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こんぬつわ。
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明石鯛、海鼠腸、浅蜊。普段ならこの膳だけで二合飲んじゃうところだが慎ましく、ね。はは。
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へぎ造りに施された包丁の切れ味と、蕃茄醤との調和ぶりにタマゲる
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単なる海鼠腸ではなく、ほんのり出汁で割ってありますな!
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アサリには春の訪れが偲ばれる
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もったいなくも #家庭画報風味
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蓋つき☆
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パカッ! 白みそ椀。味わう、というより身に染みていく感覚。
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白魚、蕗の薹天ぷら、煮抜きたまご、金冠甘露煮、そしてあん肝に奈良漬け! ディジタルなレーザーポイント式ではない、アリ溝式照準器でスッと標的に定まった、と言った味わい。
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外の灯篭のなかに本物のローソクが灯る
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これも蓋つき
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パカッ! 蕪蒸し。味は薄くない。が、一味だけが突出せず全体が「膨らんで」いる。
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大根とハマグリ。大根の性(しょう)というか、生命のちからが強く、土の風味がふわりと浮かぶ
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畏れ多くも #食べログ的に撮るとこうなる
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図々しくも #家庭画報風味
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! モロコ可愛いよモロコ。#モロコは俺の嫁! モロコ大好きだ!
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#食べログ的に撮るとこうなる。骨抜きが施されている。
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シツコく #家庭画報風味。この小さな川魚に「骨抜き」を施し、付焼きにしてから蓼酢で食わせる、という見た目からは信じられぬ手の入り様。こういうのを残心、という。
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甘味。大旦那からの解説では「ものすごく有難い」一品なんだそうな。砂糖の味がさっと消えるが、気持ちには留まる。
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世の中にはドレスコードという概念がある。
故石津謙介翁はそれをTPO(Time,Place,Occasion)という単語を用い的確に表現したが、早い話
場面にあった格好をしてきなさいよ
という意味だ。言い換えれば
バチガイとキ●ガイは、みっともないからお止しなさいな
という事にもなるか。
しかしながら、わたくしじしんはこれを少し違う意味で捉えている。
身を整え、場に臨む、というのは、そのシーン、場所、風景や空気、文化的背景、そして対面する方に対する敬意を表する行為なんだろうな
と、まあこういう事です。
某日、京都南禅寺の400年に渡る歴史を持つ料理屋さんで一献傾けましょう、と、「大旦那」からお誘いを受ける。
!
こういう「特別なところ」には、いちげんではなく、初手にお馴染みさんに連れて行ってもらい、紹介の儀を賜り訪問を果たす、というのが最もスマートにして適切な作法であるが、あいにくアズマエビスどころか裏日本の最果て、エチゴのイナカモンキー、キノボリさん、ヤマダシビンボー! なわたくしである。
そのような「ヤンごとなき」ひととと縁を結ぶ機会のない暮らし向きなので、こちらを訪問する事はハナから諦めていた。
にもかかわらずこの光栄なる僥倖!
と、なれば文字通り、義を見てせざるは勇無きなり、スウェーデン食わぬは侠のハジ! と、眦を決し、はいはい伺います、え? 都合、ンなもんどーにでもなります、ええフランクフルト、パリーのドサ回りと北米行脚の間、一瞬帰国するタイミングがあり、丁度トーキョーにおりますから新幹線で馳せ参じます、ええ、ええ、時間はコレコレで、はい承りました、ひとつよろしくお願いします!
日時は渋滞なく決まり、あとは当日を楽しみに待つばかり
…と、ふとここで困る。
こういうとき、どーゆー格好していけばいいのかしら?
旅商いの最中は、コックコートに身を包んでいるか、展示会の出展商品に合わせ、BDシャツにクルゥネック・スウェーター、チノパンにスニーカーという極めてカジュアルな格好をしている。
移動中もそれに準じ、いわゆるイオンモール・スタイル。
これらの装束が、歴史と伝統を誇る店、そしてご案内くださった大旦那に対し、敬意を十全にあらわしているモノと言えようか、いや、ない、と古文の定法「二重否定は強い肯定」で申し上げるまでもなく、無作法である事、甚だしい。
とはいえ、旅の荷物は出来る限り軽くしておかなければ、移動不如意。
かくして訪欧中の荷物のほかに、もう一つスーツケースを用意。
「訪問着」を詰め込み、料理屋訪問の前日までに逗留先の宿に予め届けておく、というのが合理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©️副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
方法はいい。
で、何を着るか?
