この口コミは、海原椋山さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:3.8
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.8
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.7
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|CP 3.4
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.8
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.7
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| CP3.4
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| 酒・ドリンク- ]
勉強になるラーメン
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2019/04/18 更新
通常、ラーメンのスープはタレと出汁を別々に作り、ラーメンを提供するときに丼の中でそれらを合わせて完成させます。このような工程をとる理由はいくつかあり、スープが煮詰まって味が濃くなることを避けるためであったり、香りが飛んでしまうことを避けるためであったり。店によっては一つの出汁に異なるタレを合わせて複数種類のラーメンを提供する場合もあるようです。いずれにせよラーメンはタレと出汁で構成されるというのがラーメンの常識です。
その常識を覆す新しいラーメンがあると聞いてやってきたのがこちらのお店。銀座3丁目。まるで料亭のような佇まい。店主は京都全日空ホテルの総料理長を勤め、中華そば勝本を開店した方のようです。
土曜日の12時頃に訪問すると道路を挟んで続く、長い行列がありました。数日前に放送したラーメン大好き小泉さんで取り上げられた影響でしょうか。90分ほど待った末に入店。特製中華そばを注文しました。
洋食出身の店主が作るのはタレを使わないスープのラーメン。作り方としては先ず、フランス産のバルバリー鴨、名古屋コーチン、ドライトマト、昆布、椎茸などでベースとなるスープを作り、その後、プロシュートや天然の海塩で味を調えているようです。
この言い方はきっと変なのですが、鶏出汁とコンソメのマリアージュとでも呼びたいユニークで素晴らしく美味しいスープでした。
麺は浅草開化楼の細麺。そこまでスープを吸わない凛とした麺であり、店の美学には寄り添っているのかも知れないけど、個人的には、折角の美味しいスープなので、もっとスープを持ち上げてほしい気もしました。
下北の麺と未来に続いて勉強になる一杯でした。これからも美味しいだけじゃなく面白いラーメンを作っていってほしいです。