現場のゆっき～特派員さんが投稿した手のべ冷麺専門店 六盛 松原本店（大分/別府）の口コミ詳細

今回の遠征は別府方面の攻略から幕を開けた。
人気店の『なべさんラーメン』のレビューを先にアップしたが、実際にはこちらの、『手のべ冷麺専門店 六盛』を一番最初に訪問しました。
うん、実はお持ち帰り品のレビューも一緒に書く為、いつもの長い文章が余計に長くなるんじゃないかと・・・。
そこで、訪問経緯のネタを『なべさんラーメン』に押し付けたのである。
　
　
で、
東別府駅から徒歩で訪問し、歩く事１０分足らずで到着。
意外と近いものだ。
店の横には専用駐車場もありますが、スグに一杯になるので注意下さい。
　
たまには歩きってのも良いもんですよ。
特に知らない町の街並みを散策すると、色々発見もあって気持ちよいものです♪(´ー｀*)
　
　
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開店前に到着し、１１：３０の開店を待つのだが、店の前の公園では、何やら催しものをやっており賑やかだった。
この公園前の立地って『ラーメン来来亭』を思い出すんだよね。
桜が綺麗だったので、写真を撮りながら公園内を散歩していた。
　
　
１１：２０頃になると、店員が順番表を出します。
ここですかさず自分の名前を書き込む。
　
１１：３０暖簾が掛けられ開店。
順番表の名前が、順に呼ばれます。
　
以降も、この順番表の通り呼ばれたら入店が許されるシステムなので、名前が呼ばれたのが分かる位置に必ず居ましょう。
スルーされたら泣きを見ます。(｀；ω；´)
　
　
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で、
外観は質素＆簡素で、静かに佇む素朴な昭和的雰囲気の大人しい店構え。
多くは飾らない落ち着いた空気が流れていた。
うほっ、人気店の自信のオーラか？(*ﾟ∀ﾟ)=3
その為、なかなか入り易いイメージです。
　
　
店内はカウンター、テーブル席の構成で、結構手狭。
なるほど、店内の混乱を避ける為、呼ばれて着席のシステムを採用してるのか・・。(=ﾟωﾟ)
　
内装は白壁と木目の無難な装いで、大衆感あります。
流石は人気店で、客で溢れ返り、活気があります。
　
オーダーも順番に取るのか、抜け駆けして先にオーダーを叫ぶ客に店員が半ギレしてたｗｗｗ
カルシウム摂りなよ・・・。（；＾ー＾）
　
って言うか、メニュー表を表に置いておいて、先にオーダー済ませとけばいいのに・・・。(´･ω･`)
行列の捌き方がヘタクソです。。(；´-ω-`)
　
あと精算も店が狭いので渋滞する。
どうせ行列できるんだから、食券制にすればいいのだ。
　
　
卓上にはテーブルコショウのみが置いてある。
お冷はお茶です。
セルフなので自分で汲みに行きましょう。(=ﾟωﾟ)ﾉ
　
　
で、
メニュー表は壁掛けを眺める。
デフォルトは３種あって、「冷麺」６５０円、「ラーメン（とんこつ）」６００円、「中華そば」６００円
どれを食うか迷ったが、紹介誌に「中華そば」が旨いと書いていたので、珍しく豚骨ラーメンをスルー！
華麗にスルー！
　
果たして、その結果はどう出るか・・・。
　
　
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【中華そば】　６００円
オーダーからのサーブタイムは混むのでやや遅めです。
時間には余裕を持って訪問しましょう。(*^ーﾟ)b
　
　
着丼した中華そばは実に美麗！(*ﾟ∀ﾟ)
美しいスープに浮く、透明で透き通った脂がキラリと輝く、端正な出で立ち。
丼も拘っており、シャープなスタイルの逆三角形で、深めの器。
デザインもシンプルで、白い艶やかな肌に赤いラインが雅です。
　
見ただけでウマそうだ！(ﾉ∀`)
　
更に香りも良い！(￣・・￣*)
　
スープは濁度低く、琥珀色に透き通った清湯醤油スープ。
トロみ無し、脂の溶け込み無しのサラッとしたアッサリラーメン。
脂の量は適度で、初期は全体に薄っすら膜を作りますが、食べて行くと透明な中小粒の粒子となってキラキラ輝きながら浮くようになります。
　
　
味付けはメリハリ出るくらいの適度なバランスで、塩梅も絶妙。
