今年の年越は、前から行きたかったベトナムのハノイに決めた。
マイレージ特典航空券でシンガポールからのビジネスクラスを確保し、羽田とシンガポールはANAの深夜便エコノミー。年始はタイのクラビとトランにも寄って、帰国日は羽田からそのまま客先に向かうという9泊12日の日程だ。
タイでは美味しい料理に出会えなかったので、この後(1月末になると思う)順次登録するブログ側(
R923Eの海外食べ歩き+α(タイ))を見てほしいが、ハノイは街並みも見どころが多く、物価も安く、ぼったくりやスリが多いとの情報も全くお門違いといった印象で、割と気に入った。
実際問題として、タイの方が色々な面で不利な条件を提示される印象を受けた。
例えば空港での両替レートを見ると、US$,A$,S$,€,£は往復5~6%なのに円は10%。
ATMで現金を引き出すと無条件に150バーツ(≒450円)も取られるし、クレジットカード決済すると3~4%ほど不利なレートとなる円建てで伝票を切ってくる(店側の問題ではなく、現地のカード決済銀行のスタンスと思われる)。
トゥクトゥクに乗ろうと思えば、必ず吹っかけて来るし(頭にきてトランでは3Km離れたバスターミナルまで歩いてしまった)、夜市でもぼったくり価格を提示してくるのは当たり前。未だ後進国レベルなのだ。
とかく危ないと言われるベトナムの方が、はるかにカワイイものだと思うのだが。
料理面でも、やたら辛かったり酸っぱかったりで食べれないものが多いタイと比べると、ベトナムは魅力的。(タイカレーは好きだけど、トムヤムクンとかソムタムとかタイスキを美味しいと思わないのだから、タイ向きでないのは明らか)
今後タイに行くのは、家内と約束している像乗りに連れて行こうと思っている北部だけでいいかな、という気分になってしまった年末年始旅行だった。
いつもの通り、食べ歩き詳細は、
R923Eの海外食べ歩き+α(ハノイ) に掲載してある。
搭乗した3つの航空会社のビジネスクラス機内食については、海外版ブログの
ビジネスクラス機内食に登録してあるので、ぜひご覧いただきたい。
■1枚目:
グルメコーナー(The Gourmet Corner Restaurant)(☞
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-388.html)
Nem Hanoi-Crispy Spring Rolls(US$4.20)
いつもの通り地元の地名が入ったものを選ぶわけだが、ベトナム料理定番の春巻。
ハノイ風は揚げ春巻で、フエ風が生春巻のようだ。
これは美味しかった。中身は肉の比率が高くぎっしり硬めにまとめられ、皮は網目状のものをカリッと揚げてある。
■2枚目:
クアン・アン・ゴン(Quan An Ngon)(☞
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-389.html)
Bun Ngan(VND50400≒210円)
野生の鴨と筍入りのフォー。何軒かでフォーを食べたが、抜群に美味しかった。
というのも、他の店では化学調味料だらけっていう感じだったが、しっかり出汁を取っているうえに、鴨肉が旨い。内臓肉を含めた各部位に味があるのだ。タケノコも、日本ではお目にかかれない柔らかさ。
■3枚目:
ガオ・デ(GAO DE)(☞
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-398.html)
Bun Thit Nuong-Noodle with Grilled Meat(VND25000≒100円)
2012年最後の食事は、フエ料理を大きく掲げていた、一見ファストフード店風の食堂。
近隣他店の半額水準という価格設定にもかかわらず凄いボリュームで出てきたのには驚いた。
タレは、黒酢ベースというやや中華系のお味。
でも、具材が多いこととピーナッツが良いアクセントになっていて、意外にも美味しく完食してしまった。
■4枚目:
エッセンスカフェ(Essence Cafe)(☞
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-390.html)
Hanoi crispy spring roll(US$4.00)
ハノイ風の揚げ春巻は3軒目だが、具材が安っぽいだけでなく皮もパリッとしていない。
揚げたてにも関わらずべチョっとしているのだ。タレに付けるとますます柔らかくなって旨くない。
ただし、ハーブ類は品質・鮮度共に良く美味しい。
当たり前と思うかもしれないが、この水準で出てきた店は1枚目の系列店だけだった。
■5枚目:
マダム・ヒエン(Madam Hien)(☞
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-394.html)
Bun cha-Marinated BBQ pork, "BUN", "Nuoc Mam"(VND156200≒640円)
洋館を使ったお洒落な店。ブンチャは、ハノイの名物料理とのことで1度は食べてみようと選んだ。
これは、単に肉と肉団子を炭焼きにしたものが鉄板に乗せられていて、ブン(米粉の素麺のようなもの)と香草と合わせていただくわけだが、タレが揚げ春巻のものとまったく同じだったのが残念だった。
■今回の旅の費用
往復航空券: 65740円(羽田<>シンガポール、11260マイル獲得)
周遊航空券: 17620円(シンガポール>ハノイ>バンコク<>クラビ>シンガポール、43000マイル消費)
現地宿泊費: 38493円(US$222.35/4泊+฿6500/5泊)
飲食交通費: 17673円(VND1984000+US$14.11+฿2717)
国内交通費: 2020円
旅費合計: 141546円(+43000マイル消費)
●海外訪問国リスト:
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-58.html