M・N・ドラッカーさんのマイ★ベストレストラン 2016

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記憶と記録による食べものガイド。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2016年も残すところわずかです。
以前にも書いたことではありますが、スマホアプリで食べログの編集ができるようになってからというものアップするのがとても楽になりました。
電車の中やちょっとした休憩時間、少しの空いた時間を見つけては記憶を手繰り寄せながらレビューアップに勤しんでる2016年。
ポケモンGOに夢中になった大人が取りざたされていましたが、食べログに夢中になっている自分も本質は同じなのだと気づかされた一年でもありました(笑)。
さて、そんなことも含めていろいろな新しい味との出会いがあった一年を少しだけ振り返ってみたいと思います。

今年は福岡、金沢、京都、松本といった地方の都市でおいしい出会いがありました。
先ずは、以前から行ってみたかった北陸の小京都金沢。
大宮からだと北陸新幹線を駆使して、あっという間の2時間半で金沢に到着します。
観光地巡りもしましたが、おいしいもの巡りも楽しみのひとつ。
そんな中で訪問したのがフレンチの名店『マキノ』でした。
ゆっくりと時間が流れる中で、斬新な演出を散りばめたフレンチ堪能することができました。
信州の学都(岳都、楽都)と言われる松本です。
北アルプスに抱かれた松本でおいしい出会いがありました。
『厨 十兵衛』は、そんな松本にあって日本酒へのこだわりのお店。
こだわりはお客さんの選別から始まりますが、そこだけクリアすればノープロブレムなお店。
なぜなら、お酒は言うに及ばず味わう肴は秀逸です。
『松本ホテル 花月』も印象深いホテルでした。
本年にリニューアルオープンしたという松本の老舗ホテル。
少しオーバーかもしれませんが、ホスピタリティにあふれるという言葉があてはまるようなホテル。
適度な距離感を保ちつつ、お客さんに落ち着きと安心感をもたらせてくれるホテルでした。
ビジネスユースだけではなく、旅の宿として再訪したいと心から思いました。
福岡では待望の『磯ぎよし』を訪問しました。
天神の店には行ったことがありますが、川端店の方が風情と趣があります。
あら鍋をつつきながら酒を飲む、何とも贅沢な至福の時を過ごしました。
今年も、まだまだ初心者ながらバーを色々と訪問してみました。
京都の『bar K家 本館』は四条通りから少し入ったところ。
にぎやかな四条通りを一本中に入れば静かな町並みの中にあって、京都の町家を活かした隠れ家的バー。
正に大人の社交場でした。
湯島の『EST!』には少し回数を重ねさせてもらうことができました。
大切な人をお連れして感激していただいたのはうれしい思い出となりました。
食べログにおいてBMしたお店がとても良い店であったりすると、それはうれしいことです。
そのひとつが埼玉県和光市にある『樹真』。
住んでいる近くで店を探索して発見したお店。
世の中で鶏白湯スープがトレンドであることは承知している中にあって、当店をより評価したのは全体のバランスの良さです。
スープがおいしい、麺がおいしいといったお店はたくさんあります。
そうした店でも味わいながら、何かがちょっと違うみたいな感覚的なものを感じることがあります。
でも当店は最初から最後まで、うまいなぁ!と思わせ続けてくれたお店でした。
日本一とうたう「あいち鴨」をいただける『鴨一ワイン酒場SUN』。
牛肉と見まごうばかりの鴨肉のロースは提供の仕方もダイナミックですが、鴨肉とはこういうものであったのかということを再認識させてくれたお店のひとつです。
地方への出張があると事前に食べログでお店をチェックするのは自然な行動となっています。
茨城県守谷市の『かげろう』。
出張先で偶然に発見した名店です。
こじんまりとしたお店ですが、味噌へのこだわりを軸としてそこから広がる世界観を料理で表現しています。
伝統という点でいえば、古民家を活かしたレストランやカフェが注目された一年でもありました。
現代の暮らしにおいて古民家というのは決して便利なものではないと思うのですが、リノベした古民家を訪れると何故かホッとした雰囲気になります。
昔よく行っていた田舎の祖父母の家を思い出すからでしょうか、どこか心の中で、そんな憧憬のようなものが浮かんでくるのでしょうか。
そんな古民家を生かしたリストランテ『藤右ェ門 栄』でいただいた料理も印象的でした。

他にも良い店に多く出会いました。
そんな中で10軒を選ぶのは少し大変ではありました。
また、来年はどんな出会いがあるのか、楽しみにしていたいと思います。
皆さま、2017年もよろしくお願いいたします。

