森のコロちゃんさんのマイ★ベストレストラン 2008

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明日への扉。

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森のコロちゃん (女性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年1年間で102件分のレビューをアップしたらしいのだけれど、その中からベスト10を選ぶというのはなかなか難しい。
というのも、それぞれのお店を伺ったその時々で、それぞれに小さな思い出が少しずつでも刻まれているからだ。。。
考えに考えて絞った私の10件はこのような結果となった次第。中には有名店も含まれているが、個人的にはあたたかくて居心地の良い、そしておいしいお店が好きだ。この思いは何年たっても変わるものではないと思う。来年はどのようなベスト10になるのか、自分でも楽しみだ。

マイ★ベストレストラン

1位

うなぎ 桜家 (三島広小路、三島田町、三島 / うなぎ、日本料理、丼)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2008/04訪問 2008/04/25

わざわざ出かけてみるだけの価値がある鰻店。

今回の伊豆旅行の二番目の目的が此方の鰻を食すことだった。
両親が「生きているうちに是非もう一度訪れておきたいお店(の一つ)!」ということで今回の訪問と相なった。私は初訪問だったのだけれど、何度か訪れた中で前回は40分待たされた上に3階席まで上がらされた(!)ということで、今回は11時のオープンに合わせて家を出たのは朝の8:40。
東名川崎I.Cを経由して店前に辿り着くまでにちょうど2時間(そんなに飛ばしたつもりもないが・汗)。「三島って意外と近いねぇ!」などと話しながら、駐車場に車を停めて歩いていくとちょうど11時きっかりだ。

店内には先客が一組。重厚な雰囲気を醸し出す1階のテーブル席に落ち着き、熱いお茶を啜りながらメニューを眺める。中途半端な時間であまりお腹も空いていなかったので、鰻が2枚という一番安い鰻重(2,620円・御吸物付)をお願いすることにした。家人の一人だけ、3枚のっている3,360円にチャレンジしたらしい。

ランチタイムの混雑を想定して予め焼きに入っているのだろう。そんなに待つことなく「鰻重」が運ばれてきた。「おおーーっ!」思わずひれ伏してしまいそうなほどに神々しい焼き上がり具合の鰻が登場した。2枚バージョンは重箱にちんまりとお行儀よく収まっているが、3枚バージョンは何だか折り重なっているように見える(写真撮り忘れ・爆)。
まずは一口いただいてみる。とてもやわらかかつジューシーでホロホロと口の中でとろけていく食感がたまらない。次に山椒をふりかけていただく。うーむ、悠久の時に身を委ねたくなるほどの伝統に裏打ちされた品の良いおいしさが五感に染みていく。まいうーーっ!!

若干柔らかめのご飯がこのホロホロ感あふれる鰻ちゃんたちとよくマッチしていておいしい。ただ、ご飯にかかっているタレはちょっと少なめ。が、卓上にはタレも用意されているので特に問題はない。足りなかったらドボドボとかけてしまおう。

というのも、此方の鰻重のご飯はかなりたっぷりとしている。某老舗Nのご飯を1としたら、1.6〜2.0はあるのではないだろうか。多かったら残せばよいのだろうけれど、元来の貧乏性故、そんな勿体ないことはできない(爆)。結果、タレをかけてすべていただいてしまった。ま、旅の恥は掻き捨てなのできっとこんなことも許されるだろう。

それにしても鰻のおいしさにはマジに密かな感動を覚えてしまった。某老舗Nのエレガントな鰻も大好物なのだけれど、此方はそれを凌駕しているようにさえ思える。その違いを細かく表現するのはとても難しいのだけれど、食後感で喩えれば圧倒的に此方の方があっさりとしている。
タレに限定して語るとすれば、甘すぎず、くどすぎず、直球勝負型の見事なテイストなのである。うー、うまく表現できないのがもどかしい。。。素直な鰻とでもいおうか(笑)。

HP情報によれば、安政3年、創業以来、守り続けてきた家伝の味を先代は「かるみ」と称したそうだが、まさに言い得て妙だと納得の鰻だったりもするのだ。

三島の観光ガイドによれば、古くからうなぎは「三嶋大社のお使い」とされ、徳川二代将軍が三島に宿泊した際、家臣が大社の神池のうなぎを蒲焼きにして食したことを知り、翌日にこの者を磔にしたと言い伝えられているらしい。当時の三島ではうなぎは食用とされていなかったようだ。

何でも、三島のうなぎのおいしさの秘密は富士山の雪解け水が握っているらしい。この辺りの水は「硬水」(化粧水に適しているとか)で、うろこがないうなぎの肌には「しっくり」となじむのだそうだ(驚)。

個人的には香の物がちょっと惜しいようにも感じたけれど、御吸物は熱々でおいしかった。


12時近い頃には平日だというのにどんどんと客が押し寄せ、1階のテーブル席はあまり落ち着けなくなってきた。が、三島大社をブラブラして戻ってきた1時すぎには店前に20人ぐらいの行列ができていた。

という訳で、東京からわざわざ訪れてみるにふさわしい鰻店だけれど、時間帯によっては待つことが必至なので注意して利用されることをお勧めしたい。

  • お茶
  • まいうーなホロホロ鰻重
  • 熱々の御吸物

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2位

キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ (都庁前、西新宿、西新宿五丁目 / フレンチ、レストラン)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2008/06訪問 2008/07/04

とっておきの記念日に使いたいミシュラン★2獲得のクオリティ。

毎年6月は忙しい。「誕生日」と「父の日」のダブルイベントを食いしん坊の父が待ちかまえているからだ(笑)。今年は仕事が忙しくてお店選びを母に任せておいたらなんとっ!!ミシュラン本を何度も眺め、「ちょっと行ってみたかったのっ!」と自分で予約まで入れてしまったのが、★2つを獲得した此方のお店だった。

「華麗なる美食の宴」は誕生日の二日後に開催された。家族をホテルのエントランスで先に下ろし、パーキングに車を停めて上がっていくと、同じフロアにあるショッピングアーケード街などは以前のままだ。その一番奥に此方のレストランへと続く大きな木のドアがある。こぼれるような笑顔のレセプション係に傅かれるままに中へ通されると、そこにはもう異次元ともいえる別世界が広がっている。

「お連れさまはまだいらっしゃっておりません!」とのことで、しばし渋いブラウン系のカラーで統一されたフカフカのソファ席で待たされる(一階にあるパティスリーでパウンドケーキを買っていたのだとか・笑)。

やっと全員が揃ったところでお席へ。ホール左手にあるガラス張りの広いキッチンではスタッフの方々が忙しそうに動き回っている姿が見える。アニバーサリーということを告げてあったせいだろう。一番奥にある静かなお席へと案内された。★2つのテーブルセッティングはさすがに素晴らしい。


当日いただいたメニューは下記の通り(2ヶ月毎に更新とのこと)。
●三陸の帆立貝 バジルと黒トリュフのフィーヌ・メルバ
●やわらかな鱸 磯のパフューム
●アグー豚のクルスティアン グリーンマンゴと白菜のアクセント
●ショコラのトゥルトー ピーツのマリネ ヨーグルトのソルベ

せっかくのトロワグロなので本当はシャンパンで乾杯したいところだったけれど、当日、運転手の私はコンガス(San Peregrinoだそう)のお水で我慢(泣)。赤・白共に4種類あるグラスワインの中から父には1杯目として「シャサーニュ・モンラッシェ2005」を勧める。

○アミューズ
トマトのコンソメゼリー寄せ、粉状にしたとうもろこしを軽くやいたもの、セップ茸のカプチーノ仕立てと、すでに皆様のレビューでお馴染みの定番でもあるらしい3種のフィンガーフード。それぞれに個性があっておいしいのだけれど、個人的にはトマトが一番気に入ったお品。

○バジルのスープ
色々と細かく説明してくれたのだけれど正式名称は失念(笑)。「前菜前の前菜」ということで登場した此方はバジルをほんのりと効かせた逸品。写真ではボケボケでわかりにくいのだけれど、オレンジやらナッツ系やらが鋭角的にレイアウトされ、深みのある繊細な味わいを醸し出している。

●三陸の帆立貝 バジルと黒トリュフのフィーヌ・メルバ
登場した途端に思わず「うーむ!」と唸ってしまったお品。数ミリのうすいトースト(?)の上に帆立貝、バジル、そして黒トリュフが美しく芸術的に並び、神々しいまでの輝きを放っている。バジル、黒トリュフという一見、個性が強そうな素材をミルキーな帆立貝と合わせて全く別物に仕上げている。食感はたしかに帆立貝なのだけれど・・・。この料理は白ワインと合わせてもう一度食べてみたいかも(笑)。

○豆腐のラビオリ
当日のメニューには入っていなかったのだけれど、ロアンヌの本店でも人気ということで供されたお品。上にトッピングされているのはオレンジ(だったかな?)。たしかに食感はお豆腐(湯葉に近いかな)なのだけれど、フランス人のシェフの手にかかると「お豆腐」ではなくなってしまうような(笑)。母と顔を見合わせて笑ってしまったのだけれど、「当日のベストけったい賞」(失礼!)を進呈したいと思う。

※ここで父が二杯目を所望。「もう少し重い感じで」とお願いしたところ、ソムリエの方が「それではボルドーをお持ちしましょう」とのこと。そして「本日はお誕生日ですから!」と、★2つレストランとしては信じられないぐらいにグラスにたっぷりと注いでくれた(爆)。美しい色のボルドーだなーとテーブル越しに眺めていたら、どうやら「アミラル・ド・ベイシュヴェル2004」だったらしい(レシートに記載)。うーん、一口で良いから飲んでみたかった(泣)。

●やわらかな鱸 磯のパフューム
たぶん当日、最も「和」を強く意識したお料理。熱々のお皿に載ったほとんど立方体に近い鱸の上には昆布(!)が。彩りのグリーンピースとまたもや黒トリュフ(!)が・・・と思ったら、それぞれのお皿に熱々の和風出汁がかけられていく。と、何だか懐かしいような「磯のパヒューム」がお皿からフンワリと立ちのぼっていく。まさに、目の前に「海」を感じさせる素晴らしい演出っ!!そしてこの鱸がフンワリ&ホロホロでとてもおいしいのだ。まさにフレンチに和のエッセンスを巧みに採り入れた芸術作品といえるかもしれない。かなり感動!!

●アグー豚のクルスティアン グリーンマンゴと白菜のアクセント
すでにお腹はいっぱいになりつつある私たちの前に、今度は4×3×3.5センチぐらいの立方体×2が登場した。沖縄で育てられたという幻の豚肉「アグー豚」だ。豚特有の臭みが少なく、コレステロール値が普通の豚の4分の1ながら、旨み成分のグルタミン酸が豊富なことで話題となったあの豚だ。爽やかな食感のグリーンマンゴも沖縄産だという。スタッフの方にソースをかけていただき、非常に扱いにくいがとてもよく切れるナイフで切り分けていただく。アグー豚の皮はパリパリっ!アジアンテイストの香辛料が用いられているのか、オリエンタルな風味が微妙に鼻をくすぐる。写真では脂身がちょっと気になるかもしれないが、「コレステロール値は普通の豚の4分の1!」ということなので(えっ?)パクパクといただいてしまった。足りなかったらソースは自分で増量できる。おいしいものをいただいた後で申し訳ないのだけれど、正直、これは一つでよかったかもしれない(爆)。しばらく豚さんはノーサンキュー!の気分だった。

○パン
クルミ、ベーコン、バジルの3種類のパンはもちろん焼きたてホカホカでお代わり自由。もちろん3種とも食べてみたけれど、ベーコンとバジルが個人的にはおいしかった。また、限りなく近未来的なバター容器(!)に入った当日のバターに「葉脈」はなかった。

○バジルのアイス 木イチゴのソース(だったかな?)
アヴァンデセールは彩りもかわいらしいさっぱり系のバジルのアイスクリームとさくらんぼが登場した。上にかけられる木いちごのソース(たぶん)もさっぱりと品の良い味わい。
それにしてもバジルのスープ、パン、前菜、そしてデザートにまでバジルが使われているのに、一つとしてあの「バジル食べてます!」という独特の風味をそんなに強く感じないのは一体、どういうことなのだろう?庭でバジルを栽培している母でさえ「バジルという割にはあまりバジルっぽくないわねぇ」などと妙に感心している(笑)。

●ショコラのトゥルトー ピーツのマリネ ヨーグルトのソルベ
グランデセールはフォンダンショコラ風。アニバーサリーを迎えた父のプレートにはチョコレートで「シェフからのお祝いの言葉」が!レストランの粋なはからいに、本人はかなり喜んでいたようだ(笑)。
ショコラにピーツを合わせていただくと風味が増すということなので、その通りにいただくと確かにショコラの甘みが微妙に変化しておいしい。一方のヨーグルトのソルベはお口直しに最適!「ふーん!」という言葉を何度も連発しながら交互にいただいてしまった。

○プチフール
両端のみ共通であとは異なるかわいらしい5種のお菓子がきれいにレイアウトされて登場した。すでにお腹は満腹なのだけれど、甘いものは別腹(えっ?)。

○カプチーノ
食後のドリンクはエスプレッソやカフェオレなども含めて色々選べるらしいが、カプチーノを所望。ホワホワのクレマ部分がかなりしっかりしていておいしい。

お上りさんみたくアニバーサリー訪問の記念写真まで撮影(爆)。ふと後ろを振り返ると「カプチーノのお代わり」が(驚)。1杯目よりはカップは小さいが、二杯目は正直きつかった(笑)。別にカプチーノを二杯飲んだからではないと思うのだけれど、その夜はほとんど明け方まで眠れなかった(泣)。


すでに皆様がご指摘のように、ところどころに和やオリエンタルの遊び心を採り入れた現代風創作フレンチの真髄を楽しませていただくことができたような気がする。これだけあれこれといただいて「フレンチ食べたナー!」という独特の食後感をあまり感じないのは、やはり此方ならではのアレンジの賜物だろう。素材の組み合わせ然り、ソースの巧みなアレンジ然り。。。

そしてまたサービスが素晴らしい。当日は客が5組と少なかったせいもあるのだろうが、影武者のように広い店内をまんべんなくフォローしている。ミシュランが「最上級の快適さ」と評価したのも十分に頷ける。

しかし、窓から見える景色は今いち。というか、以前、この場所にあったイタリアンに月一で通っていた(打ち合わせで・爆)自分には見慣れすぎた景色なのかもしれないけれど・・・。
また、(自分たちも含めて)客層は実に幅広い。たまたまだったのだろうが、当日は大声の関西弁で話すオヂが店内中央のテーブルにいたらしく、かなり目立っていた(笑)。

いずれにせよ、また、何かのおめでたいアニバーサリーの際には是非、再訪してみたいレストランだ。★2つレストランに行きたがっていた母はもちろん、主賓の父が一番喜んでいたのだから家族の満足度もかなり高い。次回は是非、電車でアクセスしてシャンパーニュからトライしてみたい。


  • 静かなる余韻
  • アミューズ 1
  • アミューズ 2

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3位

ナディア (長谷、由比ケ浜、極楽寺 / イタリアン、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2008/04訪問 2008/05/26

噂の女性シェフによる鎌倉イタリアンの真髄、ここにあり!!

