レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/06訪問 2014/06/16
荻窪駅南口から数分。
杉並区の保健センターの真向かいに洒落た暖簾が目印です。
予約をいれて訪問しました。
二階の座敷に案内されると席が設えられていました。
料理はうな丼と白焼、蒲焼の単品。
既にうな丼をお願いしていましたので、ご飯を大盛りにしてもらいます。
さて、待つこともなく料理が運ばれてきます。
淡い飴色の蒲焼き。
品の良い蒲焼きが丼のご飯を覆っています。
丼茶碗も温められているという念の入りよう。
箸を入れるとホロっとくずれる蒲焼き。
その身のやわらかさを表しています。
口に頬張れば適度な皮の焦がし具合と共に身はとろける食感。
うれしくて顔が崩れます。
色目が示す通りあっさりとしたタレは少し辛めです。
それがこのうな丼の良さなのでしょう。
暑い時にこそ、さっぱりとした味わいがいいのかもしれません。
大盛りご飯もあっという間に平らげてしまいました。
お吸い物は季節のものでとの断りがありますが、浅蜊のだしが効いていてホッとします。
漬物も丁寧な仕事ぶりでおいしい。
デザートは季節のさくらんぼにネーブル。
帰り際には急な階段に気をつけるよう声までかけてくれます。
最後まで行き届いたもてなしに素直に感動しました。
そんなわけで、また来なくちゃという想いを胸に店を後にしました。
ごちそう様でした。
2位
1回
2014/04訪問 2014/04/18
高田馬場へ所用でおでかけ。
とんかつの名店があったはずと当店を訪問。
ビルの地下の飲食店街。
和洋折衷のモダンな店構え。
カウンターに腰かけ一番人気のロースとんかつ定食を注文。
お茶と漬物、ドレッシングが用意されます。
ゆっくりと時間をかけて揚げられるとんかつ。
キャベツに大根おろし、辛子と副菜が添えられ提供されます。
こんがりと香ばしく揚げられたとんかつ。
揚げ油をパン粉に余分に吸わせない工夫がされているといいます。
その結果うす衣となっているのでしょう。
ややピンク色がかった肉厚のとんかつ。
一口いただくと適度な肉しまりとジューシーな肉質。
豚肉は東京食肉市場の銘柄豚「林SPF豚」。
肉の旨みと衣の甘みを感じます。
うまいとんかつです。
ご飯は米粒が立っていてとんかつとの相性は抜群。
もちろんおかわりをしました(笑)。
しじみの味噌汁はしじみの旨みが凝縮されてます。
副菜のナポリタンは太めのパスタで洋食屋テイストたっぷりの味わい。
とんかつ、ご飯、味噌汁、副菜すべてにおいてこだわりと丁寧な仕事がされている印象。
更にお客桟に対するサービスも抜かりがありません。
正にいうことなし、のとんかつを味わうことができました。
今度は限定のしょうが焼き定食をいただきたいと思います。
3位
1回
2014/12訪問 2014/12/15
(2)
再訪です。
寒さ厳しい中ですが陽射しがあって、部屋の中は暖かいそんな日和です。
鰻重の〈上〉をいただきました。
予約なしだったので、たっぷり30分は待ちました。
その分期待も高まります。
運ばれてきた鰻重は、香りも豊かでタレの光沢が艶やかです。
箸を入れればやわらかな身であり、ほろほろとした味わいは健在です。
ご飯も硬めで言うことなし。
近くにこのような鰻屋がある幸せを噛みしめながら、また訪問できる日を楽しみにしたいと思います。
(1)
ふじみ野駅東口から254号バイパスへ向かう途中に当店はあります。
ひっそりとこじんまりとした店舗。
店内はカウンターとテーブル席、そして座敷があります。
座敷は落ち着いて食事をするのにいいかも...。
メニューを拝見して上鰻重を注文しました。
待つことしばし。
途中で電話のやりとりが聞こえます。
予約のお客さんに対して「注文を受けてから30分は待っていただくのですが」の説明に思わずにんまり。
当店の丁寧な仕事ぶりが窺えました。
実際30分以上待ったと思います。
待望の鰻重です。
きれいな色目の蒲焼がのった鰻重は見るからにおいしそう。
箸を入れるとすっとほぐれる蒲焼です。
一口いただくと口どけの良さがわかります。
身がほろほろとほぐれるというよりも、とろけていく感覚。