M・N・ドラッカー

マイ★ベストレストラン

1位

樹真 (和光市 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/10訪問 2016/10/03

淡麗鶏塩そば。うまい。

一口スープを味わった瞬間にうまい、と思えました。
二口、三口と続けてスープを味わうと、麺を味わうのを躊躇しました。
鶏をベースに魚介類の旨みと甘みを融合したスープは、淡麗という味わいを実現。
でも、麺とのバランスが気になり、食すことを躊躇したことは杞憂に終わったことを知りました。
全粒粉を使用した自家製麺。
つるっとしたのどごしと適度なコシを有していて、スープの味わいを壊すどころか相乗効果を生み出しています。
やさしい味わいの蒸し鶏。
独特の旨みを出している豚バラ肉ののチャーシュー。
ほのかな甘みを感じる絶妙な味付けの筍は、和食のオーナー故の一品です。
らーめんの箸休めとして最適に感じます。
サイドメニューの帆立ご飯のおにぎりも同様。
全てが当店の自慢のスープの味わいを損なうことなく、最後の一滴まで味わうことを願っているかのようです。
おすすめの柚子胡椒を少々。
スープの旨みがギュッとしまった感じがして、これはこれで大好きな味わい。
最初から最後まで満足いく一杯のらーめんでした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

マキノ (野町 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/05訪問 2016/05/09

金沢の厳選素材をフレンチで味わいました。

金沢市の中心街である香林坊に程近い犀川沿いにお店があります。
路地を巡れば片町の繁華街ですが、喧騒とは無縁な雰囲気の落ち着いたお店です。
コースでいただく料理は地産地消と厳選素材にこだわった料理の数々。
メニューにはシンプルに素材の案内だけが示されていますが、どんな料理となって登場してくるのとわくわくささせてくれます。

始めに登場したのはくるみの山盛り。
くるみのキャラメリゼを探してください、という演出です。
すぐ見つけられましたが、なんか楽しそうです。
次いで料理が運ばれます。
甘エビ(がす海老)と菜の花をワッフルで挟み込んだ一品。
がす海老は金沢名物の逸品でぷりぷりとした食感と甘みを堪能します。
今度は地魚のエキスをたっぷり抽出したスープ。
深い旨みそのものを味わいながら、添えられた魚介のコロッケやオリーブオイルの共にいただくと更に味わいが拡がります。
今回の料理で一番おいしいと感じたのが人参と雲丹、コンソメのジュレです。
人参のムースをベースとして雲丹をのせて、更にコンソメのジュレで包み込んだような料理。
スプーンで一緒に味わうと人参の甘みと雲丹の濃厚な旨味がコラボし、更にコンソメの風味が一つになって何とも贅沢な味わいと思った次第です。
まだまだ続きます。
新鮮な赤貝、とり貝、天然の帆立、蛤の共演。
旬の白アスパラをソースにして合わせています。
真鰆のソテーは絶妙な火加減にして、刺身では味わえないやわらかな食感を実現しています。
肉厚でありながらあっさりとした味わいの鰆の特徴をこの上なく伝えています。
新鮮な穂先の部分を大胆にカットして藁焼きしたような筍に蛍烏賊の組み合わせ。
やわらかな穂先の青々しい味わいと旬の蛍烏賊の旨みがひとつになった料理です。
河豚と白子はベビーリーフと旬のこごみを添えて春の味わい。
メインの肉料理は北海道の白糠町産の仔羊のソテー。
説明によると羊の生産にとことんこだわった酒井さんの羊肉だそうです。
ミディアムレアでいただく肉はジューシーで癖のない脂身に特徴があります。
十分にお腹が満たされたところでデザートです。
加賀棒茶と牛乳を生かしたぷるぷるのデザートはほのかなに感じる棒茶の香ばしさ。
更に、お米と牛乳で作り上げるリオレ(Riz Au Lait)。
柑橘系の果物と一緒に味わうことでよりやさしい甘みが伝わってきます。
最後にミニャルディーズとして、生キャラメルとポンライス、自家製のレモン味のマカロンにプチガトーショコラ。
〆にエスプレッソをいただいてたっぷり3時間かけての食事を楽しみました。

最後にシェフの牧野さんに見送っていただきました。
柔和な表情が印象的なシェフ。
またお会いできるといいなと思いながら店を後にしました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

藤右ェ門 栄 (つくば / イタリアン、ダイニングバー、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2016/03訪問 2016/03/06

