呑助さんのマイ★ベストレストラン 2011

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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呑助の名の原点に戻り最近行ったお店と最近再訪したお店から特に雰囲気とホスピタリティに印象の残った店を選んでみました。
一人で行っても窮屈でないお店、分け隔てなく応対してくれる店。
店側の人たちの酒と客への思いが感じられる店。

また素直に味に感動した いう意味で、私には少ない肉系から2軒ほど選びました。

マイ★ベストレストラン

1位

大衆酒場 斎藤 (十条、東十条 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2012/08訪問 2012/09/06

~再訪多数~ 80年余の名に恥じぬサービスは噂に違わず

【2012.8】
この夏、久々に顔を出す。
いつものお運びさんらも元気そうな表情です。
時間をずらして土曜遅めの訪問とあって快適なくらい座りやすかった。

大瓶から酒(常温)、泡盛と。
220円ながら酔い心地最高。

【2011.8】
久しぶりに大宮からの帰りに途中下車して一人呑み。
閉店に近い時間ゆえ、生ものや売り切れも多数。

サッポロ黒ラベル(490)に煮込み(220)と茄子味噌(200)。
煮込みの味噌味の程よさはビールの為にあるんじゃないかと言いたいバランス。
茄子味噌は軽めの味付けで茄子の味が十分楽しめるようにできている。

黒ビール小鬢(380)に月見芋(250)。
芋は相変わらずの粘りで、それを箸で切りながら卵黄と海苔を絡めてからは一気飲み(笑)しそうで
三口に分けて飲む。箸など不要である。

最後に煮こごり(200)と胡瓜モミみょうが添え(200)でキリリと〆てお勘定。1,940円也。

お運びさん方は時間的に2人だけでしたが、変わらぬ気配りと小気味よいテンポでのやり取り
やはりこの店の魅力だとつくづく感じた次第。

良店なり。


【2010.2】
赤羽会呑んだくれツアー第二弾。
平均年齢も50そこそこ(小生最年少レベル)、財布はともかくカラダがそうは長く持たない面々。
誰かのお世話にならない程度に楽しく呑む健全な集まりです。

今回も開店前に並んであれこれ期待に肝臓を震わせます。

先輩呑兵衛の事前トークが熱すぎて前後で並んでいる客(地元ヘヴィーユーザーではなさそう)も失笑。
(こちらは既に赤羽いこい経由でメートルを上げてるので解説にも熱がこもる)

今回はより多くのアテを頼むことに専念。
前回9種類に対し11種類を効率よくオーダー。
しかし、食った食った。呑んだ呑んだ。7名で@2,500円くらい。

言うまでもなくここの魅力はCPや味もさることながらお運びさん方の素晴らしい接客。
永年の蓄積によるこのソフト資産、金で買えない素晴らしさ
いつまでも引き継いでもらいたいものです。


【2009.10~噂にたがわぬ名店ですな~】
酒好きの御仁の一声で赤羽方面探索ツアー実行となり開店前16:30を狙って訪問。

生憎の小雨も振り出したので、お店の方が時間前だと言うのに中へ入れて下さいました。
我々が入店後、10分もたたないうちに店内の8割方は埋まってしまいました。
何という「酒呑みのパワー」、しかしいい店は皆さんよくご存知です。

開店までの間壁のメニューとお奨め品のチェックをしています。
16:30過ぎにゴング!お姐さん方が入店順にオーダーを取ってくれます。
7名で訪問したものの張り切りすぎてオーダーがかぶり、多くの種類を味わえませんでしたが
さすが名店の片鱗を感じ取ることはできました。

お通しの三つ葉おひたしで口はさっぱり、酒と次のアテへの準備がキリッと整います。
切り昆布煮(200)は大好きな海藻系でもあり期待。酒呑み用に濃い目の味付けかと思いきや、意外に
           軽めでお揚げさんのコクが活きてますな。
花らっきょう(150)は甘酢の具合もよろしく、ビールが進みます。
コハダ:この日は〆過ぎで酢が立つものの、嫌いじゃない。
フキ煮(250)は見た目以上に味はしっかり滲みていて歯ごたえが心地よし。
肉豆腐(300)は味の滲みた豆腐がこんにゃくに見えてしまうほど。
串カツ(220)は王道の豚バラに玉ねぎ。揚げ物は一口いだだきました。
月見芋(250)自然薯?の強い粘りに卵黄を混ぜ込むのに一苦労。ウマイ。熱燗にも合います。
カレーコロッケ(220)周囲の皆さんも注文。周囲も巻き込むカレーの香り。これも少量いただき。
新じゃが(250)周囲の人気No.1。想像に違わぬ濃目の味付けでGoo~。でも芋系は腹に溜まるから
           そんなには食べられません。

CPはさすが大衆酒場、文句なしで味もいう事ありません。

何より良かったのはこまごまと飛び交う呑兵衛の注文にテキパキと応えるお運びさん方
時に会話に集中しがちなこちらにうまく、「**は如何ですか」「(空いた)お皿お下げしましょう」と
ストレスを感じさせない絶妙のサジェスト。サービス業の鏡です。

店内も程よい喧騒感に包まれ、気分良く酔え次のはしごに向かえました。
ごちそうさま。@1,700円程度。

次回は一人酒か2,3人で味わいたいと思います。

  • 白子ポン酢
  • にごり酒(200)
  • すじこおろし

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2位

まくら とよかつ (恵比寿、代官山、中目黒 / もつ焼き、居酒屋)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2022/11訪問 2023/05/24

2人で一升瓶いこか

ワインはどちらかというと赤が好き。特に焼きトンにはよく合う。
それも甲州ワイン、ベリーAの一升瓶。
山梨のワインといえば一升瓶が当たり前。だからじゃないけど、ここでは2人で一升が基本としているし、
大将らも「いつものでしょ?」と一応覚えてもらっている。

ハラモワインのベリーAとなると地元でもなかなか手に入らないのだが、こちらでは心置きなく飲める。
一升瓶5000円ちょいかと。

焼きトンは一回切りの注文ルールだが、昔と違いそれで十分なお年頃となってしまった(爆)
相変わらずブロッコリーの茹で加減は絶妙!
コロナ期間中もお上の仰せ通りに営業している。
こんな時だから空いてる店内でサクッと食べてお持ち帰り。
ヤキトンじゃなくて一升瓶ワインです。

都内ではこちらと西武デパートでしか手に入らないそうで、甲府など行く度に探し求めてもハラモワインはそもそも少なく
白はあっても赤は皆無。

だからハラモベリーAを飲むだけでも訪れる価値がある。
ホワイトボードの一品(ほぼ350円均一)をゆっくりつまみつつ、時間と共に変化していく赤をプリンカップみたいな
グラスで傾けながらヤキトンに合わせるのが楽しい時間だ。
*ヤキトンは一度しか頼めないのでまとめて頼むしかなし。
【2013.1】
フランス人の知人にハラモワインを味わってもらおうと連行しました。
ボージョレー的な若い味わいを気に入ってくれました。

フランスに限らずヨーロッパの人は肉食文化圏でモツにも抵抗は無いだろうと思ったら
意外にもモツは苦手というじゃないですか。

彼の地では刻んで詰め物にしたりという食べ方なので、そのままストレートに焼いたり刺身でというのは馴染みがなく
モツのグミグミした食感が苦手なのだそうです。

タン、まくらを食べていましたが、まくらは気に入って4本ペロリ(笑)