「長谷にナディアという素晴らしいお店がある!」という話はだいぶ前から耳にしていたが、予約の取りにくいことでも有名なお店らしい。「いつか訪れてみたい!」と思いつつ、肝心のツアコンさんからは「まただめだった!」という残念な話ばかり(泣)。が、「GW中の予約にチャレンジしてみるのだけれど、もしもゲットできた場合は久しぶりに湘南に遊びに来ませんか?」というお誘いメールが舞い込んだのはたしか3月の話。。。
その後、桜が咲き始める頃には無事にお席が確保できたといううれしいメールが舞い込んできた。

このお店のすごいところは、すでに皆様がご指摘の通り、若手の女性シェフによる天才的な塩(とその他の素材)の使い方にあるらしい。噂によれば、その日の素材(魚とか野菜など)の状態を見つつ、目分量で塩をパッパッ!とダイナミックに振りかけていくのだとか。。。そして、絶妙の火加減で調理されたそれぞれのお料理は、最高の状態で「えもいわれぬおいしさ」を醸し出すのだとか。。。

そのような話を耳にしてしまったら、自分の目で確かめてみたいと思ってしまう(笑)。そんな訳でありがたいお誘いに便乗させていただくことにした。

当日の予約は19時ということで、久しぶりにツアコンさんのセッティングによる「湘南食べ歩きツアー」を敢行。あれこれとよく食べ(飲み?)、アペリティフ三昧の後に此方への訪問となった。

古民家を再生してモダンな雰囲気に造りかえた此方はお庭が割と広く、敷地内には先程アペリティフを楽しんだ某店が鎮座ましましている。(昔の)土間感覚が残るエントランスには上がりかまちのような大きな石が置かれているため、思わず靴を脱ぎそうになるのだけれど、店内へはそのままインするらしい。

裸電球(?)を天井にそのままあしらった店内は柔らかな雰囲気に包まれている。
メニュー構成は前菜・プリモ・セコンドからそれぞれ好きな料理を組み合わせるプリフィクスらしい。それでも3,900円(!)という驚異的なお値段だ。

当日、お願いしたお料理は下記の通り。
私:
前菜:地ハマグリのスープ
プリモ:ニョッキトマトソース
セコンド:石鯛の香草オーブン焼き
友人A:
前菜:モッツァレラチーズとトマトのサラダ
プリモ:からすみのスパゲティ
セコンド:ズッパ・ディ・ペッシェ
友人B:
前菜:ホワイトアスパラの焦がしバター
プリモ:あさりのスパゲティ
セコンド:仔羊のロースト(+600円)

正直、前菜の地ハマグリのスープは私にはいささか塩加減が強かった(爆)のだけれど、
ツアコンさん情報によれば、この界隈では塩加減はやや強めがノーマルとのこと(驚)らしい。しかもハマグリさんの大きなことっ(喜)。
そしてニョッキのおいしさにはマジに感動してしまった。もちろん、お手製のニョッキなのだろうけれど、とても柔らかで軽く、しかもプニプニッとしたニョッキらしさを失っていないばかりか、フレッシュ感あふれるトマトソースとの相性もバッチリなのだから思わず脱帽してしまう。
そしてセコンドの石鯛。これは本当に「天才」の名を欲しいままにする「シェフ」の腕前が見事に凝縮されたお味。石鯛独特の甘さを残しつつ、ジューシーかつ絶妙のホロホロ感あふれるテイストを楽しませてくれる。

先程アペリティフ代わりにワインを飲んでしまったので、此方ではグラスを所望。向こうでグラスに注いで持ってくるので銘柄は確認できなかったのだけれど、テイスト的にはお料理のおいしさをより一層引き立てる役割を果たしているように感じた。すごくおいしい!と思えなかったのは、先程のアペリティフのせいらしい(笑)。それでも濃い感じの二杯目はなかなかおいしかったのだけれど。。。

デザートはシチリア風に「カッサータ」(530円)とコーヒー(400円)を注文。このカッサータ、結構、好きかも。なかなかクセになりそうな味が印象的だった。

これだけ食べて飲んでお会計は3人で2万弱。もちろん、コースで3,900円という価格設定が功を奏しているのだろうけれど、昨今まれに見る素晴らしいCPだと思う。もしかしたらこのダントツのお値段が予約の取りずらさの要因か(笑)。

予約が取れるか否かはわからないが、近所に住んでいたら迷わずリピートしたくなる一軒。もちろん遠くからでもはるばると訪れるに値するお店であることは言うまでもない。


  • かわいらしい外観のお店です
  • 外観 その2
  • 外観 その3

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4位

エリゼ光 (元町・中華街、石川町 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥4,000~¥4,999

2013/06訪問 2013/06/20

港の見えるヘルシーフレンチ(再訪)。

※再訪して写真を追加したので更新させていただきます(新たに追加した写真は14枚です!)。


およそ1年4ヵ月ぶりにランチで再訪(滝汗・汗)。
みなとみらい線「元町・中華街駅」改札口に直結する「アメリカ山公園・エレベーター」のお陰で、お店までのアクセスは格段に便利になった。
生憎のお天気で横浜港の景色は雨にぼやけているが、予定時刻より早めにお店に到着。雨の日はそんなに混んでいないので狙い目かもしれない。
この日は「シェフお勧めランチコース」(野菜と魚のフルコースランチ/3,000円(税込み・サービス料別))をお願いする。


■当日いただいたお料理
◯アミューズ

三浦で採れた人参の冷たいスープ

◯前菜
キュウリのシャルロット仕立て

◯魚料理
長井漁港産、メダイのポワレ、トマトとオリーブオイルのソース、まるごとのピーマン、ししとうを添えて
◯メイン
長井漁港産、サワラ(手前)とイサキ(うしろ)のポワレ、ビーツのソース 三浦の野菜を添えて
◯デザート
デコポンオレンジのシプースト アールグレイのアイスクリーム添え
◯コーヒー


■当日いただいたアルコール
◯泡
◯CREPY “La Perchette” 2009 Domaine Fichard AOC


最初に登場するのは「人参の冷たいスープ」。角張ったボトルに入った人参のスープはほんのりと甘く、ビタミンがたっぷりと詰まった滋味深い太陽の味わい。外は雨なのだけれど、お日様を拝んだようなホコホコした気分になった(笑)。


六川シェフ自らテーブルで切り分けてくれるのは、お醤油に用いられる「もろみ天然酵母」を使って焼き上げたというパン。いつものライ麦パンもおいしいのだけれど、この「もろみ天然酵母のパン」はみたらしだんごのような甘辛い風味のテイストと独特の香りが食欲中枢を刺激する一品。一同、「食べたことのない感じのパンでおいしい!」と大絶賛の嵐!!シェフのチャレンジング・スピリットにはいつも感心させられる。。。


前菜は「キュウリのシャルロット仕立て」。王冠のように丸く、繊細にアレンジされたキュウリの中には、戻りカツオとアボカドのピューレが!細長いキュウリのフリットはほんのりと甘くてお菓子のような食感。全体的にサッパリと初夏を感じさせる仕上がり。。。

続いて登場する「メダイのポワレ」もてんこ盛りのトマトソースにオリーブオイルを効かせたサッパリ系の優しい仕上がり。カリカリに焼き上がったメダイとお野菜の相性もバッチリでおいしくいただいた。
「野菜と魚のフルコースランチ」という名前の通り、此方ではメインもお魚料理が登場する。毎朝、三浦の漁港に自ら買付に行くというシェフのおめがねにかなった「サワラ」「イサキ」はいずれも美味!!旬のアスパラもおいしかったけれど、このお皿のポイントはナス!フリットもナスというこだわりよう。


メインにお肉が登場しないので寂しく思われる方もいるかもしれないが、此方の「お野菜とお魚料理を主体とした組み合わせ」は栄養価が高い割にカロリーは控えめなので、こと女性客には人気が高い。しかもそのうえ、味も良いときているので、客にとってはこんなにうれしいことはないだろう。


そして季節のフルーツを盛り込んだデザートも此方のシェフの真骨頂。この日はいつもの「草月」を彷彿とさせるアレンジはなかったが、ゴールデンオレンジデコポンオレンジキヨミオレンジと、湯河原発のオレンジを様々なアレンジで楽しめる4種類のラインナップ。私が選んだのは「デコポンオレンジのシプースト アールグレイのアイスクリーム添え」。デコポンが柔らかく香るシプースト(ブリュレ)と、その上にトッピングされたアールグレイのアイスクリームのフレッシュな組み合わせは濃厚ながらも好印象。最後にデコポンとヨーグルトの爽やか風味を満喫してごちそうさま☆


当日は泡とスイス・レマン湖最南端にあるワイナリーで作られる「CREPY “La Perchette” 2009」を数人でシェアしてお支払いは一人4,000円ちょい。
この日は生憎の雨だったけれど、お天気の良い日は、窓の外に横浜の美しい景色を臨みながらおいしくてヘルシーなお料理を楽しむことができる。


秋のモンブラン(すでに宣伝されていた・笑)をはじめ、コミススイカメロンなど、季節の果物をあしらった四季折々のデザートアレンジも圧巻。CPも悪くないし、横浜に出かける際には頭の片隅にインプットしておきたいお店だ。


【'12年2月20日のレビュー('12年2月訪問)】

およそ1年半ぶりの訪問(滝汗)。今回は「ヴァレンタイン・フェア」「ワゴンデザートで好きなデザートを好きなだけお楽しみ下さい♪ 」というキャッチフレーズに誘われるままに、はるばると横浜までやってきた(呆)。
今まで何度かディナータイムの訪問はあったのだけれど、ランチタイムの訪問は今回が初めて。
この日は比較的に穏やかな日曜日ということもあり、横浜・山手界隈は人通りも賑やかだ。


「ヴァレンタイン・フェア」のランチは4,000円と6,600円の2種類。いずれもアミューズ・前菜・魚料理・魚料理・ワゴンデセール・コーヒーまたは紅茶のコースで、品数は一緒だが、使用する素材が異なるらしい。
此方は地元で収穫されたお野菜とその日、水揚げされた鮮魚だけを使用するというフレンチのお店だ。この日の主役はあくまでも「ワゴンデザート」なので、お食事は4,000円コースでゴー!!


