9月8日(日)
えっと…目が覚めたのは夜中の2時半だったろうか。
3時過ぎの『マドリードとイスタンブールの決戦』
という映像を見て、一瞬何が起きたのか分からなかった。
恐らく何人かの人が東京が落ちたのか?と勘違いしたに違いない。
自分も「え?ま・まさか?」と思った一人だった。
そうでないことを知り、胸を撫で下ろして5時過ぎの発表を
ドキドキしながら向かえ……
「トッキョォ」の発表に飛び上がり心から喜んだ。
実は前回の東京五輪もテレビで生映像を見てしまっているお年。
あ、いや、もちろん鮮明に記憶があるわけではない。
まだまだちびっ子。オリンピックそのものに興味なぞないチビ。
だが、オリンピックで日本全体が湧き上がっているな、そんな
感じはチビながら体で感じていたような気がする。
時まさに高度成長。新幹線が走り、高速道路が生まれ。
日本国民が一体となって輝かしい未来に向け、成長しよう
頑張ろうと突き進んでいた時代である。みんなみんな元気だった。
ここ数年、そんな時代があったことさえ忘れかけていたような気がする。
正直、なぜ東京でないといけないのか。
そんな僻みにも似た感情もなくはない。
けど、まぁそんな細かいことはどうでもいい。
日本人が一つの目標に突き進み、そして喜び合い、元気になる。
オリンピックそのものより、今はそちらの効果に期待したい。
あの時、父親が全部揃えたオリンピックの切手シート、
どこに行ってしまったんだろう。
あの時、父親が買った五輪記念硬貨、どっかにはあるはずだが。。
あの時、オリンピックが終わってからも何回も聴かされた
オリンピック実況中継のソノシート(レコード盤のペラペラのもの)
いつ捨ててしまったんだろう。
お盆や正月といったら必ず両親の実家に行き、祖父母に会い、
沢山の親戚、沢山のいとこ連中と遊び。
今はそんな集まりさえなくなり、縁遠くなっている。
時代は移り変わり、人々の趣味趣向も移り変わっていく。
人それぞれの価値観、子供達の遊び方までも。
人生、折り返し地点を過ぎたあたりから、ただ漠然とそんなこんなが
寂しくなっていたところに、オリンピック開催という明るいニュースは
単純に素朴に素直に、嬉しいと思う。
蛇足だが。
浮かれてばかりはいられない。
汚染問題を受け、首相の「東京は大丈夫だ」という発言。
東京は大丈夫かも知れないが、そうでない地域の方々が
未だ苦しまれていることは絶対に忘れてはいけない。
9月某日。徒然なるまま脈絡もなく。
(日記を読んで頂いた方には完全に年がばれる…の巻き・汗)