2回
2018/06 訪問
リーズナブルに日本料理を楽しめる完全予約制のお店。2度目の訪問で四季を感じた。
白川さん2度目の訪問です。
今回は土曜日12時の予約ということで、3週間前に電話で予約をしました。
ランチタイムとディナータイムの間にTELしましたがつながりました。
二度目の予約ともなれば慣れたもので、日時・人数・予算・名前・Tel番号を大将に伝えます。
今回も前回同様予算3,000円で2名。
どんなお料理と、器に出会えるのかワクワクしつつ当日を迎えます。
5分ほど前に到着し中へ入ります。
手前に2名セット、奥に4名セット、カウンター席に1名セット
なるほど、1名だと大将の手さばきを見つつ、カウンターでいただけるんですね。
次回はひとりで行こうかな。
今回はお茶ではなく、お水でした。
お茶は寒い日だけなのかな。
最初のお料理が運ばれてきます。
◎ズワイガニと、秋田産じゅんさい入りの冷たい茶碗蒸し
これね、今回頂いた中で一番好きだったお料理。
じゅんさいって何ですか?海草ですか?と聞くと、沼に生える水草ですって。
親切に教えてくださります。
同行者が調べると秋田では有名な食べ物なんですって。旬は6月。なるほど。
お出汁が強烈に効いていて、やや濃い目の味付けですが美味しい。
ズワイガニも大きいし、これも美味しい にしても、器素晴らしいなぁ。
この器惚れ惚れします。
ゆっくり味わいました
◎とうもろこしをオリジナルの粉で揚げたもの
揚げ物と来ましたか!
前回は椀物でしたが、やはり6月とだけあってとうもろこしですか。いいですね。
天ぷら粉は使わず、他のお客様に説明していましたが、容器をひっくり返しても落ちないような粉を使っているんですって。
もちろん揚げたてで、とうきびの甘さと、サクサクの食感が楽しい。
ただ塩加減はややきつかったかな。
◎トキシラズの西京焼き、フキの煮付けと炊き合わせ
サラダのドレッシングは前回同様ですね。このドレッシング家で使いたいぐらい好きな味。
フキは薄味で、やわらか~く煮込んであります。ゴマのアクセント良いですね。
トキシラズの西京焼き。美味しい。 とにかくおいしい。同行者もこんなに美味しい西京焼きを食べるのは初めて!と喜んでくれました。
皮もパリパリして、皮までいただけます。
炊き合わせも一つ一つが美味しいです、さすがです。
高野豆腐への染みこみ具合だったり、たまご一つとっても上品で美味しい。
カボチャも、普段家では食べませんが白川さんのカボチャならいくらでも食べられます。
お腹もやや膨れてきたところで・・・。
◎お寿司
九州産平政、マグロ赤身の漬け、ホタテ、スルメイカ、巻物。 そして大根のお漬け物。
お味噌汁は前回同様お豆腐のお味噌汁です(写真ナシ)
お寿司ってなんでこう美味しいんでしょうか。
酢飯の具合だったり、ネタの鮮度。
漬け具合。 あぁ、もうこのお寿司だけひたすら食べたい。食べ続けたい。
前回も書きましたが、巻物のメイン感。サブじゃないんですよね、かんぴょうやたくあんひとつとっても美味しいんですもの。白川さんの巻物は十分メイン張れます
お漬け物も前回同様食感、塩加減いい感じです。あぁ、美味しい。
ただ、この時点でややん?と思うところがあって。
前回あった「宮崎牛:が出なかったり(食べたかったなぁ・・・)
また汁物が好きなので前回頂いた紅芯大根と真鯛のお吸い物のような椀物があったらなぁ。
予算3,000円で十分満足な内容なんです、贅沢は言いません。
とうもろこしもボリュームたっぷりでしたし。
で、デザートはなんだろう。前回はわらび餅でしたが・・・。
◎デザート
夕張メロン
夕張メロンですってよ!! デザートに振ってきたか!と。
いや~メロンですよ、メロン。
しかも夕張ですよ。道民のみならず全国的に有名なブランドもんですよ。
切り方もオシャレで、大変美味しく頂きました。
今回も大満足の内容でした。
