現場のゆっき～特派員さんが投稿した銀座 テンダー（東京/銀座）の口コミ詳細

銀座。
　
俺は聞いたことあるぜ、その伝説の数々を・・。(；｀-ω-´)
　
座っただけで諭吉先生が数枚消し飛んでいくスナック・・・とか
諭吉先生を持ってなければ、フルボッコでシバかれるバー・・とか
　
諭吉先生を用心棒に雇っていなければ、生きていけない街、銀座。(；ﾟ∀ﾟ)
　
ここでは、英世クンとか、一葉たんとか、もういらない子扱い！？
　
　
ちょｗｗ　怖　ぇ ぇ ぇ ー ー ー ！！！ (((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　
　
おちおち街も歩けない！(ﾟ皿ﾟ；)
歩いただけで諭吉先生がしょっ引かれるんじゃねぇだろうな！？
　
　
何 そ の ブ ー ビ ー ト ラ ッ プ だ ら け の 街 ！？(ﾟДﾟ；≡；ﾟ皿ﾟ)
　
戦場ですか？
地雷源ですか？
人が生きる場所じゃないですよね！？щ(ﾟДﾟ；щ)
　
っパネェ！
　
銀 座 ク ソ っ パ ネ ェ ！(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　
　
.
　
　
そんな都市伝説紛いな噂を、真しやかに囁かれてる俺涙目。
しかも、実経験の語り部もいるから、あながち都市伝説でもなく、余計タチが悪い。(；￣皿￣)
　
虚実入り混じる街。
　
なんという福沢さんキラーな危険区域！
　
もう「金座」とか「プラチナ座」とか、「サファイヤ座」、「ダイアモンド☆ユカイ座」に改名すれば良い・・。
　　
　
.
　
　
ってな感じで、地方の田舎者には、恐怖の対象としか見えない銀座。
　
　
で、
そんな銀座に、地方な俺が降り立ちましたよ？ｗｗ(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
　
　
.
　
で、　
ラーメンしか食ってないイメージの俺が、何でまた用がなさそうな銀座なんぞにいるんだ？
何故、自ら死地に赴くような真似を？(；ﾟーﾟ)
　
と疑問に思う方へ。
　
　
不詳このゆっき～、カクテルも大好きなのです。
どれくらい好きなのかと言えば、以下のURLで各店のレビュー入れてるのをご覧下さい。
　
ド ン 引 き ク ラ ス の マ ニ ア ッ ク さ　をご理解頂けることであろう・・。
　
【ＢＡＲレビューを集めてカクテル辞典を作っちゃおう！のコーナー】
http://tabelog.com/rvwr/neokunno1/diarydtl/92853/
　
　
.
　
で、
俺がカクテルに興味を持ったキッカケとなった１冊の本がある。
　
　　『 カ ク テ ル 』
　
そのドストレートなタイトルの著書の著者、上田和男氏。
現役バーテンダーである氏が店主を務めるバーが、ここ『BAR銀座テンダー』なのだ。
　
この間の福岡オフ会の際に行った、福岡TOPクラスのBAR『ＢＡＲオスカー』
上田氏の弟子であり、『ロオジエ』時の同僚である長友修一氏が店主のその店で、北九州のレビュアーを統べるボス Ａ将軍から聞いた。
　
Ａ　「上田さんの店に行ってきましたよ♪(*´ー｀)」
ゆ 「！？Σ(ﾟДﾟ；)」
　
Ａ　「サインまで貰っちゃいました♡(*>∀<)」
ゆ 「ぐぬぬぬぬぬぬ！！(`ω´；)」
　
　
俺　も　行　く　！ ！ ｍ９(｀･ω･´)
　
　
そう心に誓うのに、時間は必要なかった。
　
　
.
