nyanco1979さんが投稿した鮨 麻生(東京/末広町)の口コミ詳細

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にゃんこ

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鮨 麻生末広町、御茶ノ水、秋葉原/寿司

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0


一貫ごとに感動。30年の技が光る「鮨 麻生」のおまかせコース

末広町の喧騒から少し離れた静かな通りに、ひっそりと暖簾を掲げる「鮨 麻生」があります。

店内に足を踏み入れた瞬間から伝わってくるのは、30年ものあいだ“旨い寿司”を追い求めてきた大将の矜持と情熱です。

今回いただいたのは、旬の味覚をふんだんに盛り込んだ「おまかせコース」(15,000円)。

料理や握りの一貫一貫に、大将の技が込められており、そのたびに感動が押し寄せてきました。

たとえば、あん肝は低温調理によってねっとりとした食感に仕上がっており、口に入れた瞬間に濃厚な旨みがなめらかに広がります。

続く白子ポン酢はふんわりと軽く、その中に感じるまろやかな甘みと爽やかな酸味のバランスが絶妙。

細やかな包丁目が美しいアオリイカ、
昆布の旨みがじんわりと染み込んだアラの昆布締め、そして、赤貝のしなやかな歯ざわりと、ふわっと立ち上る磯の香り。

どのお料理からも、「素材」と「技術」が対等に存在していることが感じられ、美しく洗練された一品でした。

なかでも特に印象に残ったのは、冷凍処理を一切していない“生”のノルウェー鯖を使用した「サバヌーヴォー」。
バッテラ昆布で丁寧に包まれたその握りは、まろやかで奥行きのある味わい。まさに“今この瞬間だけの美味しさ”。
思わず「こんな鯖、食べたことがない」と、心の中で何度もつぶやいてしまう自分がいました。

終盤に登場する穴子やカステラ玉子焼きに至るまで、一切の妥協がなく、最後の一貫まで感動が続きます。

締めには、濃厚なとろタク巻きと、香り豊かな海苔の味噌汁が登場し、心も舌も存分に満たされました。

お酒のラインナップも素晴らしく、
三重の「作(ざく)」や山口の「獺祭」など、料理と相性のよい純米大吟醸がそろっています。
それぞれのお酒が、握りの余韻をより豊かに引き立ててくれました。

カウンター越しに見る大将の所作は、静かでありながらも力強く、美しささえ感じられます。
「晩酌をしながら、翌日のネタを考えるんですよ」
そう微笑む姿には、職人としての情熱と探究心がにじみ出ていました。

完全予約制のお店ですが、電話はなかなかつながりにくいそうです。
それでも「しつこくかけてもらえれば大丈夫ですよ」と、応えてくださいました。

末広町に、こんな“本物”があると知ると、心が高鳴ります。特別な日に、心からおすすめしたい名店です。

2025/12/08 更新

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