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夜の点数: 4.6
¥15,000~¥19,999 / 1人
詳細
料理・味 4.6
| サービス 4.2
| 雰囲気 4.2
| CP -
| 酒・ドリンク -
昼の点数: 4.6
¥8,000~¥9,999 / 1人
詳細
料理・味 4.6
| サービス 4.2
| 雰囲気 4.2
| CP -
| 酒・ドリンク -
[ 料理・味4.6
| サービス4.2
| 雰囲気4.2
| CP-
| 酒・ドリンク- ]
[ 料理・味4.6
| サービス4.2
| 雰囲気4.2
| CP-
| 酒・ドリンク- ]
絢爛かつエレガントなオーストリア料理
オーストリア ハム
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前菜
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ウィーン風コンソメ
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梅山豚の煮込み
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スパークリングワイン
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シャルドネ100%
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クレープ・アイスクリームに苺ソース
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ウィンナコーヒーの先祖
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2008/12/16 更新
ツッカベッカライ カヤヌマのお隣にあるオーストリア料理の店。
オーストリアで料理のマイスターを取得された神田真吾氏のお店。
ちなみに、店名のK.u.K.(カーウントカー)とは、皇帝と国王というドイツ語表記の頭文字。
とにかく、オーストリア料理とオーストリアワインにどっぷり染まったDeepな店である。
店内は、石とガラス、鏡を使った壮麗かつシックな雰囲気。
天井のシャンデリアは、ハプスブルグ王宮のボールルームに設置されているものと同じロブマイヤー社製のもの。
テーブルにセットされているグラスも、同様にロブマイヤーのもの。カトラリーはベルンドルフ(Berndorf)社のものである。もちろん、オーストリア製。
さて、今日はランチについてレポート。
ランチコースは1種類で4800円。
前菜は共通で、スープ2種、メイン3種の中からそれぞれ1つ選ぶプリフィクスとなっている。
私は、これに、オーストリア製法の生ハムを追加、スープはウィーン風コンソメ、メインは梅山豚の煮込みをお願いした。
そして、何よりの楽しみが、オーストリアワイン。
最近、ちょっとオーストリアワインを飲む機会が増え、かなりはまりつつあります。ざっくり言えば、ドイツワインよりも遥かに繊細で、原則的に辛口のみである。
まずは、スパークリングワインをいただく。
ヴィンテージは2002年。4種類くらいの葡萄のブレンドだそうな。50%くらいがシャルドネ、他ピノノワール、ピノグリ、あと忘れた...
冷涼な土地で作られるせいか、非常に繊細でエレガント、ミネラル感のあるもの。
シャンパンとともに出されたのが、すごく繊細なクラッカー。ベッカライカヤヌマの焼きたて。ケシの実、胡椒、ナッツの味3種。特にナッツとスパークリングワインがよくあう。
また、このワインとハムの組あわせがすばらしい。
ハムの肉質とか焼き方なのか、こういうものを日本で食べたことはなかった。
豚は、栃木かどこかの契約農家のもの。品種まではわからなかった。焼き方は、オーストリアの伝統的な手法で、日本ではおそらくこの店だけではないかとのこと。とにかく、薫り高くジューシーである。
マスタードソースは、メープルシロップとホースラディッシュで味付けされており、抜群の相性だった。
前菜は、サーモン、チロル産ハム、梅山豚の黒大蒜ソース、牛三筋肉のボイルの盛り合わせ。味のポイントはかぼちゃの種である。
これにあわせて、白ワインをグラスでいただく。これはシャルドネ100%だが、非常に力強い。
ウィーン風コンソメのウィーン風というのは、かなりコンソメに脂が浮いていて肉の出汁をしっかりとっているということのようである。浮身が、ハーブ入りのクレープみないものを千切りにしたもの。結構ボリュームがある。
メインは梅山豚をローストし、赤ワインのソースで煮込んで仕上げたもの。びっくりするほど柔らかい。根菜類を細かくみじん切りにしたものがアクセント。また付け合せは、お団子みたいなものであった。(これは変わった味としっかりした歯ごたえ)
デザートはチーズの甘いソースをクレープで巻き、イチゴのソースをかけたもの。これは危険に甘い。
締めくくりは、ウインナーコーヒーである。しかし、いわゆるクリームではなく、普通のミルクをホイップし、そこにエスプレッソをたっぷり注いだものである。おいしい。
料理もワインと同じように、繊細である。そして、フランス料理とは別種の華やかさがある。
書き忘れたが、パンもベッカライカヤヌマのパンである。(焼きたて)
また、サービスのQualityも大変高い。席数に対し配置されているサービスマンは十分。礼儀正しいというより、かなりフレンドリーな感じである。
夜の部はいずれレポートするが、とにかくその魅力はオーストリアワインとのマリアージュに尽きる。まだまだオーストリアワインは未知の領域なので、by the glassで、各皿に最適なワインをサーヴしてくれるオプションは非常に参考になる。
また、最近のワイナートに確かオーストリアワイン特集があったので、それも必見である。
ちなみに、入り口にはウィーンのインペリアルホテルのワインケラーに眠っていたものを譲り受けたという曰くつきのワインが飾ってある。1938年オスベルガーのもの。