　
　
で、
東京に行ったときは、絶対に上田さんが作るカクテルを飲むんだ！ヽ(`Д´)ﾉ
そう思ってやってきました。
　
で、
場所は予め調べており、有楽町駅から歩いて向かいます。
おお、どこもかしこも、金持ってそうなオッサンやおねぇちゃんだらけだな！？
　
ﾋﾞｸｯ. ∧ ∧ ∧ ∧　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ) ＜　うおっ、なんかすげえ所に迷い込んじまったぞ、ｺﾞﾙｧ！
　　 　 ./ つ　つ　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　～（＿⌒ヽ　ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　　　　 )ノ ｀Jззз
　
　
先ほどの歌舞伎町とは、打って変わった大人なムードの街です。
ウザい呼び込みもいないので、安心して歩けるッスね。(´∀｀ )
　
　
で、
銀座の雰囲気にドキドキしながらも、上田氏に会えるという気持ちのドキドキ感の方が上回って、完全に上の空な俺だった。
　
正直、俺にとってはスターとか、アイドルとか、そんな雲の上の人の存在。
昔から、あまり人に興味のない俺なのだが、今日だけはちょっと違って、気分が高揚していた。
　
　
銀座能楽堂ビル５Ｆ。
エレベータに乗る。
眼前に現れる『BAR銀座テンダー』
　
鼓動が強くなるのを自覚した。
　
　
【　外　観　】
外観はビルのテナントなので、シンプルで、あまり飾り気はない。
高級感のあるフロアデザインで、木製ドアが落ち着いた印象の上品な店構え。
店名を表示するプレートもシンプルなデザインで、スタイリッシュ。
　
まぁ解放感はないので、テナントのBARは全般的に言えるが、ちょっと入り難いイメージはあります。
　
　
.
　
　
【　店　内　】
●座席
カウンター、ボックステーブル席の構成。
あまり広さはないが、バーテンダーの目が行き届く適度な空間。
　
●内装
心地よい静けさと、ゆったりした空気が流れている。
落ち着いた雰囲気で、木目を配したやわらかい印象で上品。
しっとりした大人の夜を演出する環境です。
　
　
.
　
　
で、
　
【メニュー】
メニュー表はなくて、口頭オーダーでおk。
分からないときは、気軽に尋ねてみましょう。(*^ーﾟ)b
　
４杯飲んで、９５７０円だったので、１杯平均１５００円と考えれば、チャージは２０００～２５００円＋消費税って感じかな？
　
おつまみは、塩気を付けた小さな豆。
　
ポ　リ　ポ　リ
　
　
▽
｜
￣
　
　
初めに断っておきます。
　
今 回 の 俺 の 評 価 は 微 妙 だ ｗｗ
　
困ったことに、飲んだカクテルの殆どが上田氏のオリジナルカクテル。
それを本人が作るのだから、それ以上のものないじゃん！(*ﾟ∀ﾟ)
　
オール☆５だよ！ヽ(*>∀<)ノ
　
ってなっちゃう。
出来るだけ私情を挟まないように努力はする。
が！
レシピ的に美味いのは分かってる上に、本人が作るプレミア感が上乗せされるので、祭り状態です。
　
もう知らん！(ﾉ∀`)
　
　
▼
｜
￣
　
　
【ファンタスティックレマン】
１発目からマニアックス！！
　
マニアの俺が説明しよう。
俺の教科書『カクテル』によれば、
●幻想的な美しさで、人々を魅了してやまないスイスの湖、レマン湖。
　ブルーのグラデーションで、レマン湖のイメージをそのままグラスに再現したカクテルである。
　
　ジュネーブで開かれた1981年の世界カクテルフェスティバルで銀賞に輝いた作品。
　
　
これが！
これが飲んでみたかった！(*Ｔ∀Ｔ)
　
恋！
　
恋 い 焦 が れ た 一 杯 ！！
　
　
うわぁ～作ってる！作ってるよ～！（キモい･･･(；´-ω-`)）
おおおおお！ホントに日本酒だ！　（キモ過ぎる･･･(；´-ω-`)）
　
あああああ！メチャメチャ綺麗だ！（いいからもちつけ･･(；´-ω-`)）
　
　
ファンタスティック！(*ﾟ∀ﾟ*)
　
ファンタスティックレマン湖！(*>∀<)
　
レマン湖！(｀･ω･´)
　
　
レ　～ ･ ･ ･　マ　ン　湖　！　！ｍ９(｀☆ω☆´)
　
　
美味しい。
　
ＯＫ！☆６！(*>∀<)ノ
　
　
じゃない！もちつけ俺！Σヽ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)ﾉシ
　
　
.
