4回
2025/03 訪問
質実な味を楽しみたい
酒の種類は少ないが魚介は上物ばかり。
〆サバと鯵たたきを含めてお願いした盛合せはイイダコ、ヒラメ、〆さば、鰤、アジたたき。
見るからに脂ノリノリの大羽(イワシ)は見た目以上に上質で思わず天ぷらまで追加。
鯨はオバイケ、尾の身などが揃うけどこの日ネタケースで存在感を示していた推定1.5kgほどの塊がみるみる小さくなっていく。
他に
★本日解禁の飯蛸 瀬戸内でも減っているイイダコ。サッと塩茹で味が濃い。
★自家製すり身 食べるべき当店マストメニュー
★名物の魚(鰤)のモツ煮 塩と薄い醤油にしょうがが効いていて酒のアテに最高
スジポン たっぷり青ネギがアクセント。
天ぷら盛合せ 言わずもがな。
パッと見ると愛想無さそうだけど、手が空いてくれば気さくに話してくれるご主人。
奥の座敷を含めカウンター8席程度にテーブル2卓で40席程度の注文を一手にこなすので客に愛想よく声を掛けているどころではないので、女将さんらにうまいことお願いするのがコツ。
小洒落た盛り付けなどはなく、どちらかというと無骨な盛り付けを楽しめて純粋に魚介類を食べるのが好きな方に来てもらいたい。
2人で12,800円。
★名物の魚(鰤)のモツ煮
★本日解禁の飯蛸
★自家製すり身
★鰯は脂ノリノリ
★刺盛り
イイダコ、ヒラメ、〆さば、鰤、アジたたき
イイダコ、ヒラメ、〆さば、鰤、アジたたき
スジポン
★イワシ天ぷら
★本日解禁の飯蛸
天ぷら盛合せ
品書き
2025/07/17 更新
2024/07 訪問
プリプリの長崎の魚介料理が楽しめます
思案橋の電停にも近く間違いない長崎の魚介料理を楽しめるだけに予約なしでは入れない人気店になってしまった。
酒のラインナップはざっけないもので地酒は「杵の川」のみかな(冷酒450とW900)
料理に寄り添うものを置いてあり主役は料理で、というところ。これはこれで十分。
一人包丁をふるうご主人、合間に話を聞くと昨今の気候変化で仕入れに苦労しているそうですがさすが長崎。
長崎の血を引く者として贔屓目はあるにせよ鮮度が違う。
カウンターの冷蔵ケースに並ぶ魚介を見るだけで一目瞭然、大きな半身も見る見る無くなっていく。
たぶん一晩でこの中の魚介は捌けていくんじゃないかな。
刺身はお好みもいいけどご主人はとにかく忙しいのでお任せが早い。
〆サバとヒラゾ(ひらす=平政)を入れた盛合せを注文するとヒラメ、鯵たたき、ヒラゾ腹身、〆サバが登場。
〆さば絶品と当店初訪の連れがぞっこん。ぶはは、そりゃそうだろう。
自家製すり身 マストオーダーの一品。ぷりぷりです。長崎の揚げ身は本当にうまい(贔屓目あり)
アジフライ 刺身でいけるアジをフライにする注文も多くて。目の前で見ていると思わず。
あら煮 天然物のヒラゾほかのアラ。素材の味が
ゲソぬた 麦味噌ベースのぬたにチョイと潜らせて味の濃いゲソをぬる燗と。
アゲマキ 有明海が有名。都内でも出せる店はごくわずか。咀嚼するたびエキスが滲み出る
天ぷら盛合せ 名物とも言える天ぷら。いい素材に軽い衣で食べやすい
魚介以外で気になったのが
牛カルパッチョ 何牛だか知らないけど上質で日本酒にも合う。醤油にチョイ付けでもいい。
店内撮影は禁止。
おそらく他のお客様に迷惑かかるからだろうけどお構いなしに撮る輩がいるのは残念。
2人で12,700
★ヒラメ、鯵たたき、ヒラゾ腹身、〆さば
★自家製すり身 ぷりぷり
アジフライ
あら煮
◎牛カルパッチョ 上質
