5回
2024/05 訪問
進化が止まらない、和を纏った革新的フレンチは〝京の都〟にあり☆
京都、北大路橋東詰めにある【middle 】さんを訪ねました。
〝賀茂川〟沿いの、イタリア領事の瀟洒な旧私邸をリモデルした素敵なフレンチです。
✴︎イタリア大使館だったり領事館と記載される方が多いので正確に記述します。
なお、鴨川でなく、賀茂川です。
初めて伺った2022年2月には、食べログ評価〝3.1〟ほどでしたが、今では3.88と
高評価となり、週末の予約はかなり困難になってきています。
オーナーシェフの藤尾氏は、プロモーションにはほとんど興味を示されず兎に角、
シェフは黒子に徹して、ダイニングはお客さま同志が料理を通じて会話を楽しみ、
居心地の良い空間にして貰いたい一心とのことです。
流行りのライブ感あるカウンターメインのレストランにしなかった由です。
シェフとの距離が近くライブ感あるカウンターも、もちろん、私は大好きです。
藤尾シェフの経歴がまた〝激レア〟さんで、氏は、高校1年生から英国に留学、
仏パリの大学に入って、ビジネスマンになることを考えていました。
転機はパリの二つ星〝パッサージュ53〟佐藤シェフの元でバイトを始めて料理の
奥深さに目覚めたこと。
世界Bestレストランに輝いたマウロ氏率いる仏マントンの三ツ星『Mirazur』での
経験を糧に2016年RED U-35ゴールドエッグ受賞、2018年には「サンペレグリノ
ヤングシェフ」で、日本人初優勝を果たすという経歴も特筆です。
ただ、日本人シェフとして、一層飛躍するための壁を感じつつ試行錯誤されフレンチ
を極め止揚するには和食、即ち日本の心を学ぶ必要を感じて和久傳出身〝木山〟さん
の門を叩きました。
木山大将の薫陶を受けたことが〝middle 〟の独創的な和を纏ったイノベーティブな
フレンチのオープンに繋がったのだと思います。
仕事終わりには、毎日のようにおふたりで食事に出掛けて語り合ったそうです。
今回の料理も唸る美味しさに感動です。
流行りのイノベーティブフレンチには何軒か伺っていますが、エモ言われぬ一品一品の
お料理に感動です。
毎回、料理とソースは異なる内容で、しかも完成度が高く、引き出しの多さに驚かさます。
初めて口にする料理なのに、食べ進めるうちに新しさと懐かしさの融合した旨みがじんわり
と沁みてきて、至高の境地に誘われました。
ご馳走さまでした☆
次回の予約は9月末です。
今から心待ちにしています。
◎昼夜共に22,000円(税抜)のおまかせコースのみです。
ご馳走さまでした☆
雲丹、潤菜☆
烏賊☆
クワイ芋☆
鱒☆
バスクソーセージ☆
絶品アスパラソースをかけます☆
美味極上☆
島鯵☆
グリーンアスパラに生ハム☆
中にはハンバーグ☆
チーズを追加☆
デザートはテラスで頂きます☆
出来立てフィナンシェが極旨☆
新婚中田さんのワインペアリングも素晴らしい☆
素晴らしい眺め☆
ランチ・ディナー共に2組のみの贅沢な空間☆
徳八本也さん近くの上御霊神社のお祭りの山車が賀茂川沿いを丁度通って行きました☆
賀茂川の流れは絶えずして。。。☆
2024/09/12 更新
2023/12 訪問
毎回進化するお料理に、感動が止まらない。。。☆
京都北大路橋東詰め、賀茂川沿いのイタリア領事の瀟洒な旧私邸をリモデルした素敵な
フレンチレストラン【middle 】さんに3度目の訪問です。
この日は〝るるママのバースデー〟お祝いフルーツを藤尾シェフからプレゼントして頂
きました。
オーナーシェフの藤尾氏は、高校1年生から英国に留学、仏パリの大学に入ってビジネ
スマンになることを考えていました。
転機はパリの二つ星、パッサージュ53でバイトを始めて料理の奥深さに目覚めたこと。
世界Bestレストランに輝いたマウロ氏率いる仏マントン『Mirazur』での修業経験を
持ち、2016年RED U-35ゴールドエッグ受賞、2018年には「サンペレグリノ ヤング