　
≪レシピ紹介(*^ーﾟ) ≫
日本酒　　　　･･･５／１０
コアントロー　･･･３／１０（ホワイトキュラソー）
キルシュ　　　･･･１／１０（ボルス社製）
レモンジュース　　　・・・１／１０
トニックウォーター　･･･適量
ブルーキュラソー　 ･･･１ｔｓｐ
　
レモンジュースまでの材料をシェイクして、氷を入れたコリンズグラスに注ぐ。
　
トニックウォーターで満たし、ブルーキュラソーを静かに沈めるように入れる。
マドラーを添えてサーブ。
　
本人が書いてるレシピだから確実ｗｗ
でも、その通り作っても、思ったように仕上がらない。( ￣皿￣)
　
「Ｍ-３０レイン」同様に、趣味で作るには困難なカクテルの一つ。
　
　
●一般的に流通しているボルスのリキュールを使うのが上田さんらしい。
特別なお酒で彩りを添えたり、特別感を演出する必要がない。
　
”本物”が持つ、虚飾を排した、本質を貫く姿勢。
　
拘 り を 魅 せ な い 拘 り 。(｀･ω･´)
　
職人だ。
　
　
で、
●美しく淡いブルーのグラデーションを表現することが至上命題のカクテル。
飲み進めて行くと、薄っすらと色が変わっていくのがロマンティック！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
ファンタスティックにロマンティックに、そしてオーセンティックだ。
　
まるでレマン湖を水中遊泳しているようだった。(*´ー｀)
　
　
●サッパリと軽やかで、爽やかな味だが、確かに日本酒のボディを感じさせる奥行きを持った味わい。
トニックは実は少量なので、そんなに主張しないのがポイント。
なのでロングドリンクだが、上品で、ゆったり感のある味に仕上がる。
　
色合いの美しさが尋常じゃなく、ライトテイストなので、女性も喜ぶ味です。
　
　
で、
●ハードシェイクで有名な上田さんだが、このカクテルは日本酒を使うので、シェイクはやわらかだった。
上田さんのソフトシェイクを見られるのも、このカクテルのプレミアム感が高いところだ。
　
ふふふふ・・マニアックだろう？(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
　
単体評価：☆５
※評価詳細基準は下記をご参照願います。
【味評価基準】
http://tabelog.com/rvwr/neokunno1/diarydtl/36529/
　
　
▼
｜
￣
　
　
【サザンウィスパー】
これもどうしても飲んでみたかった！(*>∀<)
　
甘いカクテルなので、ハードボイルドな俺が飲むには、ちょっとイメージが違うが、飲みたかった。
　
え？
お前のどこら辺にハードボイルドな部分がひっ付いてるの？バカなの？(ﾟДﾟ)
　
　
えっと・・・肩甲骨辺りかと・・。(；￣ー￣)
　
　
で、
これも上田さんのオリジナルカクテルです。
　
●１９９１年夏創作の大人の為のシャーベット。
甘めで低アルコールなので、お酒に弱い人でも美味しく飲める。
　
お酒を使わずに作ると、子供も喜ぶフローズンドリンクになります。
　
　
.
　
≪レシピ紹介(*^ーﾟ) ≫
「スミノフ」ウォッカ　　　　　　　　･･･２０ｍｌ
「オルデスローエ フィルジッヒ」･･･２０ｍｌ（ドイツの桃のリキュール）
桃のシロップ漬け（缶詰）　　　 ･･･ハーフカット
グレナデンシロップ　　　　　　　 ･･･１０ｍｌ
　
上記をブレンダーにかけて、シャーベット状にする。
サンデーグラスやソーサー型シャンパングラスに注ぎ、形を山形に整える。
スプーンとカットしたストローを二本添えてサーブします。
　
桃缶のシロップを１０ｍｌ加えても、風味が増します。
　
　
で、
●クラッシュドアイスを少しずつ加えていく丁寧な造成。
仕上がりは文句の付けようがない、滑らかで美しい細かなフローズン。
砕き損ねた、粒の大きな氷なんぞ、無粋な輩はございません！(｀･ω･´)
　
ボリュームもあって嬉しさ倍増。
かき氷のようにこんもり盛られたピンク色の山がプレシャス！ヽ(´ω｀*)ノ
　
味を薄くせずに、フローズンの適度な固さを維持する技術が見事に現れたサーブでした。
　
　
.