■この日いただいたお料理
●アミューズ
・カーボロネロ(ケール)のスープ
・キハダマグロ 赤い辛味大根のソースと共に
・カナド(ホウボウに似ているけど、少し小柄なお魚なのだそう) レタスソースと共に
・炙ったカマス 紅芯大根のソースと共に

●前菜
・三浦大根のステーキ 赤カブのチップを添えて
・魚のカルパッチョ 茹でた菜の花に聖護院大根のソースを添えて
 お魚は右上から、いなだ、ひいか、天然の鯛、スズキ、うまづらハギ、サバ。黄色いのはチーズのチップ。

●白ワイン
・Felines Jourdan Languedoc Blanc 2010(ルーサンヌ100%)
アルザス系を彷彿とさせる上品でフルーティなテイストが特徴とのこと。

●魚料理1
・ウマヅラハギのソテー 青首大根、赤い辛味大根、わかめ、自家製からすみ 赤カブとオリーブオイルのソース

●魚料理2
・スズキのソテー ロマネスクのソース(蟹の風味の季節の白菜、インカのめざめのソテー、芽キャベツ、ブロッコリー)

●パン
・自家製ライ麦パン
・自家製長ネギパン
・じゃがいものソテー

●ワゴンデセール
・ガトーオペラ(クラシック味、イチゴ味)
・求肥をサンドした生チョコ
・生姜とバルサミコ風味、コアントロー風味のトリュフ
・材料からちゃんと作ったアーモンドクリームチョコ
・ショコラガナッシュとホワイトショコラガナッシュのマカロン
・イチゴ生キャラメルのチュッパチャプススタイル
・フォンダンショコラ
・シュー生地にフォンダンをかけて雪だるまのように仕上げたルリジュール
・フランボワジェ(フランボワーズのムースケーキ)
・明日葉のシャンティを合わせたタルトショコラ
・ふじりんごのキャラメリゼとキャラメルクリームをチョコ風味ビスキュイで包んだリンゴとキャラメル ロールケーキ
・ビスキュイとガナッシュ 2種のシャンティーで構成したガトーマルジョレーヌ
・コートドールのレシピで作ったクレームブリュレ

●紅茶


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ランチ訪問は初めてだったのだけれど、地元採れ立ての新鮮素材を駆使して美しい芸術作品に仕上げた「光マジック」にはお昼から圧倒されてしまった。

アミューズは4種類。最初に「カーボロネロ」(ケール)のスープが一皿だけ登場する。青汁にも含まれるこのケールは世界で初めての野菜だったのだそう(驚)。シェフの解説を聞いているうちに「きはだまぐろ」「カナド」「炙ったカマス」が次々と登場してアミューズ用の白いお皿がカラフルに染まった。窓から差し込む陽光を浴びてそれぞれのアミューズが美しく輝いて見える。もちろんそれぞれのお魚に合わせたお野菜のソースも繊細で透明感のある味わい。「カナド」ははじめていただいたのだけれど、歯応えがあって不思議な食感だった。

今が旬の「三浦大根のステーキ」の滋味あふれるおいしさを楽しんだあとは「魚のカルパッチョ」をいただく。
毎朝、市場を回って自分の目で確かめながらとっておきの新鮮素材を仕入れてくるシェフ のお眼鏡にかなった魚ばかりが、これまた新鮮採れ立ての菜の花の周りを美しく彩っている。右上から、いなだ、ひいか、天然の鯛、スズキ、うまづらハギ、そして菜の花の上にあるのがサバだ。甘くてとても柔らかい菜の花に満面の笑みを浮かべながらそれぞれのお魚に舌鼓を打つ。サバ、鯛も聖護院大根の甘いソースとよく合うのだけれど、個人的にはひいか、スズキ、うまづらハギのおいしさが印象に残った。


此方の特徴の一つはお肉料理が登場しないこと。お魚とお野菜が主体なので、フレンチといっても極めてヘルシーでローカロリーな内容の食事を楽しむことができる。
この日のお魚料理の一皿目は「ウマヅラハギのソテー」。水族館などでは面長でやや間抜けな顔をした「ウマヅラハギ」だが、あまりクセがない白身は美味。脂肪分もとても少ないお魚とのことで、赤カブとオリーブオイルのソースがかかったわかめやお野菜類との相性も◎。自家製からすみは日本酒と合わせていただきたかったかもっ(笑)。

これでお料理はおしまいかと思っていたら、二皿目の「スズキ」が登場した。
「お料理がまだ出るんだー〜?」と同行者がつぶやいたところ、シェフは「デザート全部食べられてしまったら困るから!」と素晴らしい切り返し(爆)。

この、二皿目の「スズキのソテー」は一転して力強いイメージ。こんがりと焼き上げられた「スズキ」の下には春の訪れを告げる芽キャベツとブロッコリー、インカの目覚めのソテー、蟹の風味の季節の白菜が顔を覗かせている。一皿目の「ウマツラハギ」が淡泊でライト系の一皿だとすれば、此方はちょいと濃い感じのメインと呼ぶに相応しい一皿だった。


●パン
・自家製ライ麦パン
・自家製長ネギパン
・じゃがいものソテー

此方はパンもすべて自家製だ。「ワゴンデセール」のためにパンは控えめにしようと思っていたのに、じゃがいものソテーが「めちゃうま!」なのでドンドンと食べ進んでしまう(汗)。「長ネギパン」は噛むほどに葱の旨みが増してくるパンだ。


左右のテーブルに「ワゴンデセール」のお菓子がワゴンごと運ばれていくので、「なくなってしまうのではないか?」と気が気ではなかったのだけれど、客に見せていたのは「ディスプレイ用のケーキ」だったらしい。「ワゴンデセール」は、右のテーブルに行っても、左のテーブルに行っても、私たちのすぐ横に来ても、完璧な出来たてのままだった(驚)。「じっくりお選び下さい!」と言われたところで、簡単には選べない。すべてのデザートをちょっとずつ食べたいのだ(呆)。

同行者が「ぜーんぶ食べてみたいな♪」と大きな目をクリクリさせながらお願いしたところ、「かしこまりました!」とにこやかに微笑むソムリエールの方。。。
そして暫く経った後に登場したのが、写真の通り、デザートてんこ盛りのデザートプレートだった(爆)。さすがに「ヴァレンタイン・フェア☆」「ワゴンデセール」食べ放題を謳う通り、いずれのデザートもそれぞれに完成度が高い。特にケーキ類の出来具合が素晴らしい。温められたフォンダンショコラ、酸味を効かせたフランボワジェ、ほんのりビターの効いたガトー・マルジョレーヌ等々、いずれをいただいてもそれぞれにおいしい。中でも秀逸と感じたのが、リンゴとキャラメル ロールケーキと明日葉のシャンティを合わせたタルトショコラだった。クレームブリュレもギブアップしかかったが、なんとか食べ終えてごちそうさまっ!!
普段から「高性能の別腹機能」を自負している私ではあるのだけれど、今回はマジにしんどい勝負だった(爆)。
が、「ヴァレンタイン・フェア☆」を満喫できたから良いことにしようっ!!

横浜・山手散策の時には覚えておくと便利な一軒。おいしくてヘルシーな魚中心のフレンチがそこそこのお値段で楽しめるお店だ。地元フレンド情報によると、一番景色が美しいのは空がオレンジ色に染まる夕方とのことだが、良く晴れた日の昼間の景色も見事だ。もちろん夜景もきれいなのだけれど。。。
ランチタイムは満席のことが多いので、必ず予約を入れた上での利用をオススメしたい。


['10年8月27日のレビュー('10年7月訪問)]

昨年暮れに横浜・ストラスジュールで開催されたプレ・ノエル「饗宴レストラン」に続くグルメイベントが開催されるということで横浜・港の見える丘公園までお出かけ。このイベントは、「シェフルール」の飯笹シェフ、「ストラスブール」の小山シェフ、そしてここ「エリゼ 光」の六川シェフという横浜を代表する3名のシェフが三者三様に腕を奮い、一つのコースを組み立てるという贅沢なイベントだ。

店内はいつもと違ったテーブルレイアウトでギッシリ(驚)。3店分のお得意さん(の一部)が集結するのだから当然だろう。此方のテーブルセッティングはセンスがあって美しい。

■当日いただいたお料理。
★三人の有志集大成★
●アペリティフ
三浦のスイカとトマトのシャンパン
●アミューズ(六川シェフ)
安田さんが収穫したトマトで作ったガスパチョ、スイカと竜崎さんが水揚げしたサザエ、
トマトのシャーベット添え

●オードブル(六川シェフ)
竜崎さんが水揚げした生赤ウニ、高梨さんが収穫した夏野菜のグリエと
加藤さんのトウモロコシで作ったoneスプーンのスープと共に

●甲殻類(小山シェフ)
活伊勢海老のローストと舌平目のポーピエットのシャンパン蒸し、
クラシカルなアメリケーヌソースとウニのショーフロワソース添え、夏トリュフの香り

●メイン(飯笹シェフ)
竜崎さんが水揚げした活鮑の柔らかステーキ とこぶしライス添え
●デザート
杏のタルト、八海山の酒粕のアイスクリーム(飯笹シェフ)
バナナのカラメリゼを詰めたチョコレートのムース「七夕の出会い・・・風」(小山シェフ)
山田さんが収穫した霜降りマスクメロンとのデリッシュなクープ(六川シェフ)

いつものように六川シェフが「本日の特選素材が豪快に載ったお盆」をもって客席をまわっていく。うーむ、見事な鮑、伊勢海老、そしてウニ。。。自ずと今宵のお料理に期待が高まってしまう。

前回同様、シェフたちの渾身のお料理はいずれも素晴らしい。
シャンパンに浮いている赤いボンボンはトマトだと思ったらスイカを丸く切り抜いたものだったし、粒々がまるでタラコのような食感が楽しいアミューズは清涼感を演出する爽やかな一皿。竜崎さんが水揚げした生赤ウニは一つひとつがくり抜かれて、生ウニと夏野菜のグリエがウニのイガイガの中に仲良く収まっている。単体でいただいてもおいしい生赤ウニがさらにパワーアップしていて感動っ!!イガイガの中をこそげ取るようにいただいてしまう。

パンも此方の自家製。丸いパンは10年以上も作り続けているライ麦パンなのだそう。お料理を引き立てるパンはたっぷりのエシレバターでいただく。

地元で採れ立ての新鮮素材にこだわるのも此方のスタイルだ。小山シェフによる活伊勢海老のローストと舌平目のポーピエットのシャンパン蒸しはソースの使い方が面白い一品。手間をかけてじっくりと作り込んだソースが朝に採れたばかりという伊勢海老と舌平目のお味を引き立てる。プリプリッとした伊勢海老の柔らかな食感がとても感動的☆

メインは活鮑のステーキ。この鮑がとてつもなく柔らかくてとろけるようだ(驚)。シェフの説明によると、40〜50分煮てから焼くのがポイントとのこと。とこぶしライスと一緒にいただくととてもおいしい。今日、このイベントに参加できたことの喜びをしみじみと味わってしまった(爆)。

デザートは三人のシェフの競作。いずれのデザートもアイデアが凝らされていておいしかったが、見栄えで選ぶとどうしても六川シェフのマスクメロンのデザートが派手な分、目を引いてしまうようだ(爆)。どちらかというと、立体的なデザートの方が女性客のウケはよいかもしれない。


当日のワインもまた素晴らしいラインナップだった。此方に伺うと「ルバイヤートワイナリー」のワインをいただくことが多かったのだけれど、今宵はこのワイナリーを率いる勝沼の造り手「大村春男」氏による懇切丁寧な解説付!!大地と空を封じ込め、深い香りと味わいを紡ぎ出すルバイヤートワイナリーの世界が存分に楽しめる「ルバイヤート尽くし」の一夜となった(喜)。

■当日いただいたワインは下記の通り。
●前菜
Rubaiyat甲州 SurLie 2008
●伊勢海老
Rubaiyat 山梨 Chardoney 2007
●メインとの間に
Rubaiyat 甲州樽貯蔵 2009
●メイン(鮑)
Rubaiyat Rouge 樽貯蔵 2004


いずれのワインも爽やかで飲みやすい感じのワインだったが、私が特に気に入ったのは新樽を使わないで仕込むという割としっかり系の「Rubaiyat 山梨 Chardoney 2007」。赤の「Lubaiyat Rouge 樽貯蔵 2004」も爽やかでライトな口当たりが好印象だった。
お取り寄せもあるようだが([a:otrlst,ルバイヤート])、此方のワイナリーの直営店(ルバイヤート)もあるらしい(飯田橋)。ご興味がおありの方はトライしてみるのもよろしいだろう。


此方の常連である友のお陰で今年もまた思い出深い「饗宴レストラン」の夕べを楽しませてもらうことができた。この三人のシェフの挑戦はまだまだ続いていくことだろう。他の二軒のお店も訪問してみたいと思いつつ、そのままになってしまっている(汗)。横浜はちと遠いが、近々、頑張って足を伸ばしてみたい。


【'08年11月2日のレビュー('08年9月訪問)】

「あのエリゼが長年の夢だった待望の山手エリアに引っ越した!」という話を友人から聞いて以来、ずっと訪れてみたかった此方にようやくの訪問を果たした。此方を愛してやまない友人からは幾度となく誘われていたが、なかなか都合がつかず、実に3年と9ヶ月ぶりの訪問となった。
石川町で電車を下りて元町を突っ切り、真っ暗闇の険しい坂を息を切らせながら上っていくと山手通りにぶつかる。みなとみらいの煌めきを外人墓地ごしに眺めながら少し歩くと、道路に面した洋館2階にある此方に到着する。

センターテーブルもあるが、お席はすべて窓際。夜の帳が周囲の余計なものを隠し、みなとみらいの眺望を楽しみながらお料理を楽しめるというなんともロマンティックな演出だ。シェフがこの地にこだわった理由も何となくわかるような気がする。