【2012.7】
最近思うにカシラが昔のようなウマさがないのは仕入れの問題だろうか。
オヤジさんの焼き方に変わりがないことはいつも見ていてわかっちゃいるのだが。

ジューシーさに乏しいことが最近続くので少し評価下げます。

早い時間から満席の店内でしたが、後から合流する友人の分を年配の常連さんたちが身を寄せ席を空けて
下さいました。こちらの常連さんはいつも優しい。

【2012.6】
当店も後半になると焼くほうも(オヤジさんのほう)追加オーダー無しのシステムゆえヒマになるので、話を交わしながら
共に酔えます。この店のいいところだなぁ。

客の前で飲む(酔う)なんて?と思うタイプの方は来ないほうがいいです。
一緒に酔うつもりのアナタなら是非。

ホッピー3、生1、赤一升瓶、焼物20本、法蓮草ひたし2、水菜ひたし、ピリ辛コンニャク、ブロッコリーで10,500円程度。
3人でこれは十分。


【2012.5】
こういうお店がキライじゃないという女性をご案内して途中一人合流。
何だかんだと二人で赤一升。
雰囲気も好きと言うだけあってかよく呑める女性(爆)

流れ流れて終了は4:00am。
座り疲れたな(笑)


【2012.3】
大瓶スタートで赤一升瓶。
やはり二人でいくにはこのくらいが良い酔い加減で楽しめます。
ゆっくりご夫婦と話しながら共に酔いましょう。

この日は串ものだけでお腹一杯。
ここのは一人6~8本も食べると大の男でもかなり満腹。

【2011.11】
久々に2人で赤ワインの一升瓶。
ホッピーからスタートして赤ワイン、仕上げににごり酒。
焼きものは6種。
新顔のサイドメニューとして春菊黒護摩和えおくらの醤油漬

酔ってないようでこれが来るんですわ。

このあとまたまた記憶に薄い写真を残すこととなるのでした。

【2011.10】
今週のメレンゲか何かTVに出るそうな。
大将じゃなくて、こちらのまくらが。

それにしてもますます居心地最高の店になってきました。
客と大将夫婦の掛け合いの妙味。見知らぬ客同士の盛り上がり。
ご夫婦の末っ子もいつの間にやら大学4年!
こっちが呑んでるうちに大きくなったって感じ。

この夜は今までで最高に楽しく、気持ちよく呑めました。

決して常連だけの店とか常連が幅を利かせているような店じゃあないんです。
大将曰く「ここは座ったら誰もが常連なんだよ」
(特に女性には甘い気がするけどな(爆))

恵比寿にあって貴重な店。

盛り上がりまくり星を増やします。

【2011.8】
ちょっと夏バテ気味かなというアナタ。
ここ、とよかつで精をつけましょう。
普段は混雑していて入りにくいかもしれないけど、この時期は割合空いています。
クーラーありませんから(爆)

でも扇風機ガンガンです。クーラーで焼き物の煙とにおいを攪拌されるくらいなら
このほうがまだマシとも(常連の間では)言われています(笑)

焼き物は例によって時間をかけずに出てきますから、サクッと食べて呑んで
次へハシゴするのもいいですよ。

生もの(レバ刺しなど刺身類)は昔から置いていませんので。


【過去のレビュー 2008年】
焼き物(焼きトン)の注文は一回きり、酒はワインやにごり酒が特にオススメというちょっと変わった
恵比寿の焼きトン屋です。

創業昭和21年(1946年)というからもう63年。

恵比寿西口交番から徒歩数分。
駒沢通りを越えて線路沿いに渋谷方向へ行くと、渡った右手地下に魚料理かどた、更に進むと
左手にピーコックがあり、その向かいになります。
ピーコック手前の路地裏には居酒屋さいきもあり、蕎麦のも近くです。

店名は先代(ご主人のご両親)が豊作さん勝子?さんだったので「とよ・かつ」なんだそうです。
もう10年以上通っています。

入口は蔦みたいなのがからんでいて縄のれんがかかっていますが、中はよく見えますから入りにくいこと
はないでしょう。
カウンターのみコの字型で20~25人くらいのキャパでしょう(椅子はもっとある)。
一応店主に聞いて、でも勝手に座ってください。
相当混雑すると奥さんが仕切ってくれますが着席でも半身状態になることがあります。

ご夫婦ふたりで切り盛りしています。
愛想がイマイチとかいう意見もあるのでしょうが、お客次第でしょう。
ご主人は基本的に焼き方専門で黙々と焼いて時折手元のお酒をグビリ。
常連もよくお酒のおすそ分けをしています。
少々とっつきにくい感じはありますが焼き台のそばに顔見知りが座ると楽しげに話されます。
焼き台そばに座ったら気軽に話しかけてみましょう。

奥さんが注文を聞いて焼き物以外のオーダーをこなしています。
この奥さんが当店のキーパーソンですから常に指示に従いましょう。
酔い過ぎて放言や大声が続くとピシャリと調教されますのでM気のある方は果敢に挑んでください。

ホッピーもビールもサワーも何でもありますが、国産ワインがオススメ。
ワインは山梨産のものだけ。
ハラモワインが気に入っています。
奥さんの親戚が醸造元みたいでここと西武デパート(記憶曖昧)でしか呑めない(買えない)そうです。
こんなに国産ワインが美味しいのかと目覚めさせてくれたのがこのワイン。

二種類とも赤・白ともグラスで380円くらい、フルボトルで1,800円くらいです。

壁のメニューには書いてませんが赤のみ一升瓶オーダーありで4,000円程度
二人で1本を目安とするといいです。

できれば最初に焼き物以外のメニュー(これはいつでも何回でも注文可)で呑みながら早めに抜栓して
おくといい頃合になります。
赤身の味が強いモツの味にピッタリよく合います。

いつも赤のベリーAばかり呑むもんで、奥さんが顔を合わせると「呑助さん、一升瓶よね?」って人前で
言うのだけは恥ずかしいので止めてほしいんですけど^_^;
一人の時でも冗談で言われると周囲がギョッとしますし。

昔は100円だったが120円になり、リーマンショック以降140円になった焼きトンは、
かしら、レバ、たん、はつ、なんこつ、こぶくろ、あぶら(シロ)、そして名物のまくら
一度しか注文は受け付けてくれませんが、男性でも全種類頼むと満腹です。

純粋に赤身というか霜降り肉とかでは味わえない、肉と内臓の味を堪能できます

塩焼きはなく、強制的に(?)タレ焼きだけです。(注:言えばタレなしもやってくれる)
こちらのタレは砂糖分を極力抑えたもので、ゆえに変にベタついたりせず、サラリと醤油のからさが際立つ。
雑味なく肉(モツ)の味を引き立てているとは思います。

個人的にはコブクロはお薦めしません。
店によるけど、大きい(太い)ものと小さい(細い)ものがある。やはり細いやつの方が柔らかくておいしい。
大きいと火を通す意味もあるんでしょうが、概して硬くなりがち。
鮮度にもよるけど焼きすぎは臭みを感じることが多いです。

