レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2015/04訪問 2015/04/11
北千住駅から徒歩10分ほど、4号線の裏路地にある老舗ラーメン店。
定番品である昔ながらの中華そばも普通においしいが、
遊び心を忘れない朗らかな店主さんの放つ異色メニューが一際輝く。
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先日は臨時休業の憂き目を見ましたが、今日は絶賛営業中。
まあ先達様たちに語りつくされた感はありますが。
( ̄ー ̄*) ずっとBMしてたんで
なんとも渋い店構え、引き戸を開くと かの福岡の迷店以上に逃げ場なし
カウンターのみ6席のこじんまりした店内です。
先客さんの注文を調理中のご主人が笑顔で迎えてくれます。
私が入ったときに先客は3名、ちょっと前まで満席だったそうです。
土日は遠方からのお客さんが多いのだとか。
さて、事前情報とおりメニューは素敵なラインナップですね。
少々悩んで、”水色ラーメン 750円” に決定です。
聞けば週末ほどこういうレア系ラーメンの注文が増えるのだとか。
お隣にいたお客さんも地方からで、青色ラーメンを食べ終えたところ。
その方が”トイレありますか~?”とご主人に尋ねたら、素敵な回答が・・・
( ̄ー ̄*) 秘密♪
水色ラーメンのベーススープを小鍋で仕上げ、見せてくれました。
丼に盛られたスープは水色というより紫色に見えますが、
これに具材や調味料が入って、出来上がってみると優美な水色に。
ご主人が ”食べる前にちょっと見てみて” と茶碗を1つ渡してくれます。
丼にスープを少し移して、卓上の酢を垂らしてみると・・・
スープが桃色に変化します ( ̄ー ̄;) なんだ、この仕様・・・
”水色でも青色でも、入ってる毒の量は一緒だから~”と
豪快に笑い飛ばす店主、タダモノではありませんね。
子供のころの理科実験のような時を経て、いよいよ実食。
・・・ ≠( ̄~ ̄ ) ん
・・・≠ ( ̄ o  ̄;) んん?
・・・ ≠( ̄~ ̄*) 意外に・・・うまい
なかなかマイルドに仕上がっているスープ、鶏がら醤油のベース。
ややクリーミーなのは牛乳を投下しているからみたいですが、
この艶やかな水色で、違和感なく普通に食えるところがすばらしい。
麺は中太仕様のたまご麺でしょうか、量なかなか充実しています。
チャーシューも厚手で、色合いの核を成す紫キャベツも馴染んでますね。
(* ̄ー ̄) 思いのほか、あっさりと完食しました・・・
ラーメンを食べたら、コップにアイス珈琲をサービスしてくれました。
近所の喫茶店謹製のブレンドで、ジャマイカ産とサイパン産のブレンド、
その名もジャパンブレンドなんだとか。 ( ̄ー ̄*) スルーしましょう♪
お隣にいた先客さんも静岡からの遠征なのだとか。
お客さんが落ち着いたので、店主さん交えてちょいと話し込んでみたり。
やはり全国レベルで見ると似たような趣味を持つ方が多いですねぇ
その後、デザートにアイスクリームラーメンをシェアする展開へ。
ラーメンのデザートにラーメン ( ̄ー ̄*) 人生初の出来事です
店主さんがおもむろに作り始めます。
茹で上げた麺を冷水で締めており、冷製みたいですね。そりゃそうか。
で、コーンタイプのラクトアイスをおもむろに縦割り。
仕上げに”自称・荒川のカモメが産んだ卵”のゆで卵を乗せ、
青海苔をパラパラと振りまいて、堂々の完成です。
現物を間近に見ると、先頭意欲が湧いてくる一品ですねぇ
ベースのスープは冷やし中華とは少し違う、甘みのあるタイプ。
先にアイスに浸食されていない部分で麺をいただくと、
キリッと冷えて弾力のある麺にスープがうまく絡み、なかなかの美味。
冷製なので意外に溶け込まないアイスクリームを、
スープにひたしてちょいと食べてみますが、なんてことない感じ。
アイスとスープでは甘みの質が違うからなのか、
相乗効果というか合体技的な新型地雷には成長しませんね
( ̄ー ̄;) モナカの部分はほんのり不味いですが
で、ぐちゃぐちゃとアイスを溶かし込んでみました。