当夜のお料理は、スペシャルメニューの「栗を味わうコース」(6,600円也)。いただいたお料理は下記の通り。
1.アミューズ5品

・井上さんが収穫した花オクラのマリネ 長井漁港産鮮魚(鯵)のカルパッチョ添え

・サマーオレンジスイカと小海老のサラダ レモン風味

・井上さんが収穫したさつま芋で作ったレモン煮 ハチミツ風味

・秦野産落花生のブランマンジェ 手作りコンソメゼリーと共に
・井上さんが収穫した紅芋のスープ

2.前菜

秋サーモンの燻製と栗、長谷川さんが栽培した茸の自家製コンソメゼリー寄せ
 
秦野産りんごのソース、キヨエオリーブジュースの香りと共に
     
温かい帆立貝のシュークリーム添え

3.魚料理

長井漁港産カサゴのポワレ 井上さんが収穫した栗と長谷川さんが栽培したマッシュルーム添え


4.お口直し

シソのグラニテ


5.肉料理

野性味溢れるシャラン産鴨とフォアグラのソテー
  
井上さんが収穫した栗のローストと古屋さんが採って来た野生茸と共に

ガチョウのフォアグラ


6.サプライズ

栗ご飯サフラン風味、五十嵐さん手作りの鎌倉の塩風味
  
野生卵茸のロワイヤル添え


7.デザート

桃で作った幸せを運ぶてんとう虫 蜂蜜とミント風味

シンデレラのかぼちゃの馬車



友人情報によればネットで予約するとグラスシャンパンがサービスになるらしい。ワインは当日のシェフ一押しという「ルバイヤート マスカットベリーA樽貯蔵 2006」(6,000円)をセレクト。最初にシャンパンが運ばれてきて華やかな宴は静かに幕を開けた。

写真(店内が暗かったため、あがりは今ひとつなのだけれど・汗)を見ていただければおわかりのように、此方のシェフの場合、素材選びからはじまって、その組み合わせ方、ソースのからませ方、見せ方、盛りつけ、お皿の選び方に至るまで、とにかく独創的でダイナミックなテクニックを惜しげもなく披露してくれる。華道の心得は一切ない私だけれど(威張ってどうする・爆)、此方の六川シェフの大胆でチャレンジングなアレンジは「フレンチの草月(!)」と評しても過言ではないかもしれない。

アミューズ5品のそれぞれのお野菜の繊細なアレンジもさることながら、当日、私が最も感動したのが、2.の秋サーモンの燻製と栗、そして5.のシャラン産鴨とフォアグラのソテーだった。2.は食べてしまうのがもったいないぐらいの美しい盛りつけ。お皿の柄なのか、はたまたソースなのか、錯覚さえ覚える。帆立のシュークリームはほんのりと温かい。一方の鴨とフォアグラは口の中で絶妙のハーモニーを醸し出してくれるのだった。カサゴのポワレはカリカリのシッポがツンとそびえているのがご愛敬(笑)。最初はやわらかさが感じられたルバイヤートも多彩に表情を変えながらどんどんと開いていき、どんどんとお腹の中に収まっていく(爆)。と、今度は「ガチョウのフォアグラ」が登場した。「まだワインが残っているようなので・・・」とうれしい一言(喜)。このフォアグラもトロトロで超美味。うーん、もっとワインが飲みたいよぉ(爆)。

そしてサプライズとして「栗ご飯と野生卵茸のロワイヤル添え」が登場する。「おおっ!!」あまりの驚きにしばし沈黙する(笑)。まさかフレンチのお店で「栗ご飯」が登場するとはっ!!大粒の栗はホコホコで甘く、とてもおいしい。添えられたこだわりの塩を少々つけるとさらにおいしさがグレードアップする(ような気がする)。野生卵茸のロワイヤルも限りなく和を意識したテイスト。思わず日本茶が欲しくなってしまった(笑)。

そしてデザートがまたすごい!雑誌「ハ○コ」にも掲載されたという「シンデレラのかぼちゃの馬車」と幻の桃といわれる「蟠桃」を丸ごと1個使った「桃で作った幸せを運ぶてんとう虫 蜂蜜とミント風味
」だ。馬車をひく馬の足下はカボチャのプディング、そして馬車の中にはモンブランが隠されたまさに魔法の馬車だ。一方、濃厚な甘みを持つ幻の桃の周囲にはテントウムシや葉っぱがかわいらしくアレンジされていて食べるのがもったいなくなるぐらいだったが、そう言いながらもすべて完食。

当夜はお祝い事のある客のためにたまたま居合わせたプロの歌い手による「タイタニック」の生歌なども飛び出したりした。「タイタニック」の生歌を聞きながら眺めるみなとみらいの夜景は、何故かとても美しく煌めいて、いつまでも心に残るものだった。
という訳で、味も雰囲気も、そしてロケーションも、横浜ではおすすめの一軒。友人情報によればインターネット予約の方が確実とのこと。たぶん昼と夜では窓からの景色も異なって楽しめるに違いない。


【2006年8月7日のレビュー (2004年12月 訪問)】
トルシエ監督夫妻が贔屓にしていた店ということで、以前から訪れてみたかったフレンチ。此方の常連だという湘南在住の友に頼んで憧れのデビューを果たした。
店内は思いの他、クラシカルでデコラティブな雰囲気。カサブランカが心地良い香りを放つ窓際席はたぶん夏はテラス席になるのだろうが、この季節はちょっと涼しい(笑)。

当日の来訪目的は友がインターネット情報でゲットした「鹿さん」だった。が、当夜は「鹿さん」改め「猪さん」とのこと。お肉の種類は変わってしまったが、友の勧めに従って通常のディナーメニューから4,500円のコースを選択。「猪さん」は当初の予定通りに追加オーダーすることにした。

1.アミューズ:玉葱のキッシュ
2.冷たい前菜:秦野の古屋さんが収穫したカリフラワー、オレンジカリフラワー、紫カリフラワーを4つのバリエーションで
3.佐島産アンコウのロースト、安田さんが収穫した三浦キャベツと共に
●追加前菜:当日、水揚げされたばかりの穴子のカルパッチョ(オプション)
4.スープ:安田さんが収穫した春菊と夏刈さんが収穫した京芋のスープ
5.メイン1:エリゼ光のスペシャリテ 本日の佐島のお魚料理)
6.メイン2:桑原さんが下田で仕留めた野生猪(3種類の猪料理を一皿に)
7.デザート:津久井浜の山田さんが収穫した苺づくしのデザート
8.コーヒーまたは紅茶

ワインは「RUBAIYART」の赤をセレクト。1のキッシュは此方の定番らしい(友説)。オブジェのように美しく盛りつけられて登場する2のカリフラワーは、グラタン、ムース、海老とカリフラワーを組み合わせたショーフロワー、サラダの4種。カリフラワー本来のおいしさが様々に楽しめる。一方、3のアンコウはほろりとしたやさしい味わい。穴子のカルパッチョはコリコリっとして不思議な食感だったが、おそらく好き嫌いがわかれる一品(のような気がした)。
5のお魚は「鰆」。安田さんが収穫した聖護院大根と共にいただく。少し和風のアレンジがきいているせいか、まったりと安心できる味わい。そして「鹿さん」改め「猪さん」の料理は、赤ワインソースのロースト、赤ワインの煮込み、パイ包みの3種だ。伊豆・下田の豊富などんぐりで育った野生猪とのことだが、結構しっかりとした主張のあるテイスト。昔、「猪鍋」は食べたことがあるけれど、「猪フレンチ」初体験の私は「ふーん!!これが猪かー!」という感想を抱きながらいただくことに。気持ち的には「鹿さん」の方が好みかもしれない。

デザートはイチゴづくしの中から、イチゴのミルフイユとイチゴのぜんざい・イチゴのキャンドルを添えての2種を選んで、二人でシェアすることにした。この時期、イチゴは珍しくないけれど、いずれも粒の大きな「幸の香イチゴ」で華やかに彩られたデザートはさすがにプロの味だ。まいうー!!さらに友のお勧めという「コミス」などを追加オーダーしてみる。世界一美しい幻の洋なしといわれるコミスは宮内庁御用達のお品。さすがに通常の洋なしとは一線を画する(ような)ノーブル(ん?)なおいしさだった。

「○○さんが育てた」「○○さんが仕留めた」というメニューを見ればわかるように、いずれのお料理もシェフの素材へのこだわりと料理への熱い想いがひしひしと伝わってくる素敵なお店だった。選んだワインにもよるが、CPも一人8,000円弱と良心的なプライスがうれしい。

そして、お手洗いにはトルシエ監督のサイン入りの写真が飾られていた。「はるばるとこの店を訪れて良かった!」と思わせるだけでも彼の残した功績は大きい。。。

  • セッティング
  • 三浦で採れたニンジンの冷たいジュース
  • 泡

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5位

りょうりにん みわ (関内、伊勢佐木長者町、石川町 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2008/04訪問 2008/04/14

白木のカウンター席で味わう優雅なフレンチ。

やばい、やばすぎる。もう今年も4分の一が過ぎたというのに忙しさを口実に一度もフレンチのレビューを書いていないことに気づいた。もしかして昨年末のクリスマスディナー以来のご無沙汰か(爆)。自分の書いたレビューをつらつらと眺めてみるだに、居酒屋、カフェ、甘味系のレビューしかないではないか(汗)。このままをキープするのは何としても避けたい。

そんなところに食べ歩き仲間から久しぶりのフレンチお誘いメールが舞い込んできた(嬉)。お店の場所は関内と我が家からはちょっと遠いが、喜んで出かけてみることにした。すでに皆様もご指摘の通り、「ここよ!」と言われないとわからないようなビルの2階に、鮨店のような白木のカウンター席と1卓のテーブル席から構成される此方はひっそりと位置している。エントランスで靴を脱いでスリッパに履き替えると目の前に居心地の良いあたたかな空間が広がる。カウンターの中からダンディな三輪シェフが爽やかな笑顔で出迎えてくれた。

何度もリピートしている友人のアドバイスに従い、「スプーン一杯の幸せ」と「フォアグラ」のお料理を組み込んだ「おまかせ」のコースをお願いしてみることにした。
まずはシャンパンで乾杯!私にとっては今年初の「フレンチの宴」の幕開けだ。

●当日いただいたお料理は下記の通り。
1.スプーン一杯の幸せ
2.本日のお刺身サラダ(三重産の鰺)
3.あんこうの唐揚げ サラダ仕立て
4.フォアグラのソテー 甘夏とナッツのソース
5.冷製ホワイトアスパラのスープ
6.金目鯛とホワイトアスパラのソテー
7.鴨胸肉のロースト
8.デザート
ミルフィーユとモカアイス、クレームブリュレとマンゴーアイスの二皿
9.パン
10.コーヒー

●当日のワインは下記の通り。
1.シャサーニュ・モンラッシェ2005(ハーフボトル)
2.サヴィニー・レボーヌ2002(ブルゴーニュ・ピノノワール100%)

アラカルトやコース料理とは異なり、お任せ料理は一皿ごとに感動体験が待ち受けているのが楽しい。

1.スプーン一杯の幸せ
一口で食べてしまうのが惜しい一品。うに、かに(海老?)、パセリ、その他の食材をコンソメのジュレで仕上げた冷製前菜。いつまでも食べ続けていたいと思うほどにクセになるテイストが◎。

2.本日のお刺身サラダ(三重産の鰺)
「今日の鰺は三重産です!」とシェフが見せてくれたのは「鰺じゃなくてさば?」と思えるほどの30センチサイズを超えた丸々と太った大きな鰺。もちろん食感も「さば?」と勘違いしてしまう位に身がしまり、たっぷりと脂がのっている。

3.あんこうの唐揚げ サラダ仕立て
フレンチであんこうの唐揚げとはちょっと意外な取り合わせ。爽やかな食感のソースがプリプリとしたあんこうと菜の花にとてもよく合う。

4.フォアグラのソテー 甘夏とナッツのソース
「絶対に外せない!」二品目として友人が絶賛する此方のフォアグラ。甘夏とナッツときいて「ん?」と思ったのだけれど、これがまたフワフワトロトロのフォアグラと見事に調和する。「うーむ、実においしい!」と唸ってしまった一品(笑)。

5.冷製ホワイトアスパラのスープ
春先のホワイトアスパラがおいしくない訳がない。上品な甘みがじんわりと広がってゆく。

6.金目鯛とホワイトアスパラのソテー
カリカリに焼き上がった金目鯛の下にはホコホコのホワイトアスパラ。そら豆の鮮やかなグリーンと丁寧に作られたソースがおいしさに華を添えてくれる。

7.鴨胸肉のロースト
今年初(しつこいっ!)の鴨胸肉のローストのおいしさもすでに言わずもがなだ(笑)。
ちびちびと時間をかけて味わってきた「サヴィニー・レボーヌ」が名残惜しい。。。

8.デザート
ミルフィーユとクレームブリュレは折角なのでシェアすることにした。個人的にはクレームブリュレの方が好きなテイストだった。

最初は白・赤をそれぞれハーフボトルでいただく予定だったが、いずれのお料理も完璧!というほどおいしいせいだろう。酒飲み女たちのピッチはグイグイと上がり、赤に移行する頃には「ハーフでは足りないでしょう?」というシェフからの優しい気遣い(笑)。
色々と悩んだ結果、ソムリエでもあるシェフのお勧めでもある「サヴィニー・レボーヌ」を選んだのだけれど、これが大正解。軽やかな果実の風味が時間の経過と共にクルクルと表情を変えていく。それがまたサーブされるそれぞれのお料理と実によく合うのだ。

当夜は週半ばのせいか私たちの貸し切り(友人情報によればこんなに空いている此方は初めてとのこと)状態。そしてお会計は1.6万ちょい越えというのだからリピーターが多いというのも大いに頷ける気がする。私もリピーターをめざしたいけれど、いかんせん遠いかなぁ(笑)。今年初のフレンチに敬意を表して★4.5を進呈させていただきたいと思う。