薄味かと思いきや、しっかり晴れやかに味を伝えてくるのでラーメンらしい明確な主張が嬉しい。
極めて華やかで優雅な旨味が表現され、伸び伸びと優美に、しっとりと雅に、上品で端麗な味が軽やかに広がっていく恍惚感。(*￣∀￣)
　
更にどういう訳か、脂に香ばしい香りが乗ってるんです！
　
これがもうメ　チ　ャ　メ　チ　ャ　美　味　い　！ ！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
ともすれば、上品なだけで大人しい味になったり、味を強くするとキツクなり易い醤油ラーメンにおいて、この香ばしい香り付けが一気に勢いを味に付け、躍動感と快活さを得ていた。
深みがある醤油の豊かな旨味と、優しく柔らかな清湯スープの繊細なタッチ、そして奥ゆかしい旨味が洗練された技で見事に立っております。
　
　
飲み口はライトでキレがあり、口当たりはまろやか。
カドのないよく研がれたスープで、気付くと飲まされてます。
　
繊細さに優れ、多重・多段的な味の構成で畳み掛けるスマートな仕上がり。
元ダレに引っ張られ、香ばしさの仕掛けが作動すると、なんとインパクトまで感じられる。
　
基本インパクトで勝負はしてないだろうが、十分に感じ取れるし、閃光のようなパンチで衝撃を感じさせずに突き抜ける。
気付かない内にやられてる感じだｗｗｗ(ﾉ∀`)
　
なので後口でグイグイ引っ張られる。
　
通　　背　　拳　　の　　よ　　う　　な　　ス　　ー　　プ　　や　　な　！ ！ (((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　
恐ろしい子！(｀･ω･´)
　
　
コクは豊かで申し分なく、舌の根までスゥ～っと抵抗なく沁み込んでくる。
味覚神経を直接揺さぶるような恐るべき浸潤性だ。
奥行きはあまり感じないが、深みが豊かで繊細な立体感を感じる。
鋭いキレがあるので、後口は名残り惜しく、切なさを残してスッと消え去る。
その割に余韻は長く伸びやかに幸せの夢心地を響かせ、残すので、次の一口へ後ろ髪を引くのである。
　
ズルい女！(　´∀｀)σ)Д｀)
　
香りの付与で抑揚が生まれ、小刻みながらも伸びやかな旋律で、とにかく引き波を残すので堪らない！
味に慣れる暇なく、スッ、スッと次の一口へ導くので、気付くと完食してる様な食べ心地だ。
　
　
臭みやクセ、エグミ、嫌味はなく隙が無いスマートな仕事。
クドさなんて勿論ないし、しつこさに関してはもっと欲しいくらいだ！（＾∀＾；）
ツレナイ子！｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
　
正直中華そばでココまでの完成度を初めて体験した。
文句無しの仕上りである！(｀･ω･´)
　
　
で、
麺は中細麺ストレートで、断面はエッジのあるスクエア形、加水率は低め。
意外な仕様だ・・・縮れ多加水じゃないのね・・。(ﾟдﾟ；)
　
表面はスベスベ滑らかなした舌触り、クニクニ、シコシコ、ムニムニした歯応えと軽快な歯切れ。
喉越し素直にスルッと喉を通り過ぎます。
麺の硬さは標準で丁度良く、麺の量は少し多めに感じて好印象。
スープの絡みは十分で申し分ない味を伝えてくれてました。
いやぁ～この麺の仕様で合うんだなぁ・・・勉強になる。(￣ー￣；)
　
　
で、
トッピングは、チャーシュー、半熟茹で玉子半個、もやし、青ネギの取り合わせ。
チャーシューは豚ロース？モモ？肉で、適度なカットで適度な厚み。
焼き色を付けられ、香ばしい香りがスープに伝わっていた。
歯応えはやわらかく、味は控えめで香ばしい素直な肉味でした。
　
半熟茹で玉子は、色合いのコントラストがヴィジュアル的にグッとくる。
もやしは極細の仕様でしんなりした歯応え、脂を吸ってメッチャ香ばしい！
こんなにウマイもやし初めて！｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡
　
ネギはやわらかな香味で優しいアクセントとなっていた。
　
　
繊　　細　、　美　　麗　、　煌　　び　　や　　か　！！！ｍ９(｀☆ω･´)
センスは洗練されバランスまで良い。
