レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/12訪問 2013/12/24
富ヶ谷のガーデンカフェ&レストラン「ラファエル」。大正時代に建てられたという雰囲気のある洋館に、気持ちのいいガーデン。以前はウェディングレセプションハウスとして運営されていましたが、一度諸事情によりウェディングは終了。カフェとして営業をされていましたが、昨年辺りからウェディングやレストランの営業も復活されたそう。
この日は¥3,500の「ラファエルランチコース」をいただきました。
コースの内容は次の通りです。
・本日の前菜盛り合わせ
・スモークサーモンと菜の花のトマトソース フジッリ
・本日のスープ
・鮮魚のポワレ 白ワインソースor本日のお肉料理
・パン デザート
・コーヒーor紅茶
一言でいうと全て見事に美味しかった!で片付けられてしまうのですが、特に気に入った料理を少々ご紹介。
「本日の前菜盛り合わせ」は5品で構成されていました。なかでも生ハムと柿の組合せは特にお気に入り。塩気の効いた生ハムとほんのり甘い柿は見事に相性がいいようです。確かに「バーガーマニア」のチェリーバーガーもパティの塩気とチェリーの甘みが良く合うしな、と思い起こされました。
それから何と言っても「本日のお肉料理」。この日は自家製ローストビーフでした。丸太ほどの太さのあるローストビーフを目の前で切り分けてくれます。
端っこのカリッとしたところが特に味が凝縮されて美味しいから、とその辺りを沢山もらったり。パンと一緒に食べるのはもちろん、「ライス要ります?」と聞かれ、迷わず「はい!」。こんなサービスも嬉しいです。更に何と「お替わりしてくださいね、ローストビーフ」って。これまた迷わず「はい!!」。嬉しすぎます。
実は昔こちらでウェディングを挙げていて、その頃からはシェフも変わって正直ちょっと心配ではありましたが、新しいシェフももちろん腕がよく、これなら安心して再訪できそうです。
ウェディングを挙げたという体験がなかったとしても、客観的にみても味もサービスも抜群ですし、これで3,500円+ドリンク代ならCP良すぎだと思います。でも、この店の良さは写真や文章じゃなく、直接来店しないとなかなか伝わらないかもしれません。
なお、駅からのアクセスが若干難ありってのも、当然隠れ家的レストランの条件の一つと思えます。これはちょっと主観が入り過ぎてる気もしますが・・・。
3位
1回
2012/03訪問 2012/04/02
白金の名店の2号店。あのチェリーバーガーもいつでもいただけます。
(12年3月)
チェリーにグレープフルーツ、かき揚げなどなど、いつもビックリするような食材を使って楽しませてくれる「バーガーマニア」。3月のマンスリーバーガーはなんと、ローズマリー。
そんなマンスリーをいただきに、夜の広尾店に伺ってきました。もう少し温かくなれば気持ちよくなるテラス席です。
まずはビールから。世界の瓶ビールが各種揃っている中、この日いただいたのはチェコのビール「ピルスナーウルケル」。アルコール度数が4%台前半と飲みやすく、味わいもすっきり。
そして主役はコチラ。3月のマンスリーバーガー「ローズマリーレモンバーガー ¥1,250」。肉料理には時々使われているイメージもありますが、ハンバーガーのメインに使うとは、ってのが率直な第一印象。
クラウンバンズをずらしてみると、その印象はますます。だって、この量。ちなみに周りの白いのはモッツァレラ。北海道産のモッツァレラチーズをパティの上でとろけさせ、そこにたっぷりのローズマリーを合わせています。
口に運んでみると、ふわ~っと爽やかな香りと味が口の中で広がっていきます。「春の訪れをイメージしたバーガー」とのことですが、まさにそんなイメージ。口の中に一足先に春がやってきました。
そしてメニュー名にも入る「レモン」。途中で搾るのがオススメかと思いきや、最初っから搾ってみて、とのこと。このレモンが、ふわ~っと広がるローズマリーをキュッと引き締めてくれます。柔らかな広がりを持つローズマリーとキュッと引き締めるレモン、絶妙な組合せがこのバーガーの真骨頂。独創性溢れるバーガーマニアらしい逸品です。
とまぁ、こういう独創性を表面だけマネしようとしてもきっと同じものはできないでしょう。バンズ・パティ・野菜によるベースがしっかりしているからこそ、その上で面白い試みができる。そんな思いを食べる側に掻き立てさせてくれるハンバーガーでした。
そして、毎度頭が下がるのはこのイラストもそう。毎月はなかなか食べに来れないマンスリーバーガーも、このイラストをみれば何とかガマンできる・・・かな?