  • シャンパンで乾杯!
  • おいしすぎる「スプーン一杯の幸せ」
  • 「スプーン一杯」アップ

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6位

北京遊膳 (荻窪 / 中華料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥1,000~¥1,999

2014/06訪問 2014/07/23

我が家のお気に入り中華料理店。(再訪)


※再訪して写真を追加したので更新させていただきます(追加した写真は最新の16枚を含めて48枚です)。


お気に入りの中華ということで、わが家からもアクセスが便利なのでたぶん一番頻繁に(でもないかな?)リピートしているお店。
アップをおさぼりしていたのだけれど、前回レビューから4年も経過してしまったので、たまには更新を(汗)。


レビューをさぼっていた4年の間に、此方のことが大好きだった父が亡くなり、此方を最初に紹介してくれた食いしん坊の叔父が亡くなり、だいぶ寂しくなってしまったのだけれど、荻窪駅南口にほど近いちょっと怪しいエリアのカラオケスナックの居抜きみたいな場所(大変に失礼!)で此方は今も変わらずに元気に営業されている。


家族で訪れる回数はグッと減ってしまったのだけれど、有難いのは食べることが大好きな食べログの友人たちの存在(笑)。
訪問メンバーの構成に若干の入れ替えはあるものの、何故か「いつもよく飲み、よく食べる人たちの集団!」と此方のマダムの頭の中にはインプットされているようだ(爆)。


この日も「よく飲み、よく食べるメンバー」が久しぶりに荻窪に集結。いつものように「北京ダック」は予約時に注文済みだ。
そろそろ夏メニュー恒例の「稚鮎の唐揚げ」が食べられるかなーと密かに期待して出かけたのだけれど、この日のオススメメニューには含まれていなかった(涙)。
が、逆にこの方が正解。というのも、どうしても何度か食べて美味しかったメニューを選んでしまうという傾向があるらしい(汗)。
たしかに今回、遡って写真をアップしてみたのだけれど(それでもまだまだすべてをアップしきれていない・汗)、似たようなメニューが並んでいることに驚く(呆)。たしかにいずれも美味しいのだけれど、どうやら「守り」に入ってしまっている感じは否めない(爆)。もっと「攻め」に転じて色々なお料理にチャレンジしてみなければっ!!


そんな訳で今回は、「北京ダック」の他に、「ニガウリと牛カルビ」「干し貝豆腐」、そして「海老餃子」「水餃子」、さらには「北京風ツールーメン」などにチャレンジしてみることにした。
トロトロでほわほわに柔らかな「干し貝豆腐」の滋味深い味わいにも惹かれたのだけれど、「ニガウリと牛カルビの炒め物」のガツンとしたお味の中にも風味豊かな美味しさが隠れているのが此方風。ニガウリがまるで別のお野菜のように牛カルビと合わさって独特のお味を醸しだしている。「ふーん!」と相変わらず感心しながらいただいた。


久しぶりの北京ダックも皮がパリパリで芳ばしい。アメリカ産の北京ダックは内臓を処理されて輸入されるのだという。フォアグラはどこの国にいってしまうのだろう(謎)。今回は「ボンじり@北京ダック」をいただいてみたいと仲間の一人が所望。
登場したのはみょーに脂っこい他店では味わえないだろう(恐らく)「ボンじり」だった。最後の北京ダックにサンドしてお味噌でいただいてみたのだけれど、軟骨と脂と北京ダックの香りが一緒になったような不思議なお味。話のタネにはなるけれど、もう一度食べたいかと聞かれると、その答えはびみょー(笑)。。。いや、「攻め」に転じたからこそ、このようなお品も食べられたのだけれど(笑)。


そしてプリプリの海老餃子がやってきた。「春巻き」は何度かいただいたことがあるけれど、「餃子」をいただくのは実は初めて(汗)。もちもちかつプリプリっとした広東風海老餃子は注意しないと転がっていってしまいそうなほどに弾力がある。もちろんツルッとした食感の皮の中には海老さんのすり身がたっぷり!!一人2個ずつを注意深くいただく。
続いては「水餃子」。これも「攻めモード」で選んだ初めてのメニュー。やはりトゥルトゥルの皮に包まれた太った餃子がお皿の中で微笑んでいる。
此方は用意された専用の特製タレでいただく。刻んだネギ、ショウガ。醤油酢に特製のスープを加えて作ったものとのこと。
「本当は何もつけないでそのまま食べるのがあちら風なんです!」とマダム。が、私たち日本人はどうしても「餃子のタレ」=「醤油+酢」という方程式が頭の中にできあがってしまっているらしい。黙っているとそうやって食べる人が後を絶たないため、敢えて専用タレを用意されたのだそうだ。このタレが奮っている。飲み干したくなるぐらいに美味しいのだ。もちろんそのタレをつけていただく水餃子は完璧なお味!!此方の水餃子がこんなに美味しかったとは知らなかった。まさに一生の不覚!!これは今度、家族で訪問したときの「マストアイテム」に加えなければなるまい(笑)。


そして「北京風ツールーメン」。冷たいサッパリとしたスープに、挽き肉、海老、ニラなどのたっぷりの具をトッピングしたサッパリ味の「かわり冷麺」といった感じの雰囲気。ニラの風味が海老や挽き肉の旨味と合わさって、独特の美味しさを醸し出す「夏の定番」といった感じの酸味が特徴的。山椒のピリ辛風味が食欲中枢を別の角度から刺激するのか、すでにお腹はいっぱいなのだけれど、スルスルっと収まっていってしまう。まいうーーっ!!これはサッパリとライトな感じでいただけるので、これからの季節の夏ばて予防対策にもにもバッチリかも!!「初めてのお料理ってなんて素晴らしいのかしらんっ!!」と感激していたのだけれど、写真を整理していたら、2年前の7月訪問時にもすでに此方の「ツールーメン」をいただいていたらしい(爆)。全然覚えていなかったのだけれど(恥)。

なんでも此方の「ツールーメン」は、あの山本益博氏も絶賛のお料理とのこと。個人的に氏のことはあまり好きじゃないのだけれど、美味しいことはたしかに美味しいので、機会があったら水餃子と共にオススメ!!。


但し、お値段的には全体的にちょっとお高めかなぁ。オススメ一品料理が少しお高めなので、できれば数名で訪れてシェアするのがオススメ。北京ダックは人数に応じて半身からでも注文可能だ。
次回の訪問はいつになるのかなぁ。またメンバーを募らなければ。。。
ごちそうさまでした☆


【'10年8月29日のレビュー('10年6月訪問) 】


(掲載写真の「☆マーク」は今回訪問のアラカルトメニュー、「●マーク」は2月訪問時のアラカルトメニュー、「□マーク」は昨年末訪問時の6,300円コースメニュー、「▲マーク」は2008年訪問時の9,450円コースメニューの写真となっています。)


中華料理の好きな我が家のお気に入りの店。コテコテの油っこい中華料理ではなく、油分抑えめのあっさりしたおいしい中華料理が食べられるお店として今、最も高得点をキープしているお店でもある。我が家からそれほど遠くない上に、そんなにお高くないのがうれしいお店だ。たしかにお店はちょっと「ん?」と思うような路地に佇んでいるのだけれど。。。少々、古いレビューで申し訳ないのだけれど、6月初旬に家族イベントで再訪を果たした。

■当日お願いしたお料理は下記の通り。
1.前菜1:自家製叉焼
2.前菜2:野菜の湯葉巻き
3.前菜3:大根とくらげの和え物
4.大正海老の北京風チリソース(2,940円)・・・★
5.北京風蟹玉
6.八宝菜(3,500円)・・・★★
7.稚アユの北京風衣揚げ(2,600円)・・・★★
8.古老肉(酢豚)・・・★
9.五目炒飯
10.コーメン・・・★★
11.杏仁豆腐
◯紹興酒(ボトル/甕出し)


★★は今回、特に感動したお料理。★は前回気に入って、今回もリピートしておいしかったお料理。
前菜類は此方の定番のようだが、アラカルトでいただくといずれもたっぷりしているのがうれしい。
今回は前菜2の「野菜の湯葉巻き」が特に出来がよかったように思う。「大正海老の北京風チリソース」は此方では外せない一品。ピリッとした辛さが刺激的だ。
「北京風蟹玉」はフワフワッとした熱々玉子にたっぷりの蟹が入っておいしいのだけれど、当日のメニューの中ではいささか凡庸だったかもしれない。

「八宝菜」は壁のメニューに「アワビ、ナマコ、干し貝柱、カニ肉、エビ、イカ、豚肉、各野菜の煮込み」と書かれている通り、相当に豪勢なお品。豪華な素材の風味がこっくりとした出汁や野菜の甘みとからみあい、絶妙のおいしさを醸し出している。この内容だったら3,500円も納得だろう。そして「稚アユの北京風衣揚げ」、これがまた実においしい。この時期、稚鮎の「天ぷら」や「唐揚げ」は時々見かけるが、北京風の稚アユは甘酢系の餡がからんで独特の爽やかな食感を楽しませてくれる。何尾でも食べられそうな感じの深い味わいだった。
「酢豚」も北京風の特徴なのだろうか。前回同様、爽やかな感じに仕上がった酢豚だった。パラパラ感が見事な「五目炒飯」はお野菜たっぷりのヘルシー志向。

そしてお料理の〆は「コーメン」だった。コーメンとは「素そば」のことらしい。「ウチのスープのおいしさが一番よくわかる麺なので是非召し上がってみてくださいね」とマダムに勧められるままにお願いしてみたのだけれど、これがトンデモナクおいしい。濃厚で上質な味わいのスープに細い麺がほどよく絡み、思わず笑顔になってしまうようなおいしさなのだ。まさに中華料理を食べたあとの「〆」にふさわしい一杯(爆)。次回から「〆」にこの「 コーメン」は外せなくなってしまった。

前回は食べ損ねた「杏仁豆腐」をデザートにいただいてごちそうさま。
今回は車ではなかったため、私も「紹興酒」少々いただいてお会計は4名で約2.6万円だった。


CPで考えるとコース料理の方が一人分ずつ小皿に取り分けてもらえるし、お得なような気もするが、4人以上の場合はその日のオススメ料理や定番メニューの中から好きなものをオーダーするアラカルトの方が楽しいように思う。


荻窪界隈で中華という時にはかなりオススメの一軒。但し、ランチタイムは界隈のリーマンの方々の「社食」然と化してしまうため、個人的にはあまりオススメしない。こちら本来の素晴らしさを堪能したい場合は、できるだけ「ディナータイム」のご利用をお勧めする次第である。


【'10年5月2日のレビュー:'10年2月訪問】

この日は家族のちょっとしたお祝いごとでの利用。コースではなくアラカルトで色々といただいてみようということとなった。
アラカルトでいただく場合、基本は本日のオススメメニューが掲示されているので、それを基本に食べたいものを織り交ぜて選んでいかれるのがよろしいだろう。
折しも年末に友人たちとの忘年会で此方を利用した私の場合、すでにリピートしたい品々は心の中で決まっていた(許せ、友たちよっ・汗)。

当日、お願いしたお料理は

1.大根とクラゲの和え物(前菜)
2.大正海老の北京風チリソース(2,940円)
3.メニューにはない麻婆豆腐
4.古老肉(酢豚)
5.ホタテとなんとか茸の炒め物
6.五目おこげ
7.野菜入り春巻き
8.五目焼きそば
(老酒)

以上、8種類。中でも、1.の大根とクラゲの和え物(前菜)と8.の五目おこげは前回訪問時にいただいてかなり気に入ったお料理で、これは今回も食べてみたいと狙っていたのだった。また、3.のメニューにはない麻婆豆腐は、無理をいって特別に作っていただいたもの。北京料理に麻婆豆腐は存在しないのだそうだ。

1.大根とクラゲの和え物(前菜)
中華風サラダのように様々な具材を合わせた一品。大根やキュウリのシャッキリ感とクラゲやハム、椎茸などが微妙に合わさり、前菜として食欲中枢をほどよく刺激してくれる。

2.大正海老の北京風チリソース(2,940円)
大きなプリプリ&熱々の大正海老がピリ辛のソースに絡まって超美味!!ハフハフ言いながらいただく訳だが、思わずビールが欲しくなる一品。これはもう一皿あってもうれしいお皿だった(笑)。

3.メニューにはない麻婆豆腐
八角等の香辛料を利かせ、かなり濃厚な感じに仕上がった麻婆豆腐は挽肉がベースというよりも、どちらかというと海鮮ベースのような不思議なテイスト。まさに中国4千年の歴史が一皿に凝縮されたような歴史を感じさせる麻婆豆腐だった。母が「自分の作る麻婆豆腐と食べ比べてみたい!」というからわざわざお願いして作ってもらったのに、家族の感想は「いつもの食べ慣れた味の方が口に合う!」とのこと(滝汗)。それでも北京風の麻婆豆腐を味わうという貴重な体験ができたことに心から感謝したいと思う。

4.古老肉(酢豚)
個人的にこれは最も此方で食べてみたかったお料理の一つ(笑)。お野菜たっぷりのせいか、一口いただくと何とも爽やかな食感が口の中に広がる。柔らかな酸味がほどよく効いていて野菜類とのバランスもよく、いくらでも食べられそうなお料理だった。これももう一皿あってもよかったなぁ(笑)。

5.ホタテとなんとか茸の炒め物
見かけは今いちだが、味はおいしい「黒っぽいなんとか茸」がタップリのホタテと合わさって絶妙のお味を醸し出す一品。辛かったり、酸味が効いたお料理の後に、醤油ベースのこの炒め物はなんだか箸休め的な食感を楽しませてくれる。

6.五目おこげ
目の前で開催される「熱々ショー」が楽しい一皿。もちろんその後はお野菜たっぷりの海鮮おこげをフーフーと冷ましながらいただくのだけれど、蟹や豚肉、キノコやハム等々、具材たっぷりで視覚的にも楽しみながらいただけるお料理だ。

7.野菜入り春巻き
「水餃子」と究極の選択を強いられたのだけれど(爆)、多数決の結果、今回は春巻きのチョイスになってしまった。野菜やキノコ類を合わせて餡で絡めたヘルシーな具材もさることながら、皮のおいしさに感動!!