大将に、お礼の言葉を言うとにっこり。ステキな笑顔です。
髪型もビシっと決めていて、作業しているときは真剣そのものですが、
ご馳走を味わった後、お別れのときのこんなにステキな笑顔されたらまた来たくなっちゃいます。
「また、来ます。」と伝えると、これまたいい笑顔で「お待ちしています」と。
今回は二度目ということもあり、気軽に質問させていただいたり、
会話も楽しむことが出来ました。
お料理って、難しいもので。
盛り付け、味付けはもちろんのこと
器ひとつとっても、
接客一つとっても。お店の雰囲気も、装飾品どれかが欠けていたら残念だったなって思うんです。
白川さんはぜんぶが備わっていいお店だと思うんです。
大将ひとりでやっているお店だからこそ、全部がきちっとなされているんでしょうかね。
日本料理のランチコースで3,000円という大変リーズナブルな価格で楽しませてくれるお店は他にあるのだろうか。あるならもっともっと知りたいですね。
多分知っても結局自分にとってのNo.1は白川さんなんだろうなぁ。大将の人柄が素晴らしくって。
あぁ、はまりそうです、白川さん。
次回は平日にひとりでお邪魔してみようかな。
ごちそう様でした。
2018/06/24 更新
2018/02 訪問
見た目でも、味でも楽しませてくれる文句なしの個人的五つ星ランチ。
前々から気になっていた白川さんに行ってきました。
食べログで初めて星を五つ付けさせて頂きました。
レビューがかなりの長文になってしまいましたが、是非読んでいただき足を運んで貰えれば嬉しいです。
こちらのお店は完全予約制。ランチは火・木・土・日のみ。
ディナーは毎日18時から営業をしている。
電話するタイミングがいまいち分からず・・・。
失礼のないよう営業時間前の17時すぎに電話すると予約をすることが出来た。
予約日の二日前に電話予約をしたが、予算(ランチは3,000円~)と名前・電話番号を伝える。
感じの良い男性が電話に出たが、多分大将自らが応対してくれたのだろう。対応の感じが良い。
当日、ワクワクとドキドキを感じつつお店へ向かう。
駐車場はないので、買い物がてら「マルヤマクラス」の駐車場に停める。2,000円以上買い物すると3時間まで無料なので買い物がある方はオススメだ。(土日は混むので注意。)
マルヤマクラスから歩いて5分。住宅街の中にあるお店を発見。外観は一軒屋そのもの。
壁が青いというのが目印だろうか。
チャイムがあるが、会社名が書かれていたので、そのままドアを開ける。
玄関があり、靴を脱がずにお上がりくださいとのこと。
玄関の壁際に焼き物が飾ってあり、ワクワク度がさらに増す。
中へ入ると正面に焼き物(器など)が飾ってあり、カウンターの中に大将が居た。
こちらへどうぞ。と案内される。
店内を見渡すと、焼き物の他にグラスも飾っており、購入することも可能だ。安いもので1,000円くらいから高いもので数万円ほど。
卓は二卓あり、どちらもテーブル席。テーブルもオシャレでそれぞれお盆が2つずつ置いてある。
私たちの他にもう一組この後来るのだろう。
小さいながらカウンター席もあり、そちらは4名ほど座ることが出来る
◎緑茶
器が良い。好みの器。
そしてこちらのお茶、とっても美味しい。
あまりに美味しくて飲み干すと、さりげなく大将が注ぎにきてくれて。急須を置いていってくれる。
言葉数は少ないが、おもてなしを感じさせられる。
◎「いくら」と「とろろ」の茶碗蒸し
運ばれてきて早々、苦笑い。
というのも。「とろろ」が大の苦手で、苦手なものを聞かれると「とろろ」というぐらい。
にしても器が良いですねぇ。 同行者の器は形こそ同じど色あいが違ったりデザインが違うのでそれもまた楽しい。
とろろは苦手だけれど・・・。大丈夫きっと美味しいはず。そう思い一口。
頂いた瞬間、とろろが苦手ということを忘れるぐらい。
うんまっ!
