韓国のお粥(ジュ)は中国で食べるのとまた味わいが違います。
大概は白粥をベースにいろいろな魚介に肉(モツ類)、野菜を入れて作るのでしょうが
中国だと白粥のベースは色合いもそのままに近く「具が入っている」と見て取れるのに対し
韓国のそれは粥とはわかるが、色合いが白・黒・黄・緑などとまちまちであったり、具が溶け込んで
原型はわからないものなどバリエーションは多いように思います。
済州島などでポピュラーな「あわび粥」などが日本人には人気なようですが、店によっては
刻んでそれとわかるものから摩り下ろして一見しただけではわからない状態のものまで多様。
あずき粥(バッチュ)は色であずきとはわかるものの原型はとどめないに等しい茶色の粥。
ゴマ粥(ケジュ)は黒ゴマを引いて入れているのかこれも黒色の粥。
かぼちゃ粥(ホバッチュク)は当然パンプキンスープのような黄色の粥。
明洞(ミョウンドン)の目抜き通り忠武路にあるカナ眼鏡店の脇(角)にあるこの店では
やさしく丁寧な対応のオモニが作るお粥が絶品で、必ず滞在中はここで何度かお世話になります。
イヤギ Storyという意味の店名です。
あわびの粥もいいのですが、だいたい高い店だと₩20,000以上(\1,400くらい)します。
こちらは₩15,000~12,000くらいだったか。
自分は青海苔粥₩8,000が定番でしたが、今回はイ貝(ムール貝の小さい)とわかめの粥₩7,000です。
しかし量はたっぷり(ちょっとした小ラーメンの丼)ある上に、イカを細かく刻んで作る軽い味のキムチ
大根の水キムチ、韓国海苔、白菜キムチ、しめじのナムル と小鉢が5つも付いてくるのでまた酒を
呑みたい気分になるのが問題なのです。