8.五目焼きそば
青梗菜や筍、白菜、海老、いか、豚肉等々、具材たっぷりの五目焼きそばを〆でお願いする。マダムの解説によると、此方の焼きそばの麺は「茹でた生麺」を使用とのこと。だから麺を炒める時に野菜や肉類から出る汁を吸って旨みたっぷりの仕上がりになるのだそうだ。たしかに他店でいただく焼きそばとは明らかに一線を画する。何というか、具材たっぷりの「汁なしラーメン」(そんなのありかい!)をいただいているような気さえしてくる。これは従来の「焼きそば」の概念を越える「焼きそば」だったように思う。

すでにお腹はパンパンでとてもデザートまでいただく余力は残っていない。お会計は「老酒とビール数杯」を加えてトータルで2.2万弱。コース料理でキッチリといただくのもよいけれど、好きなものを好きなように組み合わせていただくのも、また此方の楽しみ方の一つなのかもしれない。アラカルトの場合、自分たちで取り分けなければならないが、慣れてしまえばそれもまた楽しい。

※文字数が足りなくなってしまったため、昨年末にいただいた6,300円のコースメニューに関しては写真のみで失礼させていただきたいと思う。


【'08年1月14日のレビュー('07年12月訪問)】

昨年末、家族にちょっとしたお祝い事があって母から指令が下った。「日曜の夜にどこかおいしい中華料理店を探すように!」。。。案の定、目当ての店はどこも予約で満杯だ。と、突然に思い出したのが此方。ランチを何度か食べにきたことがあるし、某レビュアーの方からは「夜はどうですか?」と再三、お問い合わせもいただいている。ビクビクしながら電話をかけてみるとラッキーなことに無事にお席は空いていた。任務完了(ほっ!!)。

ランチメニューはたしか一律、1,050円だが、夜のおまかせコースメニューは6,300円と9,450円の設定。7品から構成される9,450円のコースをいただいてみることにした。

すでに皆様がご指摘のように、荻窪駅南口を出て細い路地を抜け、いささか怪しい雰囲気が漂う古い建物のかなり急な階段を上った2階に、此方は位置している。ドアには「小さなお子様はご遠慮願います」の貼り紙。鰻の寝床のように妙に細長い店内も一種独特の雰囲気(失礼!)。

熱々のおしぼりがサーブされ、お酒メニューを眺める。「お祝い」ということで、2種類ある紹興酒からお高い方の「紹興大越貴酒」(それでも3,680円)をお燗でいただくことにした。

当日、いただいたお料理は下記の通り。
1.前菜三種盛り合わせ
・自家製叉焼
・大根とくらげの和え物
・鶏肉のチリソースかけ(だったかな?)
2.フカヒレのスープ
3.大正海老の揚げ物
4.八宝菜(あわび・牡蠣入り)
5.あわびとほたてと筍のスープ仕立て
6.〆の中華麺
7.マスクメロン

上品なマダム(奥さま?)が色々とお料理の説明をしてくださるのだけれど、当日は紹興酒を二本もいただいてほろ酔い気分だったせいか、記憶が相当に抜け落ちてしまっている(恥)。

1.の前菜三種盛り合わせは三品それぞれに特徴的な味わいとバランス。中でも自家製叉焼のおいしさは特筆ものだろう。
2.のフカヒレスープは、コラーゲンたっぷりでフルフルのフカヒレもさることながら、濃い感じのスープが「たまらなく」おいしい。何というか「中国4千年の歴史」(決してオーバーではなく)を感じさせる重厚で上品なテイストだ。
3.大正海老の揚げ物はスッキリとした塩味で爽やかな食感に仕上げられている。
4.八宝菜(あわび・牡蠣入り)は、今まで趣を変えて、オイスターソースとお醤油でアレンジした割と濃い感じのソースで具される。野菜がたっぷりと用いられているせいか、八宝菜独特のしつこさは微塵も感じられない。
5.あわびとほたてと筍のスープ仕立てはにんにくの芽がアクセントに熱々で登場する。他のお料理はすべて小皿に取り分けてサーブされていたが、何故かこのお料理だけ大皿で登場した。たっぷりほたてとあわびと筍をそれぞれに取り分けていただく。素材の旨みを最大限に活かすためか、こちらも塩を基調にした優しい味わい。先程のあわびとは、全然、別物に感じられる。
6.〆の中華麺(ちゃんとした正式名称があるらしい・爆)は写真の通り、青梗菜と葱、そして見えないけれど海老がトッピングされている。熱々の器の中には自家製(たぶん?)のやや太めの麺とまいうーなスープがたっぷり。。。麺のおいしさもさることながら、このスープがまた只モノではない独特のテイストなのだ。

中華料理というと、概して「油っこいタフな食べ物」というイメージが強いが、此方のお料理は全体的に「滋味あふれる心と身体に優しい味わいの中華料理」という印象を抱いた。いずれのお料理も素材の旨みを引き出すための「中国4千年の歴史に裏づけされた」(しつこい・笑)最大限の配慮とテクニックが成されている。
何よりも我が家の「マダム・リャン」(注・中華に関しては割と自信があるらしい母のこと・爆)の「久しぶりにおいしい中華料理を食べたわ!」という一言に集約されるだろう。

荻窪からのアクセスも便利だし、CPバランスにも優れたこの荻窪の名店は、我が家のお気に入りの店としてこれから定着していくはずだ。新しい年も迎えたことだし、家族点も加算して久々の「★5」を進呈してしまおう(爆)。


  • 【14年6月】北京ダック(15,120円)
  • 【14年6月】水餃子(1,575円)
  • 【14年6月】海老餃子(2,500円)

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7位

ふく田 (木場、門前仲町、越中島 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2008/10訪問 2008/11/12

「今まで生きてきてよかった!」と連れが大いに感動した店。

※再訪して写真を追加したので更新させていただきます。

森下のベニサン・ピットでマリヴォーを鑑賞後、清澄庭園散策を経て此方に到着。日曜日はそんなに混まないと思っていたのに、ウィークデーとは異なる家族連れやカップル客で満席(週末でも予約は必須!)。

せっかくだいぶ前から楽しみにしていたのに、お昼に食べた格安ランチのせいであまりお腹が空いていない。まずは生ビールで乾杯していると、おつき出しが登場。思わずニンマリと微笑んでしまうほど、相変わらずおつき出しのレベルは高い。予約の際にお願いしておいたおつくりは写真の通りの豪華版!ポン酢をはじめ、しょうが醤油、わさび醤油と3種のお好みでいただく。
今回は日本酒で楽しもうと思っていたのに、やはり前回同様、焼酎のボトルをお願いしてしまった。おいしいお料理と共にどんどんとピッチは上がっていく(オイオイ!)。今年初の生牡蠣はトロトロのビッグサイズ!!謙虚な私は泣きながら3つ目の牡蠣を連れに勧めた(爆)。えーん、もう一つ食べたかったよぉ(爆)。

ポテトサラダと生春巻きはリピート必至のお品。今回のポテサラは前回よりもちょっと塩気が強かったような。。。ま、相変わらずおいしかったから全然問題ないのだけれど。。。

そして「お時間がかかりますが・・・」と言われた「黒豚トロ肉の鉄板焼き」(だったかな?)がお出ましになった。熱々のトロトロでピチピチと油が鉄板の上を飛び交っている。此方は豆乳の入った酢醤油(たしか?)みたいなタレでいただく。お肉のトロトロ感もさることながら、添えられたきのこ類やほこほこのにんにくが絶妙のハーモニーを醸し出していてなかなかおいしい。が、よーく見張ってないと何故か脂肪部分のみが鉄板に残っているような・・・。なんと!!連れが脂肪部分のみを残して、お肉部分だけをせっせと口に運んでいた(怒)。いい歳をして好き嫌いするなよなーーっ!!ほこほこのにんにくは均等にシェアすることとなった。

私たちは頼まなかったけれど、松茸やふぐなど、旬の高級素材を用いた料理もメニューにはもちろんラインナップしている。もう少し色々と食べてみたかったのに、お昼の格安ランチがヘビーすぎた今回はいささか不完全燃焼(自分たちが悪いのだけれど・爆)。

おいしいものを食べに行くときはお腹を空かせていくことが鉄則だろう。ま、焼酎のボトルはしっかりとキープしたし、また近々、リベンジを果たしに再訪してみることにしよう。


【2008年2月20日のレビュー (08年2月訪問)】
この時期、世の中はヴァレンタイン・デーで盛り上がる時期だが、連れの場合、高級チョコレートよりも「うまい酒と肴」がうれしいらしい。そこで食べログ検索をかけて浮上したのが此方。レビューを書かれている方々の何名かは一度もお会いしたことはないのだけれど、何故かミクシィで「酒飲み」つながりだったりする。彼らのおすみつきなら安心!ということで訪問を果たした。

門前仲町界隈などは滅多に訪れることがないので、地図を片手にお店までの道のりも結構楽しい。
5時半前の店内にまだ客はいない。熱々のお手ふきと冷たいビールにホッとひと息つきながら、メニューを眺める。「毎日、その日の仕入れによって書き換えられる」というメニューには食べたい品々があれこれと書かれていて選ぶのに迷うほどだ(笑)。

まずはお勧めという「お刺身盛り合わせ」に「ポテトサラダ」「白子のポン酢和え」をお願いする。当日のお通しとして「づけの握りと河豚の煮こごり」が登場する。すでに皆様がご指摘のように、この「づけ」がとてもおいしい。お魚はもとより、お米・酢・醤油・握り加減、etc.のバランスが素晴らしいのだ。もちろん「河豚のにこごり」も言わずもがなである。この後に登場するお料理への期待感に胸が高まってくる。

登場するお料理に備えて当日は幻の米焼酎とも言われる「大石」をボトルで所望。それでも3,900円というリーズナブルな設定だ。

「お刺身の盛り合わせ」は、タコ、マグロ、しめ鯖、ぶり、赤貝、タイの6種類。すでに塩味がついているというシコシコっとした食感のタコ以外は割と濃い口系のお醤油でいただく。タコとしめ鯖、そしてぶりが特においしく感じられた。マグロはちょっと凡庸だったようにも思う。
そして「ポテトサラダ」だ。たかが「ポテトサラダ」と侮ってはいけない。されど「ポテトサラダ」という感じでその実力たるや素晴らしい出来映えなのだ。皆様がすでにご指摘のように、ホコホコの絶妙なポテトサラダはごま油と塩で上品に味付けられたてんこ盛りのミズナの上に盛られて登場する。まずは一口。。。「うーーーっ!!」思わず無言になってまうほどにおいしい。なんと!連れは「森コロが作るポテトサラダの数十倍おいしい!!」とまで宣った(爆)。が、本当のことなので何も反論できないのが悔しい(泣)。
プリプリの「白子」はぽん酢とのからみバランスも絶妙でこれもまたおいしくいただけてしまう。

続いて「牡蠣の磯辺巻き」「豚ハツのステーキ」「河豚の焼き物」「白菜と蟹の煮物」をお願いしつつ、焼酎をちびちびといただく。この「大石」は非常にまろやかなテイストでロックでもいけるし、レモンを絞って水割りにしても口当たりが良いせいかガンガンと進んでしまう。
この時点でまだテーブルは2卓しか埋まっていなかったが、予約の電話はガンガンと鳴り響き、その度におかみさんが謝っていたのは人気店の宿命だろう。

プリプリっの生牡蠣はパリパリの海苔にくるまれて登場する。お酢の加減ももどかしくツルルンといただけてしまう。3つしかなかったのだけれど、泣く泣く連れに二つ目を勧めた(涙)。
「豚ハツ」は焼き加減が絶妙で上にかかっているトロトロの餡ソースと共にいただく。これがもう泣きたいほどに素晴らしいおいしさなのだ。ちなみに写真に映っている大きな黒いものは肉厚の椎茸。これがまたソースとからんでよく合う。
「河豚の焼き物」は繊細な塩加減がジューシーな旨みをさらに際立たせる素晴らしい仕上がり。
「白菜と蟹の煮物」は和風味のホワイトソースにたっぷりの白菜と蟹の身がほどよく組み合わさって何ともいえない世界を作り出しているのだ。ここまで来ると、連れと共にほとんど無言。というか「おいしい!」「うまい!」という単語しか出てこない。ボキャブラリーの貧弱さが悲しいのだけれど、本当にしみじみと「心の底からうまい!」と唸ってしまう料理ばかりなのだ。

7時をすぎた頃から店はどんどんと混んできて満席となった。ご主人が一人で調理を担当されているので若干、回転が鈍くなるのは致し方ないだろう。本当はご飯モノで〆たかったのだけれど、美味しいお料理の数々をいただいてすでに満腹状態だったし、すでに混み始めてきた時間帯故、最後に「おしんこ」と「春巻き」をいただいて仕上げることにした。
当日、いただいたお料理の中では「おしんこ」はいみじくもいささか凡庸なお味。「おしんこ評論家」(爆)の連れはしきりに残念がっていた。一方の「春巻き」は写真の通り、アスパラと蟹とトロトロチーズが入り、これまた結構なお味。これを特別のお塩でいただくというのだからおいしくない訳がない。

ふと気づいた時にはボトルが空いてしまっていた(爆)。これだけ飲み食いしてお会計は二人で約1.7万。料理の素晴らしさもさることながら、CPバランスの良さでもリピートは必至のお店だ。


  • キンキンの生!
  • 相変わらずレベルが高いつき出し
  • 本日のおつくり!

