餓神さんが投稿した建仁寺 祇園 丸山(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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建仁寺 祇園 丸山祇園四条、清水五条、京都河原町/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2014/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5

おもてなしの極み

胎児死してしまった孫の七七日忌のお斎としてここにお願いしました。
子供を入れて総勢15名での訪店です。
酔っぱらう前に、まずは全員で記念写真。
料理は季節を映した会席です。
先付は鯉の洗い。辛子酢味噌に合いますが、鯉自身もあっさりで美味しいです。
五月盛りとして、海老の粽寿司、鯛の柏寿司、じゅんさい、うにと小芋です。
椀は穴子の吉野うちなるものです。しかし、外観はどう見ても鱧です。ただ、梅干しの味が強すぎて、本来のうまみたっぷりの汁出汁が隠れちゃっています。残念。
造りは、鯛、かつお、おおりいか。
焼物はますの南部焼き。これが今回一番美味しかった。ますに塗られて焼かれた味噌が甘くて、お店の冷酒と合うこと合うこと!
豆腐の田楽。なんと豆腐はきぬこしです。和風プリンです。実は亡き孫の蔭膳をいただいてもいいこととなり、そこに供えられていた田楽を先にいただいていたのですが、その田楽の方が美味しかったです。
炊合せは、筍、わかめ、はまぐり、麩、蕗。やはり一流料亭の炊合せは別世界です。美味しいです。
ご飯の前に、トマトや貝柱の生揚げが。
亡き孫の姉にあたる女児の孫は、なんとこのトマトを8ケもみんなから奪って食べてました。よほど美味しかったのでしょう。
ご飯はこの季節の定番、えんどう豆のご飯。3杯もいただいてしまいました。
亡き孫も生きて一緒に食べていればどれだけ楽しかったことかと、無念ですが、丸山さんの雰囲気や料理に少しの間、癒されました。
ありがとうございました。
そうそう、途中でご主人ではなく、女将さんがご挨拶にお越しいただき、亡き孫の遺骨に手を合わせ、”次は是非ともお祝い事でお越しいただきたく存じます”と。
そうありたいと思います。

(2010年11月のブログです)
再訪しました。
紅葉のライトアップで賑わう時期でもあり、値の張るここ丸山も大勢のお客さんで賑わっている。
今回は”これぞ日本食の極み”というお料理でした。
先付けは、カマス寿司や白和え等。特に、柿をくりぬきその中にきくらげの白和えが入っている逸品。周りの柿を削って混ぜていただくと、そりゃあもう最高に美味しい。
椀物は、ハモにご飯をくるんでちまき状態に蒸してある。丹波の松茸や野菜も美味しい。
造りはカツオと鯛。
焼き物はサワラの幽庵漬け。しょう油味にしている。ややしょう油が強く、サワラの味がしない。私は西京漬けの方がよかったなあ。
蕎麦。蕎麦自身もお出しも美味しい。
鯛のかぶと炊き。もちろん美味しいのだが、なにより感心したのは、いわゆる鯛の中の鯛がむなびれと見事にくっついているのである。炊けば形が崩れてしまうはずなのに。すごい技である。
八寸ならぬ三寸(もずく、ごま豆腐、しめじの和え物)、炊きこみご飯、水果(バナナのシャーベット、ブドウ、マンゴー、栗菓子)と続く。
なあ、素材にこだわった、心にも身体にも優しい料理です。
もちろん、若くてかわいい女性なのにおもてなしは最高。女将さんもご挨拶にお越しになる。

最後にご主人の丸山嘉桜(よしお)さんがご挨拶にお越しになり、”味付けではなく、味わいを目指しております”と。
なるほど、味は付けるものではなく、素材から湧き出るものだと。
奥深いお言葉です。