閉店時間が23時と遅いので、仕事後にも寄りやすいのがいいですね(L.O.はもうちょっと前)。来月も楽しみです!
----------- Burger Mania HIROO -----------
■住所:東京都港区南麻布5-15-25 広尾六幸館2F
■TEL:03-5422-7899
■HP:http://www.burger-mania.com/
■食事日:12.3.21
(11年3月)
2月14日バレンタインデーにNEWOPENした「バーガーマニア広尾店」。正式店名はBurgerManiaHIROO。レセプションパーティー以来の来店はランチタイムにしてみました。(レセプションパーティーの様子はコチラ⇒http://ameblo.jp/negifafa/entry-10799463501.html)。
レセプション時は荷物預かり所となっていたテラスもしっかり席ができていました。が、まだまだ風も冷たいので店内へ。
店内も夜見るのと昼見るのとではやっぱり印象が異なります。木(もく)をふんだんに用いたとても優しい印象の作り。一方で、昼でも照度はやや抑え目なので、落ち着いた時間を過ごせるってのは昼夜で変わりはなさそう。
この日オーダーしたのは3月のマンスリーバーガー。広尾店ができ白金店では食べられないメニューも幾つかできましたが、マンスリーバーガーは今のところ共通。いずれはマンスリーも2店で別のものを・・・なんて話もあるかも知れませんが、毎月毎月新しいメニューを作り出すだけでも脱帽です、ホント。
コチラが3月のマンスリーバーガー「ブラウンシュガーベーコンチーズバーガー¥1,250」。ブラウンシュガーを使ったハンバーガーって、きっと初めてじゃないでしょうか。
そのブラウンシュガーはどこに入ってるかというと、大胆にもクラウンバンズのすぐ下、パティ・ベーコン・チーズの上にたっぷりと。
食べてみて感じたのは、まずその新鮮な食感。ガリっと歯にあたる黒糖の粒。こんな食感、ハンバーガーで感じたことがない。そして、次にやってくるのがその上質な柔らかい自然な甘み。粒の硬さと味の柔らかさ、両極端なベクトルが不思議とバランスを取り合ってます。
そして、ベーコンやパティの塩気とのバランスが良い。甘い食材と塩気のある食材のバランスの良さは、バーガーマニア名物「チェリーバーガー」でも実証済み。とはいえ、ブラウンシュガーのこの柔らかい甘みは、チェリーバーガーとはまた異なる印象を受けました。
何よりブラウンシュガーを広尾の街で口にするとは思ってもいませんでした。不思議ですよね、ブラウンシュガーを食べるとどこか懐かしい喫茶店を思い出します。そんな情景まで味わえる、懐かしくも新しい、シンプルだけど計算されたハンバーガーでした。
ちなみに、ランチタイムはポテトが大盛まで無料です。あと、セットで付いてくるサラダ。実はこのサラダのカレー風味のようなソースが大好き。これだけでも買って帰りたいなぁ。
訪れた3月3日は、白金店の3周年記念日でもありました。白金と広尾、これからも永く街に愛される店に育ってほしいですね。
−−−−−−−−−−BurgerManiaHIROO−−−−−−−−−−
■住所:東京都港区南麻布5-15-25広尾六幸館2F
■TEL:03-5422-7899
■HP:http://www.burger-mania.com/
■食事日:11.3.3
4位
1回
2012/08訪問 2012/12/02
中野坂上のイタリアンホルモン専門店。駅からすぐのハーモニーホールの地下にあります。
店内はカウンター席のみ。混んでる時は外のスタンディングスペースも利用できるようです。
イタリアンホルモンって何?と思いつつメニューを眺めると、店名のトリッパをはじめとしたホルモンの数々。ホルモンをイタリアンベースの調理をしているようです。