あぶら(シロ)は掃除がキレイにしてあり、変にジューシーでなく身(腸壁)そのものの肉汁で十分にウマい。
噛みしめて味のあるいいシロです。

なんこつは当然豚のものですが、割に大きめのものを焼いているので噛み応えもしっかり。
顎力に自信の無い方は避けるべき。

はつの赤身の味は下処理(血抜きとか)もいいのでしょう。かすかながら爽やかな鉄分の味。

たんは普通に思えるけど柔らかくて食べやすい。

かしらは一時期三軒茶屋の「久仁」と双璧とか思っていたけど、昔ほどの感動が薄れた
のはなぜでしょ。やはり、かしらは塩で食べたいな。

まくらは首肉とかをタタいて俵型にまとめたものを茹でたニラで巻いたもの。
赤身肉のひき肉の旨味を堪能できます。
基本的にひと口で食べないとニラを簡単に食いちぎれないので見た目も汚くなるし、結局ひと口で
食べるハメになります。
ネコ舌のアタクシはある程度冷ましてから一気にガブリ。ベリAを流し込み肉とワインの香りを満喫してます。
好きな人はこれだけ4本とか6本とか頼んでます。

焼き物以外はホワイトボードに10種類くらい書いてあるのであるだけ何回でもオーダーできます。
全部@280円。(注:2011/10現在@320円)
イチオシはブロッコリー。茹で加減は感心します。
芯の適度な歯ごたえに花房の微妙な柔らかさ。奥さんがマヨネーズを気合入れて絞りすぎるきらいが
あるので控えたい人はちゃんと申し出ましょう。
ピリカラ蒟蒻は素晴らしい。ここまで滲みてる蒟蒻は食べたことが無いです。ホッピーにも合うし。

ご夫婦とも最初は取っ付きにくいかもしれませんが、話せば、いや話せなくてもマナーを守って飲んで
いれば親しくなれるでしょう。
閉店間際には夫婦共々、客との差しつ差されつのやりとりにいい顔色になっているくらいですから。

  • ハラモワインの一升瓶は赤だけ
  • ★ぶれない茹で加減ブロッコリー
  • おでん

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3位

大衆割烹 藤八 (中目黒、代官山、恵比寿 / 居酒屋、日本酒バー、焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/10訪問 2015/03/08

大箱の店にユニークな客がたくさん、誠実な店員の応対

大衆割烹の名を地でゆく良店と言ってよいでしょう。

季節の刺身、鍋物各種、様々な居酒屋メニューが揃っていて飽きることがありません。

100人はゆうに入りそうな大箱の店はいつ行っても満席で、この空間で過ごしていることを満喫している
かのように大勢の客が楽しそうに顔を赤くして飲んでしゃべって食べてと。
何となく周囲を見ているだけでも、こちらもリラックスしちゃうんですよ。

また女性客、しかもおしゃれで美人が多い。オヤジギャルいるけど安心して入れるからなのか
こんな居酒屋は珍しいです。

まずこういう雰囲気の店は悪いはずがない。

名物はいろいろあるけど、まずは何をさておきお姐さんというか女将さん
女将さん(ママさんとも呼びたくなる)は自称70歳と言うが全くそうは見えません。
10歳サバ読んでも問題ないでしょう。
ちょいとクワバタ・オハラのクワバタが歳を重ねた感じです。

この女将さんの客へのフォローが実にきめ細かい
さりげなく、そして時にボディタッチ(どこに?)を交えながら耳元で囁いてくれるのです。ムフッ。
『ウチの名物食べた?腸詰めにはんぺんにコロッケ、かき揚げ!』
一気に妄想タイムはすっ飛んでしまいます。

またカウンターだとよくわかりますが、4,5名の板前さんの動きのよさが光ります。
実に無駄が無く、中で作ることに専念するだけでなく外が手一杯だと適宜出てきて配膳・回収を
しています。素晴らしいオペレーション。しかも誰一人やらされ感がないところも感じが良いです。

さて、名物つまみ。
腸詰(\380)は台湾料理専門の店とはまた少し違いますが、この味、肉と脂の配合具合は
あるあるある と納得いく味。
個人的には渋谷麗郷のジューシーさと香辛料の配合が好みですけどここはここで良し。

で、もう一つ名物と言っていいのが甲府名物とりもつ煮込み(\380)。
昔からあったものじゃないけど、最近のB級グルメ選手権とかで話題になったのを知り、板さんが
独自に作ったものだそうですが、甘辛さがいい塩梅でどの酒にも合います。
レバ・ハツ・砂肝・キンカンなどが満遍なく入ってますからモツ好きには定番の一品かと。

ハムカツ部マカサラ課所属としても記しておきたい。
なぜかポテサラはないがマカサラ(\380)は堂々と名乗りでている。
マカロニは茹で具合が絶妙でハム・キュウリ・ニンジン・黒コショウに緩めで多目のマヨソース。
くどくないので他の肉系つまみの口直しによい。

はんぺんもでっかくてふわふわ。サメ肉とかの分量に特徴ありなのだろうか。口当たりがいい。

ネバネバは納豆・オクラ・山芋・メカブに卵黄。しっかりマゼマゼコネコネしてズルッといきましょう。
ほかに中トロ+メカブのとろとろなんてものもあります。

うどんも名物であっさり昆布だしベースのものは〆の一品として人気だが、なかなかそこまでに
呑み過ぎて食べ過ぎてたどり着かないままです。

豚鍋は写真の通り、二人前でこの量。〆はうどんでGO。

ある日のお勘定:大瓶550、樽酒420、マカサラ380、甲府モツ煮380、お通し300。計2030円

一人でもよし、団体でもよし、一見さんも常連も差別無しと何ともいい店。

ついでに言うと、女将さんが昔ファッション関係かアパレル関係だったらしく、とにかく若い女性客
が多いワケはそういう関係らしいっす。

  • 自家製腸詰は本場顔負けの美味しさ
  • とりもつ煮(’11/1)
  • マカサラ

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4位

市民酒蔵諸星 (京急新子安、新子安、子安 / 居酒屋)

3回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2025/03訪問 2025/09/07

いまは21時まで

久々に川崎付近で終わり、いそいそとこちらへ足を運ぶ。
タイミングよかったのか、かつてのような満席状態ではなくすんなり長いカウンターの真ん中へ。
喫煙可能であるのが辛いところだが、幸い喫煙者からは離れた位置で問題なし。

ご主人も歳を重ねたいい顔してるし、雰囲気は変わらないね。ただ21時で閉店だそうだ。
時は流れ、あれば必ず頼んだシャコ爪はもうメニューにはないらしくシャコはあるものの予想通り以前と違う。
当店に限らず飲食店はどこも仕入れには苦労してると思う。
自然の変化には抗えないけどこの雰囲気と人情は永遠であって欲しい。

温豆腐がしみじみ美味かった。
10年ぶり?かな、横浜の取引先に寄ると一人でふらり、近所の飲み仲間に声かけて集合したり重宝したのだけど
すっかりご無沙汰の挨拶回り。

