのものだと思います。 ▼「季の実 京都ドライジン トニック」(1200円) 妻ちゃんの2杯目です。 運転手の前で、そんなに美味そうに飲むんじゃねぇ。ハンドルを握らねばならない自分を恨むわ(ノ∀`) ▼和牛タン元のお刺身 フランス産トリュフ添え 黒毛和牛の通称「黒タン」。 うわー、おっきいなぁ!! と感激しましたが、通常サイズだそうです。刺身には鮮度が命ということで、なかなか手に入らない新鮮な超希少な牛タンを頑張って仕入れていらっしゃるんだとか。 牛タンと、黒トリュフ。まさに森の黒ダイヤです。こんなゼイタクな組み合わせ、一生のうちに何回できるんだろう(ノ∀`) タン元とタン中を見比べてみると、そのサシの入り方は歴然と違います。しかし、どちらが優れているというものでなく、どちらにも素晴らしい点があり、食べる人の好みもあって甲乙つけがたいんだとか。 さぁ、目の前で始まる巨大なタンの解体ショーです!!丁寧に皮をむかれて、食べやすい大きさに切られていくタンさん。 皮は煮ても焼いても硬くて食べられたものではないそうですが、この皮を干したものをワンちゃんのお土産にする方もいらっしゃるそうです。 ワンちゃんは大好きでしょう!昔、うちで飼ってたシバに牛骨あげたら朝から晩までかじっていたのを思い出しました。 タン元とタン中の食べ比べとは!!黒トリュフは綺麗にスライスされてましたが、しっとりしており実にフレッシュです。 薬味は生姜・すだち・醤油・塩。特に醤油は群馬のもので、後味がキリッとした醤油なのがいい!! タン元は、いろいろ試した中でも塩とすだちが合うのかな。トリュフとの相性もよく、トロッと甘くてサシのパワーを感じます。 タン中はコリコリなタンらしい食感が楽しく、実にパワフル!!赤身ならではの旨味もしっかりあって、サシの甘みも加わって、タンを食べている実感がより強く、思わずムフンとなります(´∀`) 結局、それぞれの美味しさがあるんですね。なるほど、これはどちらが勝ちかは分からず、甲乙はつけようがないと思います。 ▼ユッケちゃんご飯〜キャビア添え まず出てきたのは、ラトビアだったかな?のキャビア。なんと、塩味を抑えた特注品なんですって!! だからフタに店名が入ってるのね。 新鮮なのでフレッシュな味わいですって。 続いて出てきたのは、磨宝卵(まほうらん)の黄身。箸でつまんで、麺リフトならぬ黄身リフトをしてみたい・・・ そして、松坂牛の内もも。奥にカタマリが見えますが、ここから切り取ったものです。 ごはんに黄身を溶いたものをのせて、お肉をタレであえて、どーん!!さらに、キャビアを1瓶ぜんぶ どーーーーん!! てらちゃばす。ご飯は、石川県のコシヒカリ。いろいろ食べ比べをして選び抜かれたお米だそうです。 これは・・・(´Д`)とろけるとろける!! さすが、超豪華ユッケ丼。このご飯もまた美味しいので、まさに無敵な美味しさ。 ▼焼肉 ここにきて、とうとう始まったお肉焼き焼き。もちろん、明石さんがプロの焼き方を見せて下さいます(´▽`) 薬味は、すだち・かんずり・塩・わさび。タレは燻製醤油・アップルビネガー・大根おろし&味噌。 正直、お肉が美味しすぎて塩だけでも充分な気もしますが(^◇^;) ●厚切りタン元 やはり焼肉といったら、タン。ミディアムウェルダンでの焼き加減です。 綺麗でキメ細かいサシはトロジュワリととろけ、食感はシャックシャク。もう、お口の中がジューシーであふれます(ノ∀`) 個人的には、塩とすだちがオススメ!! ●太田牛のハラミ ハラミは牛さんの横隔膜の部分ですよね。部位としてはホルモンに分類されます。 巨大なカタマリから丁寧に削ぎ切られた、一番美味しいトコロ。じっくり焼いて、ちょっと焦がした香りが鼻腔をスンスンくすぐります!! 下味はついているので、1つは何もつけずに。1つは大根おろしと味噌で。サッパリした大根と、ガツンと味が来る味噌との相性は、まさに ネ申 !! ●シャトーブリアン こちらは厚切りのステーキタイプ。上記の写真でタンと一緒に焼かれていました。 シャトーブリアンは、北海道の黒毛和牛をレアで。さすがはお肉の皇帝、繊細で芸術的な味わいです。 