まずオーダーしたのは「トリッパとカポナータ ¥530」。野菜のトマト煮込みとトリッパです。人気メニューTOP10にも入っているこちらのメニュー。夏野菜たっぷりですっきりとした味わい。もちろんトリッパ入りです。
次に「イワシのマリネ ¥680」に「生ハムと山盛りパルミジャーノチーズのサラダ ¥730」。ホルモンとは関係ないですが、特にサラダは見た目からビックリのパルミジャーノの量!旨みの凝縮された生ハムとの相性もバッチリです。
温かいアンティパストからは、「和牛ホルモンのスピエディーノ ¥680」。スピエディーノって串焼きって意味なんですかね、串に刺さってます。脂の一滴一滴までが旨すぎる串焼き。最初の一噛みした時に口の中に広がる肉汁ったら、もうたまりません。いつまで噛み続けててもホルモンの旨みが出てくるようで、飲み込むタイミングに迷っちゃいます。
それから「和牛ハツのグリル アーリオオーリオ ¥630」。個人的にハツってあまり得意じゃなかったりするのですが、じっくりじっくりグリルされているので、独特な臭みもほとんどなく美味しく味わえました。
メインには「フォアグラ ド オアとキャベツのソテー ¥1,500」。見た目ほど脂っぽくなくさっぱりと頂けました。
そしてイタリアンの〆にはもちろんパスタ。「トリッパボロネーゼ ¥1,260」にしてみました。生パスタも選べるのでもちろんそちらで。カウンター席なので、生パスタの調理光景もじっくり眺められます。料理のこだわりももちろん聞けます。こういう話を聞きながら食べると益々美味しい気がします。このボロネーゼは言葉に表せない感動を覚えます。適度なもちもち感、ミートソースとの相性。良いですねー。
ドリンクはワインが沢山揃ってます。基本的にはワインリストはないので、その時々の気分や合わせる料理を伝えてお店の方にセレクトしてもらいましょう。この日はスプモンテをはじめ白のGAVIなどを頂きました。
3人でワインも色々頂いて1人5,000円ちょっと。このCPの高さは嬉しい。月替わり?メニューも沢山あるようなので、近々また伺いたいですね。
5位
1回
2012/11訪問 2012/11/17
絶品パンケーキとホットドッグ。11月後半からはハンバーガーも!
原宿cafe Hohokamの姉妹店の位置づけ、パンケーキとホットドッグの店「サンフランシスコピークス」。場所はとんちゃん通りを抜けてすぐ右の辺り。以前、shipsの別業態の店があったところです。
メゾネット使いしてあって、1Fは優雅なテーブル席が一つと厨房・キャッシャーに物販スペース、2Fはメインの客席にアルコールを提供するバーも併設しています。なお、どちらのフロアにもテラス席ありと、この近辺では貴重な落ち着ける店でもあります。
冒頭に書いたようにウリはパンケーキとホットドッグ。そして実は生ビールが沢山揃っているのも特長です。この日は昼間でしたが休日ということで遠慮なくビールを。サンクトガーレンのゴールデンエールと常陸野ネストビールアンバーエールを。その他にも国内クラフトビールからベルギービールなど8種類の生がいただけます。
パンケーキはバターミルク。そこにフルーツや野菜などの組合せメニューがあるので、お好きなものをいただけます。写真は「ミックスフルーツ&ホイップクリーム」。甘みを抑えたホイップクリームとお好みでかけるメイプルシロップ。あぁ、西海岸の休日の昼下がりみたい。ビールに絶品パンケーキ。塩気はほんの少し、柔らかなパンケーキで、好みの味です。
また、ホットドッグの方ですが、ホットドッグの専門店ってパンが選べるってのはよく見かけますが、ここのホットドッグはパンは一種類で、ソーセージが豊富に揃っているんです。それも生ソーセージ。店内で詰めてるんでしょうね、それをガラスケーキに美味しそうに並べてあって、オーダーが入ると焼いてくれます。