穂積和夫著「絵本アイビー図鑑」https://www.amazon.co.jp/絵本アイビー図鑑-Illustrated-Book-IVY-穂積/dp/4901221841 を広げたところで
「人生の先達から老舗の料亭にお呼ばれした時に相応しいファッション」
という項目は、ない。
「メンズクラブ」バックナンバーをひっくり返しても、くだんの石津謙介氏はおろか、落合正勝氏も、くろすとしゆき氏も、松山猛氏も、逮捕された(こらこら)出石尚三氏ですら、このシチュエーションに調和する服飾についての言及は、ない。
(拝啓 婦人画報社殿
タクシード着用時ボウタイの結び方、なんて非現実的な事ではなく、もっと卑近な事象につき、ご教示プリーズ! )
進退窮まったわたくし、最後の手段でココhttp://hac.cside.com/mannersp/ に記述された「タウンウエア」を頼りに、紺色のスポーツコート(ぶれざあ)、セミワイドスプレッドの白ピンオクスフォードシャツ、上衣と同色のタイ、チャコールグレーのトラウザーズ、同じくチャコールの靴下、そしてプレイントゥのオクスフォード靴を用意。
口の悪い友人から言わせると「高校40年生スタイル」で臨むことにする。
当日、昼過ぎに京都に到着。
宿に行き、部屋に入ると、予定通り鞄は届いている。
リモワ・トパーズのトランクからトュミのガーメントバッグを取り出し、服をベッドに並べる。
わずかに浮かぶ、たたみジワにブラシをかけ、あれこれをゆっくり慎重に身につけ改めて京都駅に向かい、市バス5系統でゴトゴトと神宮寺停車場に至る。
バスを降り、さらにトコトコと歩き、店の前に至る
…と、まぁ、既に大旦那が立っておられ、出迎えてもらっちゃったヨ、おっかさん!
恐縮しつつも、「くずや」という小体でシムプルだが長期にわたり保存に手を掛けていることが偲ばれる、時間が凝縮された感のある部屋に案内される。
ここで改めて薄目で大旦那の姿を拝見
…おお、大旦那も蒼い上衣にワイドスプレッド・シャツ、そしてネクタイ! あゝよかった、それほど大きな間違いはしてなかったみたい、と、神妙に息を吐く。
但し、わたくしの上衣はメタルボタン、対する大旦那はジャケットと共色の貝釦。トラウザーズも堅すぎないライトグレイ。
過不足なく「やりすぎてない」余裕の感じられる選択。
こういうところに慣れ、教養、センスが表れるのよねぇ「技あり一本! 」と、今度はタメイキが漏れる。
さて、座敷に腰を下ろし、ゆるゆると銘々膳に運ばれてくる、派手な見かけではないが実質のこもっている事がわかる御菜に箸を出し、徳利を取り上げ、猪口を使っていると、周りは徐々に暗くなり、部屋に灯された、眩しすぎずうるさくない明かりがフッと浮かび上がらせる膳の上の塗り物や器の艶や陰が気持ちにインパクト、というより揺らぎ、「ニュアンス」を与え、大旦那やお店の人々の、こちらを包み込むような気遣い、心遣いがココロに沁み、初手の緊張はほぐれ、心地よく、あゝこういうのを幽玄、というのだろうな、と、感じ、気持ちは開放されていき、チョーシこいてついつい場にあまりそぐわぬ、いつものスナックトーク的軽口をきいてしまい、首をすくめない、事もない。
え? 食べログらしく、食味批評ですか。
具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンないしシャシンのコメント欄に当たって頂きたい、と、申しますか、こういう店では単純に御菜ひとつを取り上げて、材料がどーの、味付けがこーの、というモンでもありますまい、ねえ。
考えるな感じろ©️李小龍師父というか、「わかるひとにはわかる 」ってエラそーだね、はは。ソーリィ。