若かった大将もいい年齢重ねた表情。お嬢さんなのか奥さんなのか、酔客をテキパキと捌く女性が実に小気味いい。

小一時間の滞在でシャコ刺し(お目当てのシャコ爪はもう出していないとのこと。手間がかかるしね)、〆さば
タコ唐揚げ、おから、ポテサラを冷や、ぬる燗で合わせた。

市民酒場の看板に相応しい店内の雰囲気は昔感じたまんま。
酒も料理も良心的な価格をキープしてくれていて実家に戻ったような安心感がある。

いつまでも続いてほしい庶民の為の酒場だ。
【2011.8】
市民酒場という名称が付く店はいくつかあるが、まさに庶民の酒場を地で行く雰囲気。

キリリと礼儀正しい店主の応対にひそかなる矜持を見る気がしてつい通っている自分がいる。

良店は顧客がつくり上げるものだとつくづく思う。

つまみがすべて絶品ということでもないのだが。
しゃこ爪など瀬戸内にいた身からすれば懐かしい限りなのだが、残念ながら冷凍冷蔵もので戻しが
あまいから水っぽさばかりが口に残る。
少々厳しい言い方になるが、しかしそれを補って余りある店内の雰囲気。
(前回いただいた〆鯖・しゃこ爪からするに刺身系はややここの弱点なのかもしれぬ)
明太おろしには表面よく見ると魔法の粉の結晶を発見。

過剰に騒がしいこともなく、かすかにTVの音声も聞こえたりする。
自分にはやはりこの適度な喧騒が一番居心地が良いのだと再認識できる。

独り客が多いのも自分と同じような理由で来ているのではないだろうか。
煤けたカウンターにかっての酔客の年輪を感じながら独り呑むのもオツなものである。


【2010.11】
ここは元々酒屋なのだろうか。
かって虎ノ門にあった鈴傳(今は四ツ谷だけだが)を思い起こさせ雰囲気がある。

入ると左手の使い込まれた長いカウンターの背面には酒の木箱がずらり。
ここで出される酒が一升瓶で積み上げられている。

剣菱(350)、高清水(400)、純米吟醸洌(600)、純米上総堀り(500)、福祝(330)、東鏡(300)、
水芭蕉純米ひやおろし(600)、にごり五郎八(400)などの日本酒の品揃えに、サワー類(370)、
ビール大瓶(530)。

定番のつまみが、ハムカツ(450)、ポテサラ(350)、,シメサバ(500)、くじらカツ(650)、くじらベーコン(840)、
しゃこつめ盛り合わせ(600)、ちくわ磯辺揚げ(400)、とりから(400)、うな肝(350)、シウマイ(400)、
大根煮(350)など。

テーブル5卓カウンター22席。

夕方早い時間帯は常連の初老組が多い気がする。
時間の経過と共に客の年齢層が代わっていくのが面白い。

常連客を見ていると都内下町の店よりやや閉鎖的というか排他的というか、若干のアウェー感は感じないと
言えば嘘になるが、気のせいかもしれない。

バイトの中国人の子の教育も行き届いているだけでなく、店主がアゴで使うやり方をしていないところにも
好感が持てる。客に対するサービス業に付く者として対等な立場であると態度でも示している。
それが客からすればほんのわずかな場面でもひと目見ればすぐわかる。

お通し、しめ鯖、ポテサラ、ハムカツ、大根煮。酒は大瓶、東鏡×2で \2780也。
内税でお通しはサービスのようだ。

ハムカツは厚めのボローニア風。衣も厚めで一人では食べ応えがあり値段相応な付け合せと盛付け。

ポテサラは自家製らしく具が時折変化するのも面白い。控えめな味付けがソースを誘う(かけるか否かは
議論を呼ぶとこだと思うが)

大根煮のきっちりしたしょっぱさはいかにも関東風。


店主の折り目正しい所作、清算時の現金の手渡し方から何から、ここは歴史や立地だけでやってきたの
では無いとわかる。

どうしてもまた訪問したい。

  • 633でスタート
  • 温豆腐
  • シャコ、マグロ

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5位

板前料理 味宏 (神泉、渋谷 / 日本料理、海鮮)

4回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2023/01訪問 2023/11/14

53年目の睦月

長いこと渋谷の坂上を見守ってきた味宏へ新年の挨拶。
物静かな語り口が艶っぽい女将と昨年を振り返り、今年の行く末を語り合いつつ麦酒、焼酎、日本酒と。
客足が落ち着くと差しつ差されつ、静かな睦月の夜が更ける。

初めて食べた味宏風ボルシチ。近所のロゴスキーにも負けず劣らずだった。
マークシティー脇の急坂を上りきったところに灯る味宏の看板。
以前は「この坂道を(仕入れ帰りに)上れなくなったらここも畳もうかしら」と話していたもののMC完成後は
「坂の上までMCの中を使えば楽だから、まだまだできるわね」と話していた女将もいい歳になってきたはず。

以前ほど通えてないが女将の顔を見るために伺うようなもので、もちろん味付けが好きなことも言うまでもなく。

一人で回しているのでゆっくり飲れる方にのみお勧め。
2020年で50周年記念の祝いでもと考えていた女将さん、残念ながらこの流行り病の状況では思うに任せず断続的な休業を余儀なくされている。
そんな合間に看板が灯っているのを目にして1年ぶりの訪問。
ご無沙汰したが、女将さんも店内の様子も変わらず。

焼酎、日本酒と流れつつ、いつもの手料理を肴に近況を伺う。
しみじみ美味しい。

早く普段の状態が戻らんことを願うばかりだ。
【2015.12】
年の瀬も差し迫り、いつものものをお届けに顔出し。
季節柄か断続的ながらいろいろな世代のお客が引きも切らず。

極力、天然物に拘る女将の魚介料理に舌鼓を打ちながら1年を振り返る。
本格的な酒飲みにとれば酒の種類はもう少しあるほうが良い気はするが、そこは
昔ながらの料理屋、女将一人で回すにはこれくらいが妥当というところ。

加えてこちらのご不浄は昭和レトロ好事家には興味深いと思うので覗いてもらいたい。

【2011.12】
写真を追加しておきます。

5ヶ月ぶりくらいに行きました。
年内はおそらくこれが最終訪問になりそう。

変わらない味付けに、ふるさとに帰ったような落ち着きを感じます。
この日は週末ともあってか、満席なうえ数組のお客を断る始末。

出始めた寒ブリの大きなカマの煮付け、大粒の牡蠣のバターソテー、新メニューのボルシチなどを堪能。
〆鯖も大きく脂ノリの良いものを軽い〆具合でいただいた。
(今年は名だたる居酒屋でも感じますが、鯖のいいものが上がっているみたいですね)


【2011.1】
年明け挨拶を兼ねて当店へ。

いつもになく満席の時間帯にお邪魔してしまったのですが、後から結構来ては入れずにいるお客がいました。
何とその中にマイレビュアーさんがいたとわかり、来月のオフ会での顔合わせが楽しみになりました。

客の年齢層は高いはずなんですが、結構皆さん食べログも見ているようで、ここにも思わぬ食べログ効果に
女将さんも喜ぶやら不思議がるやら。

【2010.12】
久々に常連客のカラオケを聞きました。
歌重視の店じゃないのに、音響効果抜群で静かに聞き入ることができました。
10時以降あたりになると歌いたい人がいれば解禁になるのですが、最近はそういう機会に遭遇して
いませんでした。歌い手がいいのと音響効果も良いのでまるで邪魔にならず。

