餓神さんが投稿した高台寺 和久傳(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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高台寺 和久傳祇園四条、東山、三条京阪/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2016/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

わくわく和久傳

2014年は私の還暦祝い、2016年は私の弟の還暦祝いで訪れました。妻や息子がここ和久傳がお気に入りなんです。
まずはお店からの紅白膳。紅はえび、白は白身魚、干くちこもあります。ご飯も白飯と赤飯がくっついて出されています。おしゃれです。
料理のスタートはアワビです。高齢の叔母でも食べれるくらいの柔らかさです。
椀物はえび芋のすり流し。えんどうが浮かべられています。
一流料亭では椀物は一番の楽しみだっただけにがっかりです。
やはり腕は昆布とじゃこの合わせ出汁でしょう。
造りはぐじ。和久傳ではこのぐじの造りが好きなようですが、これまた…。
妻から、ぐじは痛みやすいので、造りにするのは至難だと。そうなのか。
焼き物は鮎。大きさも食べやすい大きさです。たで酢もいいですが、鮎の肝であるうるかのタレが非常に美味しい。
焚き物は賀茂なす。これが今回、一番美味しかった。
あまりなすが好きでない私ですが、これはなすではありません。違う食べ物です。
歯ごたえもあり、また、かかっている酢味噌も素晴らしく美味しい。
飲み切りました。
最後ははも鍋。
京都の夏ははもです。
お酒はいつもの青竹酒。もちろんたっぷりといただきました。

以下は2008年3月のブログです。
雨の休日前の夜に訪店。お茶室という2階の端の個室に。入口はくぐり口と貴人口の間くらいにやや低くなっている。天井は寄せ木造りで屋根の傾斜が反映され、中央に掘りごたつ形式のテーブルが。店で一番狭い個室だとか。
タオルとともに運ばれてきた白湯には土筆の頭が。春のもてなしと。
最初の品は、青豆で作った豆腐のウニと酢あんかけ。まあ普通のお味。
お酒は丹波の峰山の地酒で、竹の筒に入れられ冷やさせてある。甘口でもなく淡白でもなく、いわゆる万人が好むお酒で美味しい。銘柄も教えてもらえず、お持ち帰りもできないと。
椀物は、すっぽんのスープに卵とじ。中には生麩が。卵は攪拌器できれいに均一に混ぜてある。一般的な料亭でいただく、“どうだ、これがこの老舗の味だぞ”というお決まりの椀物でなく驚いた。思えばこれが驚嘆のコースの始まりだったのだ。
造りは、ぐじ、つまり甘鯛。京都人が好む魚である。結構分厚く切ってあり、ねぎなどの香草を巻いていただく。あまり美味しくない。甘鯛はやっぱり焼かなくっちゃ。
浜防風とうどの胡麻あえ。浜防風なんて初めての食材。味は普通。
焼物は、鯛の白子、もろこ、からすみの入った餅。若い板前さんが目の前で焼いてくれる祇園丸山と同じスタイル。炭火で室内が暖まると、天井がピチピチと音を発てる。寄せ木造りのこの部屋だけの特徴と。和式の家屋の神秘さを感じる。また、こんなに美味しい白子は初めてというほどの逸品。妻は、“そうか、白子はこんな風に焼けばいいのか”と。おいおい、何と大それた発言か。職人さんが工夫して焼いているから美味しんだぞ。もろこは子持ちのメスと身のしまったオスが混ざっている。昔は琵琶湖の名産だったが、今はブラックバスなどの影響で貴重品だとか。もちは中にからすみが入っている。からすみの塩気で餅をいただくのだが、和菓子も有名な店だけあり餅自身が美味しい。むしろからすみなど入れない方がいいのでは。
箸休め?は、そら豆と氷魚(鮎の稚魚)。運ばれてきた時、おもわず“突き出しが今頃くるの?”と発言してしまったように奇妙な品。しかもそらまめの量が多く、お腹の休息にならない。
さあ、箸休め(勝手に決めていたのであるが)の後は、どんなメインが来るのかな?と思っていたら、仲居さん曰く“最後のご飯です。ご飯は4種類あり、牛丼、梅しそ雑炊、鰻茶漬け、鯛茶漬けです。どれでも、また何種でもめしあがれます”と。えっ!もうご飯なの? メインはどれ? まあいいか。そこで関西人らしく“全種類くださ~い”。まずは牛丼。ご飯や肉の量を減らしてくれているが、さすがに卵の大きさは減らすことができず、茶碗の真ん中にどんと卵が。肉も高級で普通に美味しい。続いて、梅しそ雑炊。梅としそでまさしくさっぱりといただける。できればこれを一番最後に持ってきてほしかったなあ。鰻茶漬け。これもハーフサイズと思えないくらいの大きな鰻が中央に。お茶をかける前に鰻をいただいたが、柔らかいが醤油出汁でしっかりと味付けされていた。お茶漬けにしていただくと、もう最高! 最後は鯛茶漬け。これも鯛とは思えないように濃く味漬けされてある。お茶づけにするとまるで別の料理のように栄える。ひょっとしたらこれら最後のご飯がメイン?
デザートはデコポンのゼリーと、椿餅。椿餅なんて初めて。シナモンの味香りが強く、あまり椿の味や香りがせしない。お抹茶といただく。
お茶がこれまた個性的。香りがほうじ茶の様だが、飲むと緑茶そのもの。お茶を数種混ぜてあるんだと思い、仲居さんにその旨を言うと、“いいえ。これはお茶の煎り方に工夫をしているだけで単品ですと。お菓子によく合うので私たちの間では菓子茶と呼んでいます”と。う~ん、すごい。続いての玄米茶も色は緑色。どうなっているんだい?
ここで、部屋に若女将が登場。すごい美人。女優さんみたい。この女性目当てに通う客もきっといるに違いない。若女将とお話させていただき、以前は丹後の田舎の料亭旅館だったが25年前にこの地にやってきたと。有名なお菓子も15年くらい前から始めたところだと。
なるほど、老舗でないことが和久傳の強みでもあり、弱みでもあるのか。
味や料理の完成度、また、芯になる料理がないことには不満足。しかし、一つとしてありきたりの物がなかったことや、次はどうなるのなるのか、この料理にはどんな秘密があるのかとワクワクさせてくれた努力には称賛をおくる。和食のキハチだ。
また、サービスが最最上級。大雨の中、最後まで見送っていただいた若女将や仲居さんには感激。
若女将からとのメッセージでいただいた土産をあけると、なんと私の大好きな西湖ではないか。レンコンから作った羊羹様和菓子。早速いただく。最後の最後まで楽しませていただき大感激。気構えずにまた行きたい店(料亭とは思わずに)であった。

  • 紅白の祝い膳

  • あわび

  • えび芋のすり流し

  • ぐじの造り

  • 賀茂なす

  • 鱧鍋

  • 高台寺和久傳

  • 掲載承諾済

  • 鱈白子豆腐

  • 海老寿司

  • 茸とのどぐろ

  • かわはぎ

  • 海老いも

  • 子持ち鮎

  • 松茸の鱧巻き

  • クラゲの酢の物

  • トウモロコシやずいきのゼリー

  • 蕎麦

  • 傳スケ飴

2016/06/26 更新

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