古民家で味わうイタリアン。

早春の穏やかな1日。
旧桜村の古民家をリノベーションしたリストランテを訪問しました。
以前に併設のカフェ『蔵日和』を訪問した際に同じ敷地内にある当店が気になってはいました。
そんなリストランテの訪問が叶いました。
靴を脱いで上がる畳敷きのダイニングは和洋折衷の落ち着いた佇まい。
和式庭園をガラス越しに臨むテーブル席で食事を楽しみました。
選んだランチコースは前菜二品、サラダ、主菜、デザートのメニュー構成です。
前菜は平目とサーモンのカルパッチョ、そしてじゃこと蕎麦粉のパスタ。
彩の野菜と一緒に味わうカルパッチョは魚の旨みを存分に引き出す味わいです。
蕎麦粉のパスタは平打ちのフェットチーネで、彩豊かな野菜とともに味わうパスタです。
箸やすめにいただいたサラダはオリーブオイルと塩加減が絶妙な味わい。
加えて、新鮮な野菜に隠れて薄切りのトマトサラダ。
主菜は美麗豚のロースト。
ごろっとした肉の塊が印象的ながら、やわらかな肉の食感と味わい深い脂身の組み合わせです。
最後のデザートは口直しの柚子のシャーベットにフランボワーズのムース。
酸味と甘みのバランスの良い味わいに舌鼓を打ちながらも、
最後まで隙のない料理を提供していただきました。

お店に到着した際には出迎えてくれて、帰りもいつ用意したのだろうと思うくらい靴が準備されていて。
何ともスマートな対応にも感激しました。
また機会があれば訪れたい隠れ家的リストランテです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

博多磯ぎよし 下川端店 (中洲川端、呉服町、櫛田神社前 / 海鮮、ろばた焼き、寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/02訪問 2016/02/02

予約必至も当然の銘店です。

何度か訪問の機会を探っては断念していた『磯ぎよし』。
昨年は天神店の予約を取ることができて満足いく時間を過ごしました。
そして今年。
念願叶って下川端店を訪問することができました。
中洲の喧騒を離れて明治通りを渡った所。
博多座脇の路地にひっそりと光が溢れるお店です。
1階はカウンターにテーブル席、グループ向けに2階が用意されています。
料理は定番の刺し盛りからスタートしました。
五島の鯖、大間の鮪、寒ブリ、鯵、鰆、蛸、北寄貝などが提供されます。
中でも旬のブリのトロ刺は脂ものって美味です。
他に博多の味である明太子、茄子の鴫焼き、地鶏の炭火焼などを堪能しました。
そしてメインのあら鍋です。
前日までに予約が必要な鍋料理。
福岡の冬の味覚として愛されている一品です。
すぐに食べられる状態で提供されるあら鍋は、あらの身と白菜、椎茸、えのきと水菜です。
だしのきいたスープとともに味わうあらの身は、淡白ながらぷりぷりとした食感で思わず「うまい!」と言葉が飛び出します。
鍋を堪能した後にはあらの旨みと渾然一体となったスープで雑炊を作ってくれます。
この雑炊の美味しさにも脱帽。
あっという間に完食してしまいました。
お酒は芋焼酎の㐂六。
おいしい魚を味わえるお店として、また機会があればぜひ伺いたい、そんなお店です。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

鴨一ワイン酒場 SUN (仲御徒町、御徒町、上野御徒町 / ビストロ、イタリアン、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2017/03訪問 2017/04/03

鴨づくしに満足です。

(2)
ワインと肉料理を求めて再び訪問しました。
今回は予め料理+飲み放題のコースでお願いしています。
まずは、前菜ととなる鴨肉のハムからスタート。
続いて、鴨ロース炙りの肉寿司、鴨と焼き葱のイタリアン厚焼き玉子と人参のラぺ。
少し箸休め的に渥美半島産の野菜スティックを自家製鴨の肉味噌でいただきます。
その後、人気の鴨味噌とチーズの揚げライスボールとアンチョビジャガマヨ、ゴルゴンゾーラと蜂蜜の特製ガーリックトーストと続いてお腹がらいっぱいになったところへメインの鴨ロースの炭火焼きが登場します。
やわらかな鴨肉を味わって、同行した皆が異口同音に舌鼓を打ち鳴らします。
そして最後に鴨肉を使用したミートソースのパスタ。
もちもちとした生パスタとの組合せです。
リーズナブルに、でも確かな鴨肉の味わいとボリュームに圧倒されたコース料理でした。
また、機会を得て訪問する価値のあるお店だと思います。