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8位

吉星 (人形町、浜町、水天宮前 / 日本料理、ふぐ、かに)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2008/06訪問 2008/08/05

鱧・鱧・鮎・鱧・・・、感動の鱧づくしコースに舌鼓!!

※再訪して写真を追加したので更新させていただきます。

「人形町で鱧づくしを楽しみませんか?」というグル友からのお誘いメールが舞い込んだのは6月の話。まだ梅雨明け前の時期だったが、「鱧・鱧・鱧〜っ!」と人形町の街をスキップしながら訪れることとなった。店前に辿り着いてびっくり!!すっかりと改装され、モダンな雰囲気の店構えに変身を遂げている。店内に足を踏み入れると左手カウンター席の奥から一斉に「いらっしゃいませーっ!!」と威勢の良い挨拶。本日のお席は右手奥にある半個室が予約済みだった。

当日のメンバーが揃うまではひたすらにお茶で我慢(笑)。目の前に置かれている「テーブルベル」を鳴らしてみたい衝動にかられるが、これも我慢(笑)。

メンバーが揃ってビールで乾杯した後は、華やかな鱧づくし料理の幕開けだ。
当日いただいたお料理は下記の通り。

1.鱧の煮こごり
2.鱧の八寸(鱧寿司・鱧の香煎揚げ、鱧子卵とじ)
3.鱧湯引きと焼き霜造り
4.天然鮎の塩焼き
5.鱧のしゃぶしゃぶ(松茸入り)
6.鱧の雑炊
7.季節のフルーツ

●飲み物
・生ビール
・麒麟山(新潟・吟醸)
・玉の光(伏見・純米大吟醸)
・龍(福井・大吟醸)
・シャブリ(1/2)

いずれのお料理もおいしくいただいたのだけれど、個人的に最も気に入ったのは、2の「八寸」(鱧寿司・鱧の香煎揚げ、鱧子卵とじ)と3の「鱧湯引きと焼き霜造り」、そして6の「雑炊」だろうか。特に「八寸」はそれぞれに趣向を凝らしたアレンジが楽しい。鱧寿司のおいしさに感動を覚えながらいただいた「鱧子」はプチプチとした不思議な食感。「キャビア?まさかねぇ・・・」などと騒ぎながらいただいてしまった。
そして梅肉と山葵醤油の二種類のタレでいただく「鱧湯引きと焼き霜造り」は、大きめの鱧がそれぞれ3切れづつ(!)。両方共においしいのだけれど、私としては芳ばしい風味の焼き霜造りの方が好みだった。ここまで食べ終えてすでに「鱧食べたナー!」という満足感はある。
が、まだまだ鱧づくしコースはようやく折り返し地点に到達したばかりだ(爆)。

鱧づくしコースの焼き物は「鱧源平焼き」だったらしいのだけれど、機転を利かせたグル友の粋な計らいで当日は「天然鮎の塩焼き」に変更されていた。鮎だったら白ワインだろう(えっ?)ということでシャブリ(ハーフ)をチョイス。やがて運ばれてきたのは小ぶりなグラマー鮎(!)。数日前に自宅で鮎を食べたばかりだったのだけれど、やはりプロの料理人の手にかかると全くの別物!!苦手な頭の部分のみ残して骨までおいしくいただいてしまった(笑)。

そしてオレンジシャーベットのようなもみじおろしとたっぷりのアサツキが登場した。いよいよ、お待ちかねのしゃぶしゃぶタイムだ。大きなお皿の上には「これでもかーーっ!!」というほどのたっぷりとした鱧の他、お豆腐、湯葉、京菜、レタス、そしてなんとっ!!3枚にスライスされた「松茸」が鎮座ましましているではないかっ!!!思わず歓声をあげてしまった(爆)。

銀製のお鍋に上品な薄色の出汁(鱧のアラの旨みが凝縮されたこのお出汁がとても美味!)が煮たってくると仲居さんが京菜と豆腐を入れ、「そろそろどうぞ!」とゴーサインを出してくれる。皆、真剣な表情で鱧を投入。と、「サーーーっ!!」と美しく鍋の中で鱧の花が満開になる。
煮すぎないように注意しながらいただく訳だが、これがまた実においしい。そして大切な松茸を投入。まさか6月のこの時期に松茸が食べられるとは思ってもいなかったので感動してしまった。鱧のお出汁で食べるとさらにおいしさが倍増(するように感じた)。

てんこもりの鱧を何とか食べ終えると茶碗1杯分のご飯と香の物が用意される。いよいよ〆の雑炊の宴だ。仲居さんの雑炊を仕上げていく流れるような手つきに全員釘付け(爆)。卵を溶きほぐし、蓋をしてしばし待つ。茶碗によそい、アサツキを加えていただく鱧雑炊のおいしいことっ!!
フグ雑炊もおいしいけど、鱧雑炊も上品な味がするなーなどとアバウトな感想を抱きながらしみじみといただいてしまった。もちろん最後はお鍋を空にしたことはいうまでもない(爆)。

鱧づくしのお料理を満喫して満腹のお腹をさすっているとデザートタイムだ。季節のフルーツはマンゴーとマスカット、佐藤錦と彩りも鮮やかな三種類。お腹はいっぱいのはずなのに、爽やかな食感のせいだろう。スルスルーーっとすべておいしくいただいてしまった。

これだけ食べて(飲んで)一人あたりのお会計は約1.7万。まー、年に何度もあることではないので、たまの贅沢にはよいかなぁ。何よりも鱧づくしのコース料理がこのお値段で食べられるのだから有難い話だ。しかも此方、妙に居丈高にならない爽やかな接客スタイルが好ましいお店のように思う。また、使われている器類(酒器・グラス類も含めて)も見事なものばかりだ。
そんな訳でフグと鱧の季節にはまたお金をためて再訪したい一軒。日本人として生まれてきたことを素直に喜ぶことができるお店だ。


【'06.8.26のレビュー(2006年2月訪問)】
12月中はほとんど自宅にお籠もりしていた私なのだけれど、当たり年だという「フグ」に誘われてはるばると普段はあまりご縁がない人形町界隈まで繰り出すこととなった。
昼間はつまらない仕事の打ち合わせもあったが、時間調整も兼ねて鑑賞した「3丁目の夕日」にホロリとさせられるままに迷いながらも此方に到着。本日のお席は地下のテーブル席だ。

当日のメインは、予約の際に友がチョイスしてくれた「天然とらふぐコース」(16,250円)だった。何でも此方のとらふぐくんたちは、採れる場所(豊後水道、日向灘、周防灘)や大きさにこだわっているとのこと。

先付はふぐの煮こごり、白子揚げ、小松菜の芥子酢みそ和えの3種。煮こごりもおいしかったのだけれど、白子揚げのおいしさにはマジに感動してしまった。私は初めて食べたのだけれど、実に素晴らしい食感かつお味だったように思う。

そして登場するのが「ふぐ刺し」だ。思いの他に厚めサイズ(!)で登場したのにはびっくり!!かつて福岡等で食したふぐ刺しに比べるとかなり厚い。が、ダイナミックに食べたい時にはこのような切り方の方が有難い(場合もある・笑)。皮もおいしくて大満足!!たぶん自家製(と思う)ポン酢のバランスも見事だし、たっぷりとした紅葉おろしも有難い。

そして私が個人的にかなりの感動を覚えてしまったのが此方の「ふぐちり」だ。骨付きの大きなフグの切り身を中心に、お豆腐、えのき、ねぎ、しいたけ、春菊等、別に特に変わった食材がある訳でもないのだけれど、とにかくおいしい。なんというか、いくらでも際限なく食べられてしまいそうな食感だったりするのだ。しかも、各テーブルの鍋を細かくチェックして「そろそろ食べ頃ですよ!」と言いつつ、黙って取り分けてくれたりするお店の方々のサービスが妙にうれしかったりもする。これもすべて「天然ふぐ」ならではの成せる仕業であろう。今まで「ふぐちり」は何度か食べてきたけれど、当日のふぐちりは「マイベストワン!」といってもよいほどにすばらしいお味だった。

そして最後はふぐ雑炊だ。「ふっくら系」または「じっとり系」の選択ができるのもうれしい。こんがりと焼き上がった香ばしい焼き餅が卵と相まったおじやのおいしさに華を添える。いやはや、お腹も満腹になって大満足の夜となってしまった。

アルコール系に関してはぐるなびクーポン(競合で失礼!)のビールからスタートして、天狗舞、麒麟山と楽しみ、その後、白子酒、ひれ酒と移行することになった訳だが、初めてトライした白子酒が不可思議な食感で◎。やっぱり「ふぐ」には個性的なお酒の方があうかもねー!などと酒飲み女たちの意見が一致した夜でもあった。

そして季節のいちごをあしらったフルーツのゼリー寄せのデザートが、何だかとてもおいしく感じられたりもした。

唯一残念だったのは、当日、隣のテーブルのお席についた方々・・・。どこかの会社のおえらいさん方らしいが、お三方でずーーーっとタバコをくゆらしたままなのだ。彼らの頭に「タバコはデザートになったら・・・」などという常識は存在しないらしい(笑)。が、此方もいい年をした強豪・酒飲み女トリオだ。酔いに任せてオヂサン方に十二分に聞こえるようにあの手・この手で嫌煙権を主張したのだけれど、今回はまるで通用しなかったようだ(残念)。

それでもお店の方はちゃんとわかってくれていたらしい。平身低頭で謝ってくれた挙げ句にひれ酒一杯分ずつ(!)をサービスしてくれたりもした。
気分を害した張本人たちは非常識なオヂサン方なのに何だか悪いことをしてしまった。私たちもほろ酔い加減で少し反省。。。

ふぐはおいしかったし、お店の方々のサービスは悪くないし(笑)、アクセス的に家からはちょっと不便だけれど、季節の移り変わりと共に是非また訪れてみたい一軒。
ひれ酒一杯分をサービスしてもらって、一人大体1.9万。このCPであれだけのメニュー内容を楽しめるとすれば、リピートは必至のお店になってしまう。何よりも東京においてあそこまでの「ふぐ」が楽しめることが感動に値するうれしいお店だ。

  • 鱧湯引きと焼き霜造り
  • 鱧の煮こごり
  • 鱧の八寸

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9位

鰻元 (白井 / うなぎ、焼き鳥)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2009/03訪問 2009/03/17

柔らかすぎるご飯はちょっと勘弁っ!割と好きだった鰻店。

※再訪して写真を追加したので更新させていただきます。

すごく久しぶりに訪問。
週末の店内は相変わらず賑わっていたけれど、運良く空いていたテーブル席に着席。きれいになったメニューから「つくね」(200円)と「焼き鳥」「300円」を選び、とりあえずビールを飲みながら久しぶりの「鰻」を待つことにした。

よく冷えたビールのおつまみはカリカリッとした食感が際立つ「鰻骨」だ。相変わらずおいしい。やがてこんがりとおいしそうに焼けた焼き鳥とつくねが運ばれてくる。串が30センチぐらいはありそうなジャンボサイズの「焼き鳥」に二人でかぶりつく。鳥重で食べた時よりもより一層おいしく感じられるのは熱々の焼きたてだからだろうか。一方の「つくね」は甘めのタレがほどよくマッチしてクセになりそうなおいしさ。「1本ずつ食べればよかったね!」と言ったところで後のまつりだ。自ずと鰻にも期待が高まってしまう。

そして待ちこがれた「鰻重・松」(1,500円)が登場した。「ん?」。。。以前に比べると若干、白地のご飯部分が目立つように思えるのは気のせいだろうか(笑)。
が、とにかく山椒をふってかぶりつく。相変わらず「鰻」はホロリとジューシーな食感でおいしい。ちょっとニンマリしてしまう。が、一体、どうしたことだろう?鰻の下にあるご飯が当日は柔らかすぎて今ひとつの出来具合だったのだ(悲)。しかも若干、さめているせいか、いつもの「鰻重・松」を100とすると、当日の出来は70点ぐらいの出来映えのように感じた。たかがご飯、されどご飯。せっかくおいしい鰻を抜群のCPで楽しむことができるお店なのだから、ご飯にももう少し気を配っていただけると有り難い。ま、何度も通っていてこのようなことに遭遇したのは初めての出来事だったので、当日はたまたま、ご飯の水加減の調節をあやまってしまったのかもしれない。此方のファンの一人としては、今後、このようなことがないようにという願いをこめて、誠に申し訳ないのだけれど★数を少々減点させていただきたいと思う。次回訪問時はどうかまた此方の鰻のおいしさを引き立てるご飯に戻っていてくれますように。。。


【08年10月のレビュー('08年9月訪問)】
そんなにお腹が空いていた訳でもないのに、「鰻が食べたい!」という連れに誘われるままに訪問。連休最終日の昼過ぎとあって店内はほぼ満席状態だった。たぶん一番小さい(?)「竹」(1,200円)をお願いする。今回はずいぶんと待つことになった。店内あちこちのテーブルにジャンボサイズの「焼き鳥」が運ばれていくのを眺めているうちに、ちょっとだけ味見したくなった。で、「すみません、焼き鳥1本!」と言いかけたところ、「ごめんなさいねぇ、今の1本で今日の分は終わっちゃったの!」と一言。がーーーんっ!!