味の構成はシンプルなのに響く響く！グイグイ引き込む！
　
素晴らしい完成度と工夫、そして個性！
ボリュームはそこそこなんだが、食い足りなさを感じちゃいます。
唯一の弱点はＣＰだが、もうそんなんどうでもいいくらい満足度が高い。
　
正直この店がある別府が羨ましい！щ(ﾟ皿ﾟ*щ)
そんな気持ちにさせる魅力を得ました。
もう１回食えば☆５が出るだろうなと・・。ヽ(´ー｀)
　
単体評価：☆４．５
　
　
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で、
「中華そば」がものっそい旨かったので、これは冷麺も期待大と睨み、お持ち帰り品を購入した。
　
「冷麺セット 二食入り」１３６０円（三食入りは２０４０円）
店で食えば６５０円だが、容器代入れて一食６８０円なら安いんじゃね？これ・・。(ﾟдﾟ；)
　
　
【冷麺セット 二食入り】１３６０円
生麺と茹でた麺の２種類が選べます｡
家が近い人は、茹でた麺でも良いでしょうが、麺は茹でると急速にコシを弱めますので、基本的に自宅で茹でた方が良いと思われ｡
　
開封すると､麺､スープ､チャーシュー､キムチ､ゴマが二つずつ入っています｡
説明書には、冷麺と温麺の作り方が書かれています｡
チャーシューとキムチは真空パックされていました｡
賞味期限は１週間程度ありますので、意外と保存効きますね｡
　
冷麺を作りますが、まずはスープを冷蔵庫で冷たく冷やしておくと良いです｡(*^ーﾟ)b
①麺を茹でます
２Ｌくらいの、出来るだけ多めの水を沸騰させます｡
グラグラと炊き上がってから､麺は投下しましょう｡
説明書では茹で時間４～５分を目安です｡
必ず１食分ずつ茹でて下さいとの事｡（２食分同時に入れると､湯温が下がり過ぎる為）
　
②麺揚げ
茹で上がった麺をザルへ取り､冷水にて締め､洗います｡
店舗で大将が洗っているのを見ましたが、かなり力強くグイグイもみ洗いしていたのを見てたので、真似してグイグイ揉みしだきます｡
モミモミします｡
　
執 拗 に 揉 み ま す щ(ﾟ∀ﾟ*щ)
　
好　き　な　だ　け　揉　み　ま　く　り　ま　す　！ (*ﾟ∀ﾟ)=3
　
　
・・・・失礼､揉むだけじゃダメですね､洗いましょうｗｗ(；￣∀￣)
　
　
で、
ヌメリが取れるまでと説明書きにありますが、完全にヌメリは取れませんので、あまりしつこくはしなくて良いかと・・。
揉んでると分かりますが、非常にコシが強く、少々の事じゃ切れませんので、結構ガシガシ洗っても良いですよ。
夏場は、氷水で洗った方が麺が締まって、よりコシが出ます。
　
③水切り
ヌメリが取れたら水切りですが、ザルでチャッチャとやるだけではダメッス。
水気が残ると、スープが繊細なので薄くなります。
コレも店の仕方を見ていたのだが、ザルにギュッと押しつけるようにして絞ってました。
　
真似します。(￣ー￣)
　
これでもかと押し付けます。
　
ホラホラ、どうだ？まだ出るんじゃねぇだろうな？(￣ー￣ )
「も・・もう出ません。(´；ω；`)」
　
ほ～う・・・じゃぁ、これでどうだ！？
「ううう・・出る！出 ち ゃ う ぅ ぅ ー ー ！ ！｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡」
　
　
・・・・俺、六盛ファンに殺されるんじゃないか・・。
　
　
④深めの器に麺を盛り付け、キムチ、チャーシューを盛ります。
キムチはかなり辛味が強いので、お子様も食べる場合は、キムチ抜きのものを作ってあげると良いでしょう。
チャーシューは一度炙りを入れてやると、香ばしさが移ります。
　
⑤スープを注いで、ゴマを乗せて出来上がり。
トッピングに茹で玉子、青ネギを入れると本格的です。
　
　
いやぁ～琥珀色した上品なスープが、灰緑をした麺を抱いて実に上品で優美なヴィジュアル。
一食分ですが、結構ボリュームあります。
トッピングも入ってるので、これかなりお得ですよ！(*ﾟ∀ﾟ)
　
麺は、押し出し成型の手延べ麺。
２ｍｍ強～２．５ｍｍ程の線径がある中麺～中太麺クラスのストレート麺。
エッジはない丸麺で、加水率は高め。
黒い粒が見え、色的に蕎麦を混ぜ込んでいるんじゃないかという珍しい仕様だ。(=ﾟωﾟ)
