一昨年に初めて食べて以来、ソウル行きの目的は当店にありと行っても過言でない一店。
そんなお店は、1968年創業の干し鱈スープの専門店ドジュンコル。
現在は先代から二人の息子が継いで味を守っているらしい。
朝7時からと早いので基本的に毎日の朝食で通い詰め。
帰国当日の朝もここでソウルへの別れを惜しみ空港に向かうのであった。
韓国は料理別に専門店化しているので、基本的には料理の選択に迷ったりすることがない。
ここは韓国語が話せなくとも着席すればスープとご飯の組合せで出てくるので便利。
こちらのスープは干し鱈でここまでのスープを出せるとかと感心していたら、牛脚骨を煮出して脂分を
捨て干し鱈を加えて白濁するまで煮込み、ネギ・豆腐・卵に鱈の身の部分を加えて完成。
塩味はついているし軽く胡椒も振ってあるので、自分での味付けは不要。
卓上にあるペチュキムチ(白菜キムチ)にニラナムル、オキアミというか干し海老の塩辛で味に変化を付けてもいいが、却って白飯と共に食べるだけでも十分に幸せを感じることができる。
ここのニラナムルは全く臭みもえぐ味も無く、甘いネギを食べているかのような錯覚を覚えさせる。
ついキムチ・ボックス一杯のニラを食べてしまう自分。
食べ終えて足りない顔をしていると店員さんが追加でスープを注ぎ入れてくれる。
ブゴクッチプ(干し鱈スープ)、誰か日本で二日酔いで朝食専門としてやらないものか。