①歴史 ~栽培化までの経緯~
元々、小麦畑の雑草であったモノの内、小麦に似たモノが除草を免れる
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さらに、その中から小麦に似たモノが除草を免れる
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この繰り返し(意図しない人為選択)により、二次作物(他に燕麦も)として利用される
②特徴
・ライ麦は小麦よりも酸性土壌に強く、寒冷・乾燥した気候に強い
・小麦粉のパンより、目が詰まっていて水分の抜けが少ない=日持ちする
・グルテンを形成しない(し難い)為、ふっくらとは焼き上がらない
・小麦粉に比べ、澱粉凝固温度が低いので、フツーに焼くと生焼けになり易い
③ペントサン(多糖類) ~吸水力の強い多糖類~
・吸水力の強いペントサン(多糖類)が多い為、シットリしたパンが焼き上がる
・吸水力が強いが故、粉と結びつく筈の水分を奪い取るので、グルテンが形成されない
④サワー種
(ⅰ)ライ麦粉と水を加えて、発酵させる
水とライ麦粉が接すると、ライ麦粉中のアミラーゼがデンプンを加水分解。
それによって生じた二糖類は空気中等に存在する乳酸菌によって、単糖類に分解。
その単糖類を餌に、酵母が生長し、自然酵母と乳酸菌のある酸性の酵母が出来る。
(ⅱ)特徴
酸性の酵母なので、他の菌や酵素の働きを抑制出来る。
その性質を利用し、アミラーゼの活性を抑え、ライ麦澱粉に水分を取り込ませられる。
(ⅲ)パンを実際に作る上での注意
生地を長時間発酵させると、ペントサンが更に水分を奪うので、膨らみ難くなる。
なので、短時間で発酵させるのが基本となる。
また、他の種のパンよりも高温で焼き上げる。
参照・引用 「パンシェルジュ検定3級」(実業之日本社)・wikipediaなど