生の黒胡椒を2〜3粒、お好みでワサビを少々。シャトーブリアンなのに、脂が重くなくサッパリしているのが本当にすごい! ホント、お肉の選び方が上手なのでしょう。 ▼和牛霜降りと旬のお野菜のすき焼き 季節の土鍋ご飯 まずお披露目されたのはおっきな土鍋。これで鍋やったら3人前か4人前じゃないか? しかし、あくまでも蒸らしの時間なのでお披露目はまだまだ。すんごく楽しみ(ノ∀`) 群馬県の霜付ネギをシャクッ、シャクッとカットしていき、牛脂でジュージュー。その合間に、お肉をお披露目です。 これは・・・見るだけでわかる、この上ない上質さ(ノ∀`) こちらも明石さんが丁寧に仕上げて下さいます。コンガリと焦げ目をつける程度にネギを焼き、お肉と割下を投入。 立ち上がる香りと、ジュワァァァァァという音がエンタメ性高いです!! ねぎ、ねっとりシャッキリ。あんまーい!!このネギの香りが最高にいいです。 ご飯は百合根のご飯でした。鰹と昆布の出汁の香りと塩気、百合根の甘さと食感、粒の立ったご飯がもう、最強! 言うに及ばず、お肉はお口の中でとろけること、とろけること。割下のシャキッとした味付け、お肉の野生的な甘さ、ネギの優しげな甘さ。 それらを包み込むのは、トロリと柔らかな卵さん。シャキッと、甘〜く、またまた甘〜く、を包み込んだ、シアワセのカプセルです(ノ∀`) この残った玉子をご飯にかけるも、いとをかし。ごはんは1.6合だったかな。ものすごい量があります。 普段は炭水化物を抑えているんですが、ついついおかわりっ!!たまに、ご飯を全部食べ切る方もいらっしゃるそうで、さもありなん。 あ、余ったご飯はお持ち帰りさせて頂いて翌日美味しく頂きました(ノ∀`) ▼旬のフルーツ フルーツ、たっぷり!!生クリームとかよりもフルーツが好きなので、これは嬉しいです。 「お好きなものをお選びください。もちろん全種類でも」との事でした。 すみません、欲張っちゃって(ノ∀`)魅惑の全種類です。パパイヤ久しぶりに食べたなぁ。 どれも高そうなフルーツで、自分じゃなかなか買わないやーつ!!せっかくだから、思い切り堪能させて戴きました(ノ∀`) ▼コーヒー又は紅茶 紅茶はとてもたくさんの種類があり、1つ1つ説明していただいてから1つだけ選ぶ形になります。しかも、説明してくださったのはソムリエさん。 ワインだけでなく、紅茶にまで詳しいなんて。まさにプロ!! 自分はコーヒーが好きなのでコーヒーにしましたが、妻ちゃんはフシギなお茶を選んでいました。青いウーロン茶で、ベリーの香りがするんだとか? なるほど、レモン汁を入れたら青からピンクになりました。これはフシギ。お茶という感じがあまりなく、ものすごく香りが良いそうです。 ▼かき氷(ほうじ茶ミルク又はバルサミコ苺) あれっ?? さっきのフルーツはデザートじゃなかったんかい?誰もがたまげる、まさかのダブルデザートです(ノ∀`) まさに、女子まっしぐら。せっかくなので、かき氷は2種類を1つずつ頂きました。 ●ほうじ茶ミルク ほうじ茶の香ばしさがすごいんです。ベタベタ甘くなくて大人の味。しっかり濃くて美味しいですし、かき氷にほうじ茶は意外な組み合わせでした。 ●バルサミコ苺 バルサミコの香りが効いているのに、酸っぱくないんです!!苺の濃厚な味をバルサミコが引き立てていて、ふわふわの氷に相性が良くてとても美味しい!! まさに、ここでしか食べられない苺ミルク。苺ミルクの概念を見事に変える、ここでしか出会えないサプライズなかき氷です。 この氷も、もっと詳しく聞いておけばよかったんですが。きっと、いろんなこだわりがあるんでしょう。 フワッとしている氷、スッキリした口溶け、そしてドギツくない優しい味。まさに、大人のデザートにふさわしいと思いました。 ◆◇◆後記◆◇◆ 今回は本当に素晴らしいお食事となりました。さすが、明石さん。 明石さんの前で、軽快なトークと説明を織り交ぜながらのひととき。目で見て・香りで感じて・カトラリーを通して伝わる触感を楽しむ。 お口の中では、お口に入れた瞬間、じっくりと咀嚼する時の無言になってしまう味わい、飲み込んだ後の充実感、それぞれの楽しみがありました。 まさに、食の芸術。まさに、お口の幸福。 特別な日にも、または普段使いにも。大切な人をおもてなしする時にも、絶対に間違いのない「明石前」。 このお店は、今までに行ったどのお店よりも強く推薦できます。少しでも気になる方は、ぜひとも「明石前」でお早めにご予約を!! 再訪希望値:★★★是非とも行きたい 【みうけんさんおススメの本もどうぞ】※食べログでは表示されません ★☆食べログもごひいきに願います☆★