　
表面はニョルニョル、スベスベと艶めかしい舌触りで、ツルツルと唇を擦って吸い込まれてくる。
ムチムチと良く締まった剛性を感じる歯応えと、グニグニと力強い抜群の弾性を持って、噛み締めるアゴに手応えを感じさせる強靭で、しなやかなコシがありました。
伸びも良く、柔軟で、歯切れもなかなか、臭みは無く、喉越しは抵抗なく喉に吸い込まれてくる心地よい食感が楽しめます。
　
ボリュームもあって食べ応え抜群。
スープの絡みも適度で、麺の存在感は高いが、冷麺として調和している良質な仕上がりだった。
　
　
スープは透明感高い、上品で繊細な美しい琥珀色のスープ。
和出汁が効いており、豊かな魚介系の旨味と香りがやわらかに広がります。
　
塩梅も繊細でまろやかなので、素直に飲みたくなるスープですが、結構量が入っており、完食すると流石に喉渇きますよｗｗ（←した人ｗ(´∀｀；) ）
コクが深く、抜群の浸潤性を誇り、しっとりと雅で落ち着いた味わいで、ゆったりと食べさせてくれる
飲み口は軽やかで、鋭いキレがあり、飲み終わると次の一口を渇望させる名残惜しさに襲われます。
インパクトで食べさせるものじゃないので、引き波の強さが勝負どころ。
余韻は旨味の香りが伸びやか。
あまり抑揚はないのだが、後引く食べ応えは見事に引き波を強めていました。
　
トッピングは、チャーシュー、白菜のキムチ、擂りゴマ。
チャーシューは牛肉を使用しており、味付けは控えめ。
噛み締めると肉の旨味がじんわり沁み出してくる。
　
キムチは結構辛味と酸味が強く、ピリッと響く。
スープに抑揚を与えるので、完全にスープに混ざると、スープ自体が辛味を帯びるようになります。
ムセないように飲みましょうｗｗ(*^∀ﾟ)b
　
ゴマが辛味を抑える効果があるので、上手く使うと良いでしょう。
　
　
洗練された味の組立と、キュッと冷たいスープが、キムチの辛さで更に締まり、やわらかな旨味が優しく包む構成がスマート。
気品さえ感じる端正な仕上りは、別府冷麺の良さを物語る代表者に相応しい。
お持ち帰り品でこのクオリティを出すなら、実店舗での味は更に期待高いですね！(*ﾟ∀ﾟ)=3
いやぁ～買ってよかったッス♪ヽ(´ー｀)ノ
　
単体評価：☆４
　
　
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実に「ラーメン（とんこつ）」の味が気になる！(*ﾟーﾟ)
二品食って、二品とも突き抜けるウマさがあるとは、メチャメチャレベル高いッスよ！(ﾉ∀`)
　
流石は別府の代表格！再訪したくなる魅力に溢れた店ですね。
　
　
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次回予告！「大分のつけ麺戦線へ新たに参戦！平打ち麺が唇で踊り狂うっちゃが！」の巻！
絶対観てくれよな！(*^∀ﾟ)b
　
　
ラーメン王に俺はなる！ｍ９(｀☆ω☆´)


≪関連レビュー≫
【第１５回大分ラーメン遠征の軌跡】
『なべさんラーメン』
http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000031/dtlrvwlst/3992979/
『手のべ冷麺専門店 六盛』
http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000203/dtlrvwlst/3992987/
『ちゃが商店 大分店』
http://r.tabelog.com/oita/A4401/A440101/44006296/dtlrvwlst/4004059/
『ラーメン極』　
http://r.tabelog.com/oita/A4401/A440101/44004535/dtlrvwlst/2676723/
『博多だるまネクスト 大分駅店』
http://r.tabelog.com/oita/A4401/A440101/44006644/dtlrvwlst/3997949/
　
『ラーメン来来亭』
http://r.tabelog.com/fukuoka/A4005/A400502/40008975/dtlrvwlst/1219859/