刺身をはじめ、魚料理は相変わらず美味しいです。
煮物は東京のお店にしては常に薄味で腹に染み入ります。


【2009.11】
今月はマークシティでの仕事も多くちょいと寄ることもう2回。写真をUpしておきます。

この日のメニューは、
刺身:平目、鰺、北寄貝、〆鯖、中トロ、秋刀魚。
焼物:銀鱈粕漬、鯖一夜干し、鰺開き、縞ほっけ、鮭西京漬け、秋刀魚、ホタテ磯部焼。
煮物:金目鯛カマ、
他に銀杏、自家製イカ塩辛、ぬた各種、酢の物各種、山かけ各種。
おばんざい系は常時3種。
この日は、ひじきと新じゃがの煮物、さっぱり肉豆腐、蕪と海老団子のあんかけ。

酢の物はミル貝でお願いしました。こちらのポン酢は酸味が気持ち強めで自分好みです。

この日は九州の方、広島から単身赴任で一時帰京の方などと焼酎談義にお好み焼き談義で
盛り上がりついつい呑み過ぎました。

開店は昭和45年というからもう40年の歴史が刻まれているわけです。
客層は中高年が多いですけど、連れられてから顔を出すようになった30歳代の方もちらほら。
渋谷の喧騒を忘れてしまうようなビルの谷間の貴重な存在です。

調理場の壁、正面にはテンポイントの古くて大きなパネルが一枚。
競馬ファンとしては気になります。


【2008.8】
ゴルフ好きご主人の後を継いで穏やかな雰囲気の女将が一人でやってます。
30年以上はやられているのでしょう、一部上場企業のお偉いさんも含め長年通う常連の
方々が多いお店です。

板前料理と掲げているのはご主人とやっていた時の名残だそうで、今はそこまでいうもの
ではありませんと女将は言うけど、なかなかどうして魚類のつまみや食事はしっかりと
仕事がなされ、ほっとする美味しさがあります。

カウンターのみで10人も座ればかなり窮屈ですがそこは常連の多い店、皆さん快く融通してくれます。

カウンター上のガラスのネタケースにその日のお薦め料理(小魚の南蛮付けなど)があり、
それをアテに刺身や焼き物、酢の物などをオーダー。
魚介類はなかなかのレベルのもので個人的には塩焼き、特にタチウオの塩焼きがお気に入り。
東京でこんな大ぶりでふっくらタチウオは滅多にお目にかかれない。

女将さんと話を交わしながら杯を重ね、肴の仕上がりを待つ。
周りはラブホだマークシティだと賑やかだがここは違う世界。

トイレも蛇口をひねって流す懐かしいタイプ。
おばあちゃんの家に帰ったような感じになります。

のんびり過ごしたい方に向いているでしょう。

  • 捌きたてのホッキの香りと柚子味噌が合う
  • 刺身はいつものように薬味もタップリ
  • 定番です。イカと大根のドブ煮(ワタで煮込んである)

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6位

さいき (恵比寿、代官山、中目黒 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/05訪問 2015/02/22

~再訪多数~都心の隙間に残る集い処

【2011.11】
年に数回の訪問ですけど、程よい喧噪とほの暗い店内は落ち着きます。
自分には相性の良い店のひとつ。

当店を訪れるにあたって誤解のないように加筆しておきます。

肴は季節の変化に応じて出るものと定番とがありますが、もの凄く絶品とかいうことではありません。
ホスピタリティ、雰囲気、オペレーションといったソフト面での魅力に惹かれている人が多いんじゃないかな。
年齢層はやはり高めですが、女性一人で盃を傾けている人もいます。

古い造りのお店ですが、なぜか夏場にこちらで呑むのが好きです。
その日の口切りに当店でビールで始まってからぬる燗を軽くやってさっと席を立つ。
「行ってらっしゃい」の言葉聞きたさかも(笑)

【2011.3】
相変わらず、一階の緩い雰囲気はいいです。
常連さんも多いカウンター左手だけど、親父さんもカウンターに座り、場を盛り上げています。
カウンター内の女性陣の対応も変わらず気持ち良いです。
ここは本当に中国の子たちへの教育が行き届いています。
肴に対しての情報・知識も的確。
当たり前だけど、こういう気持ちを和ませるカウンターのお店は少なくなりました。

【2010.10】
「お帰りなさ~い」

店に入るとかけられる声にも馴染んで来ると何とも顔が緩んじゃって、「お燗、一本ね」などと危険な
夜の第一歩が始まるわけです。
氷結酒・冷酒・燗酒と選べます。
燗酒はちゃんと湯煎で調整しますので、ぬる燗だって当然対応可能。

黙っていても3点セット(刺身盛りに煮物か汁物にお新香などが日替わり)が出てきます。
野毛の武蔵屋みたいですね。
小食の人ならこれでも十分かもしれませんが、あとは黒板に白墨で書かれた品書きから選びながら
杯を重ねるのもいいです。
(この白墨の字がかすれて見にくいんだ、また)

二階の小部屋ももちろん良いのですが、やはり一階で、できればカウンターでいただきたいものです。
テーブル席も二卓ありますが、カウンターの磨り減った木肌の感触を楽しみながら、半ば引退したような
ものだけど、親父さんとも語らいながら呑むひとときはここならではの贅沢な過ごし方です。

「行ってらっしゃ~い」という声を背に河岸を変えて次の店へと向かいましょう。

【2009.10 ~都心の隙間に残る集い処~】
いつぞやJALかANAの機内誌で外人用のコラムに日本文化の一例として
”Izakaya”と渋いカウンターの写真が出ていたので気になっていた先。
写真から店名だけ判明したので調べてみたら、ブログではかなり有名みたいです。

ご近所のとよかつに行きながら場所は確認するも機会に恵まれず
ようやく10月に初訪問。
先にこの場所を教えていた知人らに呼ばれてのもの。
1Fは満席で偶然2F座敷の一部屋が空いていたらしい。

遅れたせいもあり、正直言って全然肴を味わえなかったのが残念。

お通しで3点セットが出てきますので、これだけでも十分。
この日はおでん・ナス揚げ浸し・まぐろ刺身。
ごく一般的なお味です。

他に既にオーダーされていたのが、砂肝唐揚(おろし付き)、
海老真薯と手羽先塩焼き。

砂肝は意外にニンニク風味が強く日本酒にというより焼酎向き。
海老真薯はもう冷めていたけど十分に味わえました。個人的にはもう少し油切れが良い方が好みですが。
手羽塩焼きは自分の好みでのオーダーでもないし、香りからも特に手が伸びずパス。

唯一たかべの開きをオーダー。この魚、小ぶりだけど旬なときだと夏の「いさき」や春先の「黒鯛」に
匹敵する脂のノリと味を楽しめるのですが(皮の下がウマい!)、少々期待はずれでした。
3点セットのまぐろは今ひとつ(写真からもわかる通り)。
1300円だか1500円であまり文句も無いだろうけど、刺身系に不安がないとも言えない。

他のブログを読むと揚げ物が好評なようですが、ともかくこちらは1Fに陣取ってご主人の齋木さんと
話しながらつまんで呑むのがいいみたいです。
帰り際に名刺交換させていただき共通の知人がいることが判明、とても気さくな方だとあらためて認識した次第。
昭和24年(1949年)からあるようです。


店員さんは中国の方もいたり若い方もいますが、皆さんテキパキと狭い店内を
動き回り、酔客のオーダーにも迅速な対応と、気持ち良い店でした。
が、時間的にも余りに不完全燃焼で不十分な味確認情報も多いので今回の
総合評価は控えさせていただきます。

