『イタリアンソーダってなに?』とんちゃんさんの日記

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とんちゃん (60代後半・男性・茨城県) 認証済

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先日行った喫茶店「ギャラリー・カフェ」のメニューに「イタリアン・ソーダ」というメニューがあった。「イタリアンソーダ」ってシロップをソーダで割ったものと説明してありました。

だったら、日本でも普通に飲まれているあの色つきのソーダのこと?
そうそう、たいていは緑色のメロンソーダだよね。

あれが「イタリアンソーダ」ってことになるわけ?
そしてイタリア生まれなわけ?

とっても不思議に思いました。
で、家に帰ってネットで調べてみたら、ぜんぜん違っています。
じゃあ何なのか?

ネットで探していたら2つ、いい回答が見つかりました。

1つは、L.A.在住のあびままの「イタリアンソーダ調査報告」http://umaizola.blog95.fc2.com/blog-entry-100.html

1920 年代にサンフランシスコのイタリア系移民家族がシロップと炭酸水を割ったのが始まりで、その家族が自分の食料品店の奥の部屋で、イタリアから輸入したコーヒーフレーバーでイタリアンソーダを作り始めたところ人気となり、次第に全米のコーヒー店でも出されるようになった、とか。(元ネタはwisegeek.com http://www.wisegeek.com/what-is-an-italian-soda.htm

要するに、アメリカ生まれなんです。

イタリアから輸入した「コーヒーフレーバー」とソーダを混ぜたと書いてます。
シロップのコーヒーフレーバー?そのシロップって何なんでしょう?

もう1つは、「トラーニ」というアメリカのフレーバーシロップを日本で売っている東洋バベレッジのHPhttp://www.toyobeverage.com/product_line/faq/1

1925年、サンフランシスコのノースビーチにあるイタリア人街で、リナルド・トーレが故郷イタリアのルッカから持ち帰ったオリジナルレシピをもとに、妻のエジルダと共に「フレーバーシロップ」を作り始めました。
この手作りのシロップは瞬く間に地元で評判になり、アメリカにイタリアンソーダのコンセプトを植えつけた。こして「トラーニ」のメーカー、R.トーレ&カンパニーが生まれた。

トーレは自家製フレーバーシロップを使ったそうです。

どっちが先かはわかんないけど、フレーバーシロップをソーダーに加えたんです。
どんなシロップなんでしょう。

wisegeek.comは、「コーヒーフレーバー」って書いてます。
コーヒーに入れて、フレーバーコーヒーにするもののこと?

「フレーバーコーヒー」って、カプチーノに色々なフレーバーシロップや生クリームを加えて作るコーヒーのことですなんですね。
特別なものじゃなくて、カフェモカやキャラメルマキアートもフレーバーコーヒーの一種ですって。

そこに香りをつける「コーヒーフレーバー」って、要するにリキュールかな。
コーヒーに入れるってことだと、バニラ、チョコレート、ミルクキャラメル、ココナッツ、シナモンなんかだよなぁ。
そんなフレーバーをソーダで割ってイタリアンソーダにしたわけか。
バニラとかシナモンとかキャラメルとかだと、ソーダーにあうかなぁ?

でもソーダで割るんだったら、やっぱりフルーツ系ですよね。
だからフルーツ系のリキュール、ソーダで割ったらイタリアン!
(「ウイスキー、ミルクで割ったらアメリカン」ってホクレンのCM知っている人、ほとんどいないでしょうね。)

これが結論かなぁ。

フランスにはモナンhttp://www.monin.jp/monin/というシロップメーカーが1912年からある。これはアルコールが入っていないシロップです。
やっぱ、ノンアルコールのシロップを使ったのかな?
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