(1)
上野駅前の喧噪から離れた昭和通りの東エリア。
住所でいうと東上野です。
そんな静かなエリアの暗闇に明るい光がこぼれる美味しい鴨肉とワインをいただけるお店を、知人の送別会で利用しました。
料理はアラカルト。
お店のオススメという鴨料理を中心に味わいました。
鴨は愛知県産の合鴨「あいち鴨」という銘柄鶏。
美味しく味わえる術を駆使しての料理の数々です。
いただいたのは、鴨の生ハムとフレッシュマッシュルームのサラダ、鴨ハムの盛り合わせ、日本一美味しいあいち鴨ロース肉の炭火焼き、あいち鴨の肉寿司、等々。
特にあいち鴨のロース肉は牛肉と見紛うほどの赤身肉。
やわらかくジューシー、クセのない肉に舌鼓を打ち続けます。
思わず、調理時間覚悟でお代わりしてしまいました。
鴨ハムに鴨ベーコンもお酒がすすみます(笑)。
隠し味にクミンを使っているという人参のラペ。
シンプルな料理故にひと味の工夫に大絶賛です。
飲み物は鴨肉に合うというワインがラインアップされていて、肉の旨みとのコラボを楽しみます。
フルーティにしてまろやか、軽やかな味わいは、ボルドー産ラ・ダム・ド・シャトージャンフォーの自然派ワイン。
お肉と相性の良いアルゼンチン産のキルカ・マーベリック。
果実味を感じる味わいは爽やかなニュージーランド産のストラタム・ソーヴィニオンブラン。
たくさんのワインをいただきながら、楽しいひと時を過ごすことができました。
また、ぜひ再訪したいお店を発見です。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

EST! (湯島、上野広小路、上野御徒町 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/12訪問 2016/12/14

雰囲気だけでも味わってほしい。

(3)
再訪。
今日はいつものウシュクベで喉を湿らせてからカクテルを楽しみました。
季節のフルーツということでザクロとカルバドスのカクテルはジャックローズ。
爽やかな酸味と甘みのカクテル。
女子力が上がりそうですね(笑)。
〆には外の寒さもありますがアイリッシュコーヒーで。
砂糖は少し多めに甘めのカクテルにしていただきました。
今日も静かなひと時を堪能させていただきました。

(2)
再訪しました。
少し早い時間だったので大丈夫とは思いながらも電話で予約。
カウンターのど真ん中、バーテンダーの渡辺さんに作っていただきました。
軽めの味わいのスコッチを希望したところ、ブレンディッドウイスキーがいいでしょうと「命の水」と書かれたウシュクベリザーブをロックのダブルで作っていただきました。
軽い中にも口当たりの良い甘さを感じるウイスキー。
ダブルにすることで感じる味わいなんだと感じた次第です。
また、再訪したいと強く思いました。

(1)
上野で美味しい食事の余韻を引き継ぐのは伝統と格式を漂わせるオーセンティックバーでしょう。
以前より訪問したかった『EST!』へ足を運びました。
念のため電話を入れて席を確保、タイミングよく入店が叶いました。
お店の扉を開ける瞬間から感じる歴史の重さ。
店に一歩踏み出せば、バックカウンターを始めとしてヒシヒシと感じる異空間の趣きです。
テーブル席に案内されて、スコッチのソーダ割りからいただきます。
薄口グラスに軽い口当たりのソーダ割り。
甘みと爽やかな味わいに、ほろ酔い加減の頭が覚醒する思いです。
チャームはピーナッツに品川巻き。
こんなところにも情緒を感じてしまいます。
入店した時から嬉しそうにしていた同伴のお客様にとても喜んでいただいたのが何より。
うれしいひと夜となりました。
今度はひとりでゆっくりと訪れてみましょう。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

厨 十兵衛 (松本、北松本 / 居酒屋、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/11訪問 2016/11/02

