ozsan1959さんが投稿したオー・シザーブル(東京/六本木)の口コミ詳細

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食わずに死ねるか?

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閉店オー・シザーブル六本木、乃木坂、六本木一丁目/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2007/05 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

5点だけじゃ、足りゃしない!

・・・「閉店(数日)前夜」・・・

“無くなったら死んでしまう”と公言して憚らない、
僕の一番大切な店オーシザーブル
5月8日を持って閉店する。

残念ながら(?)完全閉店ではなく、
改装のための一時閉店なので、
僕が死ぬことは無いのだけど、
閉店の一報が届いた時には・・・・・僕は本当に泣いた。
泣きながらマダムにメールを送り、
別れの花束の手配をしたのだった。

単なる僕の勘違いだったとマダムは言うのだけれど、はて。
あちら様の言い分はシザーブルのHPに
(ほぼ名指しで)書いてある↓
http://www.sixarbres.com/top2.htm

という訳で、新茶で多忙な間隙を縫って
オーシザーブルへ。

23年前、初めて一人でランチをいただいた時
常連のお客様が一番奥の深紅の席に座り
サービスの山田氏と親しげにやりとりしていた 。

(いつかはあの席に座りたい・・・)
と憧れていた最上客席に、今日は案内された。

今日は料理のことはどうでもいいのかもしれない。

この店と、訪れた人々と、シェフたちと、素敵なマダムと
29年という長い時を共有できたことに感謝をして
オーシザーブルの新たな一歩に乾杯!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・「死んでしまうかも」・・・

この店を評価しろ!と言われても、僕には困難だ。
この店がなくなったらどうする?と問われれば「たぶん、死ぬ」と答えるだろう。
食べることの楽しさ、人との出会い、
いろいろなことを教えてくれた、かけがえのない店だから・・・

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

もう20年以上前のこと、たべることに興味を持ちはじめ
僕は(家業の)修行先から帰るたびに、あちらこちらに一人で出かけていた。

あの頃の六本木では、このオー・シザーブルと、
山村シェフのオー・ミリューが、僕の好きな店の双璧だった。

シザーブルでは、いつも店奥のベンチシートに常連さんが座り
カップルはコーナーシートに(対面にならぬよう)楽しげに座ってた。

当時サービスの名人・Y田さんは、一人客の変な僕を気にかけながらも
いつも店の奥の常連さんと親しげに会話していた。
(ああ、いつかはああいう関係になりたいなあ・・・)と思いながら
僕は壁際の席で、一番安いランチで食べながらグラスの白を飲んでたっけ。

少しだけ、僕の位置が変わったのは、サービスが新人のO野田さんになってから。
ひょろっとした体躯に、細い目で恥ずかしげに注文を受け、
料理の合間に、時折話しかけてくれた。
(へえ、お店の人と会話しながら食べるのも楽しいなあ)
そんな喜びもあって、よく通ったものだ。

ある時、財布の中には3000円だけ(うち500円は電車賃・・・)
夕刻に近くを通りかかり、どうしても寄りたくなって入り口で彼に囁いた。
(((2500円で、料理1品とワイン1杯飲ませてくれる?)))
「ハイ、よろこんで」といわれ
2時間近くも遠慮なく、楽しい会話をしてしまった僕。

実は、女房との結婚を決めたのもこの店。
彼女の食べっぷりに惚れ込んだのは、料理が美味しかっただけではないだろう。
“僕の大好きな空気を共有できる”と、感じたからだ。

それ以来頻繁に、とはいえないが(すみませんねえ、マダム)
“大切な日”には必ず食事に行っているのも事実。
互いの誕生日、結婚記念日、、、、、また、大切な友人とともに。

自分とともに年輪を重ねられる店。
そう思える店は、1軒あれば充分すぎる、、、ほど幸せな事。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

僕にとって、この店の欠点はひとつだけ。
それは“マダムのいないときは、店としての価値が半減する”
ということ。

モチロン料理の出来に、なんの揺るぎもないのだが・・・・・

5点満点なんて、酷な話だ。
今回だけ100点満点にして欲しい、是非。

そのうち、60点を関根マダムに、30点を料理とシェフに、10点をムッシュに捧げたい、
失礼ながら。


  • 先ずは、シャンパンで

  • 焼きたての自家製パン

  • 僕の前菜はアスパラガス2種

  • 妻は新作・大麦と野菜のサラダ仕立て

  • ハッカクのムニエル・クスクス添え

  • フォアグラのソテー、マデラ酒ソース

  • メインは詰め物をした小鳩

  • ほら、こんなに・・・・・

  • 妻のメインは牛ほほ肉の赤ワイン煮

  • 悪魔の囁き・食後のチーズ

  • くうううう~、たまらんち会長

  • デザートを、お好きなだけ。

  • 誕生日には、こんなサービスも

  • 秘密のパスタ●●●味

  • “六本の木”オーシザーブル

  • 使い込んだカトラリーたち

  • 豚ひき肉のちりめんキャベツ包み

  • さらなる進化、秘密のパスタにワイン漬イクラのせ

  • 本日の魚料理

  • ありがとう

  • 最高の火の通し、バヴェットステーキ

  • ありがとう2

  • ブフブルギニオンも野菜たっぷり

  • トイレの鏡にも思い出が

  • トイレの扉に、グロリアちゃん

  • ただいま、改装打ち合わせ中

  • 心を込めて

  • サア、召し上がれ

  • エスプレッソ・ダブルで

  • 鈍く輝くマーク

2007/05/05 更新

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