餓神さんが投稿した高麗橋 吉兆 本店(大阪/北浜)の口コミ詳細

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高麗橋 吉兆 本店北浜、なにわ橋、淀屋橋/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2007/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

普通の極み

ついに吉兆高麗橋店、いわゆる本吉兆に行った。いや、連れて行ってもらった。約40名のグループ。今日が人生のピークかな。昨今、船場吉兆の不祥事があり、吉兆グループの存亡にかかわるほどの非常事態。しかし、ここは最高峰、そんな時にこそ悠然と構えているべきとでも言うのか、静寂の極みのような雰囲気。ビジネス街の高麗橋通に面しており、京都の店のような庭はなく、門を入るとすぐに玄関。綺麗なしかも落ち着いた仲居さんたちに誘導されて2階の大広間に。暗藍色の毛氈が敷かれてあり、一同コの字型にすわり、まずはお茶(玄米茶であった)をいただく。その広間には能舞台がある。続いてその部屋の正面にある宴会席場に誘導される。お香が焚かれており、緊張が一挙に落ち着く。
まずは乾杯用にビールが運ばれてきたが、なんとスーパードライの缶ビール。エッ~て感じ。それも一人1缶でもないのだ。まあいいや。
先付は小さな器に入っているが、小鯛すし、海老、くわい、セロリ、いくら等ちゃんと8種類が。しかも一つ一つなんと内容の濃いことか。さすがは松花堂弁当を普及させた吉兆であるとうならせる。
椀物はつくねとお餅。柚子の香りもいい。味は意外と可もなく不可もなく。
造りはまぐろと鯛。鯛は背を軽く炙っている。それよりも身がすごくコリコリして今まで食べてきた鯛とは別物。しかも身がばらばらになる感じ。切り方も違うのか。
焼物は蓮根と鰆(さわら)。蓮根には玉子の黄身がつめてある。鰆は普通だが、添えられた銀杏、格別に美味しい。
煮物はかぶら、生麩の揚げ物、青菜。やはり出汁が最高に美味しい。
止椀は湯葉のあんかけご飯。これももちろん美味しい。
水菓子はグレープフルーツなどのゼリー。
途中で女将が回ってきてくださったが、なあなんと上品な女性。この女将に会いに来るために訪れる客もおられると。
とにかく、どれ一つとして奇抜な料理はない。味も美味しいが、それだけで印象に薄い料理。
しかし、ここで下衆の勘繰りを。
この料理はいつでも、つまり毎日でも安心して喜んで食べれる料理なのだ。つまり飽きが来ない料理なのである。奇をてらう料理はいつか飽きが必ず来る。医食同源に結びつく料理でもある。本吉兆の料理は今までも、そしてこれからも揺るぎない日本料理なのであろう。
まさしく日本料理のスタンダードなのだ。

  • 本吉兆

  • 玄米茶

  • 先付

  • 椀物

  • 白ワイン

  • 造り

  • 焼物

  • 煮物

  • 赤ワイン

  • 止椀

  • 水菓子

  • ほうじ茶

  • 女将

2007/11/23 更新

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