松本の夜は更けて。

おひとり様の松本滞在。
さて夕食は如何にと考えた結果、松本城にほど近く、本日の宿泊先のホテル花月の裏手にある当店を訪問することとしました。
事前に他のレビュアーの方々のレビューを参考に訪問。
確かにお酒が飲めない人は立ち入るべからず、の但し書きが貼り付けられています。
更に店内のカウンターにはお酒を一、二杯しか飲めない人には迷惑料としてお金をいただきます、ともあります。
そこまで拒絶しなくてもと思いますが、ご主人の哲学故のことなのでしょう。
あまり深く考えずにお酒を楽しみましょう。
いただいたお酒は、福島の飛露喜、会津中将のひやおろし、山形の十四代、三重の而今(じこん)をいただきました。
山形の十四代は初めての出会い。
口あたりはやさしく、クセのないお酒。
甘い感じがしますが後味がすっきりしていて飲みやすく、美味しいお酒です。
三重の而今はプレミアムな純米大吟醸。
宮崎の『光洋』で初めて味わって以来ですが、飲み口の華やかにしてふくよかな味わい、そして爽やかです。
〆の一杯としては最適なお酒だと思います。
とてもプレミアムなお酒ということでお値段が張るのも仕方ないところですね。
肴はお通しとして提供された汲み豆腐。
鰹節とやわらかいつゆの味わいが豆腐を包み込んでいます。
他に、いかの塩辛と銀鱈の塩焼きをお願いしました。
丁寧な調理がされていて、味わい深く酒のアテとして申し分ありません。
ひとり静かに飲むもよし、語らうもよしの酒場でした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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8位

松本ホテル花月 (松本 / ホテル)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2016/11訪問 2016/11/03

ホスピタリティにあふれたホテル。

松本城にほど近く、昔ながらの蔵なども点在する歴史的風致地区にあるランドマークともいえるホテル。
松本市内で最も古いホテルですが見事に今年の春にリブランドオープンしたようで、居心地の良いホテルとなっています。
朝食は地元食材で調理されたおばんざいビュッフェ。
やさしい味わいの料理の数々が並び、好きな分だけ味わうことができます。
厚切りベーコン、塩いかとセロリの和え物、ぶり大根、がんもどき、厚揚げの甘辛煮、ひじき、凍り豆腐、大粒納豆、卵、等々。
塩いかとセロリの和え物は中華料理でもいただきますが、和風のアレンジで更に旨みがあって美味しい一品。
ご飯はかまど炊きで、お代わりをたくさんしてしまいました。
食後は焙じ茶で暫し寛ぎます。
部屋も落ち着きがありますし、併設のお風呂も大きくゆったりとできます。
今回はビジネスユースでしたが、旅の宿としても訪れたいホテルです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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9位

かげろう (守谷 / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/11訪問 2016/12/04

昼にも是非訪れたい味噌と素材のこだわりのお店。

翌日の仕事に備えて守谷で前泊。
夜の食事を求めて探したお店が此方の『かげろう』。
駅前から少し離れた場所にあって、地図の案内がないと行方知れずになりそうな場所にある隠れ家のようなお店です。
店内はこじんまりと、カウンターと小上がり席が用意されています。
料理はアラカルトでお願いしました。
おすすめというお店厳選味噌を食すなめ味噌のセット。
金山寺味噌、柚子味噌、ニンニク味噌、エビ味噌、鯛味噌の五種を自家農園の野菜とともにいただきます。
其々の特徴ある味噌はもとより、瑞々しい野菜たちの味わいにも舌鼓です。
他にも味噌ポテトサラダやイカのゴロ鍋、つくば鶏のつくね、白えびの天ぷら、奥久慈卵の玉子焼き、など素材にこだわった料理を楽しみました。
お酒も色々と楽しみ方があって、ビールの後は日本酒を。
真澄、酔鯨、春鹿、などの銘酒を楽しみました。
ちょうど良さが居心地の良さに感じる、そんなお店でした。
今度はランチでこだわりの味に出会ってみたいと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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10位

bar K家 本館 (京都河原町、京都市役所前、三条 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2016/10訪問 2016/10/31

正に隠れ家のようなバー。

京都の夜は益々更けていきますが、趣きのあるバーに立ち寄りたくなります。
河原町の喧騒から決して遠くない場所ながらも、六角通りまで来るとさすがに静かです。
そこが目的のバーであることがわからない、趣きのあるアプローチ。
引き戸を開けて中に入れば、町家をリノベした広い空間が広がっています。
正に隠れ家。
大きな一枚板のカウンターと片側には個室風のテーブル席、奥にも少し多めの人数用の個室があるようです。
渋めのチーフバーテンダーを初めとして、男性に女性二人のバーテンダーさんたち。
寡黙ですが腕は確かです。
チーフバーテンダーさんは腕が腱鞘炎らしくシェイクが思うようにできないということで一杯だけカクテルを作ってくれました。
爽やかな甘みが口中に広がる蜂蜜とレモンのムースカクテル。
他に、自家製のサングリア、蜂蜜とレモンのムースカクテル、バナナのカクテルにフローズンモヒートなどもいただきました。
チャームは蜂蜜がけのマスカルポーネチーズのクラコット。
チーズと蜂蜜のバランスがgood!です。
なかなか素敵なバーに出会うことができました。
また、再訪が叶うことを願っています。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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