quickhunterさんが投稿した食煅 もみじ(埼玉/新白岡)の口コミ詳細

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魚料理と麺類が好きなオヤジの気まぐれ食べある記

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食煅 もみじ新白岡/ラーメン、つけ麺

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

おざなりな口コミは書きたくなかった。そう思わせるほど全てが計算されつくした料理と空間演出に脱帽!

 仕事で近くに出かけた際、同僚から勧められていたので開店30分前の10時半に行ってみた。駐車場にはすでに数台の車が待機している。お店の前に行き、記名を済ませ再び車で開店時間を待つ。2~3分前になると徐々に車から出て店の前に移動を始める。時間ちょうどに暖簾が出て、記名順に招かれ店内に入り、食券を購入して席に案内される。我々は2人で4人掛けのコーナーに案内され、相席はしないのでご自由にお掛けくださいとのこと。ソーシャルディスタンスも完璧である。左を向くとお一人様用の席があったが、そこも4人座れるスペースの端と端に案内していた。

 ほどなく料理が運ばれてきて、あらかじめ写真で見たあのつけ麺が目の前に登場した。きれいに整えられた麺、これはどうやって整えているのか興味津々。どなたかご存じの方がいらっしゃったら教えてほしい。麺が浸かっている液体をなめてみると、ほうじ茶のような風味がした。出汁とほうじ茶か…? 紅葉の形に切り出した昆布がにくい演出だ。

 さて実食と行こう。まずは麺だが、食感とのど越しがこれ以上ないほど素晴らしい。お汁も箸でなめてみると、パッと見た感じは濃いめに見えるが、塩分濃度はむしろ控えめなくらい。だがたまり醤油のような熟成された和テイストの旨味と、動物系に節系の旨味もしっかりある。麺を沈めて味わってみると、これがまた絶妙な絡み具合で、のど越しの良い麺との相性は抜群である。これなら大盛にすればよかった。いくらでも食べられそうな感じがする。

 話題の角煮に箸を伸ばす。エッジが残っていて形はしっかり残っているのに、見事に箸で切れるほどやわらかく煮込んである。口へ運ぶとよくある醤油まみれで肉の味がどこかへ行ってしまったような角煮と違い、肉の味がしっかり残っている。以前高級中華料理店で食べた角煮より、完成度のレベルが高い。ひたすら調味液で煮込んだだけとは大違いだ。ただの煮込み? 調味液に漬けてから蒸し煮? どうやったら形を崩さず素材の旨味を残しながらとろとろに仕上がるのか? 調理技術としても卓越したものを持っていると想像する。

 それに味玉の完成度も高い。黄身の凝固具合は、店主が狙いすました通りに仕上がってると思う。味の浸透加減も良い。黄金色とはこの色と思わせる色に仕上がっている。ご推察の通り箸だけでつかんで口に運ぼうとすると、やわらかすぎて途中で崩壊してしまうことは必至。それほどやわらかく仕上がっている。メンマに関しては固めのしゃくしゃくしたのが好みなのに対し、やややわらかめなので特筆することはないが、味付けは程よくこれも計算されつくしたものだろう。味変アイテムとして生姜や卓上にお酢などもあったが、今日はデフォで味わっているうちに麺もなくなってしまったので使用せず。

 これまでランキング上位で、一世を風靡したラーメン店にいくつも足を運んだが、美味しいのに間違いないが、何かひとつは惜しい点が必ずある。だがもみじさんは違う。完成度の高さでは自分史上一番に間違いない。個々の調理技術も素晴らしいものがある。それにラーメンだけではない、建物やインテリア・清潔感・接客・オペレーション・経営方針と、トータルでも脱帽である。それゆえハードルが高いが、ぜひ一度食べに行ってみてくれ、と勧めたくなるお店だ。私自身もまだ伸びしろがあるという期待感もあるので、定期的に訪れてみたい。
ではでは、今日も美味しくいただいた。ご馳走さま~! ლ(´ڡ`ლ)

  • なんじゃこりゃ~なつけ麺

  • 特製つけそば 1,200円

  • つけつゆ 濃いようにも見えるが塩分濃度が適!

  • つゆの中から大きなチャーシューが出現

  • 文字通りの麺リフト

  • 黄金色に輝く煮卵

  • 割りスープも滋味深い

  • 4人席に2人で相席なしでソーシャルディスタンスも完璧

  • 和の空間を演出する和箪笥

  • 卓上のしつらえ

  • お一人様用の席も、間に2席分の間隔を確保

  • こちらも手抜かりは無し

  • 入口の記名台

  • 入口付近の雰囲気もいい

2023/02/17 更新

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