2回
2012/10 訪問
木屋町二条、れすとらん西島
京都で有名な繁華街、木屋町。賑わっている四条〜三条を抜け、どんどん北に上がっていくと二条通に突き当たる。その突き当りにあるフレンチが西島。
もともと「よねむら」だったこの場所にほぼ居抜きの形でシェフ西島さんが自分のお店をオープンさせたのは11年前。現在12年目ということだが、すでに老舗の風格を出している。
暖簾をくぐり引き戸を開けると一段あって、さらにドア。この中間部分が喫煙スペースになっている。店内はもちろん禁煙だ。
ドアを開けるとなが~いカウンター。2箇所で軽く湾曲しているので、この部分に座ることが出来れば3〜4名で訪れても会話に苦労しないのが嬉しい。
さて、頂いたのは夜のコース。
1.まずはアミューズ。赤ピーマンのムースにコンソメジュレ。イチジクも乗って。さっぱりとしていながらコンソメが効いているので、スパークリングが進む。
2.続いてキスと車海老を使ったサラダ仕立ての前菜。キスはカリッと揚がっている。葉物に隠れているが、ウニが登場したり玉ねぎが出てきたりと、面白い構成。
3.そしてホタテのムース。中には紫ずきんが入っている。鱧も添えて。あっさりとした魚介ながら、スープが醤油・キノコベース。後味にこくが残る。
4.続いて名物。甘鯛とホウレンソウのカレー風味。ここでスパイシーなものを持ってくるのがにくい。パンをちょこっと付けて食べるとなおよし。
5.さて、フォアグラである。大根・しめじとともにソテー。この焼き加減が最高。外を程よくカリッと仕上げていながら中はトロトロで口に入れると溶けていく。
6.かぼちゃのフラン。上にはオマール海老とズッキーニかな?オマールエビから取ったのだろう、濃い海老の風味とかぼちゃの濃厚な味がマリアージュ。
7.ここでまた変わりだねが登場。鯛と栗のピューレ。上に乗っている栗はカリカリに仕上げてあるので、食感も楽しめる。
8.スープはマッシュルーム。出てきた瞬間に香りが広がる。
9.ここで口直しのシャーベット。すっきりした味わいはカボス。
10.ようやくメインのステーキ。焼き加減はミディアムレアでオーダー。和牛のフィレ。丁寧に切り分けて出てくるが、焼き加減が素晴らしい。外はカリッと焼き上げられ、中はジュワッと肉汁が。
11.お肉の後は少量のご飯。ホント、三口ぐらいだけど、少しだけ欲しい時に嬉しい。
12.最後にデザートとコーヒー。左上は豆乳のムースにあずきを和えたもの。なかなか投入は食べないけど、丁寧に仕上げてある。
なんと12品も。どれも仕事が丁寧で、個性のある一品。少量なのでパクパク食べられるが、最後に満足感がズシっとくるのが嬉しい。
まさに京都の名店。12年目、ますます飛躍しそうだ。
デザート。奥は豆乳のムースにあずきのソース
マッシュルームのスープ
キスと車海老を使ったサラダ
ごはん
メインは和牛のフィレステーキ。焼き加減はミディアムレア
カボスのシャーベット
鯛と栗のピューレ
かぼちゃのフラン
フォアグラのソテー
甘鯛とホウレンソウのカレー風味
ホタテのムース
赤ピーマンのムースにコンソメジュレ
看板はれすとらん西島
2012/10/23 更新
京都には、美味しいお店、有名なお店はたくさんある。知らないお店の暖簾をくぐるのはちょっと難しいけど、実はレベルの高いお店も多いのだ。れすとらん西島もそんなお店の一つだと思う。
リッツカールトン京都のすぐ近くなので敷居が高そうだが、一度お店に入ってしまえばアットホームな空間であることがわかるだろう。京風フレンチと称されることもあるかもしれないが、その実はスタンダードでシンプル。そして力強いフレンチだ。基本に忠実で安心の料理が食べられるのが西島のいいところ。
もっと色んな人に行ってほしい。京都に行かれることがあればぜひ。