2回
2024/12 訪問
OREOじゃないよORTOだよ
美味しい京野菜を素晴らしい調理で食べさせてくれるお店があると聞いて仕事帰りに訪問。最初に出てきたビスケット状の口取りは、一見オレオのクッキーに似ているが、黒ニンニクベースの渋い水墨画風のおもてなし。メニューを見ると、食材の名前が、並んでいるだけだが、実際には工夫と手数をかけた匠の技の数々。自家製の調味料も多く、シェフの熱意と技術に圧倒され続ける。素材の良さを極限まで引きだし組み合わせてこそプロってもんだろう、と胸を張るシェフの意気込みを舌で感じる幸せな夜でした。
食べられるのは手前のみ
くりぬき大根のアートな一皿
エビ芋をカニで味つけた「カニイモ」
サラダの材料がQRで読み取れる。どれも新鮮で美味しい
鰆の火の入り方が「絶妙です」と言われたので、食べてみたら本当だった。ただ、この皿の主役はあくまで大根。
2種類のソースで味わう鹿肉
下のソースはメロン
2024/12/05 更新
自分の中ではトップレベルの評価だったオルトが、12月いっぱいで和歌山県の白浜に移転するという。味の好みがどストライクだっただけに残念でならない。せめて、今一度と家族とともに惜別の宴に臨んだ。すでに和歌山の食材や調味料が使われて、引越しムード満載。相変わらずの丁寧な仕事、芸術的な盛り付けと味の工夫を堪能しながら、遠くに去る友を見送るような惜別の情に涙する。