　
で、
●味は・・おお！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
甘味をしっかりと打ち出した味が意外や大胆。
桃のゆったりやわらかな香りと、甘味の余韻が、舌の上で氷が溶けると同時にフワァーッと広がる。
　
フローズンの冷たい舌触りが心地よく、その甘味を締めて、甘ったるくはならず、爽やかななのがバランス良い。
美味いの軸芯を捉えた、堅牢な構成だ。
　
怖いのが、アルコールを全然感じさせない飲み易さ。
　
これこそ、完全なるレディキラー･･･。(；｀･ω･´)ｺﾞｸﾘﾝｺ

単体評価：☆５
　
　
▼
｜
￣
　
　
【ドライマティーニ】
まぁね、もうコレ飲まなきゃダメっしょ？(￣ー￣)
　
ホント、ギムレットとものっそい迷ったんだけど、カクテルの王様に軍配上がった訳ですよ。
　
だってね、
「上田マティーニ」と称される、上田氏のカクテル観を反映したマティーニですよ？
　
飲　ん　で　み　た　い　じ　ゃ　な　い　ッ　ス　か　！！щ(ﾟ∀ﾟ；щ)
　
　
.
　
で、
カクテルブックで紹介されている記事を、ちょっと拝借。
超マニアックですが、知りたい人だけついてきてｗｗ
　
　
●カクテルの王様 マティーニは、バーテンダーの数だけ味があると謂われます。
基本的には、ジンを美味しく飲む為のカクテルという解釈が多く、ジンをとにかく持ち上げる傾向がある。
　
ジン祭り状態ｗｗ
　
なので、
ドライベルモットは、目下迫害の直下ｗｗ
　
リンスだけとか、ドロップだけとか、香りだけとか･･･。
　
　
ラ ー メ ン の カ タ 麺 至 上 主 義 み た い だ な ！？щ(ﾟДﾟ；щ)
　
湯気とか、コナオトシ とか、バリカタ とか、ナマとか･･･
　
　
コナオトシとか、もう生麺そのまま食ってろよ！(`皿´；)
と、我らラーメンバカは思う。
　
良い麺、良いスープには、ヤワがウマイのに！
　
　
それはマティーニも同じで、ドロップだけとか、ジンそのまま飲んでろよ！(；ﾟДﾟ；)
と、我らカクテルバカは思う。
　
　
そんなドライ化風潮に上田氏は提言する。
「カクテルとしてのマティーニ」
　
マティーニもカクテルである以上、材料をミックスして、１＋１＝２＋αにするべきで、そこを追及すべき。
比率は、ジン５：１ベルモットで、６：１～７：１がボーダーライン。
これが上田氏のマティーニ観。
　
それは基本レシピに現われている。
　
　
.
　
≪レシピ紹介(*^ーﾟ) ≫
「ビフィーター」ドライジン　　　　　 　･･･５／６
「ノイリープラット」ドライベルモット　･･･１／６
レモンピール　　　　　　　　　　　　　　･･･１片
スタッフドオリーブ＆カクテルピン　 ･･･１個
　
上記をミキシンググラスでステア。
カクテルグラスに注ぎ、カクテルピンに刺したスタッフドオリーブを沈める。
レモンピールを施しサーブする。
　
　
で、
ぐああああ！　（←うるさい･・(￣皿￣；)）
　
グラスが！
　
グラスが本の通りのグラスだお！(*ＴωＴ)
　
・・・あああ！
　
カクテルピンまで本の通りだ！｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡
なんてサプライズ！
　
　
●更にグラスになみなみである。
表面張力を体感するぜ！
　
　
.
　
　
●教科書通りのビフィータードライジン＆ノイリープラット！(*>∀<)=3
　
だが、銘柄に拘りは無く、ステアの仕方で材料を超越可能！
流石上田先生！そこにシビれる！憧れる！！(ﾉ∀`)
　
　
●オレンジビターズは使わない。
３：１や４：１のマティーニなら調和するが、現代のドライマティーニにはアクセントが強過ぎる為だ。
シンプル is ＢＥＳＴ！
　
　
●ミキシンググラスに入れる氷も、大きさを選別し、大小を組み合わせている。
以下の関係から、バランスの取れた配合を心がける。
　
【氷とカクテルの関係】
　　大　　　　　　小
溶け難い　　溶け易い（水っぽくなり易い）
冷え難い　　冷え易い
　
　
●そしてキッチリとメジャーカップやストレーナを使う点も上田氏らしい。
基本をキッチリと守り、確実堅実な味を真摯に客にお届けする姿勢。
　
バーテンダーのお手本のような所作。
　
　
ビフィーターを多く入れ、ドライベルモットを後足し。
トータルでバランスを取る手法。
　
●流れるようで滑らかな音の無いステア。
長めのステアだが、全然軸がブレない。(｀･ω･´；)
熟練の証。
　
故に氷同士がぶつからず、全然水っぽくならないのだ。
　
１００回ステアで有名な毛利マティーニも、こんな美しいステアなんだろうなぁ～。(*￣∀￣)
　
　
●更にレモンピールの秀逸さがもう！
　
キタコレェェェ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━!!!!!