まさしく懐石の最高峰と思います。

(以下は2007年8月のブログです)
ついに祇園丸山に行きました。祇園の本店が休みでもあり、建仁寺の方が個室もいいとのことで、建仁寺に。折りしも、晩夏のすごい雷雨の中の訪店。店内にはいると、噂の畳の上のテーブル席。最初は違和感があったが、妻などは食事に集中できると大喜び。縁側近くに魚が泳ぐ水槽(といってもビーカー状の硝子球)が。今日いただく鮎と山女と。お口直しに飲ませていただいた梅酒、なんと美味しいことか。
八寸は蓮の葉に飾られた品々。鯛の子、押し寿司、ほおずきの中にもとうもろこし等。真ん中に無病息災と書かれた紙が入っている。箸置きが瓢箪型で、中に4ヶの瓢箪が描かれてあり、八寸の入れ物も瓢箪。つまり計6ヶの瓢箪。これで無病(六瓢)息災にかけているのだと。食前酒に玉乃光の竹酒なるものを出された。3日間竹の中に入れておくのだと。日本酒がわからない私にはもう一つピンと来なくて申し訳ない。
先付けは鮑のにこごり。底から山芋、鮑、にこごりで作ったゼリー、雲丹と積んである。にこごりの美味たるや言うこと無し。
椀物は鱧、冬瓜、麩。お出汁自身も最高に美味しいが、この鱧。淡路産とのことだが、口の中でとろける。こんな鱧を食べたことがない。仲居さんに調理法が違うのかと尋ねても、鱧自身が美味しいのだと。参りました。最高の逸品です。
向付けは、鯛、あおり烏賊、おおすけ。醤油かぽん酢でいただく。美味しいのだが、実はこの造りが今回で普通だった唯一の品。それ程、他が秀逸すぎた。
焼物は先ほどの鮎と山女。鮎は塩焼きに、山女はつけだれに。若い板前さんが外の縁側に置いてある赤鉢で焼いてくれる。しかも骨を抜いてくれる。もちろん頭からがぶりといただける柔らかさと美味しさ。仲居さんに”ささ、お熱い間に召し上がって下さい”と言われたが、ちょっといたずら心で、わざと冷えてからいただいたのだが、たれの山椒の香りも上品で柔らかい。いわゆる秘伝のたれにつけてあるのか。最後には海苔で巻いたお餅を焼いてくれる。たかが焼餅だが美味しい。
煮合せは加茂茄子と肉の暑気払い。もうお出汁の美味しいこと美味しいこと。しかも固く煮込んでいるはずの肉。それにもかかわらずトロトロ。こりゃよっぽど上等な肉だろうな。
酢の物3品を経て、いよいよご飯。鱧ご飯と。でも鱧は要らないほど、ご飯の味が最高。4杯もお代わりしてしまいました。おこげの所もとにかく上品。こんな美味しい炊き込みご飯を食べたことがない。最高です。漬物は茄子、胡瓜、鰯の梅漬け。
水菓子は、桃のコンポート(甘露煮とは言わなかった)、葡萄、メロンそして葛切り。いずれも非の打ち所がない。
最後に出されたお茶も塩の入った冷えたほうじ茶。食後の味覚や体調を塩が整えてくれるのだとか。
まあ、奇をてらうことなく、かつ工夫も凝らしてあり、すべてが最高の料理でした。
帰りのタクシーに乗ると香のいい香りが。服についた店内の残り香だろうか。入った時も、食事中も気がつかなかったが、粋な計らいに後から感服。
中でも一番はお世話をしてくださった仲居さん(お名前がわからず申し訳ない)。真に奇麗な女性で、お話も応対も最高に上品。若い仲居さんも可愛いだけでなく、真がしっかりしている。これだけのスタッフを整えての最高の料理。値段以上の価値はありました。死ぬまでにもう一度訪れたいと心から思いました。

  • 建仁寺 祇園丸山

  • 梅酒

  • 八寸

  • 鮑のにこごり

  • 鱧の椀

  • 造り

  • 鮎の塩焼き

  • 梅酒

  • 山女のつけだれ

  • 焼餅

  • 肉と加茂茄子の煮物

  • 酢の物

  • 香の物

  • 鱧ご飯

  • デザート

  • お抹茶と塩茶

  • しょうが湯

  • 先付け

  • 椀物

  • 造り

  • サワラの幽庵漬け

  • 蕎麦

  • 鯛のかぶと炊き

  • 鯛中鯛

  • 三寸

  • 炊きこみご飯

  • 水物

  • 添え膳

  • 粽寿司、柏寿司

  • 造り

  • ます南部焼き

  • 豆腐田楽

  • 焚きもの

  • トマト、貝柱

  • えんどう豆ご飯

  • 果実、わらびもち

2014/04/27 更新

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