-
鱧の湯引き 梅肉煎り酒
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731519 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731519","content_type":"ReviewImage","content_id":39731519,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
本マグロの行者ニンニク醤油
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731520 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731520","content_type":"ReviewImage","content_id":39731520,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
花オクラの天ぷら
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731529 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731529","content_type":"ReviewImage","content_id":39731529,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
鮑の炙り肝正油
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731527 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731527","content_type":"ReviewImage","content_id":39731527,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
すべりひゆ 土佐和え
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731521 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731521","content_type":"ReviewImage","content_id":39731521,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
能登牛のフィレ肉 カーボロネロのチップ、アボカドワサビ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731522 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731522","content_type":"ReviewImage","content_id":39731522,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
のどぐろの塩焼き 山科とうがらし揚げ浸し
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731524 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731524","content_type":"ReviewImage","content_id":39731524,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
もずくの酢もの
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731528 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731528","content_type":"ReviewImage","content_id":39731528,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
寿司
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731525 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731525","content_type":"ReviewImage","content_id":39731525,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
濃久里夢のコーヒー豆腐
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731526 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731526","content_type":"ReviewImage","content_id":39731526,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
シャンパン
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731518 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731518","content_type":"ReviewImage","content_id":39731518,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
赤ワイン
{"count_target":".js-result-ReviewImage-39731530 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-39731530","content_type":"ReviewImage","content_id":39731530,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
東麻布の「不風流(ぶふうりゅう)」へ行ってきました。麻布十番の駅からのんびり歩いて4~5分ほど、大通りから少し折れてすぐの閑静な住宅街の入口といった立地です。
入口からして品のいい雰囲気が伝わってきます。庭の先にあるガラス張りのファサード。その先には照度を抑えた落ち着いた空間が広がっています。入口付近から奥へと続くカウンター席がありますが、その一番手前はテーブル席のようにカウンターを挟んでお客さん同士が向かい合って座れるスペースもあり、そちらに案内してくれました。
基本的に料理はその時々の旬、その日の仕入れ状況に応じたコース。この日はつまみ~〆の寿司・デザートまで、寿司一貫を一種と数えると30種を出してくださいました。その中でも特に気に入ったものを中心にご紹介。
まずは「福井県産 吉川茄子の田舎煮」。出てきた時にすーっと鼻に届く優しい出汁の香り。賀茂茄子の源泉とも言われる吉川茄子をとろとろになるまで煮込んであります。この柔らかさがたまりません。
「すべりひゆ 土佐和え」。何と埼玉の荒川の土手から摘んできた野草なんだとか。まさか土手の野草が出てくるとは思いませんでしたが、昔から食べられているものを現代風に少し手を加えて食べさせてくれるのもこの店の特徴のひとつ。醤油と鰹節をのせて、ほのかに感じる酸味が心地いい一品でした。
「鱧の湯引き 梅肉煎り酒」は昆布出汁にはちみつに付けた梅肉と共にいただきます。見た目からは梅肉の味が前へ出過ぎないかなと思いましたが、全くの杞憂に終わりました。鱧の上品な味わいをグッと引き立ててくれていました。
この時期にしかいただけない「花オクラの天ぷら」も。その名の通り、オクラの花の蕾を天ぷらにしたもの。オクラらしいぬめりが天ぷらで食べられるというのが新鮮でした。
この辺りで既に11品。少し口休めにスープを。「烏骨鶏のスープ」です。筍や白だつ、クコの実が入った優しい味わいでした。
続いて「本マグロの行者ニンニク醤油」も。脂ののった本マグロそのものがもう嬉しいんですけど、そこに行者ニンニクですよ。好きな食材同士とはいえ、この組合せは想像していませんでした。
この日は石川県からの食材が多かったことも印象に残っています。大将はたまたま良いものが揃っていたから、とのことでしたが、「のどぐろの塩焼き 山科とうがらし揚げ浸し」や「能登牛のフィレ肉 カーボロネロのチップ、アボカドワサビ」などを堪能させてもらいました。
特に脂ののったのどぐろとピリッと辛い山科とうがらしの組合せは、どこかきっと昔の京都の人たちが楽しんだであろう時の流れを思わさえれました。能登牛のフィレ肉もただのワサビを合わせるのかと思いきや、アボカド入りのワサビですから。マイルドさと上品な辛さがとても調和していました。
〆には寿司職人の大将が握ってくれる寿司を。この日は、真子鰈・ヤリイカ・赤身・ホタテ・大トロ・のどぐろ炙り・イワシ・穴子の8貫。全て適切な味付けをしてくれているのでそのままいただきます。特に真子鰈が個人的には感動もの。最近岡山で地物を食べてきたばかりだったのに、それを上回る引き締まった身とそこから溢れ出てくる上品な旨み。これはもう2、3貫握って!って喉まで出てましたよ。
最後に「のり椀」。信州味噌と海苔の香りがたまりませんねぇ。ゆっくりとこの日いただいた食事を心の中で振り返る時間が楽しめます。
最後の最後に「濃久里夢のコーヒー豆腐」を。1日コーヒー豆につけることで香りづけをしているそう。和食のコースにこういうデザートが出てくるとは思いませんでした。
と、かいつまんでご紹介しましたが、料理長曰く、野菜と魚介を交互に出すことでコース全体のバランスを取っているのだそう。確かに言われてみるとそうでした。野菜ばかりが続いたり、逆に魚介や肉ばかりが続くと舌も慣れてしまいますし、量以上にお腹もいっぱいになるもの。こうして(言われるまで気づきませんでしたが)交互に出してくれることで、最後まで余すことなく堪能できますね。
地下には個室も幾つかあるようですが、できればこのカウンターに座ってほしいです。なんせ、料理長の手捌きを目の前で(ホントに目の前‼)、こだわりを聞きながら食べられる訳ですから。ちなみにアルコールは基本的に料理に合いそうなところをお任せできますので、相性なども含めて安心ですね。
接待で使えるのはもちろんですが、大切な仲間たちと大切な時間を過ごしたい時にもたまには良いんじゃないでしょうか。