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静かなる余韻
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アミューズ 1
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アミューズ 2
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バジルのスープ
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三陸の帆立貝 バジルと黒トリュフのフィーヌ・メルバ
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本店でも人気の豆腐のラビオリ
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やわらかな鱸 磯のパフューム
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角度を変えて
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アグー豚のクルスティアン グリーンマンゴと白菜のアクセント
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アップ
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パンはくるみ、ベーコン、バジルの3種類
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バターです
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アヴァンデセール
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ソースを加えて
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アップ
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グランデセール
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ヨーグルトのソルベ
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ショコラのトゥルトー
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プチフール 1
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プチフール 2
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カプチーノ(大)
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カプチーノ(小)
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お水用のグラス
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卓上に置かれた蝋燭
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美しいっ!!
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店内風景 1
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店内風景 2
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店内風景 3
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店内風景 4
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サービスショット
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毎年6月は忙しい。「誕生日」と「父の日」のダブルイベントを食いしん坊の父が待ちかまえているからだ(笑)。今年は仕事が忙しくてお店選びを母に任せておいたらなんとっ!!ミシュラン本を何度も眺め、「ちょっと行ってみたかったのっ!」と自分で予約まで入れてしまったのが、★2つを獲得した此方のお店だった。
「華麗なる美食の宴」は誕生日の二日後に開催された。家族をホテルのエントランスで先に下ろし、パーキングに車を停めて上がっていくと、同じフロアにあるショッピングアーケード街などは以前のままだ。その一番奥に此方のレストランへと続く大きな木のドアがある。こぼれるような笑顔のレセプション係に傅かれるままに中へ通されると、そこにはもう異次元ともいえる別世界が広がっている。
「お連れさまはまだいらっしゃっておりません!」とのことで、しばし渋いブラウン系のカラーで統一されたフカフカのソファ席で待たされる(一階にあるパティスリーでパウンドケーキを買っていたのだとか・笑)。
やっと全員が揃ったところでお席へ。ホール左手にあるガラス張りの広いキッチンではスタッフの方々が忙しそうに動き回っている姿が見える。アニバーサリーということを告げてあったせいだろう。一番奥にある静かなお席へと案内された。★2つのテーブルセッティングはさすがに素晴らしい。
当日いただいたメニューは下記の通り(2ヶ月毎に更新とのこと)。
●三陸の帆立貝 バジルと黒トリュフのフィーヌ・メルバ
●やわらかな鱸 磯のパフューム
●アグー豚のクルスティアン グリーンマンゴと白菜のアクセント
●ショコラのトゥルトー ピーツのマリネ ヨーグルトのソルベ
せっかくのトロワグロなので本当はシャンパンで乾杯したいところだったけれど、当日、運転手の私はコンガス(San Peregrinoだそう)のお水で我慢(泣)。赤・白共に4種類あるグラスワインの中から父には1杯目として「シャサーニュ・モンラッシェ2005」を勧める。
○アミューズ
トマトのコンソメゼリー寄せ、粉状にしたとうもろこしを軽くやいたもの、セップ茸のカプチーノ仕立てと、すでに皆様のレビューでお馴染みの定番でもあるらしい3種のフィンガーフード。それぞれに個性があっておいしいのだけれど、個人的にはトマトが一番気に入ったお品。
○バジルのスープ
色々と細かく説明してくれたのだけれど正式名称は失念(笑)。「前菜前の前菜」ということで登場した此方はバジルをほんのりと効かせた逸品。写真ではボケボケでわかりにくいのだけれど、オレンジやらナッツ系やらが鋭角的にレイアウトされ、深みのある繊細な味わいを醸し出している。
●三陸の帆立貝 バジルと黒トリュフのフィーヌ・メルバ
登場した途端に思わず「うーむ!」と唸ってしまったお品。数ミリのうすいトースト(?)の上に帆立貝、バジル、そして黒トリュフが美しく芸術的に並び、神々しいまでの輝きを放っている。バジル、黒トリュフという一見、個性が強そうな素材をミルキーな帆立貝と合わせて全く別物に仕上げている。食感はたしかに帆立貝なのだけれど・・・。この料理は白ワインと合わせてもう一度食べてみたいかも(笑)。
○豆腐のラビオリ
当日のメニューには入っていなかったのだけれど、ロアンヌの本店でも人気ということで供されたお品。上にトッピングされているのはオレンジ(だったかな?)。たしかに食感はお豆腐(湯葉に近いかな)なのだけれど、フランス人のシェフの手にかかると「お豆腐」ではなくなってしまうような(笑)。母と顔を見合わせて笑ってしまったのだけれど、「当日のベストけったい賞」(失礼!)を進呈したいと思う。
※ここで父が二杯目を所望。「もう少し重い感じで」とお願いしたところ、ソムリエの方が「それではボルドーをお持ちしましょう」とのこと。そして「本日はお誕生日ですから!」と、★2つレストランとしては信じられないぐらいにグラスにたっぷりと注いでくれた(爆)。美しい色のボルドーだなーとテーブル越しに眺めていたら、どうやら「アミラル・ド・ベイシュヴェル2004」だったらしい(レシートに記載)。うーん、一口で良いから飲んでみたかった(泣)。
●やわらかな鱸 磯のパフューム
たぶん当日、最も「和」を強く意識したお料理。熱々のお皿に載ったほとんど立方体に近い鱸の上には昆布(!)が。彩りのグリーンピースとまたもや黒トリュフ(!)が・・・と思ったら、それぞれのお皿に熱々の和風出汁がかけられていく。と、何だか懐かしいような「磯のパヒューム」がお皿からフンワリと立ちのぼっていく。まさに、目の前に「海」を感じさせる素晴らしい演出っ!!そしてこの鱸がフンワリ&ホロホロでとてもおいしいのだ。まさにフレンチに和のエッセンスを巧みに採り入れた芸術作品といえるかもしれない。かなり感動!!