待たされている間にお腹も空いてきたらしい。やがて運ばれてきた鰻重の蓋を開けると芳ばしい香りが鼻腔をくすぐる。連れの「松」(1,500円)と比べると鰻の量はいささか少なめ。が、ハフハフと言いながらすべておいしくいただいてしまった。

焦げ臭いといわれれば確かにそうかもしれないが、十分に許容範囲内。成田界隈の鰻は蒸しが入っていないのが特徴らしいので、此方も入っていないのかもしれないが、割と最近、成田市内の某店で食した鰻(蒸しが入っていなかった)に比べると、天と地ほどの差がある(ように感じた)。
ま、焼きとか蒸しとか、難しいことは抜きにして、要はおいしければそれで良いのだ。
という訳で、わざわざ訪れるほどではないかもしれないが、ご近所にお住まいの方には自信をもってお勧めできる一軒。おいしさもさることながら、何よりもお財布に優しい手頃感が魅力だ。


【2008,7,22のレビュー ('08/07 訪問)】
今週木曜日は土用の丑の日ということで、少し早いのだけれど一昨日、久しぶりに此方への再訪を果たした。ちょうどお昼時だし、店前に車がたくさん停まっていたので大混雑を予想したのだけれど、店内はほんの数組の客のみ。

毎年、土用近くになると鰻重のみに集中するため、焼き鳥系はお休みになるのだとかで、メニューには鰻重の「松」(1,500円)と「梅」(1,200円)しか記載されていない。鰻が焼き上がるまでの間、焼き鳥(こちらの串はとても長いのだそう)を食べたかったらしい連れは落胆(笑)。

鰻が焼き上がるまでビールと鰻の骨で待つことになる。ビールはキンキンに冷えていて◎!休日ということもあってテイクアウト用鰻を買いに来る客も多く、予約の電話も鳴り響いている。ふと、厨房の方を窺うと、鰻を捌いているらしい様子だ。此方はご主人お一人で厨房を担当されているらしい。これは長期戦になりそうだぞ(笑)。

此方の鰻は浜名湖産らしい。私は見なかったのだけれど、連れは容器の中でゴニョゴニョとうごめいているうなちゃん(とてもグラマーで太い鰻が100匹ぐらいうねうねしていたのだそう・爆)をしっかりチェックしたらしい。

やがて登場した鰻重は写真の通り。去年のうなちゃんよりもしっとりと柔らかくホコホコに焼き上がっていて非常においしい。残念ながら昨年は鳥重と途中でトレードされてしまって完食を果たすことができなかったのだけれど、今年は二人とも「鰻重」をオーダーしたお陰で、しみじみ&ゆったりとおいしく味わうことができた。ご飯も炊きたてホヤホヤだし、鰻はジューシーかつフルフルでかなり満足っ!!
唯一、問題点があるとすれば、若干、タレが辛めだったこと。ま、これは個人的な好みもあるのであまりうるさいこともいえないのだけれど。。。


これだけの鰻がわすが1,500円でいただけるというのだから、CP的にはかなり優れている一軒といえよう。今年に入っていら何でもかんでも「値上げ、値上げ!」が続いていていい加減、うんざりしている中、価格据え置きというのも非常に有難い話だ。次回は是非、ビッグサイズの焼き鳥を目当てに訪れなければなるまい。


【2007,7,10のレビュー ('07/07 訪問)】
こんなに暑くなってくると、どうしても食べたくなるのが「鰻」だ。
印旛の方まで車を走らせれば鰻店はたくさんあるらしいのだけれど、友人宅にほど近い鰻店が此方のお店だ。実はどうしても食べたい一心で、必死になってネット検索した次第(笑)。
どこのグルメサイトにも紹介されていないのでわからなかったが、実はこの地で20年以上の歴史を誇る地域密着型の鰻店のようだ。

訪問したのは土曜日のお昼すぎだったのだけれど、探し当てて辿り着いてみると店前は車がギッシリ!長細い形の店内は、テーブル席と広いお座敷席に分かれ、客たちが思い思いの風情で焼き上がる鰻を待っている。
サンダル履きやスニーカーのお客さんが多かったのはたぶん地元客が大半を占めているのだろう。

テーブル席に腰を落ち着け、メニューを見てさらに驚く。鰻重は「松:1,500円、竹:1,200円」という驚異的なプライスだ。その横には「焼鳥重:900円」という設定もあり、裏を返すと焼鳥(1本300円)やつくね(1本200円)等も楽しめるようだ。

私は念願の「鰻重の松」、連れはよせばいいのに「焼鳥重・大盛り!」をお願いする。焼き上がりまではだいぶ時間がかかりそうなので、ビールをお願いする。おつまみは例の鰻の骨で、これがコリコリとしておいしい。

まずは連れの「焼鳥重・大盛り」が登場する。お重の中のボリュームが多すぎてちょっとずれている蓋をあけると、文字通り、「焼鳥山!」が現れた(爆)。たぶん焼鳥の串に刺す前のコロンとした形の鶏がギッシリと詰め込まれ、葱がところどころに見え隠れしている。
「これって焼鳥何本分になるんだろうねぇ」と言いながら、どんどんと「焼鳥山」はくずされていく。お腹が空いていたので一つつまませてもらったのだけれど、なかなかジューシーな味わいでおいしく感じた(注・最初は)。

そうこうするうちに、香ばしく焼き上がった「鰻ちゃん」が登場する。値段からしてそんなに期待していなかったのだけれど、これが大誤算!!
かなり大きく、鰻ちゃん自体の厚みもある。山椒をたっぷりとふってかぶりつく。。。「まいうーーーっ!!」思わず叫んでしまっていた(爆)。

都内の有名鰻専門店でしゃちほこばっていただく鰻重も大好きだし、あのような独特の雰囲気を味わうのもたまには良いのだけれど、このような場所で豪快にいただく熱々ほかほかの鰻重もまたたまらない。何よりもリーズナブルなプライス設定が鰻のおいしさをさらにバージョンアップさせてくれる(笑)。いや、実際、鰻自体もおいしいのだけれど。。。もちろん、ご飯も、そしてタレもまたおいしいのだ。思わず無言になって貪り食べてしまう(恥)。

と、「焼鳥重」を食べていた連れのうらやましそうな視線に気づいた(笑)。だからーー、最初から「鰻重」を二つ頼もうといったのにーーー。
結果、私の大事な「鰻重」はシェアされる運命を辿ってしまった(泣)。
最初はおいしいと感じた「焼鳥重」も「鰻重」特有のおいしさの前にはかすんでしまう。せっかく、はるばると訪れたのに、いささか消化不良となってしまったのは致し方ない。いや、焼鳥重もおいしいのだけれど、何度か通って鰻重を食べ飽きた人用のメニューのような気がしないでもない。「鰻元」という名前の通り、初心者の場合、まずはやはり「鰻重」を食べてみた方がよろしいかもしれない。
土用の丑の日も近いことだし、近々、敗者復活戦を固く決意する私なのだった(笑)。

  • 鰻重・松(1,500円)
  • とりビー
  • つくねと焼き鳥

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10位

青山ベリーパーラー (表参道、明治神宮前、渋谷 / フルーツパーラー、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2008/08訪問 2008/09/12

フレッシュな旬のフルーツを厳選した大人の「オートクチュールパフェ」の店。

久しぶりに青山界隈で打ち合わせ。道行く人々もさすがにお洒落な方々が多い。8月にしては少しだけ涼しい日だったので渋谷か原宿までお散歩がてらに歩いてみることにした。色とりどりの美しいアートケーキのディスプレイが目にも鮮やかな「ベリーカフェ青山本店」の前を通りかかったちょうどその時、「Today's Special Parfait  山形県産白桃のパフェ(限定10食)」とボードに記された文字が私を呼び止めてしまった(爆)。「呼んだ?」と思わず振り返る(笑)。。。

次の瞬間には青山本店の奥にあるエレベーターをめざして歩き出しはじめていた。。。
だって「山形県産白桃」といえば、山形生まれの連れが常に称賛してやまない桃だ。実際、どのようにおいしい桃を食べても「山形の桃にはかなわない!」のだそうだ。そのように素晴らしい白桃が「限定10食!」というのだから自分で実際に食べて検証してみるしかない。

エレベーターでB1Fに下りると深海の底に潜ったような青(テーマカラー?)と白(テーブルとライト)のスタイリッシュな漆黒の空間が目の前に広がる。カーペットは深紅でゴージャス感を醸し出している。
「ひぇーーっ!!」。。。エントランス付近でおののいていると、ハウスマヌカンのような黒いスーツに身を包んだスマートなスタッフの方が暗闇の中から音もなく近づいきて「いらっしゃいませーーっ!」とお席へ案内してくれる。

すでに頭の中には「限定10食の白桃パフェ」しかない。メニューも見ないで「白桃パフェはまだありますか?」と急いで尋ねる。にっこりと微笑みながら「ございますが、少しお時間を頂戴いたします」とスタッフの方。。。白桃パフェが食べられるのなら、何分でも待てるというものだ。

深海の底でボーーっとしているうちに、やがて待望の「白桃パフェ」がお出ましになった。素晴らしい!まさに宝石のように優美な輝きを放つゴージャス感あふれるパフェだ。ゴロンとした瑞々しい白桃がはみだしそうなほどに美しく並んだ上にトッピングされているのはコロコロのフランボワーズとスターフルーツ。そして甘さ控えめのアイスとクリームの素晴らしさといったらっ!!「白桃」の繊細な甘みを際だたせる脇役として、これまた十二分に個性を発揮している。「うーむ!!」と唸ってみたり、「ふーん!」と頷きながらどんどんと食べ進んでいくと、パフェグラスの中腹部分にもまだまだ白桃がたっぷりと顔を覗かせる。白桃パフェ自体のおいしさもさることながら、そのダイナミックな演出にすっかり恐れ入ってしまった。

四谷の某店の桃パフェも大好物なのだけれど、あちらを庶民派とするなら、此方はいささかよそゆきのお呼ばれ用パフェかなーとも思ってみたり。。。
ところでこの贅を尽くした「白桃パフェ」、お値段をチェックしないで食べてしまったのだけれど、果たしておいくらなのかしらん(汗)。一人食べ終えた後に値踏みしてみる。まさか2,000円はしないだろうから、1,700円ぐらいかしらん。。。正解は100円負けの1,800円(税込み)。
うーむ、さすがに深海の底のスタイリッシュな空間で味わうゴージャスパフェは違う(爆)。

スタッフの方のお話によると、ちょっと前は2,500円(!)の「シャインマスカットのパフェ」だかが人気のお品だったそう(驚)。何でも此方では「これは!」と思う果実栽培をされている全国の農家の方々を探し出して契約を結び、四季折々に楽しめる最高級のフルーツを分けてもらっていのだという。しかも毎日、入荷するフルーツの状態や食べ頃の時期を厳密にチェックし、「オートクチュールなパフェ」にふさわしいフルーツか否かを見極めた上で、最終的にお客様に提供されるのだそうだ。つまり、たとえ入荷されたとしても、今日はだめ!と思ったら「Today's Special」がない場合もあったりするらしい。つまり、その日の運も多分に関係するパフェという訳だ。さすがに青山の一等地にある店だけあって、考えることが想像を超えている。

私が伺った際、比較的に広めの店内には二組の先客が。。。一組は幼稚園児を連れたママ友集団の方々でその騒々しいことといったら(笑)。ちょっと此方の雰囲気にはあまり似合わないかなぁ。
というのも帰ってから検索したHP情報によれば、今年の5月2日にオープンした此方は、「こだわりフルーツのオートクチュールなパフェをゆったりと落ち着いた雰囲気で味わえる大人のための贅沢空間」をコンセプトに掲げるお店らしい。ま、夏休み中だから仕方なかったのかな(笑)。
なお、此方のお手洗いは必見(爆)。私の後に入店した小学生の女の子が「すごいお手洗いなんだよっ!」と何度も繰り返してお母さんに話しているのを聞いて、ついつい覗きにいってしまった(爆)。キラキラと輝くライティングが数分ごとに色が変わり、実際に海の底にいるような錯覚さえ感じさせる不思議な空間だった。

という訳で、青山界隈で時間に余裕がある時には頭の隅にちょっと覚えておくと楽しい一軒。四季折々の「Today's Special Parfait」をあれこれと楽しんでみたい。

  • 山形県産 白桃パフェ(1,800円)
  • 限定10食!
  • 真上から

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