記事URL:https://www.miuken.net/entry/2023/02/10/113500
2023/02/10 更新
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知人・友人と
禁煙 分煙を含む
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ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
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カウンター席
ソファー席
座敷
本日は乃木坂へやってきましたヽ(´▽`)/
目指すは乃木坂駅から徒歩5分の「TheINNOCENTCARVERY」さん。
ここ、前から気になっていたのよ!!
なにしろ、食べログ百名店 2021・2022と連続受賞という実力派です。
西麻布の中でもグルメたちの集まる、屈指の名店とな。
そんなオトナな空間に紛れられるとは、なんとも嬉しいことです(人´▽`)
まず、お店に到着するとそのスタイリッシュさに目を奪われますよね。
一見して欧風の雰囲気がある外観、シックな灯りの下に輝く店名。
そして、ガラスの中には特注のセラーの中でまったりと寝かされているお肉たち。
そのお肉を外から眺めているだけで、「今からこの子たちを食べられるのね・・・」とワクワクもひとしおです(ノ∀`)
さっそく店内へ。
スタッフさんは実に礼儀正しく、さすが高級店といった雰囲気です。
キッチンは全体が見渡せるフルオープンなのが、まさに自信のあらわれですよね。
清潔に保たれたキッチンで調理しているお姿も眺められるというのは、まさに至福です。
店内にはテーブル席や半個室のような席もあるのね。
恋人や夫婦でしっぽりと、または仲間たちでワイワイと。
いろんな使い方が出来そうです。
この日の予約は「シェフズテーブル」(28000円)というプレミアムなコースにしました!!
シェフは明石さんという方なんですが、お話の要所要所から滲み出ているお肉に対する愛はさすがです。
そして、この明石さんの説明が実に丁寧で分かりやすく、しかも終始ニコニコされていて感じがすごく良いのです。
高級店にありがちな行きすぎた緊張感もなく、リラックスしてお料理を楽しめるのは良いですよね。
「シェフズテーブルの明石前」とは、この明石さんが目の前で食材や調理法の説明をしてくださりながら、フルオープンキッチンのカウンターでお料理を楽しめるというプレミアムなコース。
これは必見ですよー!! いますぐ予約だ!!
そう、ただ「出てきたものを食べるだけ」ではないのです。
目の前でおっきな牛タンを解体するのを眺めたり、肉の切り方の説明などを受けながらいただく料理というのは、また格別なもの。
この日は結婚記念日のおデートという事で、食通の妻ちゃんのためにあえて「明石前で!」予約させていただきました。
▼「苺のシャンパンカクテル」(2000円)
みうけんは運転もあったし、味わいを邪魔しない「黒ウーロン茶」(700円)で。
妻ちゃんはお酒を。フルーティで絶品だったそうです。
▼自家製熟成生ハム 旬のフルーツとマスカルポーネチーズ
まずお披露目されたのは、栃木県の「とちあいか」ちゃん。
プリッとした形がよくて、まさにベスト・オブ・ザ・いちご(ノ∀`)
山形牛のモモ肉は、2ヶ月のあいだ塩漬けし、熟成させたそうです。
ほんのり燻製の香りが香ばしく、牛の生ハム自体が日本にはあまりないので珍しいなぁ!!
