豚の背骨(削ぎ落としかけた肉を含めて)とジャガイモを辛いスープでグツグツ煮込んだもの。
日本でも好んでよく食べますが寒い冬には本当に体が温まります。
ここもまた地元の知人に案内してもらった先。
地下鉄2号線、弘大(ホンディック)駅は学生や若者が多い街ですが、この駅から数分の所に
あるのがカネ カムジャタン。
地元比率100%で日本人なんて誰一人いません。
学生が多いはずの街ですが、客はオヤジ度高し。
日本で言うと駅前中華とかのイメージで、一人呑みのオヤジがふらっと入ってきて
「餃子一枚とビール」と言っているようにソジュ(焼酎)とボッサム(茹で豚)のセットを頼む姿が圧倒的。
カムジャタン鍋は小・中・大・特大とあるようで、3人でしたから中サイズの鍋をオーダー。
いわゆる骨付きの塊が6切れくらい入っています。
日本の倍はあるというイメージですね。
粉末のエゴマと生のエゴマの香りが効いています。
骨には日本じゃ考えられないくらいの肉がついていて、これだけでも得した気分。
何より一切れの背骨が大きくて、簡単には処理できないくらいです。
スープの滲みたジャガイモも美味しいのですが、さらに潰してそこをエゴマの葉で包んで
食べるのもいいようです。
締めは麺類の投入というのが通常でしょうが、ここでは違います。
有無を言わさずご飯で炒飯です。
しかも残った汁を全て使うというのではなく、かなり捨ててから少量の残り汁を絡めて炒めます。
ボッサム(茹で豚)は、発酵度合いが控えめなキムチと共に塩辛などで包んで
食べるのですが、これがまたマッコリにはよく合います。