画像が食事中の方は気分を害するかと思いますんで割愛します。
マイルド&クリーミー。結構ベースのスープは根性があり、
麺にからむ味わいとしては醤油ダレの風味がしっかり勝っています。
作ってもらっている間や食べている間も、
店主さんからいろいろなスープの誕生秘話などを楽しく拝聴。
久々に ” 行ってみて良かった ” と思える変な店に出会えました。
なんとも遊び心を忘れない店主さん、うまく仕上がった異色ラーメン達。
( ̄ー ̄*) いつまでも頑張っていただきたいですね
3位
1回
2015/01訪問 2015/02/11
箱崎駅付近、箱崎新道沿いにあるメニュー豊富な鮨屋さん。
刺身と鮨は状態も良く立派な内容の割にかなり安い。
大根の唐揚げを筆頭にオリジナルの一品も多数。楽しい。
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画伯様の推奨で、東区への引越し祝いにこちらのお店へ。
ネコの看板がなかなかいい味だしてますね ( ̄ー ̄*)
開店間もない18時過ぎに、3名で突撃してみました。
店内は左手にカウンター、右手奥に小上がりが数卓といった構成。
カウンターはまだ空いてましたが上がらせていただくことに。
快活そうな大将と、陽気な女将さんのタッグで運営。
メニューを眺めると、刺身盛りに鮨盛りが手頃価格で。
おすすめという握り1人前も1,800円程度と、看板通りの大衆価格。
飲み物と刺身盛りをお願いして、裏面の一品メニューを見ると・・・
・・・最上段にカエル。 ( ̄ー ̄*) 1,100円って群を抜いてるな
大根の唐揚げも聞き慣れず、ワニ串揚げなど変わったところも。
女将さんが ”うちの名物は大根の唐揚げだよ~”と囁いてくれたので追加。
せっかくなんで、カエルにワニもお願いしてみました。
すると、”今日はダチョウも入ってるよ”と有難いご案内。無論追加。
最初にやってきたのは名物。
薄衣でサクッと揚がった大根の唐揚げです。
大根は軽く煮られているようで、衣の内からほどよい出汁感。
ちょいと意表を突かれましたがこれはなかなかの美味。
次いで早くもカエルちゃん登場。
最初は人数分に3等分してくれると案内いただきましたが、
1人が妙に嫌がったので、丁度よく2人で分けることに。
( ̄ー ̄*) なんと言うか、知ってる味です
ようやっと鮨屋さんらしく刺身盛りが登場。
アジ、サバ、ヒラメ、イカにクエ。地場ものが中心でいい感じ。
一品メニューを眺めた後はイロモノ店かと錯覚しましたが、
刺身の状態もよく、この一群にしてはかなり安かった記憶が。
( ̄ー ̄*)詳細失念
串揚げなど。ワニは出来合いなのかもしれないですね。
衣も厚く、カエルに比べると存在感が殆どない印象でした。
ダチョウは猪に近い獣肉といった感じでしょうか。
前半戦が良いインパクトだったので特筆事項なし。
・・で、握り。松竹梅の3段階で、松(たぶん1800円)が推奨品。
女将さんに因れば、”3000~4000円分の価値があるわよ”とのこと。
小上がりなので皿盛りで2人前がやってきたんですが、
造形も真っ当でネタがつやつやと輝いています。
シャリはカタめながら、ネタのサイズに相応しい大きさで、
指でつまんだ時に少し崩れそうになる具合。
酢加減も手頃でなかなか美味しい握り、確かに手頃価格。
色々サイドに手を伸ばしすぎたので1人頭3,000円を超えましたが、
普通に呑み食いしたら2,000円台でもおさめられそう。
いいお店を見つけました ( ̄ー ̄*) また来よう♪
ちなみにネコの看板は女将さんのデザインだそうですよ。
千歳船橋駅付近のビル地下にある先鋭的なカレー屋さん。
看板商品の“うんこ味のカレー”は他店では真似できない唯一無二の味。
独特な臭気が漂う異空間ながら終始明るい雰囲気。ラフな服装推奨。
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【注】いささか気分を害する表記があるかもしれません。
さておき。
伏字を抜きに”うんこ”やら”不味い”やらを公言できる希少な店。
( ̄ー ̄*) 朝からこんなレビューですんません
