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NishiazabuBoy (男性) 認証済
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2回
夜の点数:4.0
2025/06 訪問
春吉の畳カウンターでいただく、すっぽんの真髄
福岡・春吉の路地に佇む「すっぽん料理 くぼた」。畳敷きのカウンターが6席、奥にはいくつかの個室もあるが、主役はやはりこの畳カウンター。靴を脱ぎ、腰を落ち着けて料理に向き合う時間が心地よい。店内には当方の他、男性二人組、女性おひとりの来店も。すっぽん料理というと少し構えてしまうが、初訪でも一人でも、気持ちよく受け入れてくれる空気がある。まず供されたのは、すっぽんの生き血をリンゴジュースで割ったもの。赤ワインや日本酒で提供する店もあるが、リンゴの酸味と自然な甘みがクセをうまく包み、個人的にはこのスタイルが一番飲みやすい。前菜の肉じゃがを挟み、いよいよすっぽんの刺身。赤身、エンペラ、肝、卵。小ぶりの甲羅の上に丁寧に盛られた各部位は、見た目にも鮮やか。とろりとした脂の甘さと、噛みしめたときの旨味が静かに広がっていく。青柚子胡椒がよいアクセント。続いて供されたのは、地鶏の黒焼き。歯応えのある噛み締め系。合間のゴーヤチャンプルは優しい塩気と苦味が絶妙な小皿。箸休めとしても優秀。揚げ物は、すっぽんの唐揚げ。衣の中から溢れるゼラチン質の旨味。皮目の弾力と独特の香ばしさが、衣とともに立ち上がる。続いて登場した茶碗蒸しには、すっぽんの卵がふたつ浮かび、出汁の香りとともにほのかに滋味が広がる。さらに焼きすっぽん。香ばしく焼かれた身をポン酢でさっぱりといただく。焼きの香ばしさとすっぽん特有の濃厚さを同時に味わえる一皿。そして締めには、すっぽんの雑炊。とろりとした卵が出汁を抱き込み、体に染み入る一杯。口の中でじんわりと味わっていたい、そんな温度感。デザートには一口サイズのマンゴー。ここまでの余韻を壊さない、控えめな締めにまた好感を覚えた。博多の水炊きや鍋料理といえば有名店がいくつかあるが、個人的な“定番”はやっぱりここ。かれこれ10年以上、何度訪れてもぶれない旨さとあたたかさがある。すっぽんという素材の奥深さと、店の誠実な仕事ぶりを、ゆっくり味わえる一軒。4.5:感動 4.0:お勧めできる 3.5:再訪したい 3.0:普通 2.5:問題点あり
2025/07/06 更新
2024/06 訪問
数少ないすっぽん専門店
長く通えるお店としてがんばってほしい4.5:感動 4.0:お勧めできる 3.5:再訪したい 3.0:普通 2.5:問題点あり
2025/01/05 更新
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福岡・春吉の路地に佇む「すっぽん料理 くぼた」。
畳敷きのカウンターが6席、奥にはいくつかの個室もあるが、主役はやはりこの畳カウンター。靴を脱ぎ、腰を落ち着けて料理に向き合う時間が心地よい。店内には当方の他、男性二人組、女性おひとりの来店も。すっぽん料理というと少し構えてしまうが、初訪でも一人でも、気持ちよく受け入れてくれる空気がある。
まず供されたのは、すっぽんの生き血をリンゴジュースで割ったもの。赤ワインや日本酒で提供する店もあるが、リンゴの酸味と自然な甘みがクセをうまく包み、個人的にはこのスタイルが一番飲みやすい。
前菜の肉じゃがを挟み、いよいよすっぽんの刺身。赤身、エンペラ、肝、卵。小ぶりの甲羅の上に丁寧に盛られた各部位は、見た目にも鮮やか。とろりとした脂の甘さと、噛みしめたときの旨味が静かに広がっていく。青柚子胡椒がよいアクセント。
続いて供されたのは、地鶏の黒焼き。歯応えのある噛み締め系。合間のゴーヤチャンプルは優しい塩気と苦味が絶妙な小皿。箸休めとしても優秀。
揚げ物は、すっぽんの唐揚げ。衣の中から溢れるゼラチン質の旨味。皮目の弾力と独特の香ばしさが、衣とともに立ち上がる。続いて登場した茶碗蒸しには、すっぽんの卵がふたつ浮かび、出汁の香りとともにほのかに滋味が広がる。
さらに焼きすっぽん。香ばしく焼かれた身をポン酢でさっぱりといただく。焼きの香ばしさとすっぽん特有の濃厚さを同時に味わえる一皿。
そして締めには、すっぽんの雑炊。とろりとした卵が出汁を抱き込み、体に染み入る一杯。口の中でじんわりと味わっていたい、そんな温度感。
デザートには一口サイズのマンゴー。ここまでの余韻を壊さない、控えめな締めにまた好感を覚えた。
博多の水炊きや鍋料理といえば有名店がいくつかあるが、個人的な“定番”はやっぱりここ。かれこれ10年以上、何度訪れてもぶれない旨さとあたたかさがある。
すっぽんという素材の奥深さと、店の誠実な仕事ぶりを、ゆっくり味わえる一軒。
4.5:感動 4.0:お勧めできる 3.5:再訪したい
3.0:普通 2.5:問題点あり