その種類は今回オーダーした「ワイルドローズマリーガーリック」の他にも、ちょっと変わった「メキシカンチポトレ スモークチーズ」などから、何と豚以外にも子羊やエゾ鹿まで。この豊富さにはちょっと圧倒されそうに。それにトッピング2つとポテトの付け合せを1つ選んでホットドッグの完成です。肝心の味の方も、天然酵母のパンにこの生ソーセージなんだから美味しくない訳がない。プリップリで肉のよく詰まったソーセージはビールとの相性も良く、ボリュームも見た目以上にしっかりしています。
なお、平日は16時まで、土日は14時までランチセットがあり、パンケーキやホットドッグを頼むとドリンクとサラダが付いてきます(ビールは別料金)。ってことで、上記のオーダーで何と3,200円ってのはCP高いと思います。
また、cafe Hohokamの姉妹店ということもあってか、メニューにハンバーガーも追加するそうなので、これはまた食べに行かなきゃいけないですね。でもきっとパンケーキも一緒に食べちゃうんだろうな。いつの間にか近辺はパンケーキ激戦区ですが、何時間も並んで普通のパンケーキを食べるより、少し歩いてこちらの絶品パンケーキを食べる方がいいと思います。
6位
1回
2012/03訪問 2012/11/11
地下鉄の三田駅から歩いて7〜8分程と、決してアクセスが良いとは言えない場所にある芝商店会という商店街。その入口付近に見える白いファサードの建物。今回の目的地はここ「マンチズバーガーシャック」。
通りに面した側はちょっと突き出たテラス風の作りになっていて、木の雰囲気も合わさって何だか駒沢時代のFELLOWSのような懐かしさも感じられるような気も。
まずはビールから。生ビールはスーパードライです。ビールをゆっくりと傾けながら店内を眺めてみると、色んなところにハンバーガーに対するこだわり書きが。三田に店を構える前は移動販売車で転々とされていたそうなので、店を構えると細部まで手が加えられるのは良いですね。
オーダーしたハンバーガーはこちら。「ベーコンチーズバーガー¥1,300」。はみ出したベーコンといい、とろけ出したチーズといい、何とも挑発的なヴィジュアルですね。
ベーコンに触れる前にまずはパティから。オージービーフに和牛の牛脂を合わせていて、毎朝手切りでカットして作っているのだそう。その丁寧な手作業から生まれるゴロゴロした、いやゴツゴツしたという表現の方がピッタリかな、力強いパティ。まさに肉を食いちぎるという表現が相応しくて、中に閉じ込められた肉汁ったら! 焼き加減はほんのり中に赤身が残るオススメのミディアムで。
スモークベーコンは自家製。肉厚で脂がしっかりのっていて、旨みがギュギュっと凝縮されてます。スモークさはもう少し前面に出てきても良いかもしれませんね。というより、それを上回るほどの力強いパティなんでしょう。とにかく肉好きで良かった!というハンバーガーに仕上がってます。
トマト・レタス・オニオンダイス・レリッシュも新鮮そのもの。だけどやっぱり触れておきたいのは肉なのです。バンズはややハード系。これだけの肉の力強さだから、こういうハードなバンズで真っ向勝負なのも頷けます。しかしまぁ、ここまでの肉肉しさは好みがひょっとしたら分かれるかも知れない。ボクは好きですけどね。
前述の移動販売をスタートさせたのが06年なので、オープンしてもう6年以上。これからもどんどん進化していきそうな匂いがぷんぷんします。接客の感じの良さも嬉しい限り。気まぐれ(失礼!)に限定バーガーも出しているみたいなので、これはまた通わないといけないな〜。
−−−−−−−−−MUNCH’SBURGERSHACK−−−−−−−−−