まるでパティシエが作ったかのような可愛さ(ノ∀`)
マスカルポーネチーズがあまりくどくなく、栗の花をもとにしたフランスのシャテニエという蜂蜜がかかっています。
チーズも蜂蜜も、実に後味がまろやか!!
生ハムの塩気と、甘さが綺麗にコラボレーションをしています。
それぞれを別々に食べて素材の味を確かめてから、いろいろ組み合わせて食べるのが実に楽しい!!
▼和牛と北海道産雲丹のお刺身
まずババンと並んだのが、巨大な箱雲丹と松坂牛!!
この日は松坂牛でしたが、雲丹との相性を考えていろんな牛さんを使うそうです。
見ていると、とっても丁寧にお肉を切っていきます。
雲丹の食感に合わせた切り方や、噛んでいく咀嚼の回数を合わせる事にこだわっているんだとか。
料理に合わせた切り方、厚みにこだわっているなんて、さすがです。
九州・熊本は天草から直送された、甘い醤油でヅケのようにして雲丹を巻いていく芸術よ(ノ∀`)
添えられたのは、お肉の力強さにまけない西洋わさび。
しっかりと茎も入っておりシャキシャキで、これだけでお酒飲めるわ(ノ∀`)
うーむ、お肉やわらか!! コクのあるお醤油がいい!
そして、この雲丹さんとすごく合うんです。まさに一体化です。
柔らかなお肉に、こってりした雲丹。
奥があるお醤油の味わい、箸休めのワサビ。
雲丹も肉と一緒に食べる時と、そのままで食べる時と、全然感じが変わります。
牛肉と雲丹の組み合わせって、ここまで美味しいのか! と新発見でした。
▼和牛ヒレカツ
揚げたてざっくさくのヒレカツ。
お肉にはしっかり下味がついているそうです。
席まで香ってくる揚げたての香りがすごくいい!!
続いて出ましたるは、パルミジャーノ・レッジャーノ。
パルメザンじゃないです。パルミジャーノ・レッジャーノ。これ大事。
ヒレカツをザクザクっと切って、このパルミジャーノ・レッジャーノを豪快にけずっちゃいました!!
やー、チーズの香りがすごくいい!!
カツも赤身の旨味をしっかりと感じて美味しく、脂の加減がしつこくないのがいいです。
チーズとの相性も最強で、さすが明石さん。
一品一品が凝っており、まさに芸術そのものだと思います。
▼「季の実 京都ドライジン トニック」(1200円)
妻ちゃんの2杯目です。
運転手の前で、そんなに美味そうに飲むんじゃねぇ。
ハンドルを握らねばならない自分を恨むわ(ノ∀`)
▼和牛タン元のお刺身 フランス産トリュフ添え
黒毛和牛の通称「黒タン」。
うわー、おっきいなぁ!! と感激しましたが、通常サイズだそうです。
刺身には鮮度が命ということで、なかなか手に入らない新鮮な超希少な牛タンを頑張って仕入れていらっしゃるんだとか。
牛タンと、黒トリュフ。まさに森の黒ダイヤです。
こんなゼイタクな組み合わせ、一生のうちに何回できるんだろう(ノ∀`)
タン元とタン中を見比べてみると、そのサシの入り方は歴然と違います。
しかし、どちらが優れているというものでなく、どちらにも素晴らしい点があり、食べる人の好みもあって甲乙つけがたいんだとか。
さぁ、目の前で始まる巨大なタンの解体ショーです!!
丁寧に皮をむかれて、食べやすい大きさに切られていくタンさん。
皮は煮ても焼いても硬くて食べられたものではないそうですが、この皮を干したものをワンちゃんのお土産にする方もいらっしゃるそうです。
ワンちゃんは大好きでしょう!