茶碗蒸しはお出汁の加減が良く、またとろろの嫌な部分(芋っぽさ、ねばっこさ)を消し去ってとろろの良い所(ほんのりのねばりと甘さ)を引き出している。
で、いくら。茶碗蒸しのような温かいものに合うのか?と思ったが、この茶碗蒸しの温かさ加減がまぁ絶妙で。
かん酒でいうところの、ぬる燗。のような絶妙さ。
で、ワサビがアクセントとなってう~ん!うんまい。美味しいです。
◎お吸い物 「愛媛産真鯛と紅芯(こうしん)大根の真丈」
これまたステキな器で。一体開けたらどんなお吸い物が・・・。ワクワク。
そして開けた瞬間思わずおぉ!と声が出る。
赤いお吸い物は初めて見ました。
大根は強調せず、色合いだけを出すようにしているのだろうか。
こちらもお出汁の加減、そして真鯛の美味しいこと。
ゆっくり味わって、頂きました。
3,000円のランチのお吸い物で真鯛が出るのか・・・。と次は何が出てくるんだろう。
ワクワク、ドキドキ。
◎宮崎和牛と大根、鰆の西京焼き
料理名は大将の説明どおり記載しています(若干聞き取れなかった部分もありますが・・・)
料理名と運ばれてきたものの名前が一致していない・・・。
明らかにそれ以上のものが詰まっています。
メインプレートといっていいのでしょうか。日本料理に詳しくはないし、食べなれていないのでどう伝えればいいか分かりませんが。メインプレートと呼ばせていただきます。
こちらのメインプレートに乗ったものたち。どれも、ほっっんとうに美味しくって。
一品一品が際立っている。どれもサブじゃない、メインを張れる美味しさ。
まず鰆。オーブンから出したてなのでホカホカのうちにいただきます。
切り込みがしっかり入っていて、皮のパリパリ加減も良い。
身はふっくら仕上がっており、完璧の一言。
続いて、宮崎和牛。大根と一緒に煮込んであって「ほろうま」
和牛の脂っぽさが消えていて、なおかつ大根に染み込んだやんわりしたお出汁と牛のエキス。
絶妙な味付けです・・・。感服。
サラダも自家製のドレッシング(?)だろうか。水菜かな?と思ったらワサビ菜(?)だったり。
(違ってたらスミマセン)
他には、
湯葉⇒やや硬めで食感があって面白い
お麩、高野豆腐⇒良い出汁吸っています
卵焼き⇒よくある出汁巻きではなく、お寿司やのようなやや甘めの味付けなのもGood!
山芋(?)⇒いい食感と味付け
・・・挙げたらキリがないですね。
一品一品、全てにきちんと手が施されていて。
食べていて楽しくなってきます。
メインプレートを堪能し、お腹も満たされてきたところで次の料理はなんだろう・・・。
お、大将がカウンター越しに握ってますよ!
◎お寿司
メインプレートの後にご飯もの。それもお寿司ですか。
事前に口コミを見ていたので分かっては居ましたが、いざ来るとなると驚いちゃいますね。
満足度は既に満タンですが・・・。
左から、ソイ、ずわいガニ、ホタテ、九州産コハダ、巻物です。
そしてお味噌汁が付きます。お味噌汁の器も凄く素敵です。
開けるとダシの香りがふわぁぁっときます。具は豆腐のみですがシンプルで美味しく頂きました。
タレが掛かっているのでそのまま食べられるってのもいいですね。
ソイ。淡白な白身魚ですが、身厚で食べ応えがあります。食感もいいですね。
ズワイ。こちらも身がしっかりあります。塩加減もちょうど良く美味しくいただきます。
ほたて。生のほたてだろうか。解凍モノによくあるような臭みや水っぽさが一切なく。甘みと食感の良さが際立つ。
九州産のコハダ。 北海道ではなじみのないお魚ではないだろうか。コハダ。生サバのよう。生サバに比べると生臭さが抑えられていて美味しく頂いた。
巻物。かんぴょう巻きが、タダモノではなかった。 お寿司の中で一番衝撃を受けたかも・・・。
付け合せの大根の漬物。こちらも衝撃を受けるぐらい美味しい。
お漬物は普段食べないが(しょっぱかったり、水っぽさが苦手)水気が切れていて、塩加減も絶妙。漬物好きになりそうなぐらい美味しく頂いた。
お腹も、心も大満足の中
デザートは何がくるのか。ワクワク。
◎黒豆の千石茶と、豆乳で作った餅
最初に千石茶が来ました。
黒豆のお茶ってお高いイメージ・・・。初めて頂きました。
豆の味がしっかりしていて、おぉーこういうもんなのか!と美味しく頂き。
豆乳で作った餅。 きなこがかかっています。
このお餅。口当たりが大変良く、これならいくらでも食べられそう。
豆乳の甘みもしっかりあって、最後まで大満足。
一人3,240円。二人で6,480円。お支払い。
お昼はサービス料がかからないんですね。(夜は5%かかります)
サービス料お支払いしたいぐらいです。大満足。
大将に感謝の気持ちを伝えるとニコっと。
その笑顔、ずっるいなぁぁ!!
通っちゃいそうです。
3.宮崎和牛とさわらの西京焼き
お寿司アップ
5.豆乳で作ったわらびもち
お味噌汁(お寿司とセットで)
4.大将握りたてのお寿司
2.愛媛産真鯛と紅芯大根の真丈
お吸い物の器
器アップ
1.いくらと、とろろの茶碗蒸し
外観は一軒屋
お盆とお箸。
緑茶
2018/02/27 更新
ランチコースは3,240円~ 季節を感じる日本料理をステキな器でリーズナブルに頂ける完全予約制のお店。
大将の人柄も良く、一度行くと二度行きたくなる隠れ家的お店。
2018/06/24 更新