　
　
少し離した所から、４５度の角度でピール。
周囲に香りを散らしつつ、グラスに僅かに落とす。
　
香りは三次元の広がりを見せ、周囲はやわらかな柑橘香で包まれる。
まるで、特別な空間に案内されたような気分だ。
　
グラスに口を近づければ、ジンのシャープな香りに添えられた、爽やかな香りがフワッと立って、二段階で楽しめた。
　
すげぇ･･･こんな上品で端整なレモンピールがあるんだなぁ･･･。(；ﾟдﾟ)
　
そう感動した。
　

.
　
　
●そして早い！
全て仕事が早い！
作るのは全て上田御大、本人！
　
マジっスか！？(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


●さり気なくサーブされるチェイサーの心遣い。
　
心地よい。
いつもに増して心地よいですぞ！｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
　
　
では、頂きます。
　
　
ｸﾋﾟ･・
　
　
うはぁ！！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
●キリリと冷えて、引き締まったビフィーターが響く。
その一歩だけ後ろに下がったところに出るベルモット。
　
澄み切ったように透明感の高い仕上がりで、実に整った凛々しき姿。
まさにビフィーター（バッキンガム宮殿の衛兵）だ。
　
美味い！
　
　
●毎度毎度のお楽しみ、スタッフドオリーブも美味しい。
あ～ジンに浸かったスタッフドオリーブって、ホント美味いっスよね？♪
　
これが楽しみでマティーニ飲んでる、邪道な俺。
いいじゃん！美味いんだもん！ｗｗ
　
　
美味いです。
本当に美味しいマティーニ。
　
　
●「カクテルとしてのバランスを整えた拘りのマティーニ」
言葉で表現するには簡単だが、その境地に至るまでに、積み上げられた経験値は量り知れない。
　
そして、
上述の拘りがあるから美味いのではない。
　
基本・基礎の塊のような、高い技術から生み出されるマティーニだから美味しい。
それを痛感した一杯だった。
　
単体評価：☆５
　
　
▼
｜
￣
　
　
【惜秋】
上田氏が春夏秋冬揃えた和のオリジナルカクテルシリーズの１つ。
　
●カクテルという”洋”のものを使い、和の味、色、情緒を生み出した逸品達。
これこそ、カクテル職人　上田和男らしいカクテルだ。
　
緑の材料を使わずに、ブランデーとブルキュラで深い緑を創り出す。
１９９１年秋に創作された、錦繍を誇っていた秋の名残を愉しむカクテル。
　
　
５　月　だ　け　ど　、　飲　ん　で　み　た　く　て　惜　秋　。(；ﾟ∀ﾟ)
　
　
.
　
≪レシピ紹介(*^ーﾟ) ≫
「ヘネシーＶＳ」コニャック 　･･･２／４
「オルデスローエ ミラベル」･･･１／４（西洋スモモのリキュール）
ライムジュース　　　　　　　 ･･･１／４
「ボルス」ブルーキュラソー ･･･１ｔｓｐ
紅葉の葉　　　　　　　　　　　･･･１枚
　
シェーカーに材料を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
紅葉の葉を飾り、サーブするショートカクテル。
　
　
●ここで遂にキタ！
ミスターハードシェイクの腕前披露！ｍ９(｀☆ω･´)
　
シェークすることにより、アルコールに気泡を混ぜ込み、口当たりを丸くするシェイクの技法。
浮いたアイスフレークがより円やかに、初口のカドを取りさらう。
　
　
キュッと冷えた緑のカクテルの液面には、アイスフレークが浮いており、涼味が高い。
　
ゆったりと奥から香り出るブランデーの香り。
酸味と甘みは奥ゆかしく、穏やかに響き、余韻を残す。
上品で、しっとりとした味は、正に和の風情。
　
「サイドカー」に近いレシピだが、アルコールの強さをそんなに感じさせない滑らかな口当たり。
　
「美味」という言葉が、すんなりと染み入る味わいだった。
　
　
●そして色合いは、ホントに深い緑。
緑色の材料を全く使用していないのに、この色合い。
「キングスバレイ」の妙技を転用だ。
　
　
●こんな時期だが、紅葉の葉を浮かべて頂いた。
紅葉の葉は、前年の秋に押し花にしているものらしい。
　
実に上品で、落ち着いた和の風情があります。
　
　
全てが素晴らしい。
丁寧で、真摯な姿勢が、カクテルの味を通じて伝わってくるようだった。(´ー｀*)
　
単体評価：☆５
　
　
▽
｜
￣
　
　
気付いた人はいるだろうか？
①ソフトシェイク＋ビルド
②フローズンスタイル
③ステア
④ハードシェイク
　
４杯を飲むだけで、４つの技術を堪能しましたｗｗ（*＾ω＾）
この辺の、オーダーのマニアックさは、俺らしい。
　
　
.
