口中の愉楽さんが投稿した日本料理 つむぐ(兵庫/三宮)の口コミ詳細

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愉楽探訪

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日本料理 つむぐ三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR)/日本料理、海鮮

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  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

知らない街で最上の食事体験

神戸の街を訪れたことは人生の中で10回もない。毎回半日強程度の滞在で、ほとんど知らない街と言っていい。それが今回、三宮で2泊することとなった。せっかくなら、奮発して美味しいものを食べたいじゃないか。神戸ときたらなんだろう、中華、それとも洋食? しかし中日の大仕事を考えると前夜はやはり落ち着いた和食をいただきたい。というわけで食べログを検索して前日にこのお店を予約。当日は朝から四時間運転後にポートタワー・灘・三宮を歩き周りヘトヘトに。宿入りしてシャワーで汗を流し、駅南の宿からお店を目指しててくてく歩く。駅北は飲食街の印象、渋谷センター街や歌舞伎町に似た雰囲気があるな。

入店するとカウンターに案内され、調理場のご店主と対面でご挨拶。竹製のランチョンマット、団扇型の箸置きには金魚の絵があしらわれていて見た目にも涼やかだ。今日のコースは全体に夏をイメージしているようで、先付けは七夕のあしらい。続く鱧の碗ものも穏やかなお出汁で心が温まる。驚いたのが続くお造り、普通の切り身ではなく生春巻きに仕立ててきた。中身はまぐろとアボカドと醤油のムース、これがまた美味しい。その後も料理が続く中、目の前の炭火で焼いている鮎に目が止まる。やがて鮎登場、薬味は胡瓜酢。焼きたて熱々の鮎は風味豊かなご馳走だ。そのうち奥のコンロが強い炎を上げて御飯釜を包み込んだ。炊き上がったお釜はジャコと梅の炊き込み御飯、お釜の中を見せてもらった段階で既に美味しそうだが、空気を含ませて混ぜ合わせ茶碗に盛られた一品は極上。電子ジャーで炊いたようなふっくらツヤツヤではなく、多少芯の感じられる無骨な炊きあがりが直火釜炊きの醍醐味だ。赤だしのお汁にはしじみ、特に松江人には嬉しい。デザートはオレンジの甘露煮のゼリーと水饅頭、お抹茶でいただく。

料理を食べながら、穏やかな語り口のご店主といろいろなお話をした。このお店をオープンしてからまだ一年半とのこと。若い女性の店員さんが二名いらしたが、彼女たちへの声掛けも「いいよー」「ありがとうね」等々とても優しいトーンだ。調理の肝どころでは言葉を止めて集中する。目の前で見た、他のお客さんのために鮎を炭火から下ろして鉄串を抜く所作の美しさ。とても良い職人さんだと思った。

以上、滞在時間は約100分。お料理の確かな美味しさもさることながら、ホスピタリティ総体としてとても心地よい空間と時間を過ごすことができたよ。今回は本当に良いお店に巡り会えた。滅多に付けない星五つを躊躇なく付ける(長い食べログ歴で二度目くらいじゃないかな)。


2024/07/20 更新

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