ムササビヒンソーさんが投稿した村上開新堂 レストラン(東京/半蔵門)の口コミ詳細

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ムササビヒンソー (60代前半・男性) 認証済

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村上開新堂 レストラン半蔵門、麹町、市ケ谷/フレンチ、洋食

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2019/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

キャッスル・リューグー。

小社先代社長の「かばん持ち」をしていた頃から断続的に出入りしているから、廿年ほどのオツキアイということになるか。

こちらでお世話になるのは公務、つまり「オトナの事情」な会食の時、が、殆どなのでこれまで食卓でスマートフォンを取り出し、シャシン・パチパチというのをした事がなかった。

今回は珍しく私用。

お迎えしたのは「家のもの」が公私ともお世話になっているご夫婦、こちらもふたり。

・名の変わった帝都に明治天皇が行幸、移住されるようになった際に大膳職として共に下京

・フランスに渡って技を極めた日本初のパティシエの系譜

・完全紹介制

・別評にあるように当該レストラントより、「お持たせ」のブリキ罐入りクッキーが妙に著名

…と、当「食べログ」を常用される「食通」諸兄、諸姉? におかれては「言わずもがな」な歴史と背景を持つこちらについて、今更わたくしのような若輩がなにかを付け加えてアレコレ申し上げることがあろうか、いや、ない、と、古文の定法「二重否定は強い肯定」でしみじみ感じる。

具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンならびにシャシンのコメント欄に当たっていただきたい*1

…でもう必要十分かと思うのだが、 なにしろ #知ってることを全部いう しないと気が済まない、ウワツいてコマった性分である。

以下、知ったかぶりでちょっとだけ。


以前から国内外選りすぐりの材料を洋風の割烹で食べさせる「超高級洋食」の風情が強かったこちら、十年ほど前にコック長の交代があり、それに伴い烹調はより現代風、フランス料理的になり、一時期はやや、そちら方面に傾きすぎた感もあったが、今に至り程よい「揺り戻し」と落ち着きを得、古典とモダン、洋と和のバランスが極めて取れた出来上がりになっている。

客層の年齢も配慮されているのであろう。

作り込みは精緻、精妙でありながら「過剰」を感じさせるところはなく、最初から最後までしっかり食べても「アクの強さ」に気が滅入ったり、翌日に重さを持ち越したりする事はない。

と、いって一時期もてはやされた「洋風懐石」のような軽薄さはなく、一通りの食事が済み、コーヒーなりお茶なりで絞めた時の充実、満足度は高い。

六代目当主山本馨香氏以下があたる客あしらい、給仕も文字通り「過不足なく」何か違和感を覚えたり、え? と思わせるような場面に当たったりする事もない。

と、いうよりこちらは、独特のアットモスフェアに満ち、独自の不文律的ルールが「自然」に横たわってい、これをよしと感じる顧客「しか」現れないので、上記のようなシーンがある「わけがない」

居心地の佳いダイニング*2 でゆっくり、食事と会話を愉しみ、ゲストを送り出し、自らも身支度を整え店を後にすると、海底温泉ハトヤ、イーザカ温泉ホテル聚落よ〜ン♡ 的ではない、カチリとした今竜宮、などという浮世離れした表現がアタマに浮かぶが、オマエさん、もーちょい文学的に表現が出来んモンかね? と、こちらに「あんまり」相応しくない、我が教養の錬度不足に冷や汗をかかない、事もない。

*1 カメラアプリ「foodie」の無音モードを用い、他の顧客に気づかれぬようブリッツクリーグ(Blitzkrieg:電撃戦)で撮影。改めて「こーゆーところ」でパチパチやるモンではないな、と痛感。今回限り、という事で。はは。

*2 ここも他のゲストに配慮しシャシンは省略。別掲「こんぬつわ」部分はダイニングの階下、入り口に繋がるゲストをお迎えする部分。各位の想像力に期待する次第である。


後記】
書き終わってみると、やはりちょいハナモチナラヌ感じ、しますね。コレも「読者限り」恐れ入ります。

  • こんぬつわ。

  • 春の特別定食、だそうな。

  • ヤリイカ二種。

  • シュパーゲル!

  • #食べログ的に撮るとこうなる。

  • スモウクト・ます。

  • #食べログ的に撮るとこうなる。瞬間燻製の儀を執り行っているが、「それ」特有のわざとらしさは、ない。

  • グリーンピースのポタァジュ。茉莉花茶の風味というのが非凡である。

  • 肌理が細かい、とは、この事であろう。左利きのわたくしに合わせ、匙が逆に置かれていることに気づかれた向きもあろう。「そういうところ」なのである。

  • パン二種。これも自家製の由。

  • ヒラメ可愛いよヒラメ。#ヒラメは俺の嫁。ヒラメ大好きだ!

  • 洋食でおさかなが旨いというのは、なまなかな事ではない、と思う。火入れによる表面と内部の食感の違い、歯への「あたり」調味の過不足なさ。

  • 犢。添えられた蕗の薹、アンチョビを纏った焼キャベツの付け合わせに春を強く感じる。こういう佳い犢を食べると「柔らかいだけで個性なし」としばしば表現されるこの食材にもしっかりと風味、実質があると深く感じる

  • 甘いの。

  • #食べログ的に撮るとこうなる。

  • オマケのお茶菓子。

2019/03/27 更新

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