　
　
ちなみに、
上田氏は「ミスターハードシェイク」と言われるが、闇雲にハードじゃないのは当然の話。
まるでハード（強いシェイク）一辺倒しみたいなイメージに聞こえるが、そんなこたぁある訳がない！
　
で、
俺が見て、感じた氏のシェイクは、どちらかと言えば、真逆なイメージのシェイクだった。
　
うん、ソフトじゃね？って・・。(￣ー￣；)
　
　
やわらかさの中に、力強さを差し込み、味の最良地点へ導くような感覚。
　
確かにカクテルの仕上がりは、力強いシェイクから生み出されたように見えるが、滑らかで素早い動作が繊細なイメージだったので、そう感じたのかもしれない。
（※ゆっき～の主観ですよ！）
　
　
あ、
あと少し多めに作るんスね。
　
僅かに残したものはバッサリ切り捨ててました。(ﾟωﾟ；)
　
　
▽
｜
￣
　
　
で、
まぁ一人で入ったんだけど、そんな上田さんの技術をウットリしながら眺めているだけで楽しくて仕方なかった。
　
　
ところが、
あまりにマニアックなもの頼んでて、ウキウキ浮き足立ってるのが気になったのだろうか？
　
　
隣 に 座 っ て た 美 女 ２ 名 か ら 声 を 掛 け て く れ た 。
　
　
え？
　
ボクッスか？(；ﾟ∀ﾟ)
　
　
いや！待て待て待て！
オマエ、前回『饗くろ喜』で女子から声かけられて、恐怖を味わった経験（阿修羅女）があるだろ！
　
浮き足立つな！(；｀･ω･´；)
　
東 京 の 女 子 は 怖 い ！
　
警　戒　モ　ー　ド　に　突　入　汁　！ヽ(`Д´)ﾉ
　
　
.
　
　
ゆ 「いやぁ～すんません、上田さんのファンなもんでｗｗ」
　
いや！
全 然 警 戒 し て ま せ ん ！ｗｗ(ﾉ∀`)
　
うん、軽快モードにトーク始めちゃったｗｗ
　
ダメだコイツ！
経験から学べないワープロ以下の学習能力！
　
　
はい、
ゆっき～、銀座の憧れのＢＡＲで、女子ナンパしました～ｗｗ(；￣∀￣)
　
う～ん、思わぬところでコミュニケーション能力を試されることに・・。
まぁ、得意だけどね、人と話すのｗｗ
　
　
.
　
　
で、
一人は切れ味鋭い女社長的な方で、イメージとしては洋酒はロックかストレート、カレーは激辛一本勝負！
喧嘩したら負けそうな凛々しい女性。
　
もう一人は、ふわふわ天然素材感を醸し出す、女子女子した都会ガールって印象の女性。
　
お二人とも、『銀座テンダー』は初めてと聞き、ネットで調べてやってきたそうだ。
「良いバーに来ましたね」とご挨拶。
　
　
北九州から来てて、上田さんのファンで、カクテルマニアと自己紹介。
ついでにラーメンバカであることも明かし、色々盛り上がっちゃったｗｗ
　
う～ん、何故か身の上明かすだけでウケるんだけど？
　
　
俺って存在自体がネタなのか？(；ﾟωﾟ)
　
　
.