これはうまい!と静かにほくそ笑みます。
たれはあっさりとした感じの甘辛のたれ。
でも旨みをたっぷり含んで蒲焼のおいしさを更に膨らませています。
ご飯は適度な硬さが蒲焼のおいしさを損なうことなく、鰻重の完成度を上げています。
黙々と味わい、あっという間に完食。
おいしい鰻重をいただいたという満足感にひたりました。
最近味わった鰻重の中では最もおいしいのではないだろうか...。
そんな気持ちで、また訪問しようと心に決めて店を後にしました。
4位
1回
2014/09訪問 2015/12/13
(2)
再訪しました。
一緒に行った人もこんなところに…?という感じの印象を持たれたくらいの隠れ家ですね。
今回は座敷で料理を楽しみました。
予めコースでお願いしていましたが、再び満足度の高い食事となりました。
特に始めに提供された野菜の炭火焼で満足。
メインは大きなどんこ。
どんこのガクの部分は細かく裂いて一緒に焼いてくれます。
なるほど、こういう風に味わえばいいんだと感心しきりです。
醤油で味わうと旨味があふれだす一品です。
その後の料理もぶり大根、海老の塩焼き、いくらのこぼれご飯と丁寧な味わいの品々が続きます。
今夜も楽しいひと時を料理とともに過ごすことができました。
また、機会を得て訪問したいですね。
(2)
太田市の中心街からは少し離れています。
イオンモールが目印です。
宵闇に隠れている佇まいは、そこにお店があることを知らないと通り過ぎてしまう、そんな雰囲気です。
正に隠れ家の雰囲気の店。
カウンター席があって、奥には座敷が用意されているようです。
カウンター席に腰かけて、お酒と肴を楽しみました。
最初から焼酎をいただきます。
味わうのは宮崎産の「中々」。
料理は鰹のタタキに秋刀魚の刺身、手作りポテトサラダ、茄子の煮びたし、そら豆の煮豆に茶碗蒸し。
写真がいかがなものかわかりませんが、
料理の一つ一つが丁寧な拵えで、見た目からおいしさを感じます。
味わってみても同様で期待を裏切りません。
酔いが回ったころ、鰻の皮の串焼きをサービスでいただきました。
塩のみで味わう一品。
香ばしさと背脂の甘みと苦みがおいしいです。
〆は手打ちそば。
だし感の効いたそばつゆに細めのそばを手繰らせていただきます。
のど越しの良さとバランスの良い味わい。
満足です。
また訪れてみたいと思わせるお店でした。
5位
1回
2020/05訪問 2020/05/30
(2)
テレワーク主体の仕事の中で、今日は久しぶりの出勤日。ランチタイムに向かったのは淡路町にある『麺巧 潮』。緊急事態宣言が解除になったことでお店も活気が出ている感じです。
いただいたのは限定品という冷やしラーメン。
スープは醤油風味。鰹節の味わいたっぷりのスープです。
極細のラーメンも涼感たっぷり。サービスの大盛りでいただきましたが、あっという間に完食できました。
トッピングのチャーシュー、煮卵もこだわりそのまま。
初夏らしい味わいに舌鼓を打つことができました。
(1)
淡路町駅を降りてすぐのところ。
外堀通り沿いのビルの地下に当店はあります。
様々な食の経験を持つ店主の渾身のラーメンが味わえます。
ラーメンは白と黒がありますが、醤油ラーメンの黒をセレクトします。
無化調にこだわった中華そば。
実際味わってみると、今まで食べた無化調ラーメンスープはなんだったのかと思えるような味わい。
その秘密はかえしに使用した4種類の「にほんいち醤油」。
独自の火入れ熟成をしていて、生醤油のうまさ感じる醤油ということです。
また、だしは北海道真折産昆布に鯖、うるめ鰯、宗田鰹、など七種類の上質な干物から水出しで取った魚ダシ。
更に惜しみなく使用していると思われる花節。
まるで蕎麦のようなこだわりです。
麺は細めのツルツルとした喉ごしです。
適度なコシは日本そばを彷彿とさせます。
おいしいと思ったのは鴨肉のハム。
中華そばとの相性も抜群です。
醤油の強さが嫌味に感じない、癖になる味わいはおすすめです。
トッピングの三つ葉には茗荷が少々。
さり気ないこだわりが随所に光ります。
半熟卵は半割り1個でいいかな。
なんか浮いた感じは否めませんでしたね。
6位
1回
2014/07訪問 2014/07/30
福島飯坂インターを降りてすぐ。