●アグー豚のクルスティアン グリーンマンゴと白菜のアクセント
すでにお腹はいっぱいになりつつある私たちの前に、今度は4×3×3.5センチぐらいの立方体×2が登場した。沖縄で育てられたという幻の豚肉「アグー豚」だ。豚特有の臭みが少なく、コレステロール値が普通の豚の4分の1ながら、旨み成分のグルタミン酸が豊富なことで話題となったあの豚だ。爽やかな食感のグリーンマンゴも沖縄産だという。スタッフの方にソースをかけていただき、非常に扱いにくいがとてもよく切れるナイフで切り分けていただく。アグー豚の皮はパリパリっ!アジアンテイストの香辛料が用いられているのか、オリエンタルな風味が微妙に鼻をくすぐる。写真では脂身がちょっと気になるかもしれないが、「コレステロール値は普通の豚の4分の1!」ということなので(えっ?)パクパクといただいてしまった。足りなかったらソースは自分で増量できる。おいしいものをいただいた後で申し訳ないのだけれど、正直、これは一つでよかったかもしれない(爆)。しばらく豚さんはノーサンキュー!の気分だった。
○パン
クルミ、ベーコン、バジルの3種類のパンはもちろん焼きたてホカホカでお代わり自由。もちろん3種とも食べてみたけれど、ベーコンとバジルが個人的にはおいしかった。また、限りなく近未来的なバター容器(!)に入った当日のバターに「葉脈」はなかった。
○バジルのアイス 木イチゴのソース(だったかな?)
アヴァンデセールは彩りもかわいらしいさっぱり系のバジルのアイスクリームとさくらんぼが登場した。上にかけられる木いちごのソース(たぶん)もさっぱりと品の良い味わい。
それにしてもバジルのスープ、パン、前菜、そしてデザートにまでバジルが使われているのに、一つとしてあの「バジル食べてます!」という独特の風味をそんなに強く感じないのは一体、どういうことなのだろう?庭でバジルを栽培している母でさえ「バジルという割にはあまりバジルっぽくないわねぇ」などと妙に感心している(笑)。
●ショコラのトゥルトー ピーツのマリネ ヨーグルトのソルベ
グランデセールはフォンダンショコラ風。アニバーサリーを迎えた父のプレートにはチョコレートで「シェフからのお祝いの言葉」が!レストランの粋なはからいに、本人はかなり喜んでいたようだ(笑)。
ショコラにピーツを合わせていただくと風味が増すということなので、その通りにいただくと確かにショコラの甘みが微妙に変化しておいしい。一方のヨーグルトのソルベはお口直しに最適!「ふーん!」という言葉を何度も連発しながら交互にいただいてしまった。
○プチフール
両端のみ共通であとは異なるかわいらしい5種のお菓子がきれいにレイアウトされて登場した。すでにお腹は満腹なのだけれど、甘いものは別腹(えっ?)。
○カプチーノ
食後のドリンクはエスプレッソやカフェオレなども含めて色々選べるらしいが、カプチーノを所望。ホワホワのクレマ部分がかなりしっかりしていておいしい。
お上りさんみたくアニバーサリー訪問の記念写真まで撮影(爆)。ふと後ろを振り返ると「カプチーノのお代わり」が(驚)。1杯目よりはカップは小さいが、二杯目は正直きつかった(笑)。別にカプチーノを二杯飲んだからではないと思うのだけれど、その夜はほとんど明け方まで眠れなかった(泣)。
すでに皆様がご指摘のように、ところどころに和やオリエンタルの遊び心を採り入れた現代風創作フレンチの真髄を楽しませていただくことができたような気がする。これだけあれこれといただいて「フレンチ食べたナー!」という独特の食後感をあまり感じないのは、やはり此方ならではのアレンジの賜物だろう。素材の組み合わせ然り、ソースの巧みなアレンジ然り。。。
そしてまたサービスが素晴らしい。当日は客が5組と少なかったせいもあるのだろうが、影武者のように広い店内をまんべんなくフォローしている。ミシュランが「最上級の快適さ」と評価したのも十分に頷ける。
しかし、窓から見える景色は今いち。というか、以前、この場所にあったイタリアンに月一で通っていた(打ち合わせで・爆)自分には見慣れすぎた景色なのかもしれないけれど・・・。
また、(自分たちも含めて)客層は実に幅広い。たまたまだったのだろうが、当日は大声の関西弁で話すオヂが店内中央のテーブルにいたらしく、かなり目立っていた(笑)。
いずれにせよ、また、何かのおめでたいアニバーサリーの際には是非、再訪してみたいレストランだ。★2つレストランに行きたがっていた母はもちろん、主賓の父が一番喜んでいたのだから家族の満足度もかなり高い。次回は是非、電車でアクセスしてシャンパーニュからトライしてみたい。