  • アジフライ
  • たかべの開き:脂のノリがいいのよ、これが!
  • ししゃも:ふっくら

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7位

ととや (曙橋、四谷三丁目、四ツ谷 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2011/11訪問 2011/11/06

自分の写真は無意識のうちに”本人承諾済み”

【2011.11】
海外から久々に帰国した知人にこちらの焼魚を食べてもらいたくて案内しました。
日本酒も好きな御仁なので喜んでもらったことは言うまでもなし。
平日なのに調子にのって枡酒5杯いっちゃいました(笑)

酒は神鷹一種のみ。
おねだりした岩塩がこれまたよく合う。
この夜は塩分過多な一日となりました。

【2011.10】
四谷荒木町の良心といえる店だと思います。

断言しかねるのは、いつもこの店の正しい喧騒に巻き込まれかなりご機嫌で店を後にするからです。

正しい喧騒って、
・テーブル席・カウンター席個別の客たちの会話のうねりが音として変に交じり合っていないこと
・調理場やお運びの姐さんらのオーダーの会話や音がこれまた客の会話を邪魔しない
・加えて当店は店内の木造の内装がうまく音を吸収していること

そう、これらの音のバランスなんです。

単に煩いだけ、威勢がいいだけ、乱雑な調理場の雑音は、やはり耳障りです。

でも酒場ならではのこの喧騒、
自分が身を置いていいなと思えるときは波長が、店とそこにいる客とシンクロしているんですな。
こんなときは軽く一杯のつもりでも(いつもそう言っているけど)流れに任せて食べて話して酔うのが一番。

逆に意味無く合わないときはさっさと出るか、出直すのか。
自分の体調不良もあるだろうし、波長が合わない店もあるでしょう。


音というものに過敏(特に左耳)な自分にとって、よくよく考えるとこのポイントは重要かもと再認識。
過去にレビューしてきたお気に入りの店はやはりそういうポイントでも自分の感性を心地良く刺激して
くれる店(=客=調理人)なんだろう。


【2011.9】
一年に1~2回程度お邪魔してしまうお店です。

デジカメも持たない時代にもお邪魔してまして、帰り際にお店の方にデジカメでしっかり撮られて
翌日のお店のHPに泥酔したマヌケ顔が大きな赤提灯と共にUpされている、そんなお店でしたが
今はそのサービス(?)はやってないみたいです。

こういう場合、「本人(無意識ながら)了承済み」との但し書きが必要ですね(笑)


久々の訪問です。
金曜とは言え相変わらずの満員御礼状態ながら、日ごろの行いの良い我々ブラザーは入口のカウンター
端席を確保。荒木町のヌシの自認するA氏もすぐにシンクロしたみたいで徐々に盛り上がります。

店内は煙でもうもう。タバコじゃありません(当店禁煙)、旬の秋刀魚の脂はスゴイのです。
しかし、煙にむせぶ客の顔が男女を問わず楽しそう。
会話が渦巻くなかで歯切れの良い大将の声もいいアクセントです。
女将さんの合いの手も何だか艶っぽい気がしてきたな。

秋刀魚塩焼が真横の炉端で10尾も焼かれているのに、既に品切れ。
鯖の塩焼銀鱈のつけ焼に枡酒が止まらない。

ポテサラ、新じゃが煮っ転がしにタコ刺・まぐろ指し刺身に大瓶が止まらない。

この夜も一軒では収まらず近所のBarで止まらない夜になってしまったのでした。


【2010.4】
過去の下書きが、、、消えてます(涙)
写真で堪えてつか~さい。

酒でなくビールやホッピーでいくなら牛すじ煮込みはスターターに是非。

  • 鮪刺身
  • あん肝
  • 本ししゃも

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8位

ホッピー仙人 (日ノ出町、桜木町、関内 / バー)

3回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2023/03訪問 2024/04/13

4/15から仙人復活!

今年1/19から臨時休業していたけれど、仙人が戻ってきます。

「4月15日より営業再開します。暫くの間、営業は午後6時〜午後8時(ラストオーダー)で月、火、金、土の週4日の営業です。」
とのアナウンスあり。

成人の祝いに姪っ子を野毛デビューさせ早や一年。
今回は食事メインから酒メインにしてこちらとパパジョンをハシゴ。
呑兵衛の実地研修、初期編はこれで終わり。
あとは各自で学んでくれれば。
野毛に来たなら仙人にご挨拶も忘れちゃいけない。

それにしても仙人も若いなぁ。
もう定年(某財閥系譜の勤め人でした)を迎えて8年?だそうで。

でも店の雰囲気は変わらない。
客が誰であれ後から入店してからの最初の一杯は全員で乾杯して一体感を持ってもらう、アウェー感をなくす
ことは当店の流儀だが何となくその事も知らない方が減っているように思えてならないのは自分だけだろうか。

兎にも角にも明るく乾杯したいもんである。
【2012.11】
何と!
キンミヤにシャリキンパウチが登場!
移動中の栄養補給に(?)お手軽ハンディサイズ!

【2012.9】
遠く九州の地から野毛呑んだくれツアーに来られた客人をご案内。
昼は金陵の焼きもので一杯。
インターバルを置いて関内の立ちのみからスタートしてこちらが5軒目。

夜の部から駆けつけてくれた盟友レビュアーはこちらで世界一周に挑戦。
何とか制覇しましたがここまでにビール以外に4杯のホッピーを呑んでいながら6杯(世界一周)完飲。
世界一周:キンミヤ以外にラム・テキーラ・ウォッカ・ジン・ワインを生ホッピーで割り、計6杯を一時間で呑むもの。

寺島商店FF焼肉大衆⇒当店⇒日の出理容院クライスラー石小屋⇒スナック(当ビル1F)
阿武茶⇒サウナ&スパ(4:00着)となったのでした。

いや~お疲れちゃん。

【2012.6.1】
気合を入れて武蔵屋からこちらへ。

何と武蔵屋でお隣に座っていた方とここでも遭遇(笑)
どちらかのブロガーなのだろうが、野毛一人呑み歩きを楽しまれているようだった。佳き哉。

RHH黒生一杯ずついただいて小生も次へと向かう。

そうそう、初めて見つけて食べたいなばのタイカレー&ツナ。
スパイスの加減がうまく仕上げてあってむすびがあったらこの中に投入したいくらい。


【2012.5.25】
久々の野毛ナイト。
ウキウキしながらのぞいたら、「ガッ~ン」
5/21~/25は臨時休業でした。

【2012.1】
1/24~1/31までお休みです。


【2011.12】
この日は武蔵屋で日本酒と店内での会話を満喫してからの訪問。
キンミヤ焼酎東京所長のご登場で盛り上がり。
キンミヤには今月、相当お世話になりました。

【2011.4.20】
「思い立ったが吉日」とはよく言ったもので、人と酒を呑む、行きたい店に行く、という行為ほど
この言葉に似合うものは無いだろうと思う

この日ここで呑みたいと言う先輩と仕事を放ってまで開店と同時に飛び込んだところ、運良く構想2年という
新商品Real Half Hoppyのお披露目の日に遭遇できた幸運。

