餓神さんが投稿したアキュイール(大阪/南森町)の口コミ詳細

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閉店アキュイールなにわ橋、南森町、北浜/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2010/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

今が旬!

一言。 すばらしい! 参りました。 久しぶりに☆☆☆☆☆です。

とある大物先生の快気祝いの接待に便乗させていただいた。
アキュイール、難しい名前だし、知らないなあ。 地図を見れば、なんと”ちーず亭”の隣ではないですか。へ~、こんな所に有名店があるんだあ。さすがは大阪の法曹界の中心、西天満である。
久しぶりなので、御堂筋で車を降りて、老松通りをウロウロする。おお、セニアがある。久しぶりやなあ。しかし今日は寄り道は禁止。なんせ、ご一緒する先生は一言居士で、遅刻でもしたら一生言われそう。
信号で曲がって、う~ん、どこだ。ちーず亭の手前だからこの店だろう。入口のガラス戸に小さく”accueillir”って書いてあるだけで、老眼の私にはわかりにくいわかりにくい。
そもそもアキュイールってwellcomeってことでしょう。wellcomeされてねえなあ。
店内は数席だけで、すでにほぼ満席。さすがである。
席についてびっくり。すごいフワフワソファーでお腹が曲がってしまい、食事には良くない姿勢に。
おっ、テーブル席に本日のメニューが置いてある。これはブロガーの大いなる味方である。ゆっくりと話が聞けます。

一言居士の先生もお見えになり、さあ祝宴の開宴である。ピノノアールのシャンパンで乾杯。美味しい。

まずはアミューズの”生ハムのグリッシーニ”。普通は棒状なのに、平たくしてある。生ハムは中に混ぜてあるのだと。食べると、チーズクラッカーのような味。生ハムがよくわからない…。いきなり味覚オンチが爆裂か…。

続いてのアミューズは”紅ズワイ蟹のロワイヤル”。上にはかにから作ったエスプレッソ仕立てのスープ。香りも味も良く、すばらしく美味しい。

最初のアントレ(こういう言い方があるのかな?)として、香川県産ホワイトアスパラガスのババロアと鳥取県産の甘エビのクリュ。ホワイトアスパラガスも2種類の形式でババロア仕立てにしてあり、上にエビから作った粉末をかけている。まあ、凝りに凝ったり。豊中桜会状態。 味はまあまあだが、食感が摩訶不思議。初めての感覚。

続いてのアントレは十六穀米のリゾット。上には焼き筍と蛤と菜の花が乗っており、菜の花のソースが添えられている。鮮やかな緑である。味はそう蓼のような嫌味もなくあっさり。とにかく焼きおにぎり状態のリゾットが美味しいこと美味しいこと。

来ました。スペシャリテのフォアグラのミルフィーユ仕立て。これだけでもこの店に来る価値があるという逸品。確かに、ケーキのようにフォアグラを3層に積み上げて、上には食べられる花が添えてある。しかも、前には塩やリンゴのソルベやリンゴから作ったソースなるものが添えられている。パラパラふりかけられているのはトリフの粉か。
フォアグラをステーキなどで直球でいただくのとはまるで違う美味しさ。さすがです。もうここで脱帽状態。味覚オンチには書かれたメニューがないと理解不可能。
しかも2006年もののムルソーとのマリュアージュ、昇天しそう。

魚料理は高知県産アワビと福岡県産グリーンアスパラガス。両者がにらみ合う真ん中にはバルサミコとアルガンオイルと。食べている時はまるで無知だったが、帰宅して調べてみるとアルガンオイルとは”モロッコのゴールド”と呼ばれる高級植物油だそうだ。オリーブオイルよりいいのだそうだが、バルサミコに負けて影が薄かった。アワビは普通。そう、ここに来ると、最高級食材が普通になってしまう感覚麻痺が生じちゃう…。

お口直しはトマトのグラニテ。塩トマトだそうだが、トマト嫌いな私には普通のフルーツトマトがいいなあ。

メインはフランスのラカン産の鳩のロティ。コニャックのソースということだそうだ。しっかりとした肉でびっくりした。今まで食べた鳩はたいてい足の部分だが、こんなに大きな肉の塊としていただくのは初めてかな。鴨とも異なり、非常に美味しい。

チーズとしては、インカの目覚めの焼きチップスにウォッシュタイプのモンドールを垂らしている。チップスとチーズだけで最高で、蒸し物は不要と思う。

デザートは柑橘類とエルダーフラワーのジュレ 上には和三盆のカラメル焼き様のものがのっかている。割らないとジュレが食べられず、和三盆が結構強い味がして、ジュレの味がわからかった。味覚オンチだからなあ。

選べるデザートはピスタチオのスープとクレームショコラ をいただく。お皿にショコラが乗ってサーブされ、目の前で温かなピスタチオスープを注いでくれる。これまた鮮やかな色に圧倒される。味はそりゃあもう甘いのなんの。でもシアワセ。

最後のハーブティーも今までになく美味しいではないの。

主人公の先生もご満悦で、周囲もみんなホッと。お店のおかげです、ありがとう!

でも、どうなっているんでしょう、このお店。
昨年出版された大阪・京都のミシュランガイドで2つ星という評価はだてではありません。

今まで通った大阪のフレンチでも特筆すべきお店です。

是非とも近日中に再訪して、この印象が本物かどうかを確かめたい店でもありました。

  • アキュイール 生ハムのグリッシーニ

  • 紅ズワイ蟹のロワイヤル

  • ホワイトアスパラバスノババロアト海老のクリュ

  • 十六穀米のリゾット

  • フォアグラのミルフィーユ

  • 鮑とアスパラガス

  • トマトのグラニテ

  • ラカン産の鳩のロティ

  • モンドールトインカの目覚め

  • 柑橘類とエルダーフラワーのジュレ

  • クレームショコラ ピスタチオのスープ

  • ハーブティー

2010/03/06 更新

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