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夜の点数:5.0
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
匠の技
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エルブランシュ フォアグラ
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アミューズ 鴨の生ハム仕立て
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ホタテ三昧
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魔法のフォアグラ
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金目鯛のポアレ
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鴨のソテー
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アールグレイのクリームブリュレ
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チョコのパテ
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ハーブティ
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2011/03/01 更新
久々に☆5つに巡り合えました。店内のレイアウトは無視して、匠の技に惚れました。
久しぶりの東京ナイト。偶然にも妻も別件で東京に行くことになっており、ホテルの近辺で食事をしようと、この食べログで検索。
う~ん、”魔法のフォアグラ” 何これ?
場所は麻布十番。地名は知っているが大阪人にはよくわからない。
フォアグラ好きの妻へのゴマスリ兼ねて、ネットで予約して訪店。
タクシーの運転手も迷う麻布十番であることを体験し店の前に。
土曜の夜なのに周辺は意外と静かである。
エレベーターで5階に。
エレベーターの扉があくと、うっ、もう店内じゃない。
つまり店の扉がない。看板もない。
しかも右には大きくカーテンがかけらえ、店内もテーブル席はたった3つ。若い医師の団体(話の内容でわかった)、記念日らしい若い男女、そしてわれわれ夫婦。
これが有名な店????
まずは戸惑いからのスタート。
席について少々落ち着くと、これからいただくフォアグラを皿に乗せて運んできて見せてくれる。大きなフォアグラである。もちろんフランス産と。横にはこれまた大きなあまおう苺が。期待に胸ワクワク。
先ずはアミューズ。
鴨のささ身の塩漬け。サワークリームをつけていただく。 生ハムのようにしっかりと塩味をつけてあり、まさにビールが欲しくなる逸品。シャンパンを注文したのが失敗か。なぜかスペイン産のアーモンドが1ケ添えられている。
続いての前菜はサロマ湖のホタテの周囲をコヨリで巻いた小品。3ケあり、上には手長エビ、トマト、サーモンが乗っている。にんじんのジュレが添えられている。ソースはバジルをオリーブオイルで伸ばしたきれいな緑色。
和食感覚でいただける逸品。
さあ、魔法のフォアグラの登場である。目の前にサーブされた瞬間から辺りに漂う独特の香り。焼いてもなおかつ大きなフォアグラである。
シェリービネガーソースなるものとあまおう苺を焼いてでた果汁でいただく。
フォアグラをナイフで切ってびっくり。外はしっかりと焼けているのに中はまさしく液状。そう、パンに塗って食べれそうなほどトロトロ。ナイフで切るというよりナイフで区切っている感じ。
口の中での食感やお味はもちろん言うことなし。昇天しそう。
ソムリエからお話をうかがうと、これはフォアグラ自身の質よりもシェフの焼き方の技量が違うのだと。
お店の常連のとある作家が”魔法のフォアグラ”と命名したのだそうである。
フォアグラをそのまま食べるも良し、ソースと食べるも良し。すばらしい!
興奮も冷めやらぬうちに魚料理。
金目鯛のポアレ。
これがまたすごい。
何がすごいかと言うと、皮の焼き具合。
パリパリに焼いてある。まるで焼きノリ状態。しかし、身は程よく焼けている。
妻が焼き方を尋ねると、フライパンやオーブンではなく、鉄板で焼いているのだと。
これまたシェフの技量をこれでもかと見せつける。
メイン?の肉料理は鴨のソテー。もちろんビュルゴー家のシャラン鴨。こんなにビュルゴー鴨を日本で食べていいのかなあ。
妻いわく飼育されてるからジビエじゃないわね。
なるほど。
でもこの鴨、めちゃくちゃ分厚いのに、めちゃくちゃ軟らかい。やっぱり違います。
噛めば噛むほどジューシーな味が出てくる。
ソースもりんごとかぼちゃの2種類。特にりんごのソースを鴨に塗っていただくようソムリエのお勧め。
紫いもとさつま芋が添えられている。
デザートの1品目はアールグレイのクリームブリュレ。
うん、美味しい。
メインのデザートはチョコレートのパテに苺やフランボアーズやアイスクリームなどが乗った品。
カラメルソースで皿に曲線を描いてある。
これまた心から美味しい。
ソムリエの方が非常に気さくで、シャンパン、シャルドネの白、ボルドーの赤とワインをいただくが、そこには気取りもなく淡々と楽しくいただけるいい雰囲気がある。しかも料理についてもいろいろと教えていただけた。素晴らしい。
カーテンで壁を隠しており、その奥にはせり出したオープンキッチンがあるのだと。
そして通の客はその前のカウンターで食事をするのだと。
では、次回はカウンター席でのお食事としますか。
最後に小川智寛シェフが見送ってくださる。
意外なお若さにびっくり。
この人が匠かあ。