仙人の熱意はもちろん周囲の協力者の努力の賜物がこの綺麗な琥珀色のハーフ&ハーフと専用プレート
しかも共に生ホッピーで作り上げるという希少さ。

仙人の作る生ホッピーだけでも絶品なのに、それが白と黒。
白黒陰陽模様とでも言おうか。

とにかく自分のノドで味わうべし。


【2011.4.1】
川沿いであることは認識はしていた。
都橋商店街というからには道沿いの両脇のどちらかにあるとばかり。

二階建ての商店街の階段をコツコツ上ると、暗闇に光る向こう岸のネオンを写す川面の艶かしさに
ある種の懐かしさがこみ上げてきた。
ヨコハマって街はどうしてこうも記憶の隙間に入り込んでくるものなのだろう。
横浜に住んでいた幼少期に聞いたヒット曲が耳の中でこだまする。
♪街のあかりが とてもきれいね ・・・・ 
  ブルーライト・ヨコハマ
  ・・・・
 
小学低学年(ヨコハマ時代)の愛唱歌は何はさておきこの歌。

しかし、ともあれ案内してくれたマイレビュアーH氏に感謝感謝。
事前情報をいただいたマイレビュアーS氏にも深謝。


仙人(店主)の心遣いと同様の生ホッピーのキメの細やかさに感動

アテはテーブルに並ぶ角打ちばりの袋入りのスナック類や缶詰。

9席で満員のところに椅子と壁、椅子と入口の隙間に一人ずつ、ほぼ倍の人数でごった返す。
外の通路で順番を待ちながら川べりに目をやり、対岸のネオンをぼんやり眺めるのもまた一興。


仙人は住まいのある町からここまで昼の仕事を終えてから来て店を開ける。
そして電車で帰る。だから営業時間は限られる。

外に向けてまるで丸腰と言わんがばかりのトゲの無さ。
それどころか客の向けてくる槍や矢を全て受け止めては包み込んでくれるような不思議な包容力を感じる。


幼少期に戻れる場所がまたできた。

  • 黒ホッピー(サーバー生)
  • (説明なし)
  • これがRHH('11/4/20発売開始)

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9位

焼肉・ホルモンこそっと (駒沢大学、世田谷、松陰神社前 / 焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/11訪問 2021/07/12

再訪多数~至近距離の至福(世田谷線シリーズ43~世田谷駅)

【2013.8.1】
一年ぶりくらいの訪問の間に嬉しい工夫がなされていました。
ホルモン系はハーフサイズや一口サイズが加わり小食の人でも食べやすく、また複数で来ても何種類も食べや
すくなるようにサービスを変えていました。
これは実に嬉しい限りです。

刺身類はこういうご時世もあり、全部消えていますが鮮度と質は今まで以上に素晴らしいものです。

素材の吟味と寝かせ方がいいことも言うまでも無いのですが、特筆すべきはタレの控えめな味が肉とホルモンを
引き立ている点です。肉よりしゃしゃり出ている揉みダレや付けダレはよくありますけど、こちらの脇役徹し
具合は素晴らしいと思います。

もう☆5にしたいほどでどれを食べても文句なしのCPですけど、ゼンマイだけ妙に甘くて他の料理とのバランス
に違和感を感じる点があるのでまだ付けられません(笑)


【2011.1】
やはり何でも霜降り礼賛的なご時世でこちらの赤身系は素敵です。
肉の味、自分に合うので4.5に。

居心地も良くて長居しそうなのだが混雑時は2hメドの制限あり。

【2010.11】

「肉を味わう店」

所謂通常の焼肉屋とは一線を画すお店だと捉えたほうがいいでしょう。
それがたまたま「焼き」であったり「刺身」であったり「煮込み」であるだけ。

どの種類の肉でも内臓でも甘辛い揉みダレにまぶしてガッと焼く、これはこれでそういう気分の時には
いいのですが、おかずとしても酒のアテにするも少々辟易してくることがあります。

こちらではおそらくそういう類の味付けを求めるほうが難しい店でしょう。
店はカジュアルなカフェ風ながら、肉の懐石料理を楽しめる店というと言い過ぎでしょうか。

二度目の訪問は週末に予約してでしたが、当日かけたものだから、2人とはいえ21:30スタート。

この日写真撮影は周囲もあり控えましたが、当然のSPユッケに、レバ刺し(この日は残っていた!)、
ハラミ、カイノミ、タン元(これは追加でもう一皿)、ハネシタ(だったかな)、豚もトントロ、タン、かしら
鳥はせせり(首肉)。そして〆は石焼ビビンバと特製ビビン麺。キムチはマイルドな甘さがあり美味い。
調子にのってもう2日分くらい食べてしまった。


各種とも一切れあたりのサイズが微妙に大きく、女性にはやや食べ辛いかもしれないものの
男性にはしっかり肉を噛みしめるという意味で十分に楽しめる大きさかと。
しかしよく見ると、一皿で大~小の大きさが混在してありこれはそういう意図で店側が配慮している
のかと完食後に気が付きました。

基本的にどの肉も、まず生でも佳し、軽く炙って塩で佳し、タレに軽く浸して佳しと3通りの食べ方ができる
と思うほどの鮮度というか熟成度合い。

卓上には岩塩(ヒマラヤ?でしたっけ、淡いピンク色のまろやかな味)に甘さ控えめでさっぱりしたタレ。
胡椒は粒の白も少し入った黒胡椒。

一応タレで頼むと軽~く垂らしてくれて出てきますので、後からの味の調整がし易く助かります。


この日のマイナスは一点だけ。
豚タンは切り付けがすべて大きく、やや食べにくかった上にイマイチ味が感じ難いものであったこと。
でもそれなら頼んで細かく切ってもらえば済むはなし。

酒もビールに、韓国焼酎にマッコリ、ウーロン茶を合わせて6,7杯。2人で16,000円程度。
価格帯は一品@950円以下がほとんどであったやに記憶。
この肉の質でこの価格帯と分量は十分に良質な店です。

自宅からチャリで来れるから他のメニューにまた挑戦。

この日もまた業界人が来ていたけど、ほんとに遭遇率高いな。業界人て焼肉好きなのね。


【2010.10】
用賀中町通りに有名な店が2店ありました。
鮨のあら輝と焼肉のら・ぼうふ

あら輝のほうは今年から東銀座歌舞伎座向かいに移転しましたが、ら・ぼうふのほうは
元店長が独立して昨年秋からこのお店を始めたようです。
ここのすぐ手前には「中むら」(閉店)という鮨屋があったので何かお洒落なカフェでもできたかと見ていました。
(この中むらの跡地かもしれませんね)
まさかあのら・ぼうふの方が始めたとはつゆ知らず。

仕事帰りに覗いてみると、22時なのに満席。
大き目のテーブル1卓(6~8人用?)が正面に、左手に2卓、そしてカウンターが6席(でも2席分は使えず)。
奥には個室が一室(2卓)と小ていなつくり。

何だか日焼けした人が多いと思ったら元サッカー選手などが席を埋めていました。
こういう所、彼等好きそうですもんね。

がっつりと焼肉を食べにきたというより食事の方を目当てに来たのですが、お薦めメニューに目が移り
Specialユッケをいただきまして、他に刺身系としてセンマイ刺し
レバ刺しは時間も遅く売切れでした。写真写りが絶品という感じだったので、残念。

