nyumataさんが投稿した美かさ(神奈川/宮崎台)の口コミ詳細

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掲載保留美かさ宮崎台、宮前平/天ぷら

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  • 夜の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

一度は体験したい、カウンターで頂く名店の天麩羅

2016年12月12日(月):おまかせコース11000円x2名+プレミアムモルツ中瓶700円+消費税(8%)=24510円(10円未満切り捨て)

この年11月上旬、委員を務めている某国際会議のレセプションで名店・京都「圓堂」(八坂ではなく岡崎邸でしたが)の天麩羅を頂ける絶好の機会がありながら、諸事情により泣く泣くあきらめる羽目に。そこでこちらのお店を自腹リベンジで予約しました(笑)。当初は11月上旬の週末ねらい、次に年内の週末ねらい。いずれも予約一杯で叶わず。最後は「年内なら平日でもOK」と尋ねたところ、この日のみ空いていたようで予約できました。ご存じの通り、こちらは夜営業のみ、かつ客9名x2部で2時間入れ替え制。遅い方の19時半-21時半の枠を、妻とともに2名で予約しました。

早めにお店についてしまい、しばし店外で待機。19:20、前枠のお客さんがおおかた退店したタイミングで引き戸を開けて入店。たたきで靴を脱いでスタッフの女性に上着を預け、店内向かって右側の控え部屋に上がり、掘りごたつテーブルに置いてある「味の手帖」バックナンバーを眺めながら待機。後半枠予約の客9名が揃った19時半過ぎ、店内向かって左側にあるL字カウンター席に案内されました。大きめの手荷物を玄関側の棚に納めて着席。まずは飲み物の注文を促されます。妻とプレミアムモルツ中瓶1本を仲良くシェアすることにして注文。乾杯しながら店主の調理開始を待ちます。

0. お造り(カンパチとマグロ)
天麩羅を頂く前に、まずはこちらを堪能。コリコリ・プリプリの新鮮なお刺身を頂いて、期待がますます高まります。

~天ぷら13種~
いよいよ天麩羅の幕開けです。妻と私はカウンターの右端。ここからは直径60cm程度有る揚げ鍋での調理や、前段階の小麦粉・衣つけ作業が(少し背伸びすれば)よく見えます。なおカウンターの左側は、まな板でのタネの包丁さばきが見える位置です。揚げたての品々は右端の我々から順にカウンター上にある各自の青い大皿上に載せられますので、なかなかよい席でした。無口な店主からは、各天麩羅の提供時に何をつけて頂くかのお薦めコメントがあります。それも()で下記に記載しました。

1. 栗、銀杏、海老頭、むかご(塩で)…栗は丸十(薩摩芋)のように甘く、大ぶりのギンナンはホクホク、海老頭は香ばしく、むかごは素朴な味わい。
2. 海老(塩で)…半生の海老は甘みがよく感じられ、早くも格の違いを見せつけられます。
3. 海老(海老味噌付き)(塩で)…頭側に黒褐色の海老味噌がついています。海老味噌が何とも言えず旨い!
4. アスパラ(塩か、天つゆで)…2本提供されたので、それぞれ塩と天つゆで。素材のジューシーな旨みを堪能。
5. メゴチ(塩か、天つゆで)…目の前で生きたメゴチをさばいて天麩羅に。新鮮な身は淡泊で美味。2分された身を塩と天つゆ両方で試しました。
6. 椎茸(酢橘をかけて塩で)…これに限らずさらりとした薄衣。素材のジューシーな旨みを堪能。
7. 鱈の白子(天つゆで)…コクのある芳醇な味わい。調理時に鱈の白子だと思ったけど「白子」とだけ言われたので、店主に確認。
8. 甘長唐辛子(天つゆで)…こちらのみ、妻と会話しているうち、写真を撮る前に食べ始めてしまいました(^^; 辛さゼロです。
9. ハゼ(天つゆをハゼのくぼみの中にすくい入れて)…レンゲ様のハゼの中に天つゆを入れ、さくさく感・天つゆとの一体感の両方を味わう。
10. 山牛蒡(天つゆで)…根菜の豊かな香りと滋味を堪能
11. 牡蠣(提供の品に大根おろしをのせて酢橘をかけ、最後にトリュフ入り塩を店主にかけて頂く)…このトッピング順が重要。美味!
12. 人参(天つゆで)…根菜の豊かな香りと滋味を堪能
13. 穴子(大根おろしたっぷりの天つゆで)…このお店のメインディッシュ。新鮮な穴子9匹を順に目打ちして捌くところからじっくり拝見。他の天麩羅とは配合を変えた衣をたっぷりつけて揚げます。店主提供時に金属の菜箸で裂く時にバシッとはぜます。カウンター上の大皿から飛び出すことも!

~〆~
14. 小海老と小柱のかきあげ天丼(ないし天茶)、赤だし、香の物…卵をつなぎに使ったかき揚げの上に柚子皮が載った、お茶碗一杯分のミニかき揚げ天丼。タレまで味わい尽くしました。
15. 洋梨の天ぷら(生クリームとシャーベットがけ、柚子皮のせ)…シャーベットが溶けないうちに天麩羅とのマリアージュを堪能。

おまかせコース終了の余韻に浸りつつ、食事開始から最後まで冷めては入れ替えられる玄米茶・のち緑茶をのんで、支払いを済ませ、退店。
妻曰く「こんな体験、一生に一度だね」との食後感。それも納得。とはいえ、何か大きな記念ごとがあれば、ぜひまた訪れたい名店です。

  • お店入り口の引き戸

  • お店入り口の屋号札

  • 玄関たたきの掛け軸

  • 控え部屋の生け花

  • 厨房を囲うカウンター席

  • 厨房奥の生け花

  • 0. お造り(カンパチとマグロ)

  • 1. 栗、銀杏、海老頭、むかご(塩で)

  • 2. 海老(塩で)

  • 3. 海老(海老味噌付き)(塩で)

  • 4. アスパラ(塩か、天つゆで)

  • 5. メゴチ(塩か、天つゆで)

  • 6. 椎茸(酢橘をかけて塩で)

  • 7. 鱈の白子(天つゆで)

  • 8. 甘長唐辛子(天つゆで)

  • 9. ハゼ(天つゆをハゼのくぼみの中にすくい入れて)

  • 10. 山牛蒡(天つゆで)

  • 11. 牡蠣(提供時)

  • 11. 牡蠣(大根おろしをのせて酢橘をかけ、トリュフ入り塩をかけて)

  • 12. 人参(天つゆで)

  • 13. 穴子(大根おろしたっぷりの天つゆで)

  • 14. 小海老と小柱のかきあげ天丼、赤だし、香の物

  • 15. 洋梨の天ぷら(生クリームとシャーベットがけ、柚子皮のせ)

2025/03/17 更新

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