・・・・・・・・行って来ました。
出張の最終日、夕方の千歳船橋駅。
東京というトコは物好きが多いもんで、
昨晩BARで初めて会った若い兄さんが一緒に行きたいと仰います。
駅で待ち合わせ、徒歩2分ほどの場所にある店へ。
ビルに近づいて行くと既になんやら芳香剤の匂いが漂ってきて、緊張感が増しますね。
店頭に注意書き。
“くさやの臭いと苦マズいカレー、
うんこ味のカレーなので、理解の上で”
(* ̄ー ̄) インターン募集ってアンタ……
さて、店内は小さなスナックのような造りですね。
湾曲したカウンター7~8席ほどににソファー席が1つ。
もわっとした芳香が漂っており、表現しがたい期待感がこみ上げます。
入店時はほぼ満席。3名様がちょうど帰られるところで、
幸いにも入れ替わるように店内に潜入できました。
快活そうな店主さんが迎えてくれてカウンター席へとご案内。
web記事にも出ていたシミケン氏、たくましい体つきですねぇ。
コックコートのシェフさんと若いスタッフさんの3名体制で、皆さんにこやか。
臭いが移らないように、ビニール袋を用意していてくれます。
我らが入店した時はカレーの仕込は一段落していたようで、
先客さんがツマミで頼んだクサヤの香りが強かったですかね。
開店1ヶ月を経てもマニアに人気なようで、
この日は訪問時点で“ちっさいカレー”が1杯で完売だとか。
やむなく2人で小サイズをシェアすることに。
(* ̄ー ̄) 東京って凄いなー
フードは基本的に“うんこ味のカレー”1択。
在庫次第で、材料で使ってるクサヤなどを1品ツマミで注文も可。
ドリンクの方は結構幅広いですかね。定番のカクテルにビールなど。
特筆モンとしては、尿瓶ビール(1ℓ)が2,000円、
苦いせんぶり茶は無料ながら、水は1杯1,000円といった辺り。
店員さんに水を振る舞う豪傑型の先客さんがいたり、
店全体的に明るい雰囲気が漂っています。1人でも安心ですかね。
前情報通り、便器型の器に盛られてカレーが登場します。
器のフチにこびりつける心憎い演出もございますな。 ( ̄ー ̄*) 汚い
出来立ての温かさ、何ともいえない酸味を含んだ臭み。
最初はそこまでうんこ臭くはないようにも思えたんですけどね。
これでもかと微塵切りにされた素材、消化器系に難がある人のモノのような。
このへんの表現は別にいらんかなぁ。
この日のカレーは、シェフさんに因れば出来栄えが75点程度の合格ライン。
しみけん氏に因れば、20台前半女性の午後14時頃の状態とか ( ̄ー ̄*) 謎
まずは一口。
口に放り込んだ瞬間は意外にスムーズ。結構いけるかも?と思った矢先、
舌に苦味が広がってきますね。後口の苦味は断然ゴーヤ由来です。
素直に2口目に進むのをほんのり躊躇させてくれます。なるほど、不味い。
( ̄ー ̄*) 看板に偽りなし
食べ進めると口内に広がる苦味がさらに増してきて、
元からの臭気もともなって心が折れそうにもなってきます。
少量で良かったなあ・・・
飲物は尿瓶ビール。
注文すると、スタッフさんがおもむろに尿瓶を取り出し、
缶ビールを3本ほど矢継ぎ早に注ぎ込んでくれます。
検尿カップを添えて一丁あがり。ビールが黄ばんだ液体に見えます。
カレーの苦味が勝っているためでしょうか、ビールが甘く感じるのが印象的。
いやあ、素晴らしい完成度。唯一無二の味。
カウンターの隅に並べられたソッチ系DVDの数々、
頼めば放映してくれた上、本物の美味しい食し方の案内をしれくれる親切さ。
( ̄ー ̄*) 記念に店のTシャツを購入
この日スケジュールが合わなくて来店できなかった方のために
スプーンで2杯分ほどタッパ詰めして持ち帰らせていただきました。
受け渡し後、タッパを少し開けて嗅いでみたところ・・・
臭気がさらに本物に近づいてました。これは凄い。
いや、まいりました。
素材の状態によってはカレーが美味しくできてしまうこともあるらしく、
そんな日はやむなく割引したり、場合によっては店を休んだりされるとか。
不味いことを前提に作られたカレーということもあるんですが、
この店の味を超える不味さを出せる店は希少。
敬意を表しての5点に決定です ( ̄ー ̄*) 味は1点ですが♪