ムササビヒンソーさんが投稿したFranziskaner in der Au(ドイツ/ミュンヘン)の口コミ詳細

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ムササビヒンソー (60代前半・男性) 認証済

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Franziskaner in der Auミュンヘン/ドイツ料理

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥3,000~¥3,999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 5.0
      • サービス 5.0
      • 雰囲気 5.0
      • CP
      • -
      • 酒・ドリンク 5.0
1回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

マジメな個人経営のお店に「気遣い」「心配り」があるのはどこも一緒。

店名にフランチィスカーナー醸造所の冠が付き、カウンタのビアタップの中央にもこの銘柄の白ビールが奉られている。

しかしながら店のホームページhttp://www.franziskanerinderau.de/ を翻訳ソフト経由で眺めると、完全な個人経営のようでもある。ナゾだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ミュンヘン滞在の最終日。

帰宅便は夜の九時過ぎなので、夕方、空港に移動するまでの時間にドイツ博物館に行きましょうという予定をたて、その前に「腹ごしらえ」で訪問。

観光の中心地からはやや離れた住宅地のなか。

冒頭ご案内のようにビールメーカーのアンテナショップかな? くらいの気持ちで寄ってみたら、意外にもシックで落ち着いた佇まい。

高級感溢れる、というのではないが、清潔で居心地よく、あ、こりゃ地元近隣のひとたちが大事にしている店なんだろうな、という雰囲気が自然、伝わってくる。

まずは看板の白ビール(Hefeweizen)

回転がよく新鮮、尚且つ、温度が適切で冷えすぎていなくて実に旨し!

「地元の食材を使ったバイエルン料理」(ウェブサイト直訳)を謳うだけあり、メニュは厳選されているが凝っていて、我が拙いドイツ料理単語知識(と、スマホの翻訳ソフト)を総動員して眺めると、「いかにも旨そう」

「店からのおススメ」(Empfehlungen des Hauses)の冒頭に「タルタル」がある!

コレを肴にビールを飲まぬ手があろうか、いや、ない、と、古文の定法「二重否定は強い肯定」で注文し、加えて、界隈の名物である白ソーセージ(ヴァイスヴルスト)、ウインナーシュニッツェル、そして半身のバイエルン・アヒルとレッドキャベツ・ジャガイモの饅頭(Portion Bayerische Ente mit Apfelblaukraut und Kartoffelknödel)というのをとる。

運ばれてきたタルタルは、ミンサーないしチョッパーではなく、都度包丁で粗く叩いているらしく実に肉肉しく、艶々としてい、調味料とともに混ぜ込まれている。

コレを薄い、ライ麦のパンに塗りつけ、口にした瞬間の鮮烈さ!

あゝやっぱり、お肉、ももんじい、というのは西洋のものだよなあと、しみじみ感じ入る。あまりの旨さにシャシンも撮り忘れ、一気にガブガブと腹のなかに収まってしまう。

白ソーセージはもともと鮮度が命。

かつては出来立てをすぐ茹でたものを昼前までしか出さなかった、とかなんとか。ま、昼の開店直後だから、ギリギリ、セーフかしら? などと混ぜ返しながらナイフを厚い皮に当ててみると、つるりと剥け、尋常でなく新鮮である事がわかり、ここに専用の甘酸っぱい辛子(Weißwurstsenf)を塗りつけ、口に運ぶと、廿年ほどまえ、ニュルンベルクの食堂で初めて食べた時の

「日本の食べ物とはすごく違い、違和感があるがなんとも言えず旨し! 」

という記憶が追体験されたような気になる。

シュニッツェルはウィーン風を主張しているだけあり、しっかりと犢が用いられていて風味よく(あ、これもシャシン撮り忘れてる! )「バイエルンのアヒル」は、肉身はしっとりで皮は脆味に富み、上等な北京ダックをものすごく重厚にしたような感じ。

メンバー全員でうまいうまいとガツガツやり、昼だというのに白ビールもお代わりし、あー、満足、と、腹を撫でていると、女将さんらしいお運び姐さまが皿を片付けながら

どう、全部オッケーでした?

と、聞いてきたので

はい、何から何まで、大いに楽しみました、美味しい、サイコー

と、答えるや、姐さま莞爾とし

ね、店のおごりでシュナップス飲んでかない?

と、あまりにも魅力的なお誘いを頂戴し、文字通り

義を見てせざるは勇なきなり、スウェーデン食わぬは侠のハジ!

はいよろこんで、モチロン頂戴します。おおお、こりゃ甘くて爽やか。さくらんぼショーチューのキルシュ・ヴァッサーでやんすね、たまんねえなあ!

と、調子が上がり、胸が開かれ、午後からの博物館見学に勢いがつかない、事もない。

  • こんぬつわ。落ち着いて静かな店内。気持ちがいい!

  • チャンデリア。

  • 室内に柱のあるクラシックというよりオールドファションドな作り。

  • Weisswurst白ソーセージ。見るからにうまそう。

  • うわ、新鮮じゃーん!

  • アヒルはベリーのソースで。割烹が丁寧だから身はしっとりで皮はサクリとくる。旨し!

  • #食べログ的に撮るとこうなる。

  • 店名に冠された白ビール。旨すぎてシャシン撮る前にガブリ!

  • 集合住宅のこんな路地を通ると

  • あ、ドイツ博物館の裏に着きました。

  • ドイツ博物館にて。火星人来襲! ゑ〜〜ゑ〜〜ゑ〜〜ゑ〜〜 ゑ〜〜

  • Uボートの後ろ。エンジンぎっしり

  • Uボートの前半分。居住スペースが限界までに削られている

  • Uボートの先頭。ヒトより魚雷の方がエラい。

  • タービン式蒸気機関。ここにある一連の蒸気機関を見ると、当時、どのくらいすごい発明であったかが、よくわかる。

  • 初期の電気自動車も。これも蒸気機関で発電機を回してモーターを動かす、というスタイル。

  • 星型エンジンに痺れ

  • ツェッペリン号に積まれていた初期の直列4気筒エンジンにコーフンする。

  • 飛行船というのも当時の技術の集積、なんですな、うん。

2019/04/08 更新

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