昔、うちで飼ってたシバに牛骨あげたら朝から晩までかじっていたのを思い出しました。
タン元とタン中の食べ比べとは!!
黒トリュフは綺麗にスライスされてましたが、しっとりしており実にフレッシュです。
薬味は生姜・すだち・醤油・塩。
特に醤油は群馬のもので、後味がキリッとした醤油なのがいい!!
タン元は、いろいろ試した中でも塩とすだちが合うのかな。
トリュフとの相性もよく、トロッと甘くてサシのパワーを感じます。
タン中はコリコリなタンらしい食感が楽しく、実にパワフル!!
赤身ならではの旨味もしっかりあって、サシの甘みも加わって、タンを食べている実感がより強く、思わずムフンとなります(´∀`)
結局、それぞれの美味しさがあるんですね。
なるほど、これはどちらが勝ちかは分からず、甲乙はつけようがないと思います。
▼ユッケちゃんご飯〜キャビア添え
まず出てきたのは、ラトビアだったかな?のキャビア。
なんと、塩味を抑えた特注品なんですって!! だからフタに店名が入ってるのね。
新鮮なのでフレッシュな味わいですって。
続いて出てきたのは、磨宝卵(まほうらん)の黄身。
箸でつまんで、麺リフトならぬ黄身リフトをしてみたい・・・
そして、松坂牛の内もも。
奥にカタマリが見えますが、ここから切り取ったものです。
ごはんに黄身を溶いたものをのせて、お肉をタレであえて、どーん!!
さらに、キャビアを1瓶ぜんぶ どーーーーん!!
てらちゃばす。
ご飯は、石川県のコシヒカリ。いろいろ食べ比べをして選び抜かれたお米だそうです。
これは・・・(´Д`)
とろけるとろける!!
さすが、超豪華ユッケ丼。
このご飯もまた美味しいので、まさに無敵な美味しさ。
▼焼肉
ここにきて、とうとう始まったお肉焼き焼き。
もちろん、明石さんがプロの焼き方を見せて下さいます(´▽`)
薬味は、すだち・かんずり・塩・わさび。
タレは燻製醤油・アップルビネガー・大根おろし&味噌。
正直、お肉が美味しすぎて塩だけでも充分な気もしますが(^◇^;)
●厚切りタン元
やはり焼肉といったら、タン。
ミディアムウェルダンでの焼き加減です。
綺麗でキメ細かいサシはトロジュワリととろけ、食感はシャックシャク。
もう、お口の中がジューシーであふれます(ノ∀`)
個人的には、塩とすだちがオススメ!!
●太田牛のハラミ
ハラミは牛さんの横隔膜の部分ですよね。
部位としてはホルモンに分類されます。
巨大なカタマリから丁寧に削ぎ切られた、一番美味しいトコロ。
じっくり焼いて、ちょっと焦がした香りが鼻腔をスンスンくすぐります!!
下味はついているので、1つは何もつけずに。1つは大根おろしと味噌で。
サッパリした大根と、ガツンと味が来る味噌との相性は、まさに ネ申 !!
●シャトーブリアン
こちらは厚切りのステーキタイプ。
上記の写真でタンと一緒に焼かれていました。
シャトーブリアンは、北海道の黒毛和牛をレアで。
さすがはお肉の皇帝、繊細で芸術的な味わいです。
生の黒胡椒を2〜3粒、お好みでワサビを少々。
シャトーブリアンなのに、脂が重くなくサッパリしているのが本当にすごい!
ホント、お肉の選び方が上手なのでしょう。
▼和牛霜降りと旬のお野菜のすき焼き 季節の土鍋ご飯
まずお披露目されたのはおっきな土鍋。
これで鍋やったら3人前か4人前じゃないか?
しかし、あくまでも蒸らしの時間なのでお披露目はまだまだ。
すんごく楽しみ(ノ∀`)
群馬県の霜付ネギをシャクッ、シャクッとカットしていき、牛脂でジュージュー。
その合間に、お肉をお披露目です。
これは・・・見るだけでわかる、この上ない上質さ(ノ∀`)
こちらも明石さんが丁寧に仕上げて下さいます。
コンガリと焦げ目をつける程度にネギを焼き、お肉と割下を投入。
立ち上がる香りと、ジュワァァァァァという音がエンタメ性高いです!!