■住所:東京都港区芝2-30-9 プロシード三田1F
■TEL:03-6435-3166
■HP:http://www.munchs.jp/
■食事日:12.3.6
7位
1回
2012/09訪問 2012/12/16
蓼科高原のメインスポット(?)女神湖や蓼科牧場から少し北へ上がった場所にある広大な長門牧場。動物たちとの触れ合いもオススメですが、こちらのレストランもオススメです。
お土産ショップや名物のソフトクリームカウンターの奥に、広々としたレストランスペースが広がっており、牧場側にはたくさんのテラス席も設けられています。店内に入るとまずレジでオーダー&会計を。その後は空いていれば好きな場所をどうぞ、とのことでしたので、今回はそのテラス席に。
オーダーしたのはピッツァ2枚とサラダ、それに牛乳です。ベーシックなメニューは固定されているようですが、ピッツァは日によってメニューも異なるよう。(未確認ですが、他の方のレビューや店内のメニュー掲示から推測です)
この日は「マルゲリータ」と「きのこの燻製モッツァレラ」をオーダー。どちらも牧場で作られた濃厚なモッツァレラチーズをふんだんに用いています。「きのこの燻製モッツァレラ」の方は、そのモッツァレラを燻製しているので、この鼻から脳の先までふわ~っと広がる燻製の香りにやられてしまいそう。
店内の中央には本格的な石釜が設置されています。もちろんピッツァはこの石釜で焼いてくれます。生地はもっちりとしていて焼き目が香ばしいです。新鮮な食材に確かな調理器具。そして調理の腕。正直、建物の手前に「焼きたてピッツァ」のようなニュアンスのチープな昇りが掲げられていたので、これは期待薄かなと思いましたが、いやいや全然、期待以上のものでした。
サラダも恐らく日替りのよう。この日は「キシノウエンの有機野菜サラダ」。季節の採れたて野菜をふんだんに用いてグリルに。味付けはオリーブオイルで。もう間違いないでしょう。
ちなみにテラス席が気持ちいいのは季節的に限られていると思いますが、この開放感はたまりません。標高1,500mぐらいの牧場の風をうけながらの食事。気分的にも料理写真的にも言うことなし。運が良ければヤギが近くまで顔を出してくるのも牧場ランチならでは。わざわざ訪れる価値ある場所だと思います。
8位
1回
2011/12訪問 2012/08/14
カジュアルにフレンチが食べられる「ムッシュヨースケ」。中目黒からも池尻大橋からも少し歩きます。渋谷辺りからだと246を走るバスで大橋で降りるのがなかなか近いかも。
この日は5人で来店。まずは前菜として、この日のオススメ「クヌギマスとアボカドのタルタル」に定番メニュー「魚介類たっぷりサラダ(メニュー名はちょっとあやふやです)」。
「クヌギマスとアボカドのタルタル」は名前の通りくぬぎさんのマスを使ったメニュー。富士宮で養殖されている絶品のマスで、脂がのっていてまるでサーモンのよう。以前富士宮で口にしましたが、まさかこんなところで再開できるとは。白ワインとの相性もピッタリ。
続いては「鳩のテリーヌ」に「仔牛タンの赤ワイン煮」。この辺りになるとワインも赤に。鳩はもちろん臭みはなく上品な味わい。ちなみに、ワインはあまり詳しくないですが、飲みたいイメージを伝えればお店の方がしっかりセレクトしてくれるので有り難いです。値段もその場で教えてくれますし。
仔牛タンは思ったよりも大ぶり。仔牛って響きだけで小さいのかと勘違いしてしまいました。厚みがあるのと程よい噛み応え。あまりに柔らかすぎるより、これぐらい噛み応えがある方が個人的には好き。じっくり赤ワインで煮込まれているので、味がしっかり凝縮されているのもいいんです。
