新潮新書の本である。
この本は、飲食店経営側の人間と、利用者側の人間双方に役立つ内容だ。
特に興味深かったのは、ここ食べログのような、飲食店の客によるクチコミ評価に関する箇所。客にとって、グルメ情報雑誌やマスコミが流す情報よりも、食べログのような客による情報が役に立つケースが多いと言う。確かに。それによって飲食店の構図がどう変わっていくかが本書に示されている。実に興味深く読んだ。
ちなみに内容は下記の構成。食べログのようなクチコミサイトが登場するメインは第十一章。
第三章の中の 「『良い店』とは何か」 「期待度と満足度」 「『少しのビックリ』と『少しのガッカリ』」 も特に共感できる内容だ。
第一章 そもそも飲食店って儲かるの?
第二章 ジンギスカンと立ち飲みのあいだ
第三章 「女性に人気のヘルシー店」は潰れる
第四章 情報化が偽装を産み出す
第五章 偽グルメ情報にご用心
第六章 「オーナーの夢だった店」は潰れる
第七章 ショッピングセンターはおいしいか
第八章 店舗拡大の落とし穴
第九章 上場は勲章ではない
第十章 飲食店の周りに広がる「宝の山」
第十一章 「個店の時代」が到来する
第十二章 食が日本の輸出産業になる
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