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はまぐりの茶碗蒸し
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繁桝
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前菜
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いとよりの椀物
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さよりの造り
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喜楽長
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とりがいの焼物
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豊潤
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おばけの酢の物
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いいだこ
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くちなしご飯
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桜餅
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煎り番茶
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超グルメなK氏を含めた男性5名でのお食事会。普段ならチノパン、セーターなんですが、スーツを着ての臨戦態勢。
ある意味、節目の食事会で、自然と気合が入ります。
場所は阿波座。まさしく都会の中心からはかなり外れた場所です。
店内はカウンター8席のみ。先客で男女2名が来られておいり、2組で貸し切りです。
カウンター内にはご主人の今村さんと奥さまと思しき美しい女性が。
カウンター苦手な私はめちゃくちゃ緊張。
泡がそれはそれは美しく整えられた生ビールで乾杯し、開宴です。
先付ははまぐりの茶碗蒸し。
蓋を開けると、上に添えられたしょうがの香りが香ってきます。程よい大きさのはまぐりが2ケ、茶碗蒸しの上に添えられています。すでに味付けもされており、美味しい。いきなり、前評判どおりの素晴らしい料理です。
前菜は海老や鯛の手まり寿司、豆腐の味噌漬け、う巻、うど、菜の花。
K氏が”八寸”ですかとご主人に問いますと
”八寸はそもそも山のもの、海のものを2種以上、8寸、すなわち24㎝の器に乗せてお出しする料理です。今回は器から考えて八寸ではなく、前菜と言わせていただいています”と。
おお、K氏に堂々と言い勝ちましたか。やりますなあ。
豆腐の味噌漬けがまさしくチーズみたい。
同行メンバーが”沖縄の豆腐窯みたいですね”と言うと、
”あれは豆腐を長時間泡盛に付けたのですけど、これはアルコールはありませんから”としらっと答える。
なかなか、食に関しての知識が豊富です。
K氏が冷酒を希望されたところ、繁桝なる福岡県八女の純米大吟醸、それも生酒を出される。
これがまた、口当たりがスッキリとして最初の食中酒として最高に美味しい。
これ以降、同じ繁桝の純米吟醸、滋賀の喜楽長、大分の豊潤と提供される。
そして、そのお酒のみならず、製造法や、K氏からの”十四代”や焼酎に関する質問にも、驚くような知識で返答をされる。
それも机上の知識ではなく、本当に体験した者でないと分からないような細かなことまで、何気なく話される。
いったい、この今村さんって、何者??
椀物はいとよりと三色のひし形の麩の白みそ仕立て。
いとよりがあたかも鱧の様で驚く。
造りはさより。
防風というセリの茎が添えられており不思議な食感を引き出す。
ここでまたK氏が、”このわさび、美味しいですね”と。
K氏もよほど楽しいのか、今夜はハイテンションである。
すると、”はい、このわさびは糸わさびと言って静岡の○○さんが生産しているんです。わさびとは思えないような値段ですよ”と。
う~ん、ハイレベルな会話についていけない。
焼き物はとり貝。
出された瞬間、K氏が”これ見てください。こんなの初めてですよ”とますます興奮状態に。
よくわからない私。確かに寿司屋で食べるとり貝より大きいが…。
”泉州沖のとり貝です。貝の先の方が鳥に似ているので、とり貝と言います。あまり上物なので、内臓を入れたまま焼きました”と。
そうか、いつもなら、貝は空洞である。今回はいわゆる内臓が入っている。
”とり貝って、元はどのような形をしているのですか”と私が尋ねると、今村さんはわざわざ貝を出してきて、ふたを開けて取り出してくれる。
貴重な上物なので、後でお隣のお客さんに出すのだろうかと、ハラハラする。
私は巻貝と思っていたが、二枚貝で、中身がこのような形をしているんだ。
水族館みたいに勉強になります。
酢の物は鯨の皮、いわゆるオバケである。茎野菜と酢味噌で和えてある。
派手さはないがしっかりと美味しい。お酒が進みます。
煮物はいいだこの煮物。
いいだこの由来となった、米粒状の卵が実に美味しい。
いいだこの名前の由来も教わりました。
ご飯は、くちなしで色づけしたお米とと土筆の混ぜご飯。
一人一人お釜で炊いてある。
お米も非常に美味しい。
”温かくても美味しいですが、冷えたまま食べても美味しいお米です”と、お土産として残った分をいただく。
水果は、自家製桜餅。
関西風の道明寺ではなく、白玉粉をクレープ状に焼いて粒あんを包んだ関東風長命寺。
こし餡でないのも一工夫か。
素直に美味しい。
添えられたお茶は京都の一保堂の煎り番茶。香りや味も一風変わっている。
とにかく、すべてに工夫と知識が詰め込まれた料理である。
酷評される方もいらっしゃるでしょうが、無知な私は完全にノックアウトです。
参りました。
料理は最高。
食に関する知識も最高。
背が高くて男前。
今村規宏さんは3高です。