〆にはもちろんカレー。全部で4種類あるカレーのうち、野菜たっぷりベジタブルカレー・若鶏のチキンカレー・じっくり煮込んだビーフカレーの3種類をいただきました。前の二つは比較的あっさりとした味わいのチキンカレーをかけて、「じっくり煮込んだビーフカレー」はちょっと辛口で濃い目のルーをかけていただきます。
ここのカレーは洋食屋のカレーの王道という感じ。普段はインドとかタイカレーばかり食べてますが、こういう味がぎゅっと凝縮された深い味わいのカレーもたまにはいいですね。特にベジタブルカレーは素揚げした野菜がパリッとして美味しいです。
ランチはこのカレーをメインで食べられるようなので、次回はランチで再訪間違いなし。でも、ディナーも再訪間違いないと思いますけど。
9位
1回
2012/03訪問 2012/11/06
カレーはもちろん前菜もグリルも美味しいインド料理ビストロ。写真はNGです。
カレー好きな友人が最近はまっているというコチラのお店、店名に「Bistro de India DiL Se」とあるように、なんとインド料理のビストロ。色んなメニューをシェアして楽しい適正人数、約5人で伺ってきました。
なお、最初にお断りしておきますと、店内は撮影NG。ということで写真はありません。
メインはもちろんカレー。ですが、ビストロってことで色々前菜などをオーダー。基本的にオーダーは任せているので、メニュー名などうろ覚えです。
「田舎風パテ」はまさにフレンチの装い。肉肉しいパテの味付けはスパイシー。パクチーも入ってるのかな、まさにインドとフランスの出会いと言った味わい。ビールはもちろん、ワインとも相性が良さそう。
「チーズクルチャ」は、ダバインディア出身のオーナーだけあって期待していたもの。グルガオンばりのチーズクルチャだなーと思いつつ、頬張ってみて驚き。キーマなんですね、挽肉がたっぷり入ってます。この味付け好きだなぁ。
その他、焼き物や野菜のグリルなど、インド料理でありながらもどこか欧州の風が感じられる上品かつ大胆な料理が続きます。
そしてカレーはもちろんたっぷりと4品オーダーしました。「フィッシュヘッドカレー」「カルカッタフィッシュカレー」「ポークキーマカレー」「野菜のカレー」です。
なかでも期待通り、いや期待以上の美味しさだったのは魚のカレー。「フィッシュヘッドカレー」はこの日は鯛のカレー。まるでダシとして使われているような優しい、でもスパイシーなカレー。鯛の身をほぐしつつ豪快にライスにかけていただきました。
「カルカッタフィッシュカレー」は鯖のカレー。コチラは一転、鯖の脂がしっかり煮込まれたカレー。方向性は全く違うものの、作り手の思いがこもっているから、まさにこの店だけのオリジナルカレーになっています。
ナンもありますが、このカレーにはライスが相性良さそう。たっぷりのライスと共にいただくのがオススメです。メニューを見てみると、「マスタードソースのフィッシュカレー」なるものも。うーん、気になる気になる。次回はカレー全種制覇してみたい。でも、その他の料理も飛ばせない。嬉しい悩みに苛まれるインド料理ビストロです。
10位
1回
2012/02訪問 2012/02/25
2月3日に移転OPENしたらしい「なかにしうどん」。らしい、というのは、店の前に花が沢山出ていたから知りました。どうも、以前駐車場だったところに店を増床する形で移転したようですね。儲かってらっしゃるのですね。
入口を入ると既にカウンターへ向けての大行列。この店は、長いカウンターに並ぶおでんや天ぷらを取りながら客が流れていき、うどんをオーダーしてカウンターの最後でお会計。かけうどんの場合はすぐ後ろで、自分で麺を湯掻き、だしを入れて席に着くオペレーション。昔ながらのこのタイプの店は、懐かしいて嬉しいような、久しぶりだとちょっと戸惑って、前の人のやり方をじーっと見るような、様々な心境にさせてくれます。