ユッケは薄くスライスした、肉が5~6枚。
店独自のタレと卵黄のソースが綺麗なコントラストを描いています。
ここの照明はかなり明るいので、その効果もあるんでしょうが見た目も大変綺麗。
てっさよろしくガガッとすくい取ろうとしたものの、案外に肉の面積が広く男性一口サイズにはよい肉塊に
なるので一枚ずつ、酒と共に味わいました。

あまり霜降り系よりは赤身・内臓派なので、その実見た瞬間はちょっとくどいかと思ったものの
口に入れてみると、いい意味で予想を裏切られました。
このソースが余計に肉をさっぱりと、でも噛んで脂が軽く口中で溶けるとバランスする肉の厚さとソースの
加減を共に味わえる、そんな逸品でした。
後から頼んだ和牛ネギそぼろご飯を包んでもよく合いました。

センマイ刺しは綺麗に掃除がなされていて、赤坂や六本木の高級店で食べたものとダブります。
せめてある程度黒い表皮は掃除していないと食感が損なわれますので。

他には上ミノギアラ
鮮度は悪くない。ただ、やや一切れが大きいので歯の悪い人はハサミが必要かも。

ただ、言えることはこちらはやはり焼肉屋であってホルモン屋ではないこと。
鮮度良し、臭み無しだが、噛みしめて味わい深いホルモンはここ以外にもっとあるので
モツスキーな方は多くを期待してはいけません。
正肉で攻めましょう。

マッコリは4種類くらいあるし、ご飯類も他店でないような気になるメニューも豊富。


やや無理やりな世田谷線シリーズであるものの、店の案内には世田谷駅も表記されています。
歩くとかなり距離がありますが、田園都市線駒沢大学駅からも似たような距離でしょう。
住宅街の中、世田谷通りとR246の間の弦巻通り沿いにあります。
渋谷や三軒茶屋からは弦巻営業所行きのバスで弦巻中学か向(むかい)天神橋で降りるといいでしょう。

  • ハラミ(塩)
  • ハラミ(塩)
  • 大ぶりで贅沢感溢れるシマチョウ

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10位

金陵 (元町・中華街、石川町、日本大通り / 中華料理、ホルモン、飲茶・点心)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/10訪問 2015/10/08

〜再訪多数〜 居ながらにして香港(ハイレベルの広東式烤菜)

【2015.10】
気がつけば二年ぶりの再訪。
焼鴨と焼腸詰の二色丼(大:1400)を食らう。
鴨肉の歯ごたえとしっかり感が肉の旨味を倍増させる。

下味、焼き加減ともに変わらない。
今度は肉盛合せを瓶ビールと流し込もう。

***過去のレビュー
10年くらい前に毎週のように呑み歩いていた仲間に連れられていった店が金陵酒家といい
中華街でやるときは土曜の昼から肉の盛り合わせでビールや紹興酒を目一杯呑んだものでした。

滷水で煮込んだ豚の内臓本場広東式の焼釜で仕上げた焼豚・焼鴨・焼雞など烤肉の類
二人でこれだけあれば十分すぎるほどテンコ盛り。

味は本場の香港にいるような気分になれる、まさに居ながらにして異国情緒を味わえる店でした。
香港や東南アジア駐在経験者なら多少はツラかった(楽しかった?)駐在時代が思い出され
(あのとき変なビョーキをうつされなければ とか、あの深センの業者に騙されなければ とか)
きっと涙するに違いありません。

いつの間にやらその店も閉店していて、またお気に入りの店がひとつ消えたのかと諦めていました。


ところが、マイレビュアーのジョビ好きさんのレビューで判明しました。
これぞ食べログ万歳てやつです。

なんとこちらの場所で継続されていたのでした。
元からこちらは工場(作業場)だったそうですが、お店の方にも聞くと懐かしい話を聞かせてもらえ
ました。ジョビ好きさんのレビュー無かりせば諦めたままだったかもしれません。
多謝!多謝!

焼き物の店として最強です。懐かしさ込みで★5つ!


はやる気持ちを抑えつつランチで何度も何度もお邪魔しました。
残念ながら肝心の肉盛り合わせはまだ食べていないのですが、これはいつの日かオフ会で堪能
したいと思います。とても1,2名では食べきれる量ではないのでね。


息子さん夫婦と先代夫人?という陣容でしょうか。
1階が持ち帰りコーナーで2階がイート・イン。
8人程度座れる円卓ひとつ、4人用1卓、2人用1卓で、テーブルそのものも超狭いです。

とにかく、あの頃の味そのままです。
単品の丼もありですが、お薦めは2種類の焼物を一つの丼に入れてくれるW丼です。
どの丼にも茹で青菜と味付卵が1/2付き。


皮付焼豚・焼鷄飯
やはりオススメはこの皮付焼豚みたいで、
しかしこの焼鷄も皮の香ばしさに捨てがたい美味さがあります。

焼豚・焼鴨飯
王道の焼豚、自家製(に決まっているけど)タレに蜂蜜などを塗りながら焼き上げている香ばしさと
ほのかな甘み、噛みしめるとあふれる肉汁。この丼で紹興酒1本は軽いですな。
鴨の脂の味とタレの絡みがいい。肉の部分はこれまた噛みしめてこその味わい深さ。
日本の鴨鍋もいいけれど、鴨は焼いてこそ、こういう焼き方こそベストの調理法だと再認識しました。

焼腸詰・骨付きバラ肉飯
腸詰は台湾式の脂身も適宜混在してのものより、肉らしい味わいを前面に出しています。
単純に一種類の肉というより、他の部位のものも適量混ぜ込んでいるのか、また香辛料の使い方も
あって他ではそう味わうことの無いもので、しかもしっかり詰まっているというよりは、軽く空気も含んで
いるような軽めの詰め具合にオリジナリティも感じます。
骨付きバラ肉は嫌いな人はいないでしょう。骨の周辺こそしゃぶりつくして深い味がわかります。

豚バラ煮込みかけご飯(扣肉飯)
これはハズレ(爆)
もっと八角とか香辛料の効いた味とコクのある煮汁(餡)を期待したものの、色はともかく味は薄めだった。
三枚肉はもちろんトロトロに煮込んであり、脂分も適宜抜けていて食べやすいのに、もう少し何とか。
このメニューだけ15分~20分かかると言われますのでそのつもりで。

モツ類丼(滷味飯)
これも香港とかじゃ庶民派の店では定番中の定番。
滷水で煮込んだモツ(ガツ・センマイ・タンなど)に腸詰、広東式焼鷄レバ。
香港の旅を思い出してワシワシとかき込んでしまうのでした。

キーマカレー:店員さんに現地の方がいてお店の賄い的に作られているのでしょう。
         鳥挽肉で作られています。見た目以上に量がたっぷりでレードルで6杯分くらい。
         スパイスの利かせ方は軽めですが後から辛さが追いかけてきます。
         意外とライスがパラリとした炊き加減だったのには驚いたな。


この店があるとわかっただけでも幸せなのに、これで酒が飲めれば尚のこと。
昔の恋人に再会した気分の666軒目です。

ちなみにお母さんは商売っ気が余り無いので、多少の相席は受け入れてくれるものの
基本的には円卓以外は放置プレイ。
1階の若夫婦も似たようなもので無理な客引きはしないし強引に入れる事もない。
そこがいいんだけど、待ってでもどうしても食べたいなら意思表示をはっきりしましょう。

  • 焼鴨と焼腸詰の二色丼
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