　
　
で、
ふわふわさんの方は、「グリーンシャルトリューズ」のカクテルを飲んでたから、大丈夫かなぁと思い訊いてみたら。
「え？そんなに強いお酒だったんですか～？」
　
やっぱりご存じなかった。(；´-ω-`)
　
元は結構クセがあって強いことを知ってもらう為、ボトルを貸してもらった。
　
「あ、アタシはこれ大丈夫」
流石は姐さん、アナタは大丈夫そうだ！
　
　
この二人、自分のキャラを持ってて、キャラ通りの反応するから素敵だわｗｗ
初めての店でも、ゆっき～でも、落ち着いて楽しめる安定感。
　
つまり、「個」を持った大人ですね。
うん、安心して話ができるっス♪
　
　
.
　
で、
お薦めのカクテルなんて聞かれちゃったのだが、それはバーテンダーさんに聞いてあげてちょｗｗ
まぁ、
ちょっとウィット効かせて「ピュアラブ」なんてどう？と勧めてみたら、ウケてたｗｗ
うん、年齢は聞いてないけど、そこは卒業してることだろうｗｗ
　
ちなみに「ピュアラブ」も上田さんのオリジナル。
ライトで甘酸っぱく激ウマなので、味的にはマジでお薦めだった。
　
ホントに頼んでくれて、美味しいと仰ってました。
　
美人だけど、飾らない真っ直ぐさを持ったしなやかな女性でしたね。
　
　
.
　
　
で、
上田さんの妙技を眺めつつ、他愛もない話と、カクテル談義を織り交ぜつつ、いい気分で飲んでたんだけど・・
　
　
(´ー｀*)
　
　
ハッ！？Σ(ﾟДﾟ；)
　
　
ちょｗｗｗｗ今何時！？Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)
　
　
ヤベェ！終電過ぎちまったｗｗ(；ﾟ皿ﾟ；)
北九州人は終電で帰る習慣が無い（人が多い）ので、完全にいつもの調子で飲んでた。
　
　
ホテルの最終チェックイン時間も近づいており、慌ててお会計をお願いする。
女性お二人には、先に退席する失礼を詫びて、そそくさと店を出るハメにｗｗ
　
最後に上田さんに握手をお願いして、快く応じて頂きました。
　
　
女子にうつつを抜かしおって！！
上 田 和 男 フ ァ ン の 風 上 に 置 け ね ぇ な ！ヽ(`Д´)ﾉ
　
そんなお叱りの言葉を、Ａ将軍から頂きそうで超怖い。
だが、事実をありのままに伝えるのが、俺のライブレビューの軸芯ですので･･･。
　
　
.
　
　
こうして遠征１日目が終了しました。
明日もラーメン三昧ですが、ちょっと今回は別のところにも行ってます。
　
　
.
　
　
次回予告！「空の色と空の町」の巻！
絶対観てくれよな！(*^∀ﾟ)b
　
　
ラーメン王に俺はなる！ｍ９(｀☆ω☆´)　
　
　
≪関連レビュー≫
『ＢＡＲオスカー』
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000009/dtlrvwlst/6081962/
『饗くろ喜』
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13127743/dtlrvwlst/5763319/
　
　
【2014年度 関東地区遠征記録】
『頑者 新横浜ラーメン博物館店』
http://tabelog.com/kanagawa/A1402/A140206/14036103/dtlrvwlst/6337928/
『支那そばや 新横浜ラーメン博物館店』
http://tabelog.com/kanagawa/A1402/A140206/14000084/dtlrvwlst/6337930/
『龍上海本店 新横浜ラーメン博物館店』
http://tabelog.com/kanagawa/A1402/A140206/14003644/dtlrvwlst/6337932/
『俺の空』
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13001017/dtlrvwlst/6314607/
『らぁ麺やまぐち』
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13151200/dtlrvwlst/6314592/
『新宿煮干ラーメン凪 新宿ゴールデン街店』
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13054766/dtlrvwlst/6314563/
『BAR 銀座テンダー』
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002618/dtlrvwlst/6376009/
『ソラノイロ ～japanese soup noodle free style～』
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13126816/dtlrvwlst/6337940/
『中華ソバ 伊吹』
http://tabelog.com/tokyo/A1322/A132205/13163874/dtlrvwlst/6337945/
『ＢＡＳＳＯ ドリルマン』
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13057282/dtlrvwlst/6337959/