さて、オーダーしたのは「ぶっかけ」。写真は2玉です。
子連れだったので、店内の1/3を占める小上がりの座敷スペースへ。一旦靴を脱ぐと、水を取りに行くのはちょっと面倒ですが、座敷はやっぱり嬉しいです。
セルフで盛れるネギとテンカスを麺の上にたっぷり載せていただきます。主役の麺は、しっかりとしたコシのあるタイプ。オープンキッチン(というのは讃岐うどんには似合いませんが・・・)で、親父さんが次々に麺を打っている姿が見えるので、その鮮度ったらありません。いやー半端なコシじゃないのがいい。
そして喉をちゅるちゅる!っと通り過ぎる喉ゴシもいい。喉を滑り落ちていくような、でも程よく喉の内側を浸っていくような、そんな感覚。よく分かりませんが、そんな感覚。食べた時にはそう感じたのです。好きだな、この喉ゴシ。
うどん屋の個性をアピールするおでんも各種。何と言ってもこの色。しーーーっかりダシが染みこんでいるのが一目で分かります。大根なんて元の色が分かりません。でも、いいんです。これぐらい染みこんでいる濃いのが好きなので。カラシ味噌はちょっと辛め。漬けすぎにご注意ください。
小上がりの座敷スペースの広さといい、後で気づいたトイレの車イス対応といい、いやいや移転してから弱者に優しいうどん屋になったんでしょうね。冒頭の「儲かってらっしゃる」はスミマセン、撤回です。とても優しいうどん屋への投資です。
昔ながらの狭い店や店頭の路地で食べる店ももちろん好きですが、時代をキャッチアップしていくこういう店も大好きです。もちろんうどんが美味しいというのが何よりの強みではありますけれど。
246から一本入った、程よい閑静さのある住宅街にある和食「おわん」。ガラス張りのファサードなので、良い意味で敷居の高さを感じさせません。
店内は厨房を取り囲むコの字型のカウンター席と、奥に小上がり席が1つ。この日はカウンター席に案内してもらいました。
料理は魚介類を中心に野菜や肉料理など。恐らくその日によってメニューはかなり変わると思いますが、この日オーダーしたのは「刺身など盛り合わせ」「岩ガキ」「馬レバ刺し」「鮎の塩焼き」「飛騨牛のとろろかけ」「ヒマスの土鍋ご飯」などなど。
オープンすぎる厨房では常にスタッフの調理光景が眺められるので、それを見ているだけでも全く飽きません。そうこうしているうちに「刺身など盛り合わせ」が。お任せで3種類出してくれました。真ん中の鰹の藁焼きが特に気に入りました。塩でいただくと、その藁の香りと鰹の脂に、早くも打ちのめされてしまいます。
「岩ガキ」は京都舞鶴のものでした。こちらのものはやや小振りなのだそうですが、小振りゆえにひと口でちゅるっと食べられてしまいます。柔らかすぎずコリッとした食感がたまりません。
「馬レバ刺し」。これも食感がいい。変にとろっとしすぎず、歯応えがあるのがいい。牛は食べられなくなりましたが、個人的には馬で十分です、十分すぎます。
「鮎の塩焼き」は何と内臓以外は全て食べられるのだそう。頭も骨も尾も。程よい塩加減でビールが進みます。そう、アルコールも充実しています。この日はずっとビールにしましたが、同席者はワインも。和食でワインも合いますよね。
〆にいただいたのは「ヒマスの土鍋ご飯」。焼き上がりに20~30分ほど時間がかかるので早めにオーダーしておきましょう。優しい出汁に心も体もほっと落ち着いてしまいます。個人的には一緒に出してくださる味噌汁(この日は青のり)が抜群に気に入りました。日本人に生まれて良かったと思える〆の一品。
何だかんだと食べて飲んで1人7千円強。月に一度とは言わずとも、本音としてはそのぐらいの頻度で伺いたいお店です。
※.今回の写真は携帯(GARAXY NEXUS)で撮影してみました。