ゲソ
ゲソぬた
当然麦味噌たい
アゲマキ 小ぶりだけど
アゲマキ 咀嚼するたびエキスが滲み出る
名物とも言える天ぷら。いい素材に軽い衣で食べやすい
杵の川製の当店名冷酒
入り口
2025/07/16 更新
2019/01 訪問
長崎の魚介を食べるなら選択肢のひとつ
カカシ(案山子)ではない。アラコと読むが店名の由来は知らない。
定宿は観光通り電停界隈と決めているがこことはくしか本店が一番至近の有名店。
電話予約は必須の人気店で基本的には刺身を楽しむのが良いと思う。
名物の魚(鰤)のモツ煮は塩と薄い醤油にしょうがが効いていて酒のアテに最高。これは飽きない。
天ぷらは食べていないがカウンターで見ていると結構なオーダーが出ていて良さそうだ。
ただ、
アラ煮だけはダメ。鮮度が?だし下処理が悪いのか臭いが気になり半分以上残した。
魚料理が看板とも言える店でこれは無いだろう。
カウンター内の大将ら3,4名の板前は開店と同時にてんてこ舞いだが手際は流石。
ただ観光客慣れしているのか、給仕の対応がやや粗く、18〜21時のカウンターや通路脇は忙しなく感じると思う。
その辺りを考慮の上で選択されると良いだろう。
★名物の魚モツ煮
サラシクジラはヌタで
★おばいけ:サラシクジラとも言う。熊本でいう一文字ぐるぐる(葱)が添えられる
★ブリブリのヒラス
(鰤)モツ煮は生姜が決め手
アジ、〆鯖、鯛
ヒラス、タイ、〆サバ、アジ
▲これはいただけないアラ煮
ヤケド注意!揚げ身
長崎のスーパースター
2020/04/16 更新
長崎おでんを摘んでからの2軒目はこちら。
初手からこちらで、と言いたいけれど予約困難な当店の狙い目は第一段が引いて入れ替わる20時前後。
ただしネタ切れのリスクはあり。
この日のヨミはドンピシャリですんなり受け入れてもらいました。
(それでも前半の多忙さの余韻は残ってました)
杵の川のぬる燗のあと壱岐ゴールドを1本いただき、本日初の刺身などをお願いします。
刺し盛り(ヒラス、アジタタキ、〆さば、イワシ) 口にする前でも箸で摘んだ瞬間にビビッときます。この日は最高のネタがいただけて最高!一口ごとに唸るしかありません。
イワシ天 刺身の鮮度で確信して天ぷらを注文。ホクホクの美味さに昇天しそう。
おばいけ クジラの尾びれ部分を茹でて水にさらすのでさらし鯨とも言いますが、豚バラの脂身を茹でたような見た目とシャクっとした食感に鯨らしい味がじんわり。ヌタで食べると引き立ちます。
すり身揚げ 言わずもがなの美味さ。すり身100%のプリプリ感は何度食べても唸るしか無い。
クジラのスジポン 少しおばいけ感はありクジラらしい味が好きな人には堪らない味。
なぜか納豆巻も。炭水化物が欲しくなったのでしょう(笑)
メニューの写真はNGなのですが値段は実に良心的。
刺し盛りは1,600円から。ヒラス、真鯵、イワシ、鯖、烏賊、蛸、栄螺は基本的に常備。
季節ものは別掲であるので相談すればいいだけ。
焼き物・煮ものも同じ素材、ぬた、天ぷらも豪快(対馬穴子と海老は人気あります)
長崎らしい充実度を誇るのはクジラ。
おば(おばいけ)は亡父の酒の友でしたが、都内だと冷凍臭さが鼻についてとても喰えたものではないものが
見事なものが楽しめます。ヌタ(酢味噌)で食べるのが一番。
さえずり、ベーコン、ひろ(腸)、尾の身、スジポンなどが揃います。
長崎の海の底力をつくづく感じた大満足の夜でした。
(昔からサービスは雑華ないので相性はあるかも)