ねぎ、ねっとりシャッキリ。あんまーい!!
このネギの香りが最高にいいです。
ご飯は百合根のご飯でした。
鰹と昆布の出汁の香りと塩気、百合根の甘さと食感、粒の立ったご飯がもう、最強!
言うに及ばず、お肉はお口の中でとろけること、とろけること。
割下のシャキッとした味付け、お肉の野生的な甘さ、ネギの優しげな甘さ。
それらを包み込むのは、トロリと柔らかな卵さん。
シャキッと、甘〜く、またまた甘〜く、を包み込んだ、シアワセのカプセルです(ノ∀`)
この残った玉子をご飯にかけるも、いとをかし。
ごはんは1.6合だったかな。ものすごい量があります。
普段は炭水化物を抑えているんですが、ついついおかわりっ!!
たまに、ご飯を全部食べ切る方もいらっしゃるそうで、さもありなん。
あ、余ったご飯はお持ち帰りさせて頂いて翌日美味しく頂きました(ノ∀`)
▼旬のフルーツ
フルーツ、たっぷり!!
生クリームとかよりもフルーツが好きなので、これは嬉しいです。
「お好きなものをお選びください。もちろん全種類でも」との事でした。
すみません、欲張っちゃって(ノ∀`)
魅惑の全種類です。パパイヤ久しぶりに食べたなぁ。
どれも高そうなフルーツで、自分じゃなかなか買わないやーつ!!
せっかくだから、思い切り堪能させて戴きました(ノ∀`)
▼コーヒー又は紅茶
紅茶はとてもたくさんの種類があり、1つ1つ説明していただいてから1つだけ選ぶ形になります。
しかも、説明してくださったのはソムリエさん。
ワインだけでなく、紅茶にまで詳しいなんて。
まさにプロ!!
自分はコーヒーが好きなのでコーヒーにしましたが、妻ちゃんはフシギなお茶を選んでいました。
青いウーロン茶で、ベリーの香りがするんだとか?
なるほど、レモン汁を入れたら青からピンクになりました。これはフシギ。
お茶という感じがあまりなく、ものすごく香りが良いそうです。
▼かき氷(ほうじ茶ミルク又はバルサミコ苺)
あれっ?? さっきのフルーツはデザートじゃなかったんかい?
誰もがたまげる、まさかのダブルデザートです(ノ∀`)
まさに、女子まっしぐら。
せっかくなので、かき氷は2種類を1つずつ頂きました。
●ほうじ茶ミルク
ほうじ茶の香ばしさがすごいんです。ベタベタ甘くなくて大人の味。
しっかり濃くて美味しいですし、かき氷にほうじ茶は意外な組み合わせでした。
●バルサミコ苺
バルサミコの香りが効いているのに、酸っぱくないんです!!
苺の濃厚な味をバルサミコが引き立てていて、ふわふわの氷に相性が良くてとても美味しい!!
まさに、ここでしか食べられない苺ミルク。
苺ミルクの概念を見事に変える、ここでしか出会えないサプライズなかき氷です。
この氷も、もっと詳しく聞いておけばよかったんですが。
きっと、いろんなこだわりがあるんでしょう。
フワッとしている氷、スッキリした口溶け、そしてドギツくない優しい味。
まさに、大人のデザートにふさわしいと思いました。
◆◇◆後記◆◇◆
今回は本当に素晴らしいお食事となりました。
さすが、明石さん。
明石さんの前で、軽快なトークと説明を織り交ぜながらのひととき。
目で見て・香りで感じて・カトラリーを通して伝わる触感を楽しむ。
お口の中では、お口に入れた瞬間、じっくりと咀嚼する時の無言になってしまう味わい、飲み込んだ後の充実感、それぞれの楽しみがありました。
まさに、食の芸術。
まさに、お口の幸福。
特別な日にも、または普段使いにも。
大切な人をおもてなしする時にも、絶対に間違いのない「明石前」。
このお店は、今までに行ったどのお店よりも強く推薦できます。
少しでも気になる方は、ぜひとも「明石前」でお早めにご予約を!!
再訪希望値:★★★是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★