シェフ」で日本人初優勝を果たすという経歴も特筆です。
更なる飛躍を期して、NYのレストランに出向こうとした時に、コロナ禍で断念せざる
を得ない状況に落ち入りました。
その苦境の中で、試行錯誤して、日本人がフレンチを極め止揚するには和食、即ち日本
の心を学ぶ必要を感じて、和久傳出身〝木山〟の門を叩きました。
木山大将の薫陶を受けたことが〝middle 〟の独創的な、和を纏ったイノベーティブ
フレンチのオープンに繋がったのだと思います。
《毎回進化するmiddle藤尾シェフ渾身のメニューです。》
◎セコ蟹と百合根の団子、蛤出汁スープ
◎カリフラワー、スペインソーセージ、アオリイカ、スペインソプラサーダソース
◎白カジキマグロのタルタル、原木椎茸、卵黄と胡麻油、自家製山椒オイルのソース、絶品
◎縮緬キャベツ、クエ、菊芋、トリュフ
◎白甘鯛、葱ソースのお粥、昆布出汁、玉葱麹に葱ワサビ、本邦初サーブ、最高☆
◎タラの白子フリット、水キムチ出汁ソース 山葵菜
◎京たんくろ和牛 短角牛を母に黒毛和牛を父に持つ京都生まれの京都育ちの和牛で旨味の
強い赤身肉と口溶けの良いサシを兼ね備えた逸品の牛
◎チーズ盛り合わせ(追加オーダー)
◎デザート、洋梨、ジンジャーワイン、ウイスキー
◎米粉と黒糖のフィナンシェ、コーヒー
●ワインと日本酒のペアリング
今回も唸る美味しさに感動です。
流行りのイノベーティブフレンチには何軒か伺っていますが、藤尾シェフのエモ言われぬ
一品一品のお料理は素晴らしいです。
毎回、料理とソースは異なる内容で、しかも完成度が高く、引き出しの多さに驚かさます。
初めて口にする料理なのに食べ進めるうちに新しさと懐かしさの融合した旨みがじんわり
沁みてきて至高の境地に誘われました。
ご馳走さまでした☆
次回の予約は5月です。
今から心待ちにしています。
2024/05/27 更新
2023/06 訪問
京都北大路〝賀茂川〟沿い、独創的フレンチに再訪です☆
京都北大路橋東詰め、賀茂川沿いの瀟洒な伊領事の旧私邸をリモデルした素敵な
レストラン【middle 】さんを再訪しました。
こちらの藤尾シェフは大阪吹田出身で、高校1年から英国に留学、仏パリの大学に
入って、ビジネスマンになることを考えていました。
転機はパリの二つ星、パッサージュ53でバイトを始めて料理の奥深さに目覚めた
ことでした。
世界Bestレストラン1位、ミシュラン三つ星、そして世界No.1シェフに輝いた、
マウロ氏率いる仏マントン『Mirazur』での修業経験を持ち、2016年RED U-35
ゴールドエッグ受賞、2018年には国際コンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ」
で日本人初優勝を果たすという経歴も特筆です。
更なる飛躍を期して、NYのレストランに出向こうとした時に、コロナ禍で断念せざ
るを得ない状況に落ち入りました。
その苦境の中で、試行錯誤して、日本人がフレンチを極め止揚するには和食、日本の
心を学ぶ必要を感じて、和久傳出身〝木山〟の門を叩きました。
木山大将の薫陶を受けたことが〝middle 〟の独創的な、和を纏ったイノベーティブ
フレンチのオープンに繋がりました。
流行りのイノベーティブフレンチには何軒か伺っていますが、藤尾シェフのエモ言わ
れぬ一品一品のお料理に感動しきりです。
前回伺った時の料理とデザート以外は全て異なる料理で、抽斗の多さに驚きます。
初めて口にする料理なのに食べ進めるうちに新しさと懐かしさの融合した旨みに今回
も唸りました。
ご馳走さまでした☆
前菜の蓴菜と蛸のガスパチョ☆
青森産鰻が素晴らしい☆
見た目は正に和食ですが☆
火入れが素晴らしい☆
7種の野菜☆
熊本産和牛☆
俊英のサービス中田さん☆
感動の再訪です☆
イタリア領事の元私邸をリモデルされた素敵な建物が目を惹きます☆
賀茂川の流れは絶えずして。。。☆
北大路橋を渡ってmiddleさんに向かいます☆
2024/03/05 更新
2023/02 訪問
京都賀茂川のほとりに和を纏った独創的フレンチがオープン、シェフの秘めたオーラに並々ならぬ可能性を感じて。。。☆
京都北大路にオープンしたフレンチ【middle 】さんを訪ねました。
結論から申し上げると、素晴らしいの一言に尽きます。
(もちろん、味覚は千差万別でノリニャーノの独断、素直な感想です)
こちらのオーナーシェフ藤尾康弘氏は、1987年大阪吹田生まれで、高校1年から英国に留学、
フランス、パリの大学に入ってからも財務を勉強して、ビジネスマンになることを考えていた
そうです。
転機は、パリの二つ星、佐藤シェフのパッサージュ53でバイトを始めて料理の奥深さに目覚
めたことでした。
世界ベストレストラン1位で、ミシュラン三つ星、そして世界No.1シェフに輝いたアルゼン
チン人シェフ、マウロ氏率いる仏マントン『Mirazur』での修業経験を持ち、2016年「RED
U-35」ゴールドエッグ受賞、2018年には、国際コンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ」
で日本人初優勝を果たすという経歴も特筆です。
そして、更なる飛躍を期して、NYのレストランに出向こうとした時に、コロナ禍で断念せざ
流を得ない状況と、日本人がフレンチを極める上で止揚するには和食、日本の心を学ぶ必要を
感じて、和久傳ご出身、京都和食店をリードすることを嘱望される若手の大将〝木山〟さんで
の研修が、こちら〝middle 〟さんの独創的な、和を纏ったイノベーティブフレンチのオープン
に繋がったのでしょう。
◆この日戴いた、お料理ラインアップ、チーズ追加、ワインペアリング、食後酒(68,160円/2人)
○天王寺蕪、蕪のピューレ、蕪の葉の自家製オイル、
この蕪のオイルの旨味に衝撃を受けました。
●ヒラメ、鰹菜、花山葵菜、タマリンドソース、
見た目は正に和食ですが、ソースと合わせると唸る美味しさです。
○縮みほうれん草、春キャベツ、アミカサダケ、雲丹
アミカサダケの食感と旨みが秀逸です。
●芥子菜、スグキの漬物、猪肉
ジビエは苦手なのですが、こちらの猪はとても食べやすかったです。
○福井産鮑のフリット
こんな美味しい鮑の天ぷらは初めての美味しさです。
●行者ニンニク、蕗のとう、アボカドソース、桜鱒
桜鱒の旨味を際立てるソースが秀逸です。
○牛ランプ肉
柔らかくて旨味十分のランプ肉です。
●スフレ
スフレ好きには嬉しい、オーセンティックながらこだわりを感じる美味しさです。
○追加のチーズ
●日本酒含むワインペアリング
○食後酒
食後に藤尾シェフと暫しお話させて戴きましたが、プロモーションには全く興味を持た
れず、兎に角シェフは黒子に徹して、ダイニングはお客様同志が料理を通じて会話を楽し
んで、居心地の良い空間にして貰いたい一心とのことでした。
流行りのライブ感あるカウンターメインのレストランにしなかった由です。
秘めたオーラを感じられるシェフと話していると、最近よくテレビに出てられるイェール
大学の成田氏を彷彿とさせました。(シェフは顔出しNGとのことでご参考まで)
帰路、北大路に出るまでシェフと俊英のサービス中田さんがお見送りしてくださいました。
すぐ近くの予約してあった450年の歴史ある御〝ちまき〟司、川端道㐂さんに立ち寄って
感動冷めやらない中で、名古屋に戻りました。
次回の予約も早速取らせて頂きました。
ご馳走さまでした☆
京大卒の俊英、素晴らしいサービスされる中田さん☆
デザートと食後酒はテラス席にて☆
イタリア領事の元私邸をリノベーションされてます☆
重厚な門☆
西側から見たmiddleさん☆
賀茂川を渡ります☆
北大路橋東詰のmiddleさん☆
2024/03/03 更新
京都 北大路橋東詰めに佇む、【middle 】さんを訪ねました。
先日伺った和食『ひがしやま司』さんと同じ5回目訪問のお気に入りレストランです。
〝賀茂川〟沿いの、イタリア領事の瀟洒な旧私邸をリモデルした素敵な一軒家フレンチ。
✴︎イタリア大使館だったり領事館と記載される方が多いので、正確に記述します。
なお、鴨川でなく、賀茂川です。
オーナーシェフの藤尾氏はプロモーションにはほとんど興味を示されず、兎に角シェフは
黒子に徹して、ダイニングはお客さま同志が料理を通じて会話を楽しんで、居心地の良い
空間にして貰いたい一心とのことです。
流行りのライブ感あるカウンターメインのレストランにしなかった由です。
◎シェフとの距離が近く〝ライブ感あるカウンター〟も、もちろん、私は大好きです♪
藤尾シェフの経歴がまた〝激レア〟さんで、氏は、高校1年生から英国に留学、仏パリの
大学に入って、ビジネスマンになることを考えていました。
転機はパリの二つ星〝パッサージュ53〟佐藤シェフの元でバイトを始めて料理の奥深さに
目覚めたこと。
世界Bestレストランに輝いたマウロ氏率いる仏マントンの三ツ星『Mirazur』での経験を
糧に2016年RED U-35ゴールドエッグ受賞、2018年には「サンペレグリノヤングシェフ」
で、日本人初優勝を果たすという経歴も特筆です。
ただ、日本人シェフとして、一層飛躍するための壁を感じつつ試行錯誤されフレンチを極め
止揚するには和食、即ち日本の心を学ぶ必要を感じて和久傳出身〝木山〟さんの門を叩きま
した。
木山大将の薫陶を受けたことが〝middle 〟の独創的な和を纏ったイノベーティブなフレンチ
に繋がったのだと思います。
仕事終わりには、毎日のようにおふたりで食事に出掛けて語り合ったそうです。
◆この日の藤尾シェフ渾身の料理のラインアップです。
○白茶
身体をクールダウンさせるお茶からスタートです。
●秋刀魚
炙った秋刀魚を、金時草、蔓紫、オクラで和えて秋刀魚の肝と枝豆ベースのソース
で絡めた極上の前菜です。
●牡蠣(るるママはカキアレルギーのため、月日貝をセレクト)
ヘシコのクリームで覆われた三陸産カキの旨みが素晴らしいです。
●牡丹エビ
色鮮やかな、正に芸術的な逸品は、クスクスや茄子のピューレなどの野菜サラダを
纏った深みある甘さのボタンエビです。
●鱧
フリットしたハモに冬瓜をすりおろした鶏出汁スープが素敵なハーモニーを奏でます。
付け合わせの発酵生姜と梅肉も秀逸です。
●メヌケ
カサゴの一種であるメヌケは初めて食べましたが、プルプルの白身に、焦がしバター
とアーモンドのソースが絡んで、抜群の旨味に唸ります。
●鰻
炭火焼きされた琵琶湖産の天然鰻は、皮はパリッと、身はフワトロの絶妙な焼き加減
で、奈良漬と牛蒡のペーストと相俟って、美味しさが口の中で回遊します。。。
赤ワインでコンポートされた無花果も凝縮感が素晴らしいです。
●和牛
千葉産椎名牛はジャージー牛と黒毛和牛の交雑種の逸品で、大徳寺納豆と焦がし玉葱の
ソースに絡んで格別の旨みです。
愛知産銀杏も旨味が凄い。
●松茸
香ばしい松茸のお粥に、熟成花山椒が効きます。
◇薩摩芋
デザートは、仄かに甘い紅ハルカのプリンにコクのあるカラメルソースがおいしい。
◇エスプレッソコーヒーと焼立てフィナンシェ
◉日本酒とワイン各種
今回の料理も唸る美味しさに感動です。
流行りのイノベーティブフレンチには何軒か伺っていますが、エモ言われぬ一品一品の
お料理に感動です。
毎回、料理とソースは異なる内容で、しかも完成度が高く、引き出しの多さに驚かさます。
初めて口にする料理なのに、食べ進めるうちに新しさと懐かしさの融合した旨みがじんわり
と沁みてきて、至高の境地に誘われました。
ご馳走さまでした☆
※店名の〝middle〟とは、自然が刻々と姿を変える一瞬の『間』のことを意味するそうです。
藤尾シェフは、その日出会う食材に思いを重ねます。
閃きから創作する料理は、想像と驚き、そして感動を与えてくれます。
◎昼夜共に22,000円(税抜)のおまかせコースのみです。