R923Eさんが投稿したアルピーノ(埼玉/さいたま新都心)の口コミ詳細

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R923E (男性・埼玉県)

この口コミは、R923Eさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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アルピーノさいたま新都心/フレンチ、ヨーロッパ料理

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/09 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

埼玉県を代表するフランス料理店であることは間違いない

再訪:[2010/5/13 12:20]◇ 《昼:4.0/4.0-3.5-5.0-3.0、夜:4.0/4.0-3.5-5.0-3.0》
直近レビュー: http://r923e.asablo.jp/blog/2014/09/26/7443924 (2014/9/26)
特に変化はないのでレビューはブログ側に書くが、サービス陣の問題点が何となく分かった。
しっかりしたサービスを指導出来る方がいないのだと思う。恐らく筆頭格の方に問題アリと感じた。
だから、全体水準が上がらないどころか下がっている感じがするのだ。
埼玉を代表するフレンチがこれではいけない。
あたま数だけ揃えれば良いというわけにはいかないのがサービスだ。


-----2009/3/5 19:20
HPに掲載されている詳細メニューが11550円(税サ込、以下同)のコースだけだったので、最安値の8085円のコースはメイン1品だと完全に誤解していた。地元店であることから気になってはいたものの、高価格がネックで夜を試すことが出来なかったのだ。(1万円以上を埼玉フレンチに払う気が起きないことが理由)

その最安値の「思い出のメニュー」なら、先日試したビストロやまの最高値コースよりも少し安いこともあり、ようやく試してみる気になって電話で内容を確認してみた。すると、「どの金額のコースでも量は同じで肉と魚料理が付きます」と、フレンドリーで明確な回答。(いつもの年配女性だと思う)
ある意味、この店の情報開示が少ないことも原因ではあるが、勝手にフルコースではないと思いこんでいたようだ。

実際の構成では、詳細が掲載されている「季節のメニュー」に対して、アミューズ・グラニテ・チーズが無い代わりにスープが付くので2皿減。量的にはもちろん、皿数でも Maison d'H と比べてしまうと少ないが、普通の女性でも完食できる平均的な量だ。この格の店なら決して高い価格設定ではない。

まずは食前酒(私は飲めないのでクーポンで付くジュース)、続いてパンとバターが出てくる。
このパン、かなり大きいのに中までしっかりかつ均質に温められ、表面のパリパリ度も含めて美味しい。追加したパンも同様な状態で出てきたので尋ねてみると、製造時には表面の焦げ色を薄めにして焼き、必要量をある程度予測して低温で常時じっくり温めているとの話。大規模店ならではのアプローチで、小さな個人店では無理な話だ。(とはいえ、この日は全体でも10名もいないだろう閑散とした状況だった)

以下、出てきた順に料理の解説を記す。ただし、店のメニューでも構成以外記されていないため、料理名や説明内容は不正確であることをお断りしておく。

●前菜 ★★★
ポロネギをグリルした後にマリネしたような冷菜。
写真上側のポロネギは、あらかじめ2cm幅にカットされ、その上に7mm角程度の乱切りにされた茹で牡蠣・かなり細かい茹で卵・ケッパー・香草類を混ぜ合わせて型で軽く固めたものが乗っている。この出来が上手くない。
牡蠣が全体の半分を占めているのに牡蠣らしい風味が抜けているうえ、他の材料との調和も感じられない。単に牡蠣を使ったというアピール以外に存在価値を見いだせないものだった。ポロネギだけで十分に旨いと思うが、それでは見栄えが悪いので苦肉の策として生ハムと共に飾ったのだろうか。
こういった部分が、都内高級フレンチとの明確な技術力の差だと思う。

●スープ ★★★☆
所沢産の蕪のポタージュ。
ポタージュ系としてはクリームの少ないあっさりした味で、ほのかな蕪の風味を楽しめる。
表面に赤い花びら片のように見えるものは、ローズペッパーの表皮部分だそうだ。

●魚料理 ★★
ホウボウのソテーを甲殻類のブイヤベース風ソースで。
身の厚いホウボウを食べるには、ソースがあまりにも少ない。皿全面にソースがあるように見えるが、きわめて薄く皿全体に伸ばしている状態であるうえに、味覚的には濃厚さも無くソースというよりはスープであるブイヤベースと同等。
こうなると、魚本来の味で食べる料理と解釈したいが、焼き方が悪いのか質が悪いのか、身が硬くあまり美味しくない。タコとイカをアンチョビ風味でソテーしたものがトッピングされているが、これも味にインパクトが無く魚本来の味を強調も邪魔もしないので、結果的に美味しくないという感想。

●肉料理(2択+1) ★★★☆
埼玉県産黒豚のポワレ シードルビネガーソースを選んだ。
黒豚の質が抜群に良かった。といっても黒豚らしい癖はまったくないが、不思議と旨い。こうなると、ソースは完全に脇役。りんごもビネガーも極力主張しない良く言えば上品なソースは、良い素材には最適であることを証明した皿だ。

となると、ここまでフレンチ好きを唸らせる主張のある料理がまったく無かったことになるが、1つだけあった。皿の左上に見える小さな黒い塊。「ブーダンノワール」という料理だそうだ。上に乗っている山状のものはアップルペースト。
この「ブーダンノワール」、主菜の黒豚のレバーやホホ肉を裏ごしして豚の血液を加えて作るそうだ。ソーセージという説明をされていたが、テリーヌ状で供された。ちょっと調べてみたが、フランスではソーセージとしてかなりメジャーな料理らしい。こういった1品でも感動する料理を出してくれると嬉しいが、通好みの料理故に好き嫌いは分かれると思う。

●デザート(7択) ★★★★
選択肢であるメニュー写真も掲載しておくが、この中から「アンブロワジー」を選んでみた。
出てきた皿を見ると、敷地内にあるケーキ屋お菓子やさんで売っていそうなケーキだったのでがっかりしたが、売っていないそうだ。
ピスタチオとチョコのムースにラズベリージャムでアクセントを付け、周りに濃厚なチョコレートソースでコーティングしたものだが、これは久々に美味しいと思えるケーキだった。添えられている珈琲リキュールを使ったアイスクリームも良い。
ただ、デザートの選択肢の中ではお菓子やさんでも販売しているものがあるそうで、レストランならではのデザートを揃えてもらった方が良い気がする。メニューの記載内容では分からないので、お菓子やさんで販売しているものがどれであるかは明示が必要だろう。

●食後の飲料:カプチーノ

●小菓子
個々の説明がまったく無いのは、いかがなものだろう。
ゼリー、マシュマロ、トリュフチョコ、マカロン風の焼き菓子。


以上、税サ抜き7000円(税サ込8085円)のフルコースとしては十分に優秀だと思う。
大規模店だけあって、万人受けする味付けであるうえに、全体的に最近の主流であるライトフレンチ的な重量感の少ない料理であることも、カジュアルフレンチを名乗って集客しているだけあると思う。
しかし、ある程度フレンチに慣れている者にとっては、店独自の主張(=癖)に乏しく不満が出そうな内容だ。私としては、フレンチの命であるはずのソースを表に出さず、素材の味に頼りすぎている点が大きな不満。魚料理のように魚の質がそれほど良くないと感じると、補正しようがないのだ。

また、細かいことは書かないが、サービス陣の水準に個人差があるうえに、やや基本的な作法に欠けていることを感じた。客が多い時や安いランチ時間帯なら許容できるが、客の少ないディナータイムは水準の高いサービス陣で埋めてほしいものだ。同様にメニュー内容を詳しく開示しない姿勢もいただけない。

結論としては、店の思惑どおり、高級フレンチ格の雰囲気・サービスを価格以外の面で誰でも気軽に楽しんでもらうための店と考えれば間違いないと思う。ドレスコードのあるフレンチが埼玉に1軒も存在しないのは、歴史面も含めて筆頭格のこの店がカジュアル路線だからかもしれない。

※ぶりぶり1234 さんが高いコースの内容を写真付で詳しく記されているので参考になると思う。
※過去レビューはコメント欄に移しました。

  • (10/5昼)「Menu d'Orme(3465円)」のメイン(3択)の牛肉

  • (10/5昼)「Menu d'Orme(3465円)」のメイン(3択)の桜鯛

  • (10/5昼)「Menu d'Orme(3465円)」の前菜(真鯛のブランダード)

  • (09/3)「思い出のメニュー」(税サ込8085円)の前菜

  • (09/3)所沢産の蕪のポタージュ

  • (09/3)ホウボウのソテーを甲殻類のブイヤベース風ソースで

  • (09/3)ホウボウを接写

  • (09/3)埼玉県産黒豚のポワレ シードルビネガーソース

  • (09/3)「ブーダンノワール」をアップ

  • (09/3)黒豚をアップ

  • (09/3)「アンブロワジー」と珈琲リキュールのアイスクリーム

  • (09/3)「アンブロワジー」を角度を変えて接写

  • (09/3)カプチーノと小菓子

  • (09/3)小菓子だけをアップ

  • (09/3)パンとバター

  • (09/3)パンの断面

  • (09/3)ディナーのセッティング

  • (09/3)

  • (09/3)コース料金に含まれるデザートメニュー

  • 牛ロース肉のグリル

  • 本日の魚料理(鯛のブイヤベース仕立て)

  • バルバリー鴨胸肉のカルパッチョ仕立て

  • エレガントメニュー(5000円/ランチ)のデザート

  • 牛ロース肉のグリルを接写

  • ランチのスープ

  • 青りんごのソルベ(グラニテ)

  • ほろほろ鳥胸肉のロースト

  • コースの魚料理

  • トマト系スープ

  • コースのデザート

  • パンはたっぷりのバターと共に最初に供される

  • 食後のミルクティーは温められたミルクと共に

  • 店内の雰囲気は高級感のある若向き仕様

お店からの返信

アルピーノ

2012/01/23

メッセージありがとうございます

大宮のこの場所にオープンして今年 43周年を迎えさせていただきます
小さかった欧風料理店が、皆様に愛され発展できたこと感謝いたします

我々の仕事でもある 飲食業にとって大切なこと 改めて気づかせていただきありがとうございます
これからも 埼玉のフランス料理会を発展できるようにスタッフみんなで取り組みます

アルピーノ村 ソムリエ 阪泰人

2014/09/27 更新

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