福島交通の桜水駅のすぐ近くに、プレハブを改造したような建物の蕎麦屋。
でも、味は間違いない秀逸な蕎麦が愉しめます。
店内は大きなカウンターテーブルと小あがりでいただけます。
北海道の牡丹種という限定蕎麦をいただきます。
そば粉100%というそばですが、色合いの白い特徴のある蕎麦です。
仄かに香る蕎麦の匂いと甘み。
そして、蕎麦ってこんな感じ?と思えるような独特の食感と喉ごしです。
なめらかであり、コシがあって、瑞々しさを感じる蕎麦です。
蕎麦つゆも特筆もの。
この蕎麦にこそ用意されたような味わい。
微かに香るダシの風味に少し甘さを感じるかえし。
おいしいです。
天ぷらもいただきました。
海老と野菜天。
野菜天はさつまいも、南瓜、人参、ピーマン、隠元と種類も豊富。
塩でいただく天ぷらはカラッとしていて本格的なおいしさです。
〆の蕎麦湯も味わい深く、いい蕎麦屋に出会えたと束の間の幸せに浸りました。
また再訪したいお店です。
7位
1回
2014/12訪問 2014/12/19
街はイルミネーションで着飾り年末の装い。
華やかな銀座の喧騒の中、寒い身体を内側から温める薬膳鍋のお店を訪問しました。
店内は高級感あふれる設え。
空間に漂う芳ばしいスパイスの香り。
これからの食事に期待感たっぷりです。
料理は旬野菜と米沢豚一番育ちの鍋コースをいただきました。
初めにからすみ、チャーシュー、中華ソーセージの前菜。
そしてメインの鍋が用意されます。
所謂火鍋。
陰陽を現す独特の鍋。
2種類の異なるスープの味わいを合わせながらいただくと、深い滋味あふれる味わいとなります。
スープにはクコの実、なつめ、ニンニク、クミン、等々。
あくまでスープの素であり、食べるとおいしくないですよという案内がユニークです。
食材はとても豊富。
椎茸、特大なめこ、エリンギ、柿の木茸、きぬがさ茸など種類も豊富でたっぷりのきのこ。
鱈、米沢豚のバラ肉、フカヒレ、サツマイモ、長芋、鰯団子。
それらを一度に鍋に入れてグツグツと煮込めばできあがり。
スパイシーかつ深みのあるスープで煮込まれたきのこ。
きのこってこんなにおいしいんだと再認識する味わいです。
スープがおいしいからといって、あまり飲んでしまうと足しスープで薄くなるのでご注意。
〆はクロレラを練りこんだ翡翠麺とフカヒレ。
満足いく食事を堪能できました。
また、いってみたいと思える味わいでした。
8位
1回
2014/06訪問 2014/06/28
水戸の市街地から少し足を延ばした那珂川の畔。
雰囲気のある和風の建物。
『蕎麦処みかわ』です。
門にかかる暖簾をくぐって店内へ。
入口の脇の部屋で蕎麦が打たれてます。
ひとりなのでテーブル席へ。
奥には雰囲気の良い座敷が見えます。
料理は豚ざると蕎麦の実ご飯を注文しました。
蕎麦の実ご飯は初めての味わい。
軽く醤油で炊き込んだ蕎麦の実はホクホクとした食感が口の中で弾けておいしい。
ご飯との組み合わせはいうことなく、何杯でもお代わりしたくなる味わいです。
豚ざるは茨城の銘柄豚のローズポークを使った温かいつけ汁の蕎麦。
つけ汁は香ばしいネギと牛蒡の組み合わせ。
さらにローズポークはしゃぶしゃぶ用の薄さのバラ肉で、おいしさのツボを押さえてます。
繊細な蕎麦に少し濃厚なつけ汁がからんで旨みたっぷりの味わいです。
途中で山椒をかければ旨みアップ。
おいしい料理をいただきました。
またゆっくりと訪問していろいろな味わいを楽しみたいと思える蕎麦屋さんでした。
追記
店の裏手では保和苑の紫陽花が見事に咲きほこっています。
食後の散策がオススメです。
9位
1回
2014/10訪問 2014/11/10
前橋総社の閑静なエリアに行列のできるラーメン店を発見。
瀟洒なビルの一階にモダンな店構えのラーメン店はラーメン店とは思えない雰囲気が漂います。
メニューは担担麺に特化されています。
そんなわけで着席次第、担担麺と炒飯のセットをオーダーすると、それほど待つことなく料理が提供されます。
乳白色のスープの担担麺は、センターにネギと挽肉がトッピングされていてビジュアル的にもおいしそうです。
スープはマイルドかつ旨味のある味わい。
胡麻油とナッツの香りが食欲をそそります。
麺は細めの自家製のストレート麺。
独特の食感は味わうほどにおいしさを感じます。
麺にからむスープとの一体感も良く、おいしいです担担麺です。
途中で豆板醤を加えて辛味を増しますが、同時に旨味もアップして大盛にしておけば良かったと思います。
食べ終えて、美味しかったと心から思えた担担麺でした。
また再訪したいお店でした。
10位
1回
2014/11訪問 2014/11/16
浦和駅東口から歩いてすぐ。
鰻の看板で場所を確認しますが、お店はマンションの奥まった場所。
ちょっとわかりづらいかな。
でも外まで鰻の良い香りがこぼれています。
店内はカウンターと小上がり席。
厨房には大きなレンジフード。
店内は表のような香りは感じません。
メニューは上と特上の2種類。
新子鰻もありますが今回は見送ります。
肝吸いもお願いして、焼きあがりを待つこと暫し。
肝吸いとお新香が段取りよく準備されて待望の鰻重登場です。
蓋を開けた瞬間に感じる香ばしい匂い。
しっかりと皮が焼かれていて、身はやわらか。
口の中でほろほろととろける味わいは言うことなしです。
ご飯は固めで蒲焼きとのコントラストが明確でおいしさアップ。
あっさりとしていて、辛めの味わいのタレは自分好み。
言うことのない鰻重をいただきました。
特上鰻重は蒲焼きが二枚。
それならば新子鰻の鰻重を次回は食べないという気持ちになりました。
ごちそうさまでした。
2014年もあと数日で終わろうとしています。
そんな年の瀬の中、今年一年を食べログで振り返ってみたいと思います。
今年は意外なほど多くのレビューを書いた年でもあります。
ひとつの要因として食べログサイトがスマホ対応を充実させたことにあると思います。
食事した後、電車の移動の中、ちょっとした空き時間。
そんな時間を食べログのレビューアップに活用できるようになりました。
創作意欲をかきたてるというのでしょうか。
増々のサイト充実を期待したいところです。
仕事を含めた日常生活の中でおいしいものを味わいたいという欲求は、
極自然なことととらえ、そんなこだわりを続けた結果多くの新しい味わいと出会いました。
今年のNO1は荻窪にある鰻屋の『安斎』でした。
午前中の仕事が終わって、少し足を延ばして訪問した店です。
予約制で訪問時間に丁度料理ができあがるといううれしい心配りがたまりません。
加えて鰻丼の完成度の高さがその理由です。
お重でないところがまたいい。
改めて訪問したいと思えるお店でした。
鰻重といえば、現在住んでいる場所の近くに美味しい鰻屋を発見。
『うな膳』。
間違いなく注文を受けてから、蒸して焼いて。
30分は待つことを覚悟しなければいけないお店です。
その代り味は保証できます。
芳ばしい香りとやわらかな蒲焼きは、また食べてみたいと思える味わいです。
おひとり様御用達としてはラーメンは欠かすことのできないカテゴリ。
群馬県前橋市の『たんさゐぼう』は担担麺の専門店ですが、
味わうほどにうまさを感じる一品でした。
品の良いスープと手打ちの細麺の妙が、改めて味わいたいと思える一杯です。
ついて最近の訪問でしたが、淡路町の『潮』もおいしいラーメンでした。
おススメは鶏白湯スープ味のようですが、醤油ラーメン(中華そば)をいただきました。
無化調スープとうたう店は多くあります。
その味はダシの素材や取り方の工夫で成立していますが、
当店の味はそのどの店の味をも凌駕していると感じました。
人気のある有名店ではありますが、間違いのない中華そばをいただきました。
鴨肉のハムは忘れられない味わいとなりました。
最後に高田馬場の『とん久』。
すぐ近くにはとんかつの新名所とも呼ぶべき店がありますが、
当店は王道の中の王道とも呼べるとんかつを提供してくれます。
昨今のとんかつはレアな状態で肉の良さを強調している風潮がありますが、
当店は火入れから肉の状態から間違いのない味を提供してくれます。
更にクレンリネスの行き届いた店舗が、料理のおいしさを更にアップさせてくれています。
決して大きな店構えではありませんが、
店内スタッフの方々の対応が、気持ちの良い食事となりました。
2015年もおいしい出会いがあることを楽しみにしていたと思います。
食べログの皆さん。
今年